キャロット2015募集馬 血統表および評価
2018クラシック世代(2015年産)

2016年度キャロット募集馬の血統評価

!非常に偏りの強い、主観的な評価になっております!
母15歳以上は評価していません。
牝馬評価はいくつかのサイトを参考にした「薄っぺら」です。


クラブから転載許可を戴いております。

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ディープインパクト産駒
 

1.ウルトラブレンド15
10000万 (一口25万) 美浦 手塚厩舎
出産時母;9歳

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
Alzao Lyphard
(■Sir Ivor/1)
Busted
(■Fair Trial/4)
ウルトラブレンド Richly Blended Rizzi アフリート
(■Topsider/1)
(■In Reality/1)
(■Never Bend/3)
Dessert Classic Damascus
(■Never Bend/1)
(■Nasrullah/2)
(■Tom Fool/2)
全姉はセレクトセールで7000万台落札、
2016年5月に未勝利を勝ちあがった。
410kg台の小柄な馬格で調整に苦労したためだろうが
東京芝1600でタイム1:33.9は破格であり
(前日の同条件秩父特別の勝ちタイムが1:33.5、1:33.9は2着馬と同タイム)
将来が期待できそうな馬ではある。さて弟はどうだろうか。

母ウルトラブレンドは米G1勝、BCクラシック4着と
オールウェザーの中距離でそこそこ成績を残した。
4歳まで芽が出なかったが5歳で連勝街道に乗った成長力が魅力か。
母父Richly Blended、母父父Rizziともアフリートの血脈を継ぐ北米短距離路線で
母母もそれを邪魔しない付与血統なので
母から引き継ぐのはスピードとパワーだろう。
■Never Bendの濃さから察するに
広い競馬場や大舞台が似合いそうな気配もある。
■Lyphardへのクロス■Topsiderもあり瞬発力への刺激も入っている。

母父の■Mr. Proの悪い部分と初仔のハンデで
全姉は小柄に出てしまったが
弟が普通くらいの馬格なら、これは大物の期待がかかる。

全姉の未勝利のタイムがみんなにバレないと良いのだけれど……
どうせ!大!抽選会なのだから
ヒルダズパッションよりこっちが良いぜ!と熱く語る社員や会員を
ツアーで見てみたい気がする。

牝系
Snowdrop(スノードロップ)系 F20
同族からエクリプス年度代表馬Alysheba、
名種牡馬Kingmamboなどが出ており
マイルから中距離までの範囲で豊かな先行力と
相手に抜かせない勝負根性を遺伝させている。
が、当馬の母ウルトラブレンドはその本流から
19世紀半ばで分岐し遠くに離れた傍流で
牝系の遺伝力は弱まっている可能性が高い。

スピード A 距離 16-24
パワー B 気性
Sペース 普通 成長 遅い
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■■■
持久
馬力 ■■  
気性難
零細
クロス
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊 1/3分配


エキストラブレンド
骨折安楽死。
競走馬の宿命とは言え、期待していた会員様も多かっただろうに。
これで優先権が戻ってこないのがクラブなんだよなぁ。


2.ガヴィオラ15
は高齢のため候補に入りません

3.イルーシヴウェーブ15
6000万 (一口15万) 美浦 堀厩舎
メス 出産時母;9歳

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
Alzao Lyphard
(■Sir Ivor/1)
Busted
(■Fair Trial/4)
イルーシヴウェーブ Elusive City Elusive Quality (■Mr. Prospector/1)
(■Northern Dancer/2)
(■Danzig/1)
(■Native Dancer/2)
Rainbow Quest Blushing Groom
(■Herbager/1)
(■Nijinsky/1)
(■Princequillo/2)
キャロットクラブがこの馬を5400万で落とした次の日
サトノ冠が全弟を2億円以上で落札した。
クラブの価格をお買い得ととるか、まーたサトノ冠の・・・ととるか。
お金があるって、いいなぁ と思いながら
セレクト当日午後に批評を書いている。

母は仏1000ギニー=桜花賞を水準タイムで勝った名牝である。
が、母父は早熟かつ凡庸なスピードのみの遺伝で
瞬発力や持続力を欠くのは■Northern D.と■Native D.の
クロスの濃さに拠るのかもしれない。
母母側は一転して重い血統がくっついているが、
母は3歳春がピークの早熟馬だったことを考えると
こちらの良さはあまり出ていない様子。

父父父母Touch of Greatnessは■Northern D./2と■Sir Ivor/2を含み、
この配合は父母父Alzaoと50%同血であり
不完全ながら相似血脈と言って良い。
(これを気付いたのは現時点で生産者と私だけだろう。たぶん '16/7/11)
■Mr. Pro.、しかもGone West経由は上記ヒルダズパッションと同様で
純粋な父側のAlzaoへの刺激はおそらく成功するだろうし
早熟性も兼ね備えるとあらばクラシック狙いは確実だろう。

が!ここで邪魔をするのが晩成血統Rainbow Questに思えるのである。
ここが黙っていてくれれば!
2016年クラシックで活躍が叶わなかったどころか
つい先日未勝利をようやく勝ったクイックモーション嬢 by TNB も、
結局はRainbow Questの呪縛だったように思える。

セール購入価格からさらにいろいろと見込めば
価格は少なくともこれくらいだろう。

買う側が圧倒的に多いので価格に我々は文句は言えない。
意外と良心的な価格だった。
牝馬だし当然だけど。  ってことは厩舎は…


今年のキャロットトレンドのディープ×■Mr. Pro.であり
抽選会であることは間違いない。
さらに×券は持っていないけれどもディープが欲しい。
そういった会員様の受け皿になりそうだが
クラシックに間に合わなくてもNorthern系厩舎でもS山騎手主戦でも
買った以上は応援すべきだ。

牝系
Honor Bound(オナーバウンド)系 F1-0
大きく広がるF1号族の中でも活力がある系統の一つで、
近年ではコパノリッキーが軽いダートで活躍している。
芝での活躍馬にサンライズペガサス、近い別枝にハットトリックがいて
切れ味、瞬発力を遺伝させていると言えるだろう。
もう少し遡ればWar RelicやRachel Alexandraといった世界的名馬もいて
その本流に近い当馬は豊かなスピードを引き継いでいる可能性が高い。

スピード B 距離 16
パワー D 気性
Sペース 普通 成長 遅い
Hペース 苦手 爆発力
速度 ■■■■■■■■
持久 ■■
馬力   
気性難
零細
クロス
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊


イルーシヴグレイス
名調教師の腕で1勝。
これで良い。非力かもしれないが
ここまでで1勝できればこの先につながる。
……使ってもらえますよね……?

4.クリソプレーズ15
7000万 (一口17.5万) 美浦 久保田貴厩舎
メス 出産時母;13歳

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
Alzao Lyphard
(■Sir Ivor/1)
Busted
(■Fair Trial/4)
クリソプレーズ エルコンドルパサー Kingmambo Mr. Prospector
(■Nureyev/1)
Sadler's Wells
(■Seattle Slew/1)
Riverman Never Bend
(■Princequillo/2)
Ribot
(■Prince Bio/2)
血統
全姉がG1制覇。しかも宝塚記念。
希望者3桁人超えかもしれない大大抽選会が待っている、はずだ。

だが、ちょっと待ってほしい。

母父エルコンドルパサーの健康面はまだ私は懐疑的である。
Riverman、さらにRibotの血で補強があったとしても
連続使用に耐えうるタフさは持ち得ないだろう。
クリソプレーズの母側もNas.系のクロスを抱えており、
全姉もクラシックを目指さずに間を空けた競争生活をしていることからも
この馬でクラシックを! という馬にはならないだろうし、
それをわかっている厩舎に配属される必要がある。

スピードは一流だが、全姉ほどの活躍を目指せるか?
馬体を見ないうちにはまだ評価できないと思われる。
また、ディープ産駒の持ち味である瞬発力も
他の馬と比べると削がれている可能性も考慮しておくべきだ。
  
ヒルダズパッション15の項でも触れているが、
Sad. Wel.は牝馬クロスの起点になる。
Sad. Wel.とNur.は牝馬Specialをクロスするし、
Sad. Wel.とNev. B.は牝馬Lalunをクロスする。
同じような賦活効果を狙える点で
クリソプレーズは繁殖としてとても優秀なのだが・・・
ヒルダズパッションほど
洗練されていない(=Phalaris系が少ない)のが残念ではある。
この値段は流石にねーよ!メスだぞ!

牝系
キャサリーンパー牝系 F16-a
1987年産まれの輸入繁殖馬で牝系の祖としては非常に若いのだが
この馬から数えてもアロンダイト、マリアライトとG1馬が2頭も出ており
スピードとパワーに優れた名牝系の地位を築いている。
遡れば同族にPleasantly Perfectやシーザリオといった名馬から
Fappiano、オジジアンといった力自慢まで揃っており
スピードとパワーの遺伝力が強いと推測される。
さらに遡れば超名牝の
Plucky Liege(Bull Dog、Bios Rousselの母)にたどり着く。

スピード 距離 18-24
パワー C 気性 荒い
Sペース 普通 成長 遅い
Hペース 得意 爆発力
速度 ■■■■■■■
持久
馬力   
気性難・ ■■
零細
クロス
N. D. 5×5
全兄弟クロス 牝馬クロス
Special 6×6
Lalun 5×7
3/4クロス
Nur-Sad.
ニックス 特殊
 

エリスライト
2戦1勝。怪我で長期離脱中。
秋に復帰、は良いとしても、
まだ秋華賞とか言ってる人がいるのは痛々しい。

40.コスモチェーロ15
8000万 (一口20万) 栗東 矢作厩舎
出産時母;12歳

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
Alzao Lyphard
(■Sir Ivor/1)
Busted
(■Fair Trial/4)
コスモチェーロ Fusaichi Pegasus Mr. Prospector Raise a Native
(■Nashua/1)
Danzig
(■Halo/1)
Buena Shore (■Bold Ruler/2)
(■Nasrullah/2)
(■Fair Trial/1)
(■Pharos/2)
半兄ウインヴォラーレが北海道長距離で2勝目を挙げ
騎手から「セントライト!」と強気発言が出た、その週に募集追加である。
ラフィアン、ウインと募集されてきた母の仔で
半兄にウインヴォラーレとG3勝利馬ウインマーレライがいる。
当馬がセリ上場、さらにノーザンファームが落札とくれば
これは大物の期待が非常に高い……のか?

母はオーストラリア産の芝中距離の逃げ馬で1勝、
長期休養もあり怪我?の既往はあったようだが
デビューから数戦は堅実な成績だった。
牝系は調べても何も出てこないが
母父のパワー&ダートの因子を消していることから
■Pharosのスピード因子を引き継ぐ優秀な血脈なのだろう。
母母父Buena Shoreも日本になじみの薄い血統だが
牝系から派生した種牡馬にダマスカスがいる。
やはりこの母に表現されるとおりの粘りこみが本質だろう。

ということは、この産駒の将来はそこそこスピードの賦活を受けた
「切れないディープ」ということになるだろうか。
■Nas.の濃い「切れないディープ」というと
ダービー馬ディープブリランテがちらつくが
ノーザンファームが果たしてそこまでこの馬を見込んで購入したのかどうか。
高く売りたいだけなような気もするんですけど…
これ以上無いベストタイミングで半兄が連勝しているので
人気抽選会は間違いない。
当クラブに提示した牧場は大正解だったということか。
個人的には■Fair Trialのクロスは嫌な思い出しかない。

牝系
Bertha(ベルサ)系 F14-e
全く活躍馬の居ない血脈で
くまなくさがしてようやくセントスティーブンがいる。
あの2002年中山グランドジャンプを制したニュージーランドの馬ですよ。
豪州ではメジャーな血統かも知れないが世界的には無名。
特筆すべき遺伝もない。

スピード B 距離 20-24
パワー C 気性
Sペース 普通 成長 早い
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■■■■■■
持久
馬力   
気性難
零細
クロス
Halo 3×5
N. D. 5×5
全兄弟クロス 牝馬クロス
3/4クロス
ニックス 特殊
 

イペルラーニオ
新人騎手に初勝利をプレゼント。
プリンシパルに挑戦したのはちょっと早計過ぎたか。
実は新人騎手山田君が見せた「早めマクリ」が
この馬にとって最適だと思うので、秋は彼が手綱をとってもらいたい。
なんていうと出資会員様に怒られるか。

41.ヒルダズパッション15
12000万 (一口30万) 栗東 池江厩舎
出産時母;8歳

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
Alzao Lyphard
(■Sir Ivor/1)
Busted
(■Fair Trial/4)
ヒルダズパッション Canadian Frontier Gone West Mr. Prospector
(■Secretariat/1)
Seattle Slew
(■Nureyev/1)
El Prado Sadler's Wells
(■Sir Ivor/1)
(■Icecapade/1)
(■Never Bend/2)
血統
2014年、全兄の募集のツアーでのお披露目は厩舎の中だった。
どーせ高い欠陥品だろ、と見に行かなかったのを憶えている。
しかし、その馬があっさり新馬→500万と連勝してクラシックに乗ってくるとあらば
あの時キャロット社員が鼻息荒くこの幼駒を推していたのも嘘ではなかったということか。

母ヒルダズパッションの血統構成はかなり面白い。
牡系統の■Nas.の濃さは当然として、
さらにはSadler's Wellsにからんで牝馬のクロスを2つも含んでいることがわかる。
牝馬Specialの血はNureyev1/2(当馬1/64)、Sad. Wel.1/4(当馬1/64)
牝馬Lalunの血はNever Bend1/2(当馬1/128)、Sad. Wel.1/8(当馬1/128)と、
この2頭が当馬の奥でクロスされているのだが
これによるスピード活性がヒルダズパッション自身にとても強く出ており、また遺伝力も高いのだろう。
牝馬Specialは幾多の名馬の血統に名を刻む名牝中の名牝で、
Phalaris系とHyperion系の血統図から考えてスピードと持続力の強化が本質だろう。
牝馬Lalunはケンタッキーオークスを制した名牝で
血統図はTourbillon主軸ながらTeddy&Himyarのクロスをゴリゴリ積んだパワー血統で
Never Bendの母(⇒Rivermanの祖母)、Bold Reasonの母である。
底力と頑健さを強化しているといえる。

さらには母父のAlzaoと母母父のEl Pradoは
Northern Dancer系の父と■Sir Ivor系の母で構成される相似配合で、
特にAlzao⇒Lyphardの瞬発力強化に成功しているといっていいだろう。

母父系統がこれらのウルサいクロスを邪魔しない■Mr. Pro.、しかも
ちょっと遠縁になりつつある孫系統というのもとても良い。
父母の能力がとても伝わりやすく、しかも効果的なクロスにより刺激も大きい。将来を期待できるだろう。

弱点はないのか。
パワー不足?Lalunの牝馬クロスが補うだろう。
気性?激しいかもしれないがバカにはならなさそう
つまり、弱点は ない。

2016年募集の目玉になることは間違いない。
それを見越した上で超高額&一流厩舎も間違いないだろう。
それでも大抽選会覚悟、というか、×のない人間はここで最優先を捨てて
来年への×を確保してくださいとまで言えてしまうほどの人気を集めそうだ。私には全く縁のない話である。
だから、これだけゴリ推ししても得も損もない。

牝系
Berridale(ベリデイル)系 F8-h
直族に近年の活躍馬はいないが20世紀初頭に分岐した別枝から
レインボーダリアが出ており大舞台での爆発力はありそう。
さらに遡れば19世紀末の分岐からアメリカ3冠のWhirlaway、
アメリカ年度代表馬Conquistador Cieloが出ており、
さらに末端を辿るとシンボリクリスエスなどもいる。
当馬は傍流ながらスピードとパワーの遺伝力は強いと予測する。

スピード A 距離 万能
パワー B 気性
Sペース 得意 成長 早い
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■■■■■■
持久
馬力   
気性難
零細
クロス
N.D. 5×5
Sir I. 5×5
全兄弟クロス 牝馬クロス
Special 6×6
Lalun 7×7
3/4クロス
Nur-Sad.
ニックス 特殊
 

先行できてそこそこの上がりを使う、
良い条件馬だと思うのだけど、
レポートほどアツい活躍にはなっていない。
これからに期待している。

42.ココシュニック15
5000万 (一口12.5万) 栗東 藤原厩舎
メス 出産時母;10歳

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
Alzao Lyphard
(■Sir Ivor/1)
Busted
(■Fair Trial/4)
ココシュニック クロフネ フレンチデピュティ Deputy Minister
(■Princequillo/4)
(■Fairway/5)
(■Icecapade/1)
Seeking the Gold Mr. Prospector
(■Tom Fool/2)
(■Danzig/1)
(■Turn-to/3)
血統
全兄ステファノスが海外G1、天皇賞秋で2着。
これがまた評価を難しくした・・・と私は頭が痛いのだが、
ともかく当馬も大人気&抽選会であろう。

ココシュニック14の評価

去年書いたとおり、我が一口馬の半姉は決め手を欠き迷走中。
鈍重なのにパワーが足りないという、はっきり言って凡馬であった。
やはり牧場もパワー不足を懸念していたのだろう。
ネオ、ハーツと馬体を優先した配合にしてきたのもわかる、気がする。

ステファノスはマイル~中距離で良い成績を残しているが
ムラがあるのはパワー不足で瞬発力でしか勝負できないからだろう。
得意距離がマイル寄りなのは牝馬にはプラスだろう。
さらにディープ=Alzaoは牝馬活性が強い。
この母には軽めの馬のほうがいいのは間違いなさそうなのだが、
本気を出すまでに時間が掛かりそうなので
クラシック春にアクセル全開を出来るかどうかは疑問である。
母父クロフネの血が母内のクロスで強調され
鈍重さが強調されている点からも成長の遅さが懸念される。

が、去年も述べたとおりスピード活性のありそうな母なので
大きいところを狙ってじっくり待てる
オトナのアナタにはぴったりかもしれない。

牝系
Good Example(グッドイグザンプル)系 F10-a
当馬の直系に南部杯などを制した輸入牝馬ゴールドティアラがいるが
ちょっとたどるとアメリカ年度代表馬カリズマティックが出ている。
持続力とパワーが持ち味だが成長力の遅さがネック。
もう少し奥まで探るとRiverman、ロックオブジブラルタルといった
大種牡馬にたどり着き、馬格の良さも遺伝させる。

スピード A 距離 16
パワー C 気性
Sペース 得意 成長 遅い
Hペース 苦手 爆発力 わずか
速度 ■■■■■■■■■
持久
馬力   
気性難
零細
クロス
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊 3:1分配
ボトム活性


フィニフティ
クイーンS2着のあとに桜花賞惨敗。
夏は休養に充てて秋のトライアルを見据えている。
成長力のある血統でこれからが非常に楽しみ。
 

43.アドマイヤキラメキ15
5000万 (一口12.5万) 栗東 高野厩舎
メス 出産時母;13歳

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
Alzao Lyphard
(■Sir Ivor/1)
Busted
(■Fair Trial/4)
アドマイヤキラメキ エンドスウィープ フォーティナイナー Mr. Prospector
(■Ribot/2)
(■Northern Dancer/1)
(■Eclipse/-)
ノーザンテースト Northern Dancer
(■Victoria Park/1)
(■Mr. Prospector/1)
(■Secretariat/1)
母はクラフティワイフ牝系、ダートで走り準OPまで勝ち上がった。
当馬の全兄にクラシック皆勤のトーセンスターダムがいる。
母母エヴリウィスパーはダート馬だったが
ディープとの配合でトーセンホマレボシを出しており
この配合だけを見れば期待が大きい。

が、半姉が病気で未出走、
一つ上の全兄もセリで高額落札のあと情報なしとあっては
何かしらの健康不安がこの血統についているのではという疑念が
どうにも消しきれない。

■Northern D.と■Mr. Pro.の二重クロスは
柔軟性やスピード活性と引き換えに健康度を削ぐのかもしれない。
最大級に上手く行った結果がトーセンスターダム、
振り幅の非常に大きい配合ではなかろうか。
全兄の状況(情報)次第で当馬の値段に幅が出そうだが、
クロスの濃さから察するに小型な馬体になりそうで
怪我のリスクから逃れることは出来ないかもしれない。

牝系
クラフティワイフ系 F9
子孫がさまざまな場面で活躍し大きく枝葉を広げる牝系だが
特に当馬のエヴリウィスパーの枝は
中長距離を先行して強いチャンピオンの血である。
同F9族を辿るとスピードの権化Lady Josephineの名前があり
スピード活性の高さを想像させる。

スピード B 距離 16-20
パワー E 気性
Sペース 得意 成長
Hペース 苦手 爆発力
速度 ■■■■■■■
持久
馬力 ■■  
爆発
零細
クロス
N.D. 5×5×4
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊 1/3分配


センテュリオ
夏の小倉で2勝目。
次戦は格上挑戦でローズSとのこと。
タイムも秀逸で今のところは怪我もなく、
将来が期待できることは疑いない。

パーシステントリー15
8000万? (一口20万?) 厩舎
出産時母;9歳

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
Alzao Lyphard
(■Sir Ivor/1)
Busted
(■Fairway/5)
パーシステントリー Smoke Glacken Two Punch Mr. Prospector
(■Herbager/2)
(■Northern Dancer/1)
(■Bold Ruler/2)
Deputy Minister Vice Regent
(■Fair Play/5)
(■Mr. Prospector/1)
(■Nijinsky/1)
血統
シルクで募集された全姉がデビュー。
戦った相手が強かったことを考慮しても、
ほらやっぱりね、 とため息が出てしまうような3連敗であった。

パーシステントリー14の評価

3代母Heavenly Prizeはエクリプス賞受賞のG1 8勝馬で
ダート10F近辺で強さを誇った名牝である。
母の中で最も誇れる血がこの祖母だとするなら、
Mr. Pro.の刺激で力を引き出した母自身の配合は正解だったと言えるのだが
子にまでそれが引き継がれるかどうか。
同配合14で述べたとおり、Nijinskyのクロスを持ってくるべきでは。
古いところでいくとスペシャルウィークだが、
ここは思い切って芝を捨ててゴールドアリュールでどうだろう。

ディープとの配合ではこの母の良さ=Heavenly Prizeの良さが出ないであろうことは
もう実証できたような気がするので
次回以降、牧場の皆さん、お試しいただきたい。
16年産はオルフェーヴルだそうです。

もういい加減人気は落ちるのではないかと思うのだが、
それでも高値で抽選会になるのだろうから
このクラブは恐ろしい。

スピード D 距離 12-16
パワー E 気性
Sペース 得意 成長
Hペース 苦手 爆発力
速度 ■■■■■■■■
持久 ■■
馬力   
気性難
零細
クロス
N.D. 5×5×5
Mr. Pr. 4×5
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊 1/3分配


クイックリトルミス15
5000万? (一口12.5万?) 厩舎
メス 出産時母;11歳

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
Alzao Lyphard
(■Sir Ivor/1)
Busted
(■Fairway/5)
クイックリトルミス Frued Storm Cat Storm Bird
(■Secretariat/1)
(■Blushing Groom/1)
(■Roberto/1)
Unbridled Fappiano
(■Le Fabuleux/1)
(■Secretariat/1)
(■Bold Ruler/2)
血統
全姉はTNB持ち馬。
NF天栄で会ったことがある。
2歳冬の時点で1回使ったあとなので馬体の萎みは仕方ないにしても、
成長途上、というか成長してくれないと困る、
と神頼みしたくなる軽く薄い馬体だった。
1回の走った姿を見る限りでは
持続力はなく瞬発力で勝負するタイプのようである。

クイックリトルミス14の評価

父Fruedはニューヨークのリーディングに輝いた種牡馬だが、
適性はダート短距離でStorm Cat系の軽さが特徴である。
似たような配合のフラニーフロイドの産駒も
成長が遅い印象で、どうにも日本の気候が合わないらしい。
母母系のUnbridledのパワーはどこへ行ってしまったのか。

無理せず年明けまで成長を促す血統なのだろう。
が!クラブ馬である限りそれは許されないのかもしれない。
せめて馬格、体重が欲しいが
今年のツアーではどうだろうか?

全姉のがっかり感がとても大きいだけに、
当馬もあまり評価を受けないのでは・・・
ま、この種牡馬なので抽選会にはなるでしょうけど。
ディープ×Freudから仮に大物が出るとしても、こちらではなく、
ボトムラインのバリエーション豊かな
フラニーフロイドのほうだろうと推測する。

スピード B 距離 短マ
パワー E 気性
Sペース 普通 成長 遅い
Hペース 苦手 爆発力 わずか
速度 ■■■■■■■
持久
馬力   
気性難・爆発 ■■
零細
クロス
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊

 
  

 
 キングカメハメハ産駒

5.ラドラーダ15
7000万 (一口17.5万) 美浦 藤沢厩舎
出産時母;9歳 母優先

キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector Raise a Native
(■Nashua/1)
Nureyev
(■Graustark/2)
ラストタイクーン トライマイベスト
(■Mill Reef/1)
(■Tourbillon/4)
(■Nijinsky/2)
ラドラーダ シンボリクリスエス Kris S. Roberto
(■Princequillo/1)
(■Seattle Slew/1)
(■Tom Fool/3)
Seeking the Gold Mr. Prospector
(■Tom Fool/2)
(■Lyphard/1)
(■Busted/1)
血統
2014年産と全く同じ配合である。

ラドラーダ14の評価

半兄は未勝利勝ち上がりで500万で2着。
父ダイワメジャーで主戦場はマイルになりそうだが、
この母自身の適性もそうであったように
父が変わったとしてもやはりマイル近辺の活躍になりそうである。
ボトムラインのLyphardの瞬発力は削がれ
シンボリクリスエスに上書きされた印象で
この産駒にキングカメハメハでは新味の発掘は難しいのではないだろうか。
見栄えの割りに特筆すべきスピードもなく、はっきり言って、微妙。
毎回抽選会なのが私には疑問である。


全兄を見る限りは
S.クリスエスとMr. Pro.の配合が色濃く
筋肉量は十分だが重く固そうな馬体であった。
マイルまでじゃないですかね・・・?
  
牝系
Highclere(ハイクレア)系 F2-f
日本のトップをひた走るディープインパクトの直系。
だがサンデーサイレンスとの配合以外では短距離系種牡馬との相性が良く
持続力や根性というよりは一瞬の瞬発力を持った血脈ではないか。
勢いど真ん中なので高いスピード活性は間違いない。

スピード C 距離 16
パワー D 気性
Sペース 苦手 成長 早熟
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■■■■■■■
持久
馬力   
爆発
零細
クロス
Mr. Pro 3×4
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス Mr.-Tom 特殊


レイエンダ
兄もそうだが弟も恐ろしく強い。
父が誰でも走るんじゃないか。
これは永年クラブ所属だと嬉しいなぁ
 

6.ディアデラノビア15
5000万 (一口12.5万) 美浦 国枝厩舎
メス 出産時母;13歳 母優先
 
キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector Raise a Native
(■Nashua/1)
Nureyev
(■Graustark/2)
ラストタイクーン トライマイベスト
(■Mill Reef/1)
(■Tourbillon/4)
(■Nijinsky/2)
ディアデラノビア サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
Potrillazo (■Good Manners/1)
(■Bull Lea/4)
(■Raise a Native/1)
(■Fairway/3)
南米の名牝ポトリザリスの血を追いかけることは間違っていなかった。
そう思わせてくれたのがディアデラノビア13(ドレッドノータス)である。
パワー血統でダートが主戦かと思いきや
芝で重賞を勝てるスピードを発揮できるとあれば必ず大物が出てくるだろう。
・・・・・・去年こんなこと書いたっけ?

ディアデラノビア14の評価

今年はハービンジャーからキングカメハメハへと父を変更し、産まれてきたのはメス。
なぜハービンジャーをやめたのか、それは14年産の出来が悪かったからと推測する。

確かに、全姉ディアデラマドレも活躍しこの配合は重賞も獲ったのだが、
やはり怪我のリスクは高まってしまったと言わざるを得ない。
高齢に差し掛かった母、繁殖としては全姉がスタンバイ。

人気になると思うが個人的には疑念が消しきれない。
  
牝系
Splitevote(スプリットボート)系 F2-u
当馬の祖母ポトリザリスに至るまでの血脈は
アルゼンチンでつなげられてきたので
世界的な活躍馬は出していない。
血族内にダノンゴーゴー、ちょっと離れた同族にビッグウィークがいるが
2頭から共通の適性も想像しにくい。
とらえどころのない牝系である。南米らしい大きな尻(腰)が特徴か。

スピード C 距離 20-24
パワー C 気性
Sペース 普通 成長 やや遅め
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■■■■
持久
馬力 ■■
爆発
零細
クロス
R. a N. 4×5
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊 1/3分配


エルディアマンテ
この血統、この値段で実質全4戦。
高い勉強代だっただろう。
この厩舎の小口クラブ対応はこういうものです。
 

7.ピンクパピヨン15
は高齢のため候補に入りません

44.アヴェンチュラ15
6000万 (一口15万) 栗東 角居厩舎
メス 出産時母;7歳 母優先

キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector Raise a Native
(■Nashua/1)
Nureyev
(■Graustark/2)
ラストタイクーン トライマイベスト
(■Mill Reef/1)
(■Tourbillon/4)
(■Nijinsky/2)
アヴェンチュラ ジャングルポケット トニービン カンパラ
(■Hyperion/2)
Nureyev
(■Hyperion/5)
サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/6)
El Gran Senor
(■Caro/1)
血統
怪我から復活して秋華賞を奪取、
当確と言われたエリザベス女王杯で世界の鬼脚に屈し、怪我の再発により引退。
華麗すぎるその競争生活は多くの人間を虜にした。その初仔である。

不受胎が続いたこともあるが、そもそも体質が弱めの血統とも考えられる。
そこにラストタイクーンの血を持ってきたことでEl Gran Senorのスピードと脚部不安が
Northern D.系のクロスによってさらに強調されており
ちょっとピーキーなセッティングすぎるのではないか。
さらにNorthern D.系に構成が近いMr. Pro.系が主軸になり
これはもうグニャグニャ筋肉祭りである。

母の全姉トールポピーも産駒は全く走らず、
それどころか虚弱体質で血を伝えることすら叶わなかった。
同じことがアヴェンチュラに起きないことを願っているが、
血統図からは同じような未来が透けて見える。

大金を投資するにはちょっと怖すぎる。この馬の抽選会は見学だろう。

牝系
Moonmadness(ムーンマッドネス)系 F1-p
コンスタントに重賞活躍馬を出し、衰えのない血脈。
当系統のムードインディゴのほかにも
ミュンシー(天皇賞春3着のストラタジェムの母)が出ている。
中長距離での活躍馬が多い分枝で
スタミナに富む牝系と変化を遂げている。
  
スピード A 距離 20-24
パワー 気性
Sペース 得意 成長
Hペース 苦手 爆発力
速度 ■■■■■■■■■
持久 ■■
馬力   
気性難・爆発
零細
クロス
Nur 4×4
全兄弟クロス 牝馬クロス
3/4クロス
ニックス 特殊 1:3分配


デサフィアンテ
3戦未勝利。値段を考慮して地方行き濃厚。
鼻粘膜出血(ややこしいな)があってデビューが遅れたことを除いても
競走馬の資質としては並の下だと思う。
 

45.リーチコンセンサス15
3000万 (一口7.5万) 栗東 友道厩舎
メス 出産時母;10歳 母優先

キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector Raise a Native
(■Nashua/1)
Nureyev
(■Graustark/2)
ラストタイクーン トライマイベスト
(■Mill Reef/1)
(■Tourbillon/4)
(■Nijinsky/2)
リーチコンセンサス フレンチデピュティ Deputy Minister Vice Regent
(■Fair Play/5)
(■Princequillo/4)
(■Bold Ruler/1)
サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/6)
Mr. Prospector
(■Royal Charger/2)
血統
短距離志向の母から生まれた半姉(13)は
マイルでもスピード負けする鈍足である。
父(父母父)の重さをそのまま引き継いだような馬になっており、
これは正直、勝ち上がりを期待しづらい。
半兄(14)は父ハービンジャーだが、欧州の活躍馬とはいえ
ちょっとは軽めに見える血統なのでなんとかならないだろうか。  無理か。

リーチコンセンサス14の評価

上記のように繁殖ポテンシャルを期待しにくい母に
なぜか大物種牡馬キングカメハメハの配合である。
サンデーサイレンス×フレンチデピュティでニックスの良さを使い切った母なので
あとはボトムラインのラスティックベルに期待しよう という意図で
Mr. Pro.系の交配なのかもしれない。

母母インディスユニゾンは名牝フサイチエアデールの全妹で未出走で繁殖入り。
同じ血なのに繁殖成績には大きな差があり
姉はライラプス、フサイチリシャールと重賞馬を2頭抱えているが妹の産駒は無冠。
フサイチエアデールだけが力を継いで行くのかと思いきや、
2016年クラシックにラスティックベル-ペルヴィアンリリーの血を継いだ
アドマイヤエイカンが参戦してくることを考えると
ラスティックベルの遺伝力は決して悪くなく
単純にインディスユニゾンの能力が低いのだろう。

ラスティックベルはRaise a Native2×3というクロスの濃い血統で
ここにMr. Pro.系を持ってきた半姉が微妙だったというだけで
このクロスの爆発力を見限ってしまって良いものか?
この系統は毎年クラブで1頭以上は募集されるので
インディスユニゾンを経由しない仔系統で
Mr. Pro.系の再配合を狙ってみるのは面白いと思う。
特にキングカメハメハは母側のHold Your Peaceの奥にいるPrince Johnと
純粋な3/4クロス(Princequillo×Count Fleet)のを持つので
フレンチデピュティと好相性な予感はする。
  
牝系
ラスティックベル系 F20-a
マイル~中距離で活躍馬を多く出す牝系。
少し過去を辿れば近い別枝から
ドバイWCを制したキャプテンスティーヴが出ており
成長の早さと持続性が特徴である。

スピード D 距離 12
パワー D 気性
Sペース 得意 成長 早い
Hペース 苦手 爆発力
速度 ■■■■■■■■■■■
持久
馬力
気性難・爆発
零細
クロス
Mr. Pro 3×4
N.D. 5×5×5
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
PJ×Nr 5×6
ニックス 特殊 1/3分配
ボトム活性


ユナニマス
脚部不安が解消せず未出走引退。
当時ツアーに参加した私のレポートには「脚×」とだけ書いてあるが
これが正しかったのかどうか・・・?
血統的には期待のアツかった馬だけに残念ではある。
 

46.シーザリオ15
7000万 (一口17.5万) 栗東 角居厩舎
メス 出産時母;13歳 母優先

キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector Raise a Native
(■Nashua/1)
Nureyev
(■Graustark/2)
ラストタイクーン トライマイベスト
(■Mill Reef/1)
(■Tourbillon/4)
(■Nijinsky/2)
シーザリオ スペシャルウィーク サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/6)
(■Nijinsky/1)
(■Aureole/2)
Sadlar's Wells Northern Dancer
(■Hail to Reason/2)
Habitat
(■Le Fabuleux/1)
血統
またこの配合、我がクラブ恒例行事である。

シーザリオ14の評価

全兄リオンディーズは強烈な追い込みで朝日杯を勝ったが、
それでも回収率が100%を超えない、
このことが馬の値段がいかに異常であるかを物語っている。
この血統のアンチとして言わせてもらうならば、
2戦目に距離を短縮したことで将来必ず苦労することになるだろう。
後方から外を回して「楽に」勝てることを覚えてしまったことは将来必ず障壁となろう。

エピファネイアで学んだことだが、この血統に能力があるのはわかった。
あとは知能、気性なのである。
厩舎や騎手がそれを育て上げられるか。
エピファネイアはジャパンカップで出来たことがなぜダービーで出来なかったのか。

貧乏人の遠吠えであることは100も承知である。
  
牝系
Satanella(サタネーラ)系 F16-a
ダイワカーリアン、スナークレイアースなどの
ダート重賞馬が散見される枝が多いが
当馬につながるキロフプリミエール牝系は高いスピード能力と
凶暴ともいえる勝負根性を併せ持つ名牝系である。
近い枝にPleasantly Parfectがいて成長力もかなりあると予測される。
さらに遡れば超名牝の
Plucky Liege(Bull Dog、Bios Rousselの母)にたどり着く。

スピード A 距離 16-24
パワー C 気性
Sペース 得意 成長
Hペース 苦手 爆発力
速度 ■■■■■■■■■■
持久
馬力   
気性難・爆発
零細
クロス
N. D. 5×5×4
全兄弟クロス 牝馬クロス
Special 5×5
3/4クロス
Nur-Sad.W
ニックス 特殊 1:3分配


シーリア
まさか厩舎側の事情でゴタつくとは考えても居なかったが、
春は完全な不完全燃焼だった。
まだ未勝利を勝っただけ、名馬への道は遠い。
 

47.ブルーメンブラット15
4400万 (一口11万) 栗東 石坂厩舎
メス 出産時母;12歳 母優先

キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector Raise a Native
(■Nashua/1)
Nureyev
(■Graustark/2)
ラストタイクーン トライマイベスト
(■Mill Reef/1)
(■Tourbillon/4)
(■Nijinsky/2)
ブルーメンブラット アドマイヤベガ サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/6)
トニービン
(■Northern Dancer/1)
Topsider Northern Dancer
(■Princequillo/2)
Sir Gayload
(■Brandford/3)
血統
去年はやたらに評価したような気がするこの母だが、
今年は流行血統の父に戻してきた。

ブルーメンブラット14の評価

一度試したことのあるキングカメハメハ配合だが、
どうにも芽が出ず未勝利引退となっている。
スピード不足&パワー不足で良いところ無しだったが、
当初募集されるはずだったクラブから
「メディカルチェック問題あり」でリスト落ちしたことを考えると
この全姉だけを見て配合失敗と考えるのは早計ではないかと思う。
Northern Dancer系の濃さ(+Mill Reef系)からは
柔らかすぎる蹄とパワー不足が懸念されるが
遺伝力の強いトニービン、そしてGraustarkの頑健さで
なんとかカバーできないだろうか。

この配合で巻き返しを図りたいところで、おそらくは牧場の期待も大きいだろう。
全姉失敗のリスクはあるが人気馬同士の配合でもあるし、一応は馬体に期待したい。
ま、抽選会でしょう。


半姉はやはりパワータイプ。父の影響を強く受けている。
芝・ダートのどちらも行けそうな脚元ではあった。
×なし最優先の抽選会になった。

牝系
Audience(オーディエンス)系 F4-m
優れたスピード能力を伝え
一族からはティンバーカントリー、Cozzeneと大種牡馬が2頭も輩出されている。
Wildwookの枝まで進むと当馬ブルーメンブラット、
そしてCozzeneの名が出るとおりマイルが得意な一族になってきそうだが、
Wildwookの姉妹River Guideの末裔からテイエムオペラオーも出ており
必ずしも活躍が短距離に限定されるわけでもなく
スピード優位で汎用性のある血統と言える。
  
スピード B 距離 16-20
パワー D 気性
Sペース 普通 成長
Hペース 得意 爆発力
速度 ■■■■■■■■■■
持久
馬力
気性難・爆発
零細
クロス
N.D. 4×5×5
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊 1/3分配


ブルーメンクローネ
体質の弱さと脚の弱さでデビューが延びた上に
1戦使って怪我、休養を余儀なくされている。
地方行きがほぼ決定だが、この先に活躍が見込めるものか??
 


 

ハーツクライ産駒
 
8.バロネスサッチャー15
4000万 (一口10万) 美浦 古賀厩舎
出産時母;11歳

ハーツクライ サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
トニービン カンパラ
(■Hyperion/2)
Lyphard
(■Double Jay/2)
バロネスサッチャー ヨハネスブルグ ヘネシー Storm Cat
(■Dante/4)
(■Damascus/1)
(■Mr. Prospector/1)
Gulch Mr. Prospector
(■Owen Tudor/3)
In Reality
(■Graustark/2)
母はアメリカ重賞馬でダートマイル近辺を主戦場とした。
半兄ナイトバロンは地方6勝となかなかの好成績を残し
半姉も短距離快速系で16年7月現在2勝を挙げている。

という軽い血統は父ハーツクライの大好物で
名馬ジャスタウェイの母父Wild Againと同じく
■Northern D.ながらアメリカダートに転向した■Storm Catが母父とあれば
当馬はハーツクライの弱点である重さを解消した
快速系マイラーに成長する可能性を秘めていると言える。
さらに■Phalaris以外の血である
■Owen Tudorと■In Realityからスピードを取り込み
■Graustarkをボトムラインに置いて爆発力も付与している。
パワー・馬格のクロスもあり、
はるか奥底に▲La Troienneの牝馬クロスもあるので
(父側My Bupers→Busanda→▲La Tr/8、
母側オジジアン→Francis. S→▲La Tr/9)
これは馬体が楽しみだ。

人気の盲点になって一般の抽選会に…なればいいなぁ
値段は恐らく強気だろう。
配合的には非常に魅力がある。

牝系
Natasha(ナターシャ)系 F13-c
末裔からファーストアクト→ヘヴンリーロマンス、
バウンドトゥダンス→シルクプリマドンナと中堅どころを出しているが
当馬につながるGraceful Galからはまだ日本での活躍馬が出ていない。
同じ枝の活躍ぶりからすれば重賞の一つくらいは勝てそうな
スピードとスタミナを併せ持つ血脈と予測される。
同族の別枝Frizette系は世界3大牝系の一つで
Mr. Prospector、Seattle Slewなど歴史に名を残す種牡馬を輩出している。

スピード A 距離 16
パワー C 気性
Sペース 普通 成長 早い
Hペース 得意 爆発力
速度 ■■■■■■
持久 ■■■
馬力 ■■■ 
爆発
零細
クロス
N.D. 4×5
全兄弟クロス 牝馬クロス
La Tr 8×9
3/4クロス
ニックス 特殊


グランサム
おう2連勝すごいじゃん、と言いたいところだが
ローカルのダート戦では今後が小銭稼ぎ行きという…
母側に寄ってしまった感。
 

9.リッチダンサー15
6000万 (一口15万) 美浦 藤沢厩舎
出産時母;15歳

ハーツクライ サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
トニービン カンパラ
(■Hyperion/2)
Lyphard
(■Double Jay/2)
リッチダンサー Halling Diesis (■エタン/1)
(■Tantieme/2)
(■Nijinsky/1)
(■Nasrullah/3)
Fairy King Northern Dancer
(■Hail to Reason/2)
(■Red God/1)
(■Prince Chevalier/2)
母が名牝であることは疑いようがないが、
Diesisのパワーをさらに活かすには■Northern D.の瞬発力強化か
スタミナの補完がいいのではないか、と去年は勝手に評論させていただいた。

リッチダンサー14の評価

と、ここに願ったり叶ったりの長距離砲ハーツクライ、さらに牡である。
母母父Fairy KingはBold Reason-Lalunの血脈を持ち(La Tro/7)、
ハーツクライのBy Bupers血脈と牝馬クロスを結ぶ。
これがリッチダンサーの持つパワーを増幅させ
馬力・馬格に優れた馬になるだろう。
あとは瞬発力なのだが、ハーツクライの■Lyphardは活性が低く
瞬発力の勝負はちょっと苦手か、と考えてしまうが
ゼンノロブロイ産駒の半姉バウンスシャッセがあの瞬発力なのだ。
リッチダンサー側の因子で十分カバーするだろう。

来年は待ちに待ったディープ産駒だが
今年の産駒も配合的にはヒケをとるまい。
今まではハーツクライの重さを消す軽い牝馬との
「消極的な」配合が正しいと思っていたが
この馬にはその概念を覆してもらいたいものだ。


2014産(ゼンノロブロイ)
牝馬なのに大柄で筋肉ダルマ。
つ 強そう。

牝系
The Sphinx(ザスフィンクス)系 F2-e
19世紀半ばの同族始祖付近まで辿っても目立った活躍馬がいない。
NHKマイルCを勝ったロジックが同族唯一のG1馬である。
当馬はその枝からも遠く、牝系先祖の力は期待できない。

スピード A 距離 20-30超
パワー A 気性
Sペース 普通 成長 遅い
Hペース 得意 爆発力
速度 ■■■■■■■■
持久 ■■
馬力 ■■■ 
気性難
零細
クロス
N.D. 4×5
全兄弟クロス 牝馬クロス
La Tr 7×7
3/4クロス
ニックス 特殊


フラットレー
2歳G1挑戦がピークだったのか?
これから成長するのか?
……クラシック期間は終わってしまったが……

10.ジンジャーパンチ15
7000万 (一口17.5万) 美浦 大竹厩舎
出産時母;12歳

ハーツクライ サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
トニービン カンパラ
(■Hyperion/2)
Lyphard
(■Double Jay/2)
ジンジャーパンチ Awesome Again Deputy Minister Vice Regent
(■Fair Play/5)
Blushing Groom
(■Mr. Prospector/1)
Bold Reveneu (■Bold Ruler/2)
(■Hyperion/4)
(■Teddy/5)
(■Owen Tudor/3)
マンハッタンカフェが大成功だったので
長距離向きの種牡馬が選ばれたのだろうか、
今年は看板娘にハーツクライである。

カフェのような爆発力もディープのような瞬発力も無いが、
スタミナとジリ脚はある・・・それが良いのか悪いのか?
ハーツ自身はHyperionを遺伝させる力が強く、
トニービン遺伝に支配されていると言って良い。
ジンジャーパンチ側にもHyperion、Owen Tudorとスタミナ要素が強いために
牡馬ならジリ脚から逃れることは出来ないのではないか。
おそらくは見栄えの良い馬体なので大抽選は必至だろうが
この名繁殖にこの種牡馬はちょっと違うんじゃないかと個人的には思う。
Hyperionの遺伝をかき消せるほどに
BoidnesianやPromised Landのクロスが強ければ、あるいは・・・
それでも姉ほどの活躍は困難か。

牝系
Wild Agnes(ワイルドアグネス)系 F16-d
F16号族全体は非常に活気のある牝系なのだが
F16-dの仔系はしんみりと湿っており日本での活躍馬が目立たない。
とは言え当馬の母の世界的な活躍はすさまじく
これまでの牝系の地味さをひっくり返すほどの
爆発力を秘めている、予感がする。

スピード C 距離 24-30超
パワー B 気性
Sペース 苦手 成長 遅い
Hペース 得意 爆発力
速度 ■■■■■
持久 ■■■■
馬力 ■■■
気性難
零細
クロス
Boldne. 5×5
Prom. L. 5×5
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊
 

サザンスパークル
全く見所無く引退。
姉の実績だけで飛びつくとこうなります。
Our Bloodの当クラブで何度か見た光景。

11.カニョット15
1800万 (一口4.5万) 美浦 斎藤厩舎
メス 出産時母;10歳

ハーツクライ サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
トニービン カンパラ
(■Hyperion/2)
Lyphard
(■Double Jay/2)
カニョット Sunray Spirit ヘネシー Storm Cat
(■Dante/4)
Alydar
(■Seattle Slew/1)
Payant (■Donatello/3)
(■Prince Chevalier/4)
(■Prince John/1)
(■Fairway/5)
母はアルゼンチン1000ギニーを勝利、同オークスでも3着に入った
その世代を代表する馬の一頭だった。
産駒は半兄(父スペ)は現在2勝、
半姉(父ロブロイ)は未勝利で掲示板精一杯と
母の競争能力が伝わっているとは言い難い。

半兄を見る限り母父Storm Cat系のスピードはダートの血ヘネシーで薄まり、
母母父の■Donatelloすなわちスタミナで勝負する重い馬である可能性が高い。
半兄の配合でスタミナが上手く引き出せたのでこの配合!と試したのだろうが
牝馬に出たのが痛すぎた・・・・・・
未勝利レベルでスタミナを要求される場面はほとんどないので
この馬にも苦しい競争生活が待っていそうである。

牝系
Wedding-Day(ウエディングデイ)系 F11-g
同族からジャングルポケット、War Admiralと2頭の種牡馬が出ている。
どちらも中長距離をこなすスタミナの遺伝力が強そうな印象。
当馬はWar Admiralへ向かう枝から19世紀半ばに分かれた
細枝のひとつに過ぎない。

スピード D 距離 24-26
パワー C 気性
Sペース 苦手 成長 遅い
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■
持久 ■■
馬力 ■■ 
気性難 ■■
零細
クロス 全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊 ボトム活性


カラドゥラ
女性騎手に続けて乗ってもらえたのが満足ポイント?
鈍足。という表現が全て。
 

12.エレンウィルモット15
2000万 (一口5万) 美浦 中川厩舎
メス 出産時母;13歳

ハーツクライ サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
トニービン カンパラ
(■Hyperion/2)
Lyphard
(■Double Jay/2)
エレンウィルモット ブライアンズタイム Roberto Hail to Reason
(■Nashua/1)
Graustark
(■Teddy/4)
Storm Cat Storm Bird
(■Secretariat/1)
Damascus
(■Donatello/2)
母はファレノプシスの全妹、
このPacific Princess牝系は日本で大爆発した系統で
パシフィカスの枝からビワ&ナリタ兄弟、
その先スペリオルパールからラストインパクトを出した系統が本流だが
この母につながるキャットクイルの枝も
名牝ファレノプシス、ダービー馬キズナとかなりの実績がある。

おう、凄い血統じゃないか! と飛びつくのは
自己責任にしていただきたい。
母のデビューはなぜかダート、
血統とは反するように短い距離を数戦使って引退ということは
おそらくは健康面や足元に不安を抱えていたに違いない。
それを証明するかのように
産駒は全て短い競争生活に終わっている。

当馬がいきなりの逆転打を放てるかどうか。
幸運にも母母のStorm Catが刺激されてくれればいいのだが
ハーツクライのLyphardは遺伝が弱いので
どうしても■H. to R.系の喰い合いは避けられないか。
半兄のディープなら芽もあるかもしれないが
この配合では覚醒は厳しいと評価せざるを得ない。

牝系
Pacific Princess(パシフィックプリンセス)系 F13-a
前述のとおりの勢いある牝系。
先祖から分かれた別枝にアドマイヤジュピタ&メインの
アサーション牝系があり、
中長距離を走れるスタミナが特徴だろう。

スピード C 距離 20
パワー D 気性
Sペース 普通 成長 遅い
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■■■
持久 ■■
馬力 ■■■■ 
爆発
零細
クロス
H. to R. 4×4
N.D. 5×5
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊


ムーランジュビリー
予想通りの虚弱体質で2戦引退。
当サイトを見てくれた会員の皆様は手を出してはいまい。
 

48.データ15
3000万 (一口7.5万) 栗東 高野厩舎
出産時母;12歳

ハーツクライ サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
トニービン カンパラ
(■Hyperion/2)
Lyphard
(■Double Jay/2)
データ Roy Fappiano Mr. Prospector
(■Himyar/9)
Never Bend
(■Teddy/4)
Mariache (■Nearco/3)
(■Fairway/3)
(■Raise a Native/1)
(■Hampton/8)
母データはアルゼンチンからの輸入馬で1勝馬ながらG1で2着が2回。
母父Royは南米のリーディングサイヤーに何度も輝いた大種牡馬で
中距離ダートを得意とする。
系統の違うパワーの因子があり、スピードはそこそこといったところか。
母母父Mariacheの情報はさらに少ないがダートマイルG1の勝ち馬で
Nearco系の大種牡馬Bally Mossの血を引いており芝でのスピードの素質も十分あるか。
母父は系統こそ軽めのMr. Pro.系であるがFappianoを経由するので
Umbridledのように固く、パワー優位の遺伝が強まると考えられる。

と、ここまで去年のデータ14と全く同じことを書いた。

データ14の評価

半姉(父ステイゴールド)の競争能力も微妙で
この牝馬は失敗の可能性が・・・
と、思うのだが、一縷の望みはあるかもしれない。

Never Bend(▲La Troienne/4)とMy Bupers→ハーツクライ(同/7)に
牝馬クロスが発生しており、ここを頼りにハーツクライを配合していると考えたい。
パワー系の増幅なので主戦はダートになりそうな予感もする。
まーたアルゼンチンの●●か、と言われないように頑張っていただきたい。

牝系
Quick Touch(クイックタッチ)系 F5-g
近年の活躍馬にエイシンデピュティ、古くにマルゼンスキーと
スピード能力に傑出した馬を輩出している名牝系。
日本最長距離走破のレコードホルダー、トウカイトリック爺様も
密かにこの牝系出身である。
ちょっと祖先まで辿った別枝にサウスヴィグラス、ブラックホークなどの
短中距離を得意とする馬も出ていて、
距離というよりは先行力や気性に秀でているのかもしれない。
やや傍流の当馬がその恩恵を得られるかどうかは未知数。

スピード D 距離 20-24
パワー B 気性
Sペース 苦手 成長 遅い
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■
持久 ■■■
馬力 ■■■■ 
気性難
零細
クロス
全兄弟クロス 牝馬クロス
La Tr 7×7
3/4クロス
ニックス 特殊

 

49.プロミネント15 募集停止
3000万 (一口7.5万) 栗東 厩舎
出産時母;11歳

ハーツクライ サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
トニービン カンパラ
(■Hyperion/2)
Lyphard
(■Double Jay/2)
プロミネント タイキシャトル Devil's Bag Halo
(■Herbager/1)
(■Nijinsky/1)
(■Hyperion/4)
ヘクタープロテクター (■Mr. Prospector/1)
(■Riverman/1)
(■Northern Dancer/2)
(■Bold Ruler/3)
母はアサーション牝系に属し
母母プロモーションといえば柴田騎手を背にダービー2着に逃げ粘った
アドマイヤメインが代表産駒である。
母母母アサーションからはプロモーションのほかに
ジェイズジュエリー、ジェイズミラクルが繁殖牝馬として血をつなげているが
ジュエリーからはアドマイヤジュピタ、
ミラクルからは孫にレイズアスピリットと
芝の中長距離でスタミナを生かす強豪が出現している。
スピードはそこそこながら粘りとスタミナで勝負する牝系と思われる。
母母父ヘクタープロテクターは底力に乏しい血統の印象が強いが
Woodman→Baby League→▲La Troienne/10と
はるか奥のほうで牝馬クロスを作っている。
(しかし、1/512の影響力である。さすがにこれは無視できるだろう)

タイキシャトルはHalo系ではあるが
遺伝のほとんどはその母側Caerleonに塗りつぶされており
中距離固定気味で先行力優位の産駒を出す。
ハーツクライ産駒のワンアンドオンリーが母父タイキシャトルで、
この配合がダービーで大丈夫かと戦前に話題になっていたが結果はあの通り。
ワンアンドオンリーの母母はDanzigの系統で
ほとんどスタミナ要素が無いのにそれでダービー馬である。
ややスタミナに寄っている当馬の牝系との相性はどうか。
ダービーと3/4同じ配合!と当馬に飛びつくのはちょっと浅はかかもしれない。
さらにキャロット参加初年度にこの系統プローディギウム出資で
痛い目に会った私としては

調教を強められない慢性虚弱の体質の可能性も注意を払いたい。

牝系
アサーション系 F13-a
Pacific Princess牝系の大爆発を受けて輸入された同族牝系。
アドマイヤジュピタが最高傑作だが他はイマイチ。
体質の弱さも懸念される。

スピード C 距離 24
パワー C 気性
Sペース 普通 成長
Hペース 苦手 爆発力
速度 ■■■■■■■■
持久 ■■■■
馬力 ■■
気性難
零細
クロス
Halo 3×4
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊

 

50.グレイトフィーヴァー15
母高齢のため候補に入りません

51.アディクティド15
3400万 (一口8.5万) 栗東 高野厩舎
メス 出産時母;9歳

ハーツクライ サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
トニービン カンパラ
(■Hyperion/2)
Lyphard
(■Double Jay/2)
アディクティド ディクタット ウォーニング (■In Reality/1)
(■Roberto/1)
Sadler's Wells
(■Clarion/4)
Surumu (■Hampton/6)
(■Tantieme/2)
(■Bend Or/-)
(■Donatello/3)
母自身は独1000ギニーのトライアルG3勝利馬
日本でいうところのチューリップ賞勝ち馬で
半兄クルーガー(父キンカメ)はマイル~中距離で大活躍している。

母は超快速血統ウォーニングと超スタミナ血統Surumuの
水と油のような組み合わせである。
互いに主流血統が少ないので健康度や気性を損なわず、
良質なスピードと馬力を取り出すことに成功している。
さらには配合相手に合わせやすく相手の特性を引き出す能力に長ける、ので
クルーガーがミニ・キンカメのような活躍をしているのだろう。

今年は初のサンデー系、ハーツクライである。
この組み合わせならスタミナ優位になるのはほぼ確定だろう。
父側My Bupersと母側■Sad. Wel.で▲La Troienneの牝馬クロスもあるので
パワーも十分ありそう。
あとはスピードをどこまで引き出せるか。
半兄の活躍から推測するに
ウォーニング譲りのトップスピードの高さを引き継ぎそうなので
強くなるのがちょっと遅めだが十分楽しめそうな馬である。
性別だけを除いて。

牝系
Tiara(ティアラ)系 F2-n
この牝系からは重賞馬がシビルウォー程度で
ほとんど目立たない牝系である。
F2-n族全体で見れば短距離馬アストンマーチャン、
アメリカ年度代表馬Point Givenが出ているが
それらも散発的な活躍馬に過ぎない。

スピード B 距離 24-30超
パワー B 気性
Sペース 苦手 成長 遅い
Hペース 得意 爆発力
速度 ■■■■
持久 ■■■
馬力 ■■■
気性難  
零細
クロス
N.D. 5×5
全兄弟クロス 牝馬クロス
La Tr 7×9
3/4クロス
ニックス 特殊

 

エンシェントヒル15
2000万? (一口5万?) 厩舎
メス 出産時母;14歳

ハーツクライ サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
トニービン カンパラ
(■Hyperion/2)
Lyphard
(■Double Jay/2)
エンシェントヒル エンドスウィープ フォーティナイナー Mr. Prospector
(■Ribot/2)
(■Northern Dancer/1)
(■Eclipse/-)
Proud Trush Graustark
(■Hyperion/3)
(■Turn-to/2)
(■Raise a Native/1)
母はダートで7勝を挙げた馬だが
子供は勝ち星に恵まれず故障が続出。
これは買う気にならない、と去年は書いた。

エンシェントヒル14の評価

が、半姉コルコバード(父ステイゴールド)が2戦目で勝ち上がり
出世しそうな気配を見せている。
スピード勝負では分が悪いがどうやらスタミナは持っていそうで
牝馬ながら中長距離向きなのかもしれない。

という傾向が見えた上でのハーツクライである。
■Ribotの濃縮とエンドスウィープの日本での活躍傾向を見ると
母はズブめの中長距離適性を遺伝させているとみていいだろう。
ハーツクライでこの特性を伸ばす試みだが、
スペシャルウィーク産駒の半兄フルヴィエールが
中央で全くダメだったことを考えると
ステイゴールドやディープ、そうでなくてもヴィクトワールピサ程度の
ある程度軽めの父でないとスピードが足り無すぎる気がする。

ハーツクライには軽い牝馬、の鉄則からは外れるので
個人的には興味が薄い。

スピード C 距離 20-24
パワー C 気性
Sペース 苦手 成長 遅い
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■
持久 ■■■
馬力 ■■ 
爆発 ■■
零細
クロス
全兄弟クロス 牝馬クロス
3/4クロス
ニックス 特殊 ボトム活性

 


 
オルフェーヴル産駒

13.マルティンスターク15
3600万 (一口9万) 美浦 木村厩舎
出産時母;10歳
 
オルフェーヴル ステイゴールド サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/7)
(■Fine Top)
(■ノーザンテースト/1)
メジロマックイーン パーソロン
(■リマンド/1)
ノーザンテースト
(■Nasrullah/2)
マルティンスターク シンボリクリスエス Kris S. Roberto
(■Princequillo/1)
(■Seattle Slew/1)
(■Tom Fool/3)
トニービン (■ゼダーン/2)
(■Hyperion/2)
(■Bend Or/9)
(■Phalaris/5)
母マルティンスタークはTom Fool系と2つのNas.系、
Bold Ruler系とトニービンとの気性系ニックスが上手く効いていたのに加え
ボトムラインに気性の影響の少ない零細血統が入っていることからも
その気性の良さが推測される。

マルティンスターク14の評価

半姉グリューヴァインもダート短距離先行型で堅実な走りを見せており
小銭稼ぎに最適な、穏やかな気性とタフネスさが自慢らしい。
また、一つ上の姉マルムーティエ(父メジャー)も夏デビューできるらしく
早熟性も兼ね備えているのだろう。

今年は芝寄りの種牡馬に変わって、さらに期待の大きい牡。
■Nas.や■Hyp.の系統クロスから察するに先行持続型になるのは仕方ないが
大舞台での活躍が期待できる馬になるのでは?
そう期待して募集を待つ小金持ちの皆様が多いと予想する。
抽選会は間違い無さそうか。

父父ステイゴールド側にクロスを2本(■H. to R.、■Hyp.)引き入れているので
姉たちに騙されず気性面には注意を払いたい。

牝系
Affection(アフェクション)系 F9-f
F9-f系だけでもかなりの活躍馬が揃い、
同じ号族にベガ3兄弟やForego、
あるいは別の枝にブラックタイアフェアーなどがいる。
Affectionの枝に焦点を絞るとStrenge Deviceを経てトゥザヴィクトリー、
あるいはソルティビットを経てアパパネなどの豪傑牝馬に辿り着くが
当馬の所属する枝ミートミーレイター系からは
これといった大物が出ていない。
 
スピード B 距離 16-20
パワー C 気性 普通
Sペース 普通 成長 早い
Hペース 得意 爆発力
速度 ■■■■■■■■■
持久 ■■
馬力   
気性難
零細
クロス
H. to R. 5×5
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊 1:3分配
ボトム活性
 

ショーンガウアー
未勝利最終戦を楽勝。
それならもっと使ってよ…と、会員様の呻きが聞こえてきそうだが
これからに期待、したい。

14.クルソラ15
4000万 (一口10万) 美浦 尾関厩舎
出産時母;13歳

オルフェーヴル ステイゴールド サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/7)
(■Fine Top)
(■ノーザンテースト/1)
メジロマックイーン パーソロン
(■リマンド/1)
ノーザンテースト
(■Nasrullah/2)
クルソラ Candy Stripes Blushing Groom Red God
(■Wild Risk/1)
Lyphard
(■Hyperion/4)
Ahmad Good Manners
(■Stockwell/9)
(■Swynford/6)
(■Nearco/6)
半姉クルミナルが桜花賞・優駿牝馬と連続好走した。
瞬発力に秀でたその脚はまさにRed God系の真骨頂で爆発力があった。
屈腱炎での引退に一口所有のTNB氏は大泣きしたという。

クルソラはアルゼンチンのGⅠを2勝の名牝で
これまでの産駒は1000万クラス程度となかなかの成績を残す。
Candy StripesからはInvasor、Leroidesanimauxと
スピード型のダート中距離馬が出ているし、
大柄な馬体で駆けるイメージはこの父に合致する。

ただ、半姉クルミナルほどの瞬発力があるかと言われれば
血統図からはそれほどの迫力を感じない。
Lyphardの親系統■Northern D.のクロスになるので
半姉にくらべやや鈍重になるのは避けられないか。
■Fine Top、■Wild Riskの影響で気性は悪いほうに出そうだ。

母母Caloricaはアルゼンチン血統の配合で
流行血統をほとんど持たずCandy Stripesを強く遺伝させる特性がある。
特に■Red God、■Lyphardは血統図内で強い影響を及ぼす位置にある。
クルミナルがそうであったように
どちらかの遺伝が顕在化すれば
不利な条件を吹っ飛ばすくらいに強い馬となる可能性もある。
値段は、新種牡馬だしあまり強気の設定でないといいけれども。

牝系
Lady Elizabeth(レディエリザベス)系 F8-j
F8号族は近年大爆発した系統で
ヴィクトワールピサ、オルフェーヴルなどの日本競馬を代表する中距離馬から
グランプリボスやローブティサージュと言った短距離快速系まで
幅広い活躍を見せている。
快速系寄りの血統だが急坂への適応力があり特に中山を得意とする。
F8号族だけで中山の全G1を制覇した年もあった。(by Wikipedia)
が、F8-j系はその中では亜流で
短距離馬タニノマティーニ程度の活躍馬しかいない。
本馬の父母とも近年流行りのF8号族(といっても
起源がF8号族始祖17世紀にまで遡るが)の出身である。

スピード C 距離 20-30級
パワー B 気性
Sペース 苦手 成長 早い
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■■
持久 ■■■■
馬力   
気性難
零細
クロス 全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊
 

アランブレラ
気性難すぎて調教も積めないというとんでもない馬に。
これは受け持つ地方の厩舎が可哀想。

52.シンハリーズ15
12000万 (一口30万) 栗東 石坂厩舎
出産時母;13歳

オルフェーヴル ステイゴールド サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/7)
(■Fine Top)
(■ノーザンテースト/1)
メジロマックイーン パーソロン
(■リマンド/1)
ノーザンテースト
(■Nasrullah/2)
シンハリーズ シングスピール In the Wings Sadlar's Wells
(■Mill Reef/2)
Halo
(■Herbager/1)
Efisio (■Hyperion/4)
(■Dante/4)
(■Relic/3)
(■Clarion/3)
血統
二つ上の姉は最優先を使うも痛恨の抽選落ち。
アダムスピークの全妹でディープ牝馬となれば、走らないわけがない。
桜花賞にピタリ!である。逃がした獲物は大きかった。
なんのための最優先だよと暴れたくなった次第である。
(シンハリーズ13;シンハライトは優駿牝馬1着。)
一つ上の姉はTNB氏持ち馬と我が同好会にゆかりのある母となっている。
この母の利点はHaloのクロスを作りやすいうえに
他のPhalarisの血脈が少ないのでそのクロスを強調しやすいことである。
シングスピールの血は■Sad.の末裔でありながら
かなりスピードが豊富で高速馬場にも対応できることからも、
Haloを強調した血脈であることが推測される。

シンハリーズ14の評価

オルフェーヴルの血統特徴に
牝系グランマスティーヴンスが引くRough Shodの血脈が挙げられる。
Rough Shod牝系から名牝Specialが生まれ、
そのスピードとスタミナを■Nur.や■Sad. Wel.に伝えているが
Rough Shod牝系のクロスの効果は非常に高く
オルフェーヴルはこれら欧州系の血を引く牝馬と相性が良いのではないか。
しかも遠からず近からずの絶妙な6世代前、というのも良い。

ディープで結果が出ているのになぜオルフェーヴルなのか。
そこにはRough Shodの刺激で
スピードとスタミナの原点を求めた牧場の意図が見え隠れする。
その牝馬クロスを理解した人たちだけで
所有の喜びを分かち合いたい・・・と希望するが
そうでない人たちをも巻き込んだ大抽選会は避けられそうも無い。

牝系
Selene(シリーン)系 F6-e
スタミナ系の祖・Hyperionを出した牝系。
その末裔シンハリーズがG1馬を出し勢いを作っている。
大舞台に強くスタミナのほかに底力や根性を付加する。
スピード・スタミナ・勝負根性と全て揃った究極の牝系ではないか。

スピード A 距離 20-24
パワー A 気性
Sペース 得意 成長 早い
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■■■
持久 ■■■
馬力   
気性難
零細
クロス
Halo 4×5
全兄弟クロス 牝馬クロス
Ro. S. 6×8
3/4クロス
ニックス 特殊

 

イグジビットワン15 セレクト行き
2400万? (一口6万?) 厩舎
メス 出産時母;13歳

オルフェーヴル ステイゴールド サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/7)
(■Fine Top)
(■ノーザンテースト/1)
メジロマックイーン パーソロン
(■リマンド/1)
ノーザンテースト
(■Nasrullah/2)
イグジビットワン Silver Hawk Roberto Hail to Reason
(Ribot系)
Nearco
(St. Simon系)
Sadlar's Wells Northern Dancer
(Hail to Reason系)
(Sharpen Up系)
(Northern Dancer系)
半兄メートルダールが重賞3着。強い相手によく健闘している。
半姉を買うつもりでいたのだがTNB氏の反対により取りやめた。

イグジビットワン14の評価

セレクト行き。
 



ロードカナロア産駒

15.ヴィートマルシェ15
2600万 (一口6.5万) 美浦 堀厩舎
メス 出産時母;13歳

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmanbo Mr. Prospector
(■Nureyev/1)
ラストタイクーン
(■Tourbillon/5)
Storm Cat Storm Bird
(■Secretariat/1)
(■His Majesty/1)
(■In Reality/1)
ヴィートマルシェ フレンチデピュティ Deputy Minister Vice Regent
(■Fair Play/5)
(■Princequillo/3)
(■Bold Ruler/1)
ダンシングブレーヴ Lyphard
(■Sir Gayload/2)
(■Never Bend/1)
(■Precipitation/3)
ヴィートマルシェの娘サンブルエミューズはDDK持ち馬で
多くの思い出があるが、冷静に分析すれば
気性難を克服しきれなかった短距離馬と言える。
息子アヴニールマルシェは早熟馬のレッテルを貼られそうだが
もう一度くらいは復権がある、かもしれない。

この兄弟の気性の問題、馬群を嫌がり集中力を欠くかわりに
ハマったときにスピード能力を発揮するのは
零細血統Matchem系の強い影響を受けていると言える。
柔軟さ、器用さを欠くのは仕方ない。
父の■In Realityがさらにこの気性難を増幅しないといいのだが。
■Secretariatと■Sir GayloadはSomethingroyalの牝馬クロス6×7を作り
瞬発力を強化しているのは利点と言える。

Phalarisのスピード因子以外の全ての構成要素を
零細血統に頼る、なんとも不安定な血統図になっているが
急坂をそのハリボテ筋肉で克服できるかどうかが命運を握る。
スピードが豊富なのは間違いないのし短距離専門なのも間違いないので
あとはパワーのみ、それさえ叶えば大物になれるはず。

牝系
第一シュリリー系 F7-d
浦河に輸入された牝系。
この系統クインナルビーの血を引く
オグリキャップが日本中のファンを虜にした。
他にアンドレアモン、キョウエイマーチといった中距離馬を出しているが
特筆すべきはその根性、闘争心だろう。
成績が安定しないが時に大爆発する系統といえる。

スピード A 距離 12
パワー C 気性
Sペース 得意 成長 早い
Hペース 苦手 爆発力
速度 ■■■■■■■■
持久
馬力
爆発
零細 □□□
クロス
N.D. 5×5×5
全兄弟クロス 牝馬クロス
Som.L. 6×7
3/4クロス
ニックス 特殊


リリーバレロ
早熟傾向の血統なので、
使わないで賞味期限切れだけは避けたいところ。
放牧での事故があったにしてもこの出走回数は困る…

16.アドマイヤフッキー15
2400万 (一口6万) 美浦 宗像厩舎
メス 出産時母;12歳

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmanbo Mr. Prospector
(■Nureyev/1)
ラストタイクーン
(■Tourbillon/5)
Storm Cat Storm Bird
(■Secretariat/1)
(■His Majesty/1)
(■In Reality/1)
アドマイヤフッキー フジキセキ サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/6)
Le Fabuleux
(■In Reality/1)
Meadowlake (■Princequillo/3)
(■Raise a Native/1)
In Reality
(■My Babu/2)
3歳で安田記念を制したリアルインパクトと同じ
トキオリアリティー牝系の出身である。
体質の弱さからデビューが遅れたものの
ダート&芝の短距離で3勝、スピードの豊富さを伺わせた。
産駒は、体質のひ弱さもあるのかレースを多く使えてはいないが
早い時期から完成し1勝は必ず叶えている。

母母トキオリアリティーは年老いてもなお
ネオリアリズム、レアリスタなどで当クラブに多大な恩恵をもたらしている。
当馬の母も同様に活躍馬を出せるかどうか。

トキオリアリティー牝系の強みは
前述したポトリザリス牝系(ディアデラノビア15参照)と同様に
零細血統の多さを生かし、
サンデー系のトップスピードの強化とパワーの付加だと考察する。
当馬の母父フジキセキも零細血統を引っ張ってきているし
当母もその因子を色濃く引き継いでいると考えて良い。
In Reality、Tourbillon=My Babuと気性難や短距離固定の因子は満載だが
これらクロスによる爆発的なスピードと
代々重ねられたPrincequillo-Count Fleetの3/4クロス
(Hold Your Peace;●PJ/2、フジキセキ;●MM/4、Miesque;Nr/3)
による勝負根性の因子があり非常に期待が持てる。

クラブも上手い馬を持ってきたものだ。
これは血統図だけでも人気が出るだろうし
ひ弱な体質を除けば1、2勝くらいは楽に稼げるだろう。

牝系
トキオリアリティー系 F3-l
同じ枝の活躍馬はトキオリアリティーの仔に限られるのだが、
F3-l族全体の活躍は素晴らしく
輸入牝馬フローリスカップから
シラオキ牝系(コダマ、ウオッカ、スペシャルウィークなど)、
ガーネット牝系(メイショウサムソンなど)、
マツミドリ牝系(キタノカチドキ、ニホンピロウイナーなど)、
などのいくつも日本土着の名牝系を築いている。
当馬の系統が後に続ける可能性は高いと予想する。

スピード A 距離 12
パワー C 気性
Sペース 普通 成長 早い
Hペース 得意 爆発力
速度 ■■■■■
持久
馬力
気性難・爆発 ■■
零細 □□□
クロス
In R. 5×5×4
RaN 5×5
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
P-C 7×5×7
ニックス 特殊


アンフィトリテ
「楽に2勝」「短距離固定」「怪我のリスク」
自慢ですが、ここまで全て的中しております。
古馬での飛躍に期待したいが。

53.トゥザヴィクトリー15
は母高齢のため候補に入りません

54.ドルチェリモーネ15
2400万 (一口6万) 栗東 須貝厩舎
メス 出産時母;14歳
 
ロードカナロア キングカメハメハ Kingmanbo Mr. Prospector
(■Nureyev/1)
ラストタイクーン
(■Tourbillon/5)
Storm Cat Storm Bird
(■Secretariat/1)
(■His Majesty/1)
(■In Reality/1)
ドルチェリモーネ サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
Salse Topsider
(■Princequillo/2)
Busted
(■ゼダーン/1)
母は芝で2勝、G1に跳ね返されたものの
堅実な末脚を武器に条件戦の掲示板獲りを繰り返した孝行馬である。

母母父父TopsiderはRough Shodの系統の傍流で
本流のSpecial系=Nureyevと相性がいいはず、と考えての
キングカメハメハとの配合が試されているのだろうが
いまのところ結果は出ていない。
Princequillo-Count Fleetの3/4クロスも同様であり
ドルチェリモーネ自身はサンデーの影響力が強すぎるのが原因だろう。
じゃあ今回もダメじゃない?と考えるのは早計、
この配合は期待できるのではないかと私は考えるのである。

母の血統構成をぼんやりと眺めて欲しい。
父サンデー、母父はNorthern D.の仔系統、母母父はBusted。
そう、日本を牽引するディープインパクトに血統構成が似ているのである。
Lyphardほどの鋭さがないのはSir Gayloadがないからだろうし、
器用を欠くのはFairwayではなくゼダーンだからである。
がしかし、このぼんやりと似た血統骨格が
父側のStorm Catとニックスになる可能性はないだろうか。
母の産駒が渇望する瞬発力を手に入れることが出来るのではないか。

ま、そんなことを知らなくても人気の高い母なので
もし手に入ったら楽しみたい、くらいの軽い気持ちで
将来を妄想していたい。

牝系
Lily of Valley(リリィオブバレー)系 F1-e
直系は目立った活躍馬がいない。
ちょっと遡った別枝にチャクラ、オーシャンブルーといった善戦マンがいて、
もっと過去を探るとナイスダンサー、パークリージェントなど
カナダの活躍馬が見られるが
なんとなく日本では善戦マンの印象が強い。

スピード B 距離 12-16
パワー C 気性
Sペース 得意 成長 早い
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■■
持久
馬力
気性難・爆発
零細
クロス
全兄弟クロス 牝馬クロス
Ro. S. 9×8
3/4クロス
P-C 5×6×6
ニックス 特殊


55.ビアンカシェボン15
1800万 (一口4.5万) 浜田厩舎
メス 出産時母;5歳

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmanbo Mr. Prospector
(■Nureyev/1)
ラストタイクーン
(■Tourbillon/5)
Storm Cat Storm Bird
(■Secretariat/1)
(■His Majesty/1)
(■In Reality/1)
ビアンカシェボン フジキセキ サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/6)
Le Fabuleux
(■In Reality/1)
トニービン カンパラ
(■Hyperion/2)
Lyphard
(■Turn-to/3)
母は未勝利を勝ちあがったあとに不可解な引退、
全3戦という少なさだった。その初仔である。

この父との配合は
母父フジキセキの短距離強化(=アドマイヤフッキー15)
Storm CatとLyphardの瞬発力刺激(=ヴィートマルシェ15)と
同父で人気を集めそうな他馬のパターンを集めた「いいとこ取り」だが
図表どおり上手く走ってくれるかどうかは
初仔の馬体を見ないとわからない。
母親が数戦で(おそらく)故障引退しているのだから。

厩舎も(発表になっていない現段階でも)嫌っているアレになりそうなので
早くも私は敬遠気味である。

牝系
レツツキツス系 F20-a
直系にアドマイヤキッスがいるがほかにパッションダンスなど
短中距離に適性を持ちそうな牝系である。
同じF20-a族にフサイチエアデール系がいるが
19世紀半ばに枝分かれしており縁は遠くなっている。
勢いは向こうがはるかに上回り、こちらは傍流に成り下がっている。

スピード C 距離 16
パワー D 気性
Sペース 普通 成長 普通
Hペース 苦手 爆発力
速度 ■■■■■■■■
持久
馬力
気性難・爆発
零細 □□
クロス
N.D. 5×5
In R. 5×5
全兄弟クロス 牝馬クロス
Som. L. 6×7
3/4クロス
P-C 7×7
ニックス 特殊


アンナヴァン15
2400万? (一口6万?) 厩舎
出産時母;14歳

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmanbo Mr. Prospector
(■Nureyev/1)
ラストタイクーン
(■Tourbillon/5)
Storm Cat Storm Bird
(■Secretariat/1)
(■His Majesty/1)
(■In Reality/1)
アンナヴァン エンドスウィープ フォーティナイナー Mr. Prospector
(■Ribot/2)
(■Northern Dancer/1)
(■Eclipse/-)
サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/5)
Sadler's Wells
(■Blandford/5)
母はバレークイーン牝系の中でも中規模の勢いを誇るフサイチミニヨン系で
半妹アンブロワーズが芝マイルでG1を2着したことからも
スピードと早熟性を受け継ぐ素因はある。
母自身は未勝利を勝ったのみだが産駒はそこそこ走るようで
今年も名牝系の期待がかかる。

フサイチミニヨン、あるいは全妹ネオクラシックの繁殖成績を見てみると
フレンチデピュティやクロフネなどの■Deputy M.、
あるいはシンボリクリスエスなどの
「重い」「パワー型」種牡馬との相性が良さそう。
ダートを走れるような種牡馬との配合が良さそうなのだが
軽めの血であるこの父ではどうなのだろうか。
零細血統やRibot系が濃いので一発大物の可能性はあるが
パワーや頑健さが不足する可能性もあるのでは。
「頑健さ」=トニービンが欲しい。とするとルーラーなのでは?

スピード B 距離 12
パワー D 気性
Sペース 普通 成長 早い
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■■■
持久
馬力
爆発 ■■
零細
クロス
Mr. Pro. 4×4
N.D. 5×5×5
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊


モンローブロンド15 セレクト行き
3000万? (一口7.5万?) 厩舎
出産時母;13歳

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmanbo Mr. Prospector
(■Nureyev/1)
ラストタイクーン
(■Tourbillon/5)
Storm Cat Storm Bird
(■Secretariat/1)
(■His Majesty/1)
(■In Reality/1)
モンローブロンド アドマイヤベガ サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/5)
トニービン
(■Northern Dancer/1)
Machiavellian Mr. Prospector
(■Halo/1)
Nureyev
(■Blandford/5)
全妹はノヴェリストを配合され真逆の狙いになっているが
こちらはスピードを研ぎ澄ませた配合になっている。
2代母Soninkeの血は短距離でこそ活きるのでは、と考えると
どちらを買うかと言われれば断然こちらだが
デキが良ければ絶対に本家募集に決まっている。

■Nureyevのボトムライン活性と
それを補助するスピード系N.D.の血脈をたくさん持ち
母内包ながらHaloの血も濃く瞬発力も期待できる。
父側の零細血統、父母側の■In Realityも
短距離のスピードを引き出すのに成功している。
トニービンやBlandfordの重さを上手く回避できる可能性が高く
半兄サーブルオールのマイル近辺での活躍を見ても
この配合が成功する可能性はとても高い。
こんな良配合を本家が見逃すはずがない。

ということで、本クラブに来たならば、
まずは馬体を疑い、表面の筋肉に騙されて、結局は大抽選会に参加、
というのが当クラブの正しい楽しみ方である。

牝系
Sonic Lady(ソニックレディ)系
仔系統Soninkeからアコースティクスを経てロジユニヴァースが出ているが、
これはMachiavellianの変異によるもので
他の仔系統は超短距離志向である。
この系統での牡馬の活躍を見るとダートの道を究めるのも
悪くないのかもしれない。

スピード A 距離 12-16
パワー C 気性
Sペース 普通 成長 早い
Hペース 得意 爆発力
速度 ■■■■■■■■■■■
持久
馬力   
爆発
零細
クロス
Mr. Pro 4×4
Nur 4×5
N.D. 5×5×5
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊 1:3分配




ノヴェリスト産駒

17.ペルレンケッテ15
1600万 (一口4万) 美浦 尾形厩舎
メス 出産時母;7歳

ノヴェリスト Monsun Konigsstuhl (■Blandford/4)
(■Tourbillon/3)
Surumu
(■Aureole/2)
Lagnus (■Nijinsky/1)
(■Hampton/7)
Night Shift
(■Caro/2)
ペルレンケッテ ディープインパクト サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/6)
(■Lyphard/1)
(■Busted/1)
Acatenango Surumu
(■Blandford/5)
(■Nijinsky/2)
(■Prince Bio/3)
血統
母はマイル近辺を中心に4勝、気性難と戦いながらも
なんとか父の威厳を保った競争生活であった。
母母プンティラは独オークス馬なのだが
その仔たちは緩めに出て気性難と体重管理に苦労することが続いた。

その初仔はドイツ血統を活かすノヴェ様との配合で
父の直系含めてBlandford系3本、Hamoton系4本でそのうちSurumuの4×4、
N.D.系でも長距離向きのNijinskyの4×5にボトムラインにPrince Bioと
重い重い血統の重ね合わせになっている。

一見するとスピードに劣る血統図にしか見えないのだが、

ノヴェリスト/1=Surumu/4(Literat/5)・Lagunas/3(同/5)
プンティラ/2=Surumu/4(Literat/5)・Lagunas/4(同/6)

と、ノヴェリストとプンティラでドイツ血統の相似配合が出来上がっている。
かつて1920~1970年頃に良く見られた「ドイツ血統は血の集約である」という
キツいインブリードを取り入れた配合手法で
ドイツ血統のスピードを期待しつつも
逆にディープインパクトを際立たせようとする意図が見える。

この配合は実に楽しみだ。
これで牡馬であってくれたら!!
そう願いつつ来年以降を待ちたい。

牝系
St. Marguerite(セントマルグリート)系 F4-n
一族はドイツ起点だがアメリカに渡った仔系統から
Gallant Fox、Hail to Reasonという競馬史に残る名馬が出ている。
それらの本流から根元で別れた傍流Roquebruneからは
プンティラ以外の活躍馬はいない。

スピード B 距離 20-24
パワー D 気性
Sペース 苦手 成長 晩成
Hペース 得意 爆発力 特大
速度 ■■■■
持久 ■■■■■■■
馬力   
気性難・爆発
零細
クロス
Surumu 4×4
Lagunas 3×4
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊 相似配合


ペルネッツィア
血統図だけなら面白いと思えたんだけどね。
濃縮血統にありがちな小柄でひ弱。
将来、弟に会えたらまた期待する。

18.フェルミオン15
1800万 (一口4.5万) 美浦 黒岩厩舎
メス 出産時母;9歳

ノヴェリスト Monsun Konigsstuhl (■Blandford/4)
(■Tourbillon/3)
Surumu
(■Aureole/2)
Lagnus (■Nijinsky/1)
(■Hampton/7)
Night Shift
(■Caro/2)
フェルミオン アグネスタキオン サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/5)
(■Raja Baba/2)
(■リマンド/1)
Miswaki Mr. Prospector
(■Tom Fool/2)
(■Raja Baba/1)
(■Tom Fool/2)
血統
2015年NHKマイルCを勝ったクラリティスカイは
パテントリークリア牝系に属し、
フェルミオンもまたその分枝の一つである。
この牝系は名マイラーのタイキフォーチュンに代表されるように
上記ソニンク牝系よりも少し距離の融通性がある上に芝もこなせる。
母自身は距離を伸ばしても良さが出なかったが
母父アグネスタキオン、母母父Miswakiともに中距離志向の馬で
マイル以上の活躍を目指したものと考えられる。
半兄ストレンジクォークは芝中距離で2勝を上げ重賞にも挑戦している。
Tom Foolのニックスで底上げされたMiswakiの総合力が
この母、この牝系の繁殖能力に活力を与えていると思われるが本馬はどうだろうか。

フェルミオン14の評価

相手父にノヴェリストを選択したということは
上記に述べたMiswakiと絡めてスタミナ優位の馬を作ろうと考えたのだろう。
半兄たちのストレンジクォーク、アップクォークともに
芝中距離で勢いのある走りを見せているのは
母がポテンシャルを持っていることの証明だろうし、
何より母の和合性の高さも新種牡馬にはうってつけのはずだ。
Northern D.系統の父と特に相性の良い母だが
Phalaris以外の傍系とも相性が良く父自身のスピードが活きるようなら
これはとても楽しみである。

が、半兄たちの活躍はあまりにも見事すぎた。
抽選会は必須で、新規さまには手が出せまい。

牝系
Altoviscar(アルトヴィスカー)系 F2-f
大種牡馬となったAureoleやディープインパクトが属する牝系で、
大勢力を誇り分枝も多岐に渡る。
パテントリークリアの牝系をたどると2代前Tameretteが優秀で、
仔Known Fact、孫Gone Westといったマイルに強い馬を輩出している。
Tameretteの母Mixed Marriageからもエタン-Sharpen Up-Kris と
短距離の系統が繋がっているし得意距離は短めと考えられる。
スピードの因子は豊富な系統と考えられるし、勢いのある血脈である。

スピード C 距離 16
パワー B 気性
Sペース 普通 成長 早い
Hペース 苦手 爆発力
速度 ■■■■■■■
持久 ■■■■■
馬力   
気性難・爆発
零細
クロス
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊


テトラクォーク
この父の産駒で、メスで、ダートで、と条件を絞ると
勝ったのは当馬しか居ないという。
母の力が偉大すぎる。
 
56.ヴァイスハイト15
2400万 (一口6万) 栗東 高橋亮厩舎
出産時母;11歳

ノヴェリスト Monsun Konigsstuhl (■Blandford/4)
(■Tourbillon/3)
Surumu
(■Aureole/2)
Lagnus (■Nijinsky/1)
(■Hampton/7)
Night Shift
(■Caro/2)
ヴァイスハイト アドマイヤベガ サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/5)
トニービン
(■Northern Dancer/1)
Machiavellian Mr. Prospector
(■Halo/1)
Nureyev
(■Blandford/5)
血統
全姉モンローブロンドの産駒は良い活躍を見せ、芝での勝利を重ねている。
モンローブロンドが良質なスピードを伝えたのに対し
こちらはやや鈍足で蹄にも不安があったのかダート寄りのレース選択が多かった。
ぜひ芝に返り咲きたいところだが、果たしてどうだろうか。

ヴァイスハイト14の評価

ボトムライン活性で■Blandfordが強調されるものの
そのスタミナがどこに活きるのかと疑問で
全姉のようにスピードに寄った配合をしてあげたほうが良かったのでは・・・?
ノヴェリストのスピード遺伝に全てを託した
若干やっつけにも思える配合だが
会員様のために目新しさを優先した配合であるとも言える。

牝系
Sonic Lady(ソニックレディ)系 B3
仔系統Soninkeからアコースティクスを経てロジユニヴァースが出ているが、
これはMachiavellianの変異によるもので
他の仔系統は超短距離志向である。
この系統での牡馬の活躍を見るとダートの道を究めるのも
悪くないのかもしれない。

スピード C 距離 16
パワー B 気性
Sペース 普通 成長 早い
Hペース 苦手 爆発力
速度 ■■■■■■■■
持久 ■■■■■
馬力   
気性難・爆発
零細
クロス
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊


57.ラフォルジュルネ15
1800万 (一口4.5万) 栗東 中尾厩舎
メス 出産時母;8歳 母優先

ノヴェリスト Monsun Konigsstuhl (■Blandford/4)
(■Tourbillon/3)
Surumu
(■Aureole/2)
Lagnus (■Nijinsky/1)
(■Hampton/7)
Night Shift
(■Caro/2)
ラフォルジュルネ スペシャルウィーク サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/6)
(■Nijinsky/1)
(■Aureole/2)
Kaldoun Caro
(■Blandford/4)
(■Mill Reef/1)
(■Clarion/3)
母は名伯楽・松田博資氏のもとで育て上げられ4勝、
好調時に3連勝、さらに引退間際まで好戦を続けた名牝であった。
非常にファンの多い馬でこの仔を待ち望んでいた会員が多いに違いない。

半妹シャルールが激走を続けていることから推測しても
このグレイトフィーヴァー牝系は■N. D.も■Mr. Pro.も持たない
健康度の高さが持ち味だし、
半姉ヒカルアモーレの仔もスピードとスタミナに優れることから
この母自身もバランスの良さを持ち合わせているに違いない。

そこに、この重めの父である。
母父スペシャルウィークも長距離向けの馬で方向は同じ、
しかも■Nijinskyのクロスもあって
長距離での瞬発力勝負を最も得意とするのはほぼ間違いない。
グレイトフィーヴァーを遡ったMartingale牝系からは
ミュンシーを経て長距離砲ストラタジェムが出ているので
頼みのスピードさえあれば!期待が出来そうである。

微妙に高くなりそうな値段と、性別がネックだが
一般抽選くらいにはなりそう。
ここまで書いたものの、初仔のメスに手を出すのは
それなりの愛がないと厳しいものがある。

牝系
Moonmadness(ムーンマッドネス)系 F1-p
上記アヴェンチュラ15の牝系と同じ。
向こうが主流なのに対しこちらは傍流で
スピード活性が劣るのは仕方ない。

スピード B 距離 20-24
パワー D 気性
Sペース 苦手 成長 晩成
Hペース 得意 爆発力 特大
速度 ■■■■
持久 ■■■■■■■
馬力   
気性難・爆発
零細
クロス
Nij. 5×5
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊


58.アソルータ15
1600万 (一口4万) 栗東 池添学厩舎
メス 出産時母;7歳 母優先

ノヴェリスト Monsun Konigsstuhl (■Blandford/4)
(■Tourbillon/3)
Surumu
(■Aureole/2)
Lagnus (■Nijinsky/1)
(■Hampton/7)
Night Shift
(■Caro/2)
アソルータ ゼンノロブロイ サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/5)
(■Mr. Prospector/1)
(■Icecapade/2)
フレンチデピュティ Deputy Minister
(■Princequillo/4)
Sadler's Wells
(■Blandford/5)
血統
母は勝てそうで勝てないもどかしいレースを続け、
500万を卒業した次回で自分から舞台を下りるようにとっとと引退した、
賢いというかズルイというか、そんな牝馬である。
血統図からは鈍重に見えてもボトムラインはバレークイーン牝系で
スピードが豊富な血統である。
ただ、この牝系を代表するグレースアドマイヤやフサイチミニオン、
あるいはネオクラシックと比べると
なんとも地味な枝なのだが、それでも父ディープの半妹は
3勝しているのだからスピード活性は持ち合わせているだろう。

そこに父ノヴェリストである。
ボトム活性でバレークイーン牝系の良さを
引っ張り出そうという意図は見えるが
他の血脈が遊んでしまっているようにも見える。

初仔でメスという点を考慮しても、
バレークイーン牝系を狙うなら別の馬も居そうな気配なので
母優先の会員様以外は他を見たほうがいいかもしれない。

牝系
Sunny Gulf(サニーガルフ)系 F1-l
ネオユニヴァース、エリンコートなどクラシック中心の活躍馬多数だが
中でも本流のバレークイーン系からは
フサイチコンコルド、リンカーン、ヴィクトリー、アンライバルドと
一発屋の名前が多く挙がってくる。
条件がかみ合えば素晴らしいスピードを発揮するが
そのコントロールが難しいのは体調や気性のせいだろうか。

スピード C 距離 16
パワー C 気性
Sペース 普通 成長 遅い
Hペース 苦手 爆発力
速度 ■■■■■
持久 ■■■■■
馬力   
気性難
零細
クロス
N.D. 5×5
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊 ボトム活性


59.ケイティーズジェム15
1200万 (一口3万) 栗東 橋田厩舎
メス 出産時母;7歳 母優先

ノヴェリスト Monsun Konigsstuhl (■Blandford/4)
(■Tourbillon/3)
Surumu
(■Aureole/2)
Lagnus (■Nijinsky/1)
(■Hampton/7)
Night Shift
(■Caro/2)
ケイティーズジェム ディープインパクト サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/6)
(■Lyphard/1)
(■Busted/1)
Kris (■エタン/1)
(■Tantieme/2)
ノノアルコ
(■Relic/2)
アツい期待をこめて来年のレポートを書きたい。
去年の産駒はそう締めくくった。

ケイティーズジェム14の評価

そして募集要項とNetkeibaとJBISを3回見直した。
なんということだ! 今年「も」「ついていない」じゃないか!
これではBustedのクロスも活かしようが無い。
なんとなく似た雰囲気のLagnusとAlzaoの示唆する中長距離特性も
牝馬では活かしようがない気がする。

ヒシアマゾン、アドマイヤムーンと中距離のG1馬を出す
Katies牝系だが本質は短距離を瞬発力で勝負するタイプである。
G1で勝負できる馬は偶然の産物だと思うのだが
それを意図的に産み出そうと試みてこの配合なのは理解できる。
Katies牝系と相性の良さそうな■Northern D.の枝系統に望みをかけたいので
父母父Lagnusの頑張り次第だろうか。
ということで、次はタートルボウル君をですね…
この馬ではアツくなれない。
来年以降にアツいレポートは持越しである。

牝系
Katies(ケイティーズ)系 F7-f
アドマイヤムーン、ヒシアマゾンといった中距離馬から
スリープレスナイトなどの短距離系まで幅広い活躍馬を出している牝系。
上記にも述べたとおり本質は短距離の瞬発力。

スピード D 距離 24
パワー D 気性
Sペース 苦手 成長 晩成
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■
持久 ■■■■■
馬力 ■■  
気性難・爆発
零細
クロス 全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊




エイシンフラッシュ産駒

19.ロフティーエイム15
1800万 (一口4.5万) 美浦 二ノ宮厩舎
出産時母;13歳

エイシンフラッシュ キングズベスト Kingmanbo Mr. Prospector
(■Nureyev/1)
(■Tantieme/2)
(■Donatello/3)
Platini Surumu
(■Red God/2)
(■Sharpen Up/2)
(■Blandford/6)
ロフティーエイム サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
Load Avie (■Sir Gayload/1)
(■Bois Roussel/3)
(■Bold Ruler/2)
(■Hyperion/5)
母は福島牝馬Sを制した重賞馬で
半妹にダートで活躍したメーデイアがいる名牝である。

ここまでの産駒はみな不発に終わっているが原因は皆同じで
成長が遅い、という一点に尽きる。
後脚の緩さが未勝利期間内に改善せずに引退、というパターンが多く、
キンカメをつけた半兄ですらダメだったのである。
この重い父にどうしろというのか。
おそらくは馬体を優先しての配合なのだろうが
クロスも持たないので全く刺激も入らない。
名牝は必ずしも良母にならない。
昔に競馬新聞で見かけた名前をラインナップに見つけ
テンションが上がったものの、調べを進めた私の情熱は
今はすっかり冷めてしまった。

牝系
Plucky Roman(プラッキーローマン)系 F2-b
当馬のウイッチフルシンキングはまだこれからの幼い牝系だが
枝分かれした先のローミンレイチェルから
年度代表馬ゼンノロブロイが出ており
中距離への適性とスピードの期待値は高い。
F2-b族全体としては他にファストフレンド、キヨフジがいるが
勢いは完全にローミンレイチェル系だろう。
直近の傍流である当馬にも当然期待は高い。

スピード D 距離 18-24
パワー C 気性
Sペース 普通 成長 晩成
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■
持久 ■■■
馬力 ■■
気性難・爆発
零細
クロス
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊


エイムアンドエイド
全体に苦戦するこの父にあって
世代重賞3着・5着と善戦し3歳12月に2勝目。
上記のボロクソな血統評価を全てひっくり返した大活躍と言える。
酷いこと言ってごめんなさい。
 

20.ブロードピーク15
1800万 (一口4.5万) 美浦 和田雄厩舎
出産時母;7歳 母優先

エイシンフラッシュ キングズベスト Kingmanbo Mr. Prospector
(■Nureyev/1)
(■Tantieme/2)
(■Donatello/3)
Platini Surumu
(■Red God/2)
(■Sharpen Up/2)
(■Blandford/6)
ブロードピーク ディープインパクト サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/6)
(■Lyphard/1)
(■Busted/1)
Broad Blush (■Himyar/-)
(■Ribot/3)
(■In Reality/1)
(■Secretariat/1)
母は未勝利を最後の最後に勝ちあがって
500万で頭打ち、そのまま繁殖となった。

母母ブロードアピールはその豪脚で有名な名牝だが、
産駒はそれほど強い馬が出ていない。
父キングカメハメハのミスアンコールが繁殖に上がってから
テンダリーヴォイス(父ディープインパクト)を輩出した。
重賞3着で桜花賞にも出走している。
父アドマイヤベガ(父サンデー・母ベガ・母父トニービン)の
カイゼリンはフローラS6着まで進めた。

中距離向きの血が母母のポテンシャルを発揮させるのに適しているのだろうが、
この父との組み合わせはどうだろうか。
母母父Broad Blushも父母父Surumuもどちらも重い筋肉を持ち、
他に散りばめられた■Blandfordのクロスも示すとおり
血統図としては現代型の軽い競馬には不向きなように見える。
母父ディープと父父父Kingmanboで軽さをどこまで出せるか、だが
もしこの馬がしなやかな筋肉を持っているようであれば将来が嘱望される。

姉はトラブルを抱えていたようでセール上場を取り下げている。
馬体のチェックは欠かせないが、
母の年齢も若いし当たりの可能性は高いと見た。

牝系
Water Cress(ウォータークレス)系 F4-r
直系にブロードアピールの他にもダートの強豪サクセスブロッケンがいて
ダートをパワーと瞬発力で駆ける「力強い」血脈である。
19世紀前半まで遡るとMary Morrisから分岐した系統から
メジロブライト、ブライアンズタイム、エアメサイア&シャカール、
はてにはBalance & Zenyattaなどという
スタミナ豊かでスピードもある血脈を出しており
F4-r族は世界でも代表的な牝系の一つと言える。
当馬もそれらと同様にスピード活性が高い。

スピード A 距離 20-24
パワー B 気性
Sペース 普通 成長
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■■
持久 ■■
馬力 ■■
気性難・爆発
零細
クロス
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊


サミットプッシュ
頑なに最後方追込みにこだわるのは馬自身だとか。
この牝系から引き継いだ立派な末脚。
個性派として活躍を続けてほしい。
  

60.ジェシカ15
は母高齢のため候補に入りません
2000万 (一口5万) 栗東 中内田厩舎
出産時母;16歳

エイシンフラッシュ キングズベスト Kingmanbo Mr. Prospector
(■Nureyev/1)
(■Tantieme/2)
(■Donatello/3)
Platini Surumu
(■Red God/2)
(■Sharpen Up/2)
(■Blandford/6)
ジェシカ トニービン カンパラ (■ゼダーン/1)
(■Bend Or/9)
(■Hyperion/1)
(■Preticipation/2)
サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/6)
ノーザンテースト
(■Eclipse/-)
母母セシルカットはエアグルーヴの姉でダートを中心に5勝、
母は本家サンデーRで募集され3勝を挙げたが
期待に応えた競争生活ではなかったように思える。

牝系の活躍馬を見ると父トニービンや父エルコンドルパサーが目立ち
この血にサンデーが主張すると
けっこう活躍が難しくなるのかもしれない、という印象を持つ。
■Mr. Pro.やあるいはクロフネなどとの和合性があり
サンデーのスピードのみを活かしつつ気性難や重厚さの欠点を消していくのが
この血統に必要なことなのかもしれない。

ということで、新種牡馬エイシンフラッシュである。
■Mr. Pro.ではあるが父母に重厚な血が揃っており
母との共同作業で軽さを引き出すのはちょっと難しいか。
逆に、牝系一族にいるフォゲッタブルのように長距離砲になるか、
と言われるとそれも苦しいような気がする。
母に合うのはSurumuではなく■Northen D.なのだろう。
おそらく筋肉質の見栄えの良い馬体だろうが、
柔軟な活躍が見込めるかどうかは未知数、
本家落ちして当クラブにきたことも考慮したい。

牝系
パロクサイド牝系 F8-f
超名牝・エアグルーヴの出身牝系で社台が誇る血脈の一つ。
勝負根性とスピードの因子を持ち、
後世への遺伝能力が強い。

スピード B 距離 20-24
パワー C 気性
Sペース 普通 成長
Hペース 得意 爆発力
速度 ■■■■■■
持久 ■■
馬力 ■■
気性難・爆発
零細 □□
クロス
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊

 


ボルボレッタ15
厩舎
メス 出産時母;7歳 母優先

エイシンフラッシュ キングズベスト Kingmanbo Mr. Prospector
(■Nureyev/1)
(■Tantieme/2)
(■Donatello/3)
Platini Surumu
(■Red God/2)
(■Sharpen Up/2)
(■Blandford/6)
ボルボレッタ ウォーエンブレム Our Emblem Mr. Prospector
(■Damascus/2)
(■Fair Trial/6)
(■Herbager/2)
サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/6)
Mr. Prospector
(■Royal Charger/2)
母は記念出走のみ、未勝利で引退。
Northern D.系との相性の良い母母だが
半Northern D.系とも言えるMr. Pro.系とはなぜか合わない、
という評価は去年と同じである。

ボルボレッタ14の評価

今年はあえてこの馬を選んだのか、
Kingmanbo系のエイシンフラッシュである。
父の重さを解消するべくこの馬なのだろうが、
母父ウォーエンブレムは■Mr. Pro.の中でも
重いほうの部類に入るので軽さはあまり期待できない。
それを逆手にとって中長距離を目指す馬を狙ったのなら、
そのチャレンジ精神は褒めたいが成功の可能性は薄そうな気がする。

スピード D 距離 24
パワー C 気性
Sペース 苦手 成長 遅い
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■■
持久 ■■■■
馬力 ■■■  
気性難・爆発
零細
クロス
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊


ペニーホイッスル15 他クラブ
厩舎
出産時母;12歳 母優先

エイシンフラッシュ キングズベスト Kingmanbo Mr. Prospector
(■Nureyev/1)
(■Tantieme/2)
(■Donatello/3)
Platini Surumu
(■Red God/2)
(■Sharpen Up/2)
(■Blandford/6)
ペニーホイッスル サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
Silver Deputy Deputy Minister
(■Mr. Prospector/1)
(■Buckpasser/1)
(■Northern Dancer/2)
他クラブ
 

シュペトレーゼ15 他クラブ
厩舎
メス 出産時母;12歳 母優先

エイシンフラッシュ キングズベスト Kingmanbo Mr. Prospector
(■Nureyev/1)
(■Tantieme/2)
(■Donatello/3)
Platini Surumu
(■Red God/2)
(■Sharpen Up/2)
(■Blandford/6)
ヴェルデライト ディープインパクト サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/6)
(■Lyphard/1)
(■Busted/1)
Acatenango Surumu
(■Brandford/5)
(■Northen Dancer/1)
(■Fairway/6)
他クラブ
 



へニーヒューズ産駒

21.クロストウショウ15
1200万 (一口3万) 美浦 奥平厩舎
メス 出産時母;8歳

へニーヒューズ ヘネシー Storm Cat Storm Bird
(■Secretariat/1)
(■Dante/3)
(■Tom Fool/2)
Meadowlake (■Princequillo/3)
(■Raise a Native/1)
(■Relic/2)
(■Nasrullah/2)
クロストウショウ アグネスタキオン サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/6)
(■Raja Baba/1)
(■リマンド/1)
スティールハート Habitat
(■Owen Tudor/1)
(■Clarion/3)
(■Relic/2)
母の属する古代の名牝ソシアルバターフライ系は
Your Hostから流れるその勝負根性を子孫に伝えている。
その昔はトウショウボーイを始めとした重賞馬を量産した牝系だが
近年のスピード偏重に負けたのか徐々に勢いを失いつつある。
当馬の母からも、そして近しい一族の仔を見ても
中央の勝ち上がりにすら苦労している馬が多い。

母側のHabitat→Sir Gayloadと父側のSecretariatの
牝馬クロスSomethingroyalが出来るので
柔軟性や瞬発力はある程度の強化が入るだろうが
母の力が足り無すぎる。
父クロフネの半兄がダート短距離に出るのだから
この馬も間違いなく適性は同じ。
小銭稼ぎ向きにしてもちょっと楽しみが少なすぎる。

牝系
ソシアルバターフライ系 F1-w
トウショウ冠の大将トウショウボーイが出た日本古来牝系。
だがこの系統自体は勢いを失いつつあり
別の枝であるRose Red系、いわゆるバラ一族に主役を奪われている。
遠くの末端からサトノダイヤモンドが急に出るあたり、
まだまだ爆発力の期待はあるか。

スピード C 距離 12
パワー D 気性
Sペース 苦手 成長 早熟
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■
持久
馬力   
気性難
零細 □□
クロス 全兄弟クロス 牝馬クロス
Som. L. 6×6
3/4クロス
ニックス
特殊


クロスデスティニー
デビュー戦2着→骨折→そろそろ復帰。
この後3勝して戻ってくる頃にまで
この馬の賞味期限は残っているだろうか?
 

61.ヴェルデライト15
2000万 (一口5万) 栗東 吉村厩舎
出産時母;7歳 母優先

へニーヒューズ ヘネシー Storm Cat Storm Bird
(■Secretariat/1)
(■Dante/3)
(■Tom Fool/2)
Meadowlake (■Princequillo/3)
(■Raise a Native/1)
(■Relic/2)
(■Nasrullah/2)
ヴェルデライト ディープインパクト サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/6)
(■Lyphard/1)
(■Busted/1)
Gone West Mr. Prospector
(■Secretariat/1)
Vice Regent
(■Bold Ruler/2)
母はディープの失敗作代表かのような
鈍足鈍重タイプだったが無事に競争生活を全うし繁殖入り、その初仔である。

数年前に日本競馬を席巻した父ディープ×母Storm Cat、
その逆パターンをこの配合は意図的に試しているように思える。
母母側は■Bold Ruler2本と■Vice Regentを抱え
ダートを力強く先行するのにもってこいであろう。
ここにスピード系ダート系統の■Storm Catを絡ませ、
あとはディープのニックスで瞬発力も得られれば
全てがうまくいく配合になるのだが果たしてどうだろうか。

母がダートを嫌ったのはディープの非力さ故、
だとすればこの馬の活躍は筋肉量と体重が鍵を握る。
牡馬が出てくれたのは牧場の期待通りだし、馬体さえ良ければ
瞬発力と先行力を兼ね備えたダート馬になりそうだ。
馬体公開(と、値段)が楽しみである。

牝系
ネオンデライト系 F20-a
産駒キャプテンスティーヴの活躍を受けて輸入された牝系だが
まだまだ活躍馬は出てこない。
近い別枝にフサイチエアデール牝系がいるし
スピード活性はなかなかの素質があるのでは、と予測する。

スピード B 距離 12-16
パワー C 気性
Sペース 得意 成長 早い
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■■■■■
持久
馬力   
気性難
零細
クロス
Sec. 5×5
N.D. 5×5
R. a N. 5×5
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス
DpI - StC
Mr. - Tom
特殊

 

62.フォルテピアノ15
2000万 (一口5万) 栗東 安田厩舎
出産時母;12歳 母優先

へニーヒューズ ヘネシー Storm Cat Storm Bird
(■Secretariat/1)
(■Dante/3)
(■Tom Fool/2)
Meadowlake (■Princequillo/3)
(■Raise a Native/1)
(■Relic/2)
(■Nasrullah/2)
フォルテピアノ フレンチデピュティ Deputy Minister Vice Regent
(■Fair Play/5)
(■Princequillo/3)
(■Bold Ruler/1)
ノーザンテースト Northern Dancer
(■Victoria Park/1)
(■Mr. Prospector/1)
(■Secretariat/1)
半姉は未勝利1勝で500万頭打ち、
半弟は年明けまでデビューが遅れている。

フォルテピアノ14の評価

どうせサンデー系の何をつけてもスピードが出ないのである。
思い切ってダートの快速系にしてしまおうという、
そのヤケッパチさは大いに歓迎したい。
もともとこの牝系はダートの凡庸血統になっていると
去年評価したような記憶があるが、
クラフティワイフ牝系では一番のハズレなのでそれを嘆いてもしょうがない。

母母キョウエイフォルテの仔も
早熟さを売りにした小銭稼ぎが得意な血統なので
この配合は1、2勝を狙うのに適していると言える。
半弟とはまるでちがう競争生活になると予測され、
さほど人気にもならないだろうから
初心者の皆様いかがだろうか。

牝系
クラフティワイフ系 F9
子孫がさまざまな場面で活躍し大きく枝葉を広げる牝系だが
当枝は一番のハズレ。
ダートで逆転を狙うが、果たしてどうか。

スピード C 距離 12-16
パワー C 気性
Sペース 普通 成長 早熟
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■■■■■
持久
馬力   
気性難・爆発 ■■
零細 □□
クロス
N.D. 5×5×4
H. Y. P. 4×4
Sec. 5×5
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊

 

63.レースウィング15
は母高齢のため候補に入りません

ホワイトミーティア15
2000万? (一口5万?) 厩舎
メス 出産時母;4歳 母優先

へニーヒューズ ヘネシー Storm Cat Storm Bird
(■Secretariat/1)
(■Dante/3)
(■Tom Fool/2)
Meadowlake (■Princequillo/3)
(■Raise a Native/1)
(■Relic/2)
(■Nasrullah/2)
ホワイトミーティア ゼンノロブロイ サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/6)
(■Mr. Prospector/1)
(■Icecapade/2)
Cozzene Caro
(■Princequillo/2)
(■Hyperion/5)
(■Bold Ruler/2)
期待のガヴィオラの仔、あの紳士は元気だろうか。
血統に重きを置いて馬を選ぶようになってから、私は彼を見直した。
血統に惚れ込むというのは、例え他人から見てただの石ころであっても
それをダイヤモンドだと言って抱いて眠れるくらいの愛情がないと
成り立たないのである。

母ホワイトミーティアは2011年産で
私が初めてツアーに参加したときに出会っているはずの馬である。
ガヴィオラ紳士が言っていたのはこの馬だったのだ。

母は競争能力の片鱗も見せずに骨折引退。
兄弟を見ても貧弱な馬が多く、ネオユニをつけてもメジャーをつけても
脚元の虚弱さが改善されないのだから
この牝系にはよほど固い配合でないと大成が難しい。
これはおそらく子孫にもついてまわるだろう。

ここにへニーヒューズをぶつけてきたのは驚いた。
が、馬体の早期完成とダート適性を狙うなら最も適しているかもしれない。
Caroの持つTurn-to成分とサンデーのHaloが呼応して脚が弱くなったのだから
Turn-toの影響がない血統を選択しつつ■Nas.でスピード強化を図る、
という、これは理想的な配合である。

ダートの短中距離狙い、瞬発力は低め。
はっきり言って小銭稼ぎ向きである。
しかも骨折のリスクがありギャンブル性も高い。

それでもガヴィオラ紳士ならこの血統を愛でるだろう。
またツアーで会えるだろうか。
小ばかにしていたことを謝りたいが、残念なことに顔を忘れてしまったんだ。
母同様にこの馬も買うなら彼は本物である。

スピード C 距離 16
パワー D 気性
Sペース 普通 成長
Hペース 得意 爆発力
速度 ■■■■■■■■
持久
馬力   
気性難 ■■
零細
クロス
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス
特殊 ボトム活性

 



ダイワメジャー産駒

22.ヴァンドノワール15
は母高齢のため候補に入りません
2000万 (一口5万) 美浦 手塚厩舎
メス 出産時母;19歳

ダイワメジャー サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
ノーザンテースト Northern Dancer
(■Victoria Park/1)
(■Spy Song/1)
(■Bull Lea/2)
ヴァンドノワール ヘクタープロテクター Woodman Mr. Prospector
(■Buckpasser/1)
Riverman
(■Damascus/1)
Vaguely Noble (■Aureole/1)
(■Nearco/1)
Sir Ivor
(■Phalaris/5)
なんといっても姉ブラックエンブレムのG1勝ちが目を引くが、
母、そして姉ピースエンブレムの競争生活を見ると
どうやら適性はダートにありそう。

パワー系統を多く持つこの父とは相性が良さそうだし
根元にPalaris直系が残っているのは貴重。
母高齢でも!メスでも!ダートでも!愛さえあれば!
初心者さん、1.5次まで残ると思うので配合的にはオススメです。
無事デビューできれば
1勝くらいはするでしょう。この厩舎だし。

なぜブラックエンブレムだったのかっていうと、
Damascusのパワークロスで京都内回りとか阪神とか、
関東なら中山福島とかで強そうなイメージ。
さらに近い位置にNumberd Account=プレイメイトの牝馬クロスがあって
それで芝の適性を得ていたのでしょう。
ってことはこの馬にはそれがないからダートに行くのは仕方ない。


牝系
Sovereign(ソブリン)系 F3-c
系統内にナリタセンチュリーがいて
遠縁には英ダービー馬Sir Parcyがいる。
中距離が得意そうな血だが活力は低い。

スピード C 距離 16-20
パワー A 気性
Sペース 普通 成長 早い
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■
持久 ■■
馬力 ■■■■■  
気性難
零細
クロス
全兄弟クロス 牝馬クロス
3/4クロス
ニックス 特殊
  

ムールヴェドール
読みづらい…
初心者の皆様。高齢母とはこういうものです。
オススメできませんよ。
 

64.レックスレイノス15
1600万 (一口4万) 栗東 宮本厩舎
出産時母;9歳

ダイワメジャー サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
ノーザンテースト Northern Dancer
(■Victoria Park/1)
(■Spy Song/1)
(■Bull Lea/2)
レックスレイノス Intikhab Red Ransom Roberto
(■Damascus/1)
(■Mr. Prospector/1)
(■Danzig/1)
グロウ Northern Dancer
(■Buckpasser/1)
Mill Reef
(■Phalaris/5)
母父Intikhabの大物はダービー2着のあるサトノラーゼンだと思うが、
父Intikhabの大物はなんといっても
京都の内ラチを擦り上げ火花を散らすほど猛烈な加速を見せた
スノーフェアリー嬢だと思う。同じことがこのホームページ全体のどこかに書いてある。
Intikhabはその母が軽いスピード血統で固められている。
Crafty Pro.やDanzig譲りの粘り腰と器用さを持っており
Robertoのもっさり感はほとんどないだろうと考えている。
これは私の贔屓目である。
半兄はロブロイとの配合が試されており、
■Mr. Pro.のクロスと■Buckpasserで軽快さを引き出す配合になっている。
当馬の配合は短距離のパワー系を目指したもので
■Northern D.のクロスによる馬格の強化と
Teddyの仔系統によるパワーの強化を狙ったものと思われる。

意図はわかるのだが
サンデーとRobertoのクロスにもう一方の主軸も■Northern D.のクロスとなると
さすがに気性面への影響は避けられない。
当馬でサンデー×■Northern D.の父との配合を見て、
上手く行くならなんとかインパクトだろうなぁ・・・と考えると
なんとなく合点がいく。
実験作なので当クラブにまわってきた、と評価するのが妥当か。
気性がまともなら面白いが、可能性は現状とても低いと予想する。

牝系
Erica Fragrans(エリカフレグランス)系 F5-h
直系は大したことはないが
すぐ近くに中長距離を得意にするミスオンワード系がいる。
さらにDalmaryから分岐した先に
Rough ShodーSpecial牝系がいてNureyevやSad. Wel.、
エルコンドルパサーなどに広がる巨大な一族がいる。
当馬はスピードと先行力が際立つ一族の傍流系に当たる。

スピード B 距離 16-20
パワー B 気性
Sペース 普通 成長 早い
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■■■
持久
馬力 ■■■■■
気性難
零細 
クロス
H. to R. 4×4
N.D. 4×5
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊

 

65.ピューリティー15
3600万 (一口9万) 栗東 松永厩舎
出産時母;12歳

ダイワメジャー サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
ノーザンテースト Northern Dancer
(■Victoria Park/1)
(■Spy Song/1)
(■Bull Lea/2)
ピューリティー パントレセレブル Nureyev Northern Dancer
(■Hyperion/3)
Alydar
(■Habitat/1)
Bering (■Sea Bird/1)
(■Lyphard/1)
Sadler's Wells
(■Caro/1)
血統
2014年と同配合である。

ピューリティー14の評価

全兄は雄大な馬体と腰の筋肉のハリを持ち見栄えがとても良い。
父にそっくりな成長で一口所有の私はニンマリである。
この配合ではNorthern D.のクロスによって
馬格の良さと柔軟性を伝えていると考えて良いだろう。
Nureyev-Sad.Wel.の欧州系3/4クロスを持っている一方で
Native D.系のアメリカ系クロスもあり結構主張が強そうな血に見えたのだが
その実際は父の血を生かす良質な血統だったということか。
パントレセレブルの産駒は日本では鈍足だったが■Habitatを含み
短距離系スピードの因子も持っている。
ダイワメジャーとの配合で距離は伸びないかもしれないが
先行力と持続力はかなりあるのではないか。

あとは、娘の産駒が募集されるのでこの馬が当クラブに来てくれるかどうか。
去年の牡馬が来てくれただけに今年の牡馬が来てくれる期待は薄い…?
もちろん、来てくれれば大抽選会であろう。
微妙な値下がりは嫌な予感しかしないが…

牝系
St. Marguerite(セントマルグリート)系 F4-n
一族はドイツ起点だがアメリカに渡った仔系統から
Gallant Fox、Hail to Reasonという競馬史に残る名馬が出ている。
当馬は始祖から分岐している傍流だが
世界の主流であるF4族の勢いはこの血脈にも影響を与えている。

スピード B 距離 16-20
パワー A 気性
Sペース 普通 成長 遅い
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■■■■
持久 ■■
馬力 ■■■
気性難
零細 
クロス
N.D. 4×4×5
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊

 

スルーレート15 募集なし
2800万? (一口7万?)
出産時母;13歳 母優先

ダイワメジャー サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
ノーザンテースト Northern Dancer
(■Victoria Park/1)
(■Spy Song/1)
(■Bull Lea/2)
スルーレート フレンチデピュティ Deputy Minister Vice Regent
(■Fair Play/5)
(■Princequillo/3)
(■Bold Ruler/1)
Seattle Slew (■Bold Ruler/2)
(■Princequillo/3)
Mr. Prospector
(■Nasrullah/4)
母は早熟で柔軟性を欠きながらも
持ち前のスピードを生かして2勝。
産駒も早熟気質を持つものが多いが
2歳から3歳のシーズンは結構楽しませてくれる。
産駒のうち2頭が怪我で急逝しているので健康面は不安だ。

スルーレート14の評価

特に本馬と同配合の姉が初戦のみで逝ってしまったことは大きな不安である。
母方の濃い■Nas. - ■Bold Rulerのクロスを避け
■Teddyのパワー、馬格系統を導入したのに実らなかった。
ダイワメジャーの牝馬は結構な割合で馬体の成長が乏しく
パワーの因子を引き継がないことが多い。牝馬では、である。
今回は牡馬。怪我のリスクはおそらくは下がるだろう。
とすると、早熟傾向は強化されるだろうし
より特徴が尖鋭化した良馬の予感がする。

母方の気性の良さは去年も述べた。
余談になるが、血統図は去年に比べてとてもつまらない。
去年はとてもアツく書いたのに未購入。若干詐欺った。ごめんちゃい

怪我の予測は馬体を見ないと判断できないが、
この父なのに意外と気性がいい、などと牧場が言うようなら
配合的には成功と言えるのではないだろうか。

スピード B 距離 16-20
パワー C 気性
Sペース 得意 成長 早熟
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■
持久
馬力 ■■■■  
気性難・爆発 ■■
零細
クロス
N.D. 4×5
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊


ピュアブリーゼ15
2400万? (一口6万?)
メス 出産時母;7歳

ダイワメジャー サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
ノーザンテースト Northern Dancer
(■Victoria Park/1)
(■Spy Song/1)
(■Bull Lea/2)
ピュアブリーゼ     Monsun Konigsstuhl (■Blandford/4)
(■Tourbillon/3)
(■Hampton/7)
(■Aureole/2)
パントレセレブル Nureyev
(■Alydar/1)
(■Sea Bird/2)
(■Sadler's Wells/1)
血統
母は前述ピューリティーの娘でスタミナ豊富な走りが特徴、
オークスで果敢に逃げて2着と優秀な成績を修めた。
その後も重賞好走などがあり
スタミナに加えてある程度のスピード、持続力も持っていたと推測される。
瞬発力不足は父Monsunなのでどうしようもないが
母由来のスピードがこの父で薄まってしまっていると考えるのか
距離の汎用性が出たと考えるのか。

母母の出産特徴=父を遺伝させる能力の高さ、を考えると
母父Monsunが母に与えた影響はかなり大きく
母の仔もMonsun寄りになる可能性のほうが大きいのではないかと考えてしまう。
父Monsun、さらに牝馬、となれば
勝ち味に遅い鈍足を覚悟しなければならないかもしれない。

スピード C 距離 20-24
パワー B 気性
Sペース 苦手 成長 遅い
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■
持久 ■■■
馬力 ■■■
気性難
零細 
クロス
N.D. 4×4×5
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊

 
  
アマルフィターナ15
3200万? (一口8万?)
出産時母;11歳

ダイワメジャー サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
ノーザンテースト Northern Dancer
(■Victoria Park/1)
(■Spy Song/1)
(■Bull Lea/2)
アマルフィターナ シンボリクリスエス Kris S. Roberto
(■Princequillo/1)
(■Seattle Slew/1)
(■Tom Fool/3)
Nureyev Northern Dancer
(■Hyperion/3)
ノノアルコ
(■Relic/2)
母はKaties牝系の末端に属し、
この牝系にはアドマイヤムーンやヒシアマゾンがいる。
が、この母の分枝What Katy Did系は
スリープレスナイトに代表される短距離の快速系統である。

母自身も短距離を走り、善戦したものの1勝止まり。
瞬発力が劣るのはRobert系×Nureyev系なので仕方ない。
と、ここまでは去年の母の評価である。

アマルフィターナ14の評価

今年の父はダイワメジャー。母側のNureyevと相性の良い種牡馬で
先行力の強化が期待される、と勝手に考えている。
母父シンボリクリスエスを考えても瞬発力は期待できず
短距離先行型になりそうだ。
昨年のルーラーシップよりパワーの因子を補充しているので
中山や福島をこなせそうなのは歓迎で
こういう割り切った配合なら期待できるかもしれない。
馬体も大きくなりそうだし、芝ダート兼用で活躍の場も広くなりそうだ。

小銭稼ぎ向きかもしれないが初心者のアナタ、どうだろう。
名牝系なのでもちろん爆発も期待できる。

スピード C 距離 12-16
パワー C 気性
Sペース 苦手 成長
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■■
持久
馬力 ■■■■
気性難
零細
クロス
N.D. 4×4
Near 5×5×5
H.toR. 4×5
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス
Mr.-Tom
特殊

 



ルーラーシップ産駒
 
23.イストワール15
1600万 (一口4万) 美浦 加藤征厩舎
メス 出産時母;14歳

ルーラーシップ キングカメハメハ Kingmanbo Mr. Prospector
(■Nureyev/1)
ラストタイクーン
(■Djebel/4)
トニービン (■ゼダーン/2)
(■Hyperion/2)
ノーザンテースト
(■Touchstone/-)
イストワール サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
Valid Appeal In Reality
(■Hyperion/3)
Hail to Reason
(■Count Fleet/2)
3代母Charming StoryはアメリカダートのG1を勝っており
牝系をたどるとBates Motel、HatimのG1勝ち兄弟などが親族にいる。
母の姉シェアザストーリーの仔に地方ダート重賞馬レッドクラウディアがいて
これらから推測されるのは中距離ダートの適性である。

この「中距離」というのがなかなかの鬼門で
母の産駒が中央で全く結果が出ないのは
■H. to R.、■Hyperionのクロスに■In Realityだけ、という
瞬発力や持続力の要素を欠く血統構成だからだろう。
さらに、キングカメハメハを持ってきてもダメ、
ハービンジャーを持ってきてもダメというのだから
この父で救済が成されるものなのか・・・?

父母のクロスもないし、
距離適性だけで選んだ配合だろうと(牧場の方ごめんなさい)思うので
血統的には積極的に手を出す理由が見つからない。

牝系
Love Criff(ラブクリフ)系 F9-f
アパパネ、トゥザヴィクトリーを輩出したAffection牝系の姉で
こちらの系統はアルーリングボイス、ジャングルクルーズなどが活躍馬にいる。
当馬の母の姉妹からレッドクラウディア、カラフルデイズといった
活躍がダートに寄っているものの重賞級の力は秘める血脈である。
F9-f族全体はベガ牝系などを筆頭にとても勢いの強い血脈である。

スピード D 距離 20
パワー D 気性
Sペース 苦手 成長
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■
持久 ■■■
馬力   
気性難
零細 □□
クロス 全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス
特殊


66.グレイシアブルー15
2800万 (一口7万) 栗東 清水厩舎
出産時母;13歳

ルーラーシップ キングカメハメハ Kingmanbo Mr. Prospector
(■Nureyev/1)
ラストタイクーン
(■Djebel/4)
トニービン (■ゼダーン/2)
(■Hyperion/2)
ノーザンテースト
(■Touchstone/-)
グレイシアブルー サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
Nureyev Northern Dancer
(■Hyperion/3)
Habitat
(■Blandford/5)
母は3勝、追い込んでの惜敗を繰り返しており
気性の難しさを持つものの瞬発力には長けていたものと思われる。
ある時期から極端に成績が落ちたも早熟というよりは
気性の問題が大きいだろう。
半兄に小回りを大得意としたグラスボンバーがおり、
彼と同じくMr. Pro.系の父が配合されたとあれば
我々同好会としては非常にアツくなる。

グラスボンバーは父母HaloでAlmarmoud牝系の塊だった。
それが父父になるとちょっとスピードが鈍るのは
■Hyperionが鈍足に引っ張るからだろう。
この父になり■Nureyevのクロスとパロクサイド牝系が頑張ってくれれば
クラシックを見据えたスピード馬が出来る!のだが。

問題は気性。
母も非常に難しい気性だったことが推測されるので
この父との配合で悪い部分が増長されないことを願う。
牡なので、気性さえ良ければ期待は非常に大きい。
だってグラスボンバーだぜ!?

牝系
Balsamique(バルサミコ)系 F16
直系にはメモリーキアヌとグラスボンバーがいる程度だが
同族の活躍馬がマイネルレコルト、ダンツシアトル、
ハートレイク、アサカディフィートと聞けば
なんとなく個性派揃いのパワーと器用さに長けた一族な気がする。

スピード B 距離 20-24
パワー C 気性
Sペース 普通 成長 遅い
Hペース 得意 爆発力
速度 ■■■■■■
持久 ■■■
馬力   
気性難
零細
クロス
Nur. 5×3
N. D. 5×4
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス
特殊


67.ヴェラブランカ15
1600万 (一口4万) 栗東 高橋康厩舎
メス 出産時母;8歳 母優先

ルーラーシップ キングカメハメハ Kingmanbo Mr. Prospector
(■Nureyev/1)
ラストタイクーン
(■Djebel/4)
トニービン (■ゼダーン/2)
(■Hyperion/2)
ノーザンテースト
(■Touchstone/-)
ヴェラブランカ クロフネ フレンチデピュティ Deputy Minister
(■Princequillo/4)
(■Fairway/5)
(■Icecapade/1)
サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/6)
El Gran Senor
(■Caro/1)
去年の配合評価で、この馬にルーラーシップを試して欲しいと
勝手に書かせていただいたが、
牧場の方が参考にしてくれたようで誇らしい。 ……冗談ですよ?

ヴェラブランカ14の評価

ジャングルポケットとの配合が最良である、と母母の産駒は示しているが
(アドマイヤサンデーが持つ牝馬Fair Rangerの血と
トニービンの持つ牝馬Thorn Woodの血は牝馬の全血クロスになる)
つまりトニービンとの配合こそが最良であるということだろう。
ルーラーシップの遺伝性は■Northern D.の修飾を受けたエアグルーヴ、
つまり■トニービンの馬鹿&ワルな気性と馬格に集約されるので
弟姉妹の再現を狙った良い配合と言えよう。

と思ったら父ジャングルポケットの半兄ムーンセイルは体質虚弱、
■Northern D.の系統を配合した姉の2頭とも若くして怪我を負っている。
アドマイヤサンデーの虚弱体質は
クロフネを持ってしてもカバーできなかったか。

サンデーと■CaroのTurn-to系クロスによる怪我のリスクに
El Gran Senorまで背負っているのだから
確かにガラスの脚からは逃れられまい。
スピードはあるのかもしれないが怪我がとても怖い。

牝系
Moonmadness(ムーンマッドネス)系 F1-p
上記アヴェンチュラ15の牝系と同じ。
豊かなスピードを引き継ぐ本流である。

スピード B 距離 12-18
パワー C 気性
Sペース 得意 成長 遅い
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■■■■
持久
馬力   
気性難
零細
クロス
全兄弟クロス
トライ-El.G.
牝馬クロス
TW-FR 7×7
3/4クロス
ニックス
特殊 ボトム活性

   
68.ディミータ15
1600万 (一口4万) 栗東 野中厩舎
メス 出産時母;8歳

ルーラーシップ キングカメハメハ Kingmanbo Mr. Prospector
(■Nureyev/1)
ラストタイクーン
(■Djebel/4)
トニービン (■ゼダーン/2)
(■Hyperion/2)
ノーザンテースト
(■Touchstone/-)
ディミータ ダンスインザダーク サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/6)
Nijinsky
(■Graustark/2)
Storm Cat Storm Bird
(■Secretariat/1)
(■Sharpen Up/1)
(■Precipitation/2)
母母Red Catはアメリカでギリギリ重賞3着がある程度で
数ある輸入馬の中では地味だが、
早期完成かつ長期間の活躍を見せた
ダイレクトキャッチ、ステラロッサを輩出した名牝である。
優秀な兄弟の間に生まれたのが当馬の母だが、
走っていた距離はマイル~2000であり
父ダンス、母Red Catの両方を受け継いでいると考えていいだろう。

一方の父ルーラーシップの特性は、■Northern D.の修飾を受けたトニービンであると
上記ヴェラブランカ15でも述べたとおりなので
母母とハーツクライ(母父トニービン)の配合である
ステラロッサが大成功しているのはとても心強い。
瞬発力、持続力を兼ね備えた馬になる可能性が高い。
ダンスインザダークにも■Raise a Nativeが流れており
■Mr. Pro.と■エタンのボトム配合もあって爆発力への期待も高い。
牝馬だが馬体に注目の好配合と言える。

牝系
La Mirambule(ラミランバル)系 F11-d
直系にキングジョージを勝って種牡馬でも好成績を残すNasram、
ジャパンカップを勝ったLe Glorieuxなど中長距離の大物が出ているが
近年は活躍馬が目立たない。
F11-d族の主流からは米の名種牡馬サンダーガルチ、
日本での活躍馬にフェノーメノとやはり中距離での適性が高そう。
ある程度のスピード活性も期待できる。

スピード A 距離 16-20
パワー C 気性
Sペース 得意 成長
Hペース 普通 爆発力 特大
速度 ■■■■■■■■■
持久
馬力   
爆発
零細
クロス
N.D. 5×5×5
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス
特殊 ボトム活性


カイゼリン15

2000万? (一口5万?) 厩舎
出産時母;10歳 母優先

ルーラーシップ キングカメハメハ Kingmanbo Mr. Prospector
(■Nureyev/1)
ラストタイクーン
(■Djebel/4)
トニービン (■ゼダーン/2)
(■Hyperion/2)
ノーザンテースト
(■Touchstone/-)
カイゼリン アドマイヤベガ サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/6)
トニービン
(■Northern Dancer/1)
Broad Blush (■Himyar/-)
(■Ribot/3)
(■In Reality/1)
(■Secretariat/1)



 
キンシャサノキセキ産駒

24.シェルズレイ15
2400万 (一口6万) 美浦 国枝厩舎
メス 出産時母;12歳

キンシャサノキセキ フジキセキ サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/6)
Le Fabuleux
(■In Reality/1)
Pleasant Colony His Majesty
(■Double Jay/2)
Lyphard
(■Tourbillon/3)
シェルズレイ クロフネ フレンチデピュティ Deputy Minister
(■Princequillo/4)
(■Fairway/5)
(■Icecapade/1)
ウイニングチケット トニービン
(■マルゼンスキー/1)
(■Princely Gift/2)
(■Bois Roussel/4)
母は3勝、パワーと持続力を活かして重賞戦線で戦った女傑である。
牝系をたどればモンテホープからスズカコバン、
トサモアーからオースミハルカといった大物が散発しているが
その血の本流は当馬に続く
このシェルズレイ(とブラックシェル)の血脈だろう。

半兄シャイニングレイは当クラブで募集、
忘れもしない、1次募集直後にモゴモゴ
一応の活躍は見せたとはいえ、やっぱりあのことがモゴモゴ
クラブからリンクを貼っていただいている手前これ以上は勘弁して欲しい。
母母オイスターチケットは血脈に■マルゼンスキー、■Bois. R.と
骨の脆い因子を抱えており
■Sir Ivorの刺激が加わるディープとの配合はリスクも高かった。
半兄ドラゴンシュバリエは父ダイワメジャーで
Your Hostのクロスの影響もありパワーに寄りすぎてダート馬だった。
つまり、これほどまでにスピードがある牝系にもかかわらず
それを阻害しない父が見つからないのである。

こうして配合の迷路に嵌った当母だが
当馬のキンシャサノキセキとの配合では
Princequillo-Count Fleetの3/4クロスが3本成立する。
マルゼンスキー(●Quill/2)フジキセキ(●MM/4)クロフネ(●PJ/5)で
Pq-CF 7×6×7 となる。
このクロスで気性への好影響を期待し、
思い切って短距離に特化してみた牧場の試行は素晴らしい。
父は■Ribotと■Le Fab.と晩成型血統を2つ抱えており
成長は遅れる可能性があるが、怪我のリスクは遠のくだろうし
スピードが発揮されれば小銭稼ぎと将来の繁殖には期待が持てそうだ。

牝系
トサモアー牝系 F3-l
レッドアゲート、オースミハルカなどの前哨戦大将が揃った牝系で
スピードはあるものの本番でなぜか勝ちきれない。
少し昔を見れば天皇賞馬カツラノハイセイコがいるものの、
本流トキノリアリティー牝系(アドマイヤフッキー15参照)には
力が及ばない傍流に甘んじている。

スピード C 距離 12
パワー C 気性
Sペース 苦手 成長 晩成
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■■
持久
馬力 ■■
気性難・爆発 ■■■
零細
クロス 全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊

 

69.ベネヴェント15
は母高齢のため候補に入りません



ステイゴールド産駒

25.スプリングシーズンⅡ15
2400万 (一口6万) 美浦 木村厩舎
出産時母;10歳

ステイゴールド サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
ディクタス (■Fine Top/1)
(■Wild Risk/2)
ノーザンテースト
(■Princely Gift/1)
スプリングシーズンll Dansili デインヒル Danzig
(■His Majesty/1)
(■Nijinsky/2)
(■Hyperion/3)
Kingmambo Mr. Prospector
(■Nureyev/1)
Roberto
(■Phalaris/7)
母の妹Middayが米G1を6勝、
ブリーダーズカップフィリー&メアターフ勝利と
世代を代表する名牝である。
遡った牝系にもZafonic、Zaminderの兄弟がいて
スピードの因子は高そう、ただし海外限定で。
そうケチがつくほど日本馬場への適正が疑問なのは
全姉がさっぱり走らないからである。
▲Almahmoudの牝馬クロスは流行しすぎてあまり当てにならない。

ステイゴールドとデインヒルの相性は非常に良く、
ナカヤマフェスタやフェノーメノといった中距離の大物を出している。
Dansiliでもいつかはホームランが出そうなので
この馬にもそのチャンスがないわけではないのだが
全姉の凡馬っぽりを見るとちょっと期待が薄い・・・
切れ味を削ぐボトムのRobertoがやっかいものである。

牡馬なので馬体が良ければ
父のラストクロップなのでドラマを期待するのは自由である。
ロマン派TNB氏は密かに狙っているのではなかろうか。

牝系
Virginia Shore(バージニアショア)系 F9-e
当母が輸入馬なので情報が少ないのもあるが、
近親に日本での活躍馬は重賞馬が散見される程度で目立たない。
この牝系の妹であるChimeraの枝からはイシノヒカルが出ているが
もはや古代の活躍馬である。

スピード C 距離 20
パワー D 気性
Sペース 得意 成長 早い
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■■
持久 ■■■
馬力
気性難・爆発
零細 
クロス
H. to R. 4×5
N.D. 5×5
全兄弟クロス 牝馬クロス
Alm. 5×8
3/4クロス
ニックス 特殊 ボトム活性

 

26.キュー15
3600万 (一口9万) 美浦 戸田厩舎
出産時母;18歳

ステイゴールド サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
ディクタス (■Fine Top/1)
(■Wild Risk/2)
ノーザンテースト
(■Princely Gift/1)
キュー フレンチデピュティ Deputy Minister Vice Regent
(■Fair Play/5)
(■Princequillo/3)
(■Bold Ruler/1)
Baldski Nijinsky
(■Nasrullah/2)
(■Bold Ruler/1)
(■Princequillo/3)
高齢母なので本来なら候補に挙がらないはずの馬だが、
初心者MMKが手を出してしまったので評価する。

母はアメリカ重賞馬、といってもレベルの低いG3戦の勝利があるくらいで
目立った活躍はない。
ただ、配合は結構面白いところがあり、フレンチデピュティの母Mitterandと
3代母のPeroxide Princessが類似血統で
母母父BaldskiもNijinskyというよりはNas.の適性を受け継いだ
いわゆる持続型アメリカン血統であり
キュー全体で大掛かりなNas-quilloのクロスを
作っていると言えるかもしれない。
Baldskiが主張すればやや早熟よりになるかもしれない。

半兄ダイワメジャー産駒も血統は評価していないが人気はあった。
というのは迫力ある後脚と雄大な馬格が目立ったからである。
その馬体はぐんぐん成長し今では600kgを突破…
さすがにそれは、ちょっと、牛じゃん。
■ノーザンテーストとアメリカのパワーを象徴するYour Hostの血の両方が
強く主張した結果でここから絞り上げるのがおそらくは苦難になるだろう。

今年の配合相手はステイゴールドである。
父側の■ノーザンテーストは一段階下がっている。
当馬の半姉ルシルクの息子グランシルクを目指した配合と思われ
この一族のパターンに当てはめるなら
3歳春のマイル戦で瞬発力を活かす戦い方になりそうだ。

体が大きくならなければ!活躍のチャンスはあるのだろうが
すぐ上の兄がこうだとちょっと弟には期待しづらいか。
厩舎はこの血統と相性の良い名伯楽なので
ギャンブル要素は強いものの全く期待できないわけではない。

ちなみに、当馬の牝系F1-t系は
父ステイゴールドの母ダイナサッシュの血脈でもある。
牝馬クロスに評価できるほどの濃さではないが、
F1族なのでスピード倍加の期待は高い。

牝系
Trampolin(トランポリン)系 F1-t
仔系統Highland Lassieを経由したダイナサッシュ牝系が大爆発し
サッカーボーイ、ステイゴールド、近年にはドリームパスポートと
活躍馬を連発している。
ダイナサッシュ牝系の周辺にもスズカフェニックス、
あるいはブレイクランアウトに代表されるキュー牝系などがいて
スピード活性と根性の遺伝が強い。

スピード B 距離 16
パワー B 気性
Sペース 得意 成長 早い
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■■■
持久 ■■
馬力
気性難・爆発 ■■■
零細 
クロス
Bold R. 5×5
N.D. 5×5×5
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊 相似配合

 



ディープブリランテ産駒

27.ヴィアンローズ15
2000万 (一口5万) 美浦 古賀厩舎
メス 出産時母;13歳 母優先

ディープブリランテ ディープインパクト サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/6)
(■Lyphard/1)
(■Busted/1)
Loup Sauvage Riverman
(■Nureyev/1)
(■Busted/2)
(■Mr. Prospector/2)
ヴィアンローズ Sevres Roses Caerleon Nijinsky
(■Princequillo/2)
(■Hyperion/4)
(■Tourbillon/3)
Kaldoun Caro
(■Blandford/4)
(■Bold Ruler/3)
(■Riverman/2)
母ヴィアンローズは堅実に活躍馬を出している。
母父Sevres Rosesは競争実績皆無(不出走)ながら
母父母母Lady Berryの能力を伝えているといえるだろう。
TNB氏がこのSevres Rosesの
欧州型先行力を評価してアジュールローズを買った! と
言えたら、カッコ良かったのになぁ・・・
ともかく、中距離の先行力は素晴らしく
ダービーに参加する資格は十分備えていた。

母父父Caerleonは活躍を中距離に縛る代償に
▲La Troienneのパワーを存分に伝え、
しかもBimlechの全姉Big Hurryで分岐が異なるなので
Bimlechの血を引く■Rivermanと牝馬クロスを結ぶ相性の良さがある。
母自身もCaerleonとRivermanの▲La Tro.牝馬クロスを持っているし、
当馬の父の活躍の原動力となったRiverman血統を
さらに活かす配合になっている。
半兄がダービートライアルで見せた先行力を
■Nas.系のクロスと▲La Troのパワーでさらに強め
能力の高い馬になりそうな予感がする。

残念な点が3点ある。
一つは■Blandfordとその仔系統の濃さで、瞬発力への期待は薄まっている。
もう一つは、この母の産駒についてまわる脚元の脆弱さで
▲La Tro.のクロスを求めた半姉(父ハーツクライ)が
新馬で素質を見せたものの故障引退しており
半兄も慢性のソエに悩まされていた。
3つめは、重厚さよりも軽さを求められる牝馬に産まれたことである。
牡馬だったなら本家でしょうけど。
半兄の活躍で人気が出そうだがなんとか一般までは残るか?
デビュー馬が絶好調のブリランテだが、
牝馬で2勝しているディーパワンサは軽さを重視したシンハリーズ牝系なので
あまり盲目的に信用しないほうがいいかもしれない。
と、注意喚起したよボクは。

牝系
Klarnet(クラーネット)牝系 F7-c
日本に来た牝系子孫からポップロック、サンライズバッカスといった
いぶし銀が出ているが、勢いと言う点では微妙である。
同族に大正から続くアストニシメント牝系があり、
こちらの系統からクリフジやメジロマックイーン、
あるいはブルーコンコルドやオフサイドトラップ、ゴッドスピードといった
才能豊かなタレントが揃う。
ある程度のスピードの付加と、父の力を引き出す特徴がある。

スピード C 距離 20
パワー B 気性
Sペース 苦手 成長
Hペース 得意 爆発力
速度 ■■■■■■
持久 ■■
馬力 ■■  
気性難
零細
クロス 全兄弟クロス
Bim=BiH 8×8×9
牝馬クロス
La Tro 9×9×10
3/4クロス
ニックス 特殊

 
 
70.ピンクアリエス15
1200万 (一口3万) 栗東 荒川厩舎
メス 出産時母;8歳 母優先

ディープブリランテ ディープインパクト サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/6)
(■Lyphard/1)
(■Busted/1)
Loup Sauvage Riverman
(■Nureyev/1)
(■Busted/2)
(■Mr. Prospector/2)
ピンクアリエス キングカメハメハ Kingmanbo Mr. Prospector
(■Nureyev/1)
ラストタイクーン
(■Djebel/4)
Storm Cat Storm Bird
(■Secretariat/1)
Blushing Groom
(■Himyar/-)
母は軽めの配合で全兄の活躍に比べるとさびしく終わってしまったが、
半兄にスピリタス(父タニノギムレット…母父■Gray Sovereign)
母母ピノシェットの半妹にレディパステル(父トニービン)などがいて
配合的にはGray Sovereignとの相性の良さが伺える。
当馬の父に含まれるRivermanも似たようなものだし
スタミナ・重厚さといった利点では
この種牡馬の雰囲気とは合いそうな気もする。
これで牡なら、といつもの難癖がつくが・・・・・・

牝系はSunny Gulfにたどりつくパワー優位の名牝系。
■Nureyevのクロスもあって主戦場はダートになりそうだが、
大柄の馬格でパワーを使いこなせそうなら将来は面白いのではないか。
値段は安めだろうし、抽選会の可能性も低そうかな?

牝系
Sunny Gulf(サニーガルフ)系 F1-l
ネオユニヴァース、エリンコートなどクラシック中心の活躍馬多数。
本流はバレークイーン牝系に譲るとしても
こちらピンクタートル系からもレディパステルが出ており
スピードと一発屋根性では見劣りしない。

スピード C 距離 20
パワー B 気性
Sペース 苦手 成長 遅い
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■■■■■■
持久
馬力 ■■  
気性難
零細
クロス
Nur 5×5
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊 3:1分配

 



トーセンホマレボシ産駒

28.アドマイヤドレス15
2400万 (一口6万) 美浦 高柳厩舎
出産時母;9歳

トーセンホマレボシ ディープインパクト サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/6)
(■Lyphard/1)
(■Busted/1)
ノーザンテースト Northern Dancer
(■Victoria Park/1)
(■Mr. Prospector/1)
(■Secretariat/1)
アドマイヤドレス スピニングワールド Nureyev Northern Dancer
(■Hyperion/3)
Riverman
(■Northern Dancer/2)
Silver Hawk Roberto
(■Nearco/2)
(■Blandford/4)
(■Hyperion/3)
ノーザンファームがセレクト2000万で落札。
ということは販売額は安く見積もってこの程度だろう。

この父の産駒は当初の予想通りマイルから中距離の先行型で
深みの無い、小粒な産駒を多く出しそうな気配である。
母側の因子にはスタミナも多く含まれているのだが
■Robertoと■N. D.が零細を食ってしまっている。
母も短距離・早熟の先行型で父母の傾向としては合致しているのだが
いかんせん値段が高くなりそう。そうでもなかった。
ちょっと手が出しづらい。

牝系
Style(スタイル)系 F5-g
近年の活躍馬にエイシンデピュティ、古くにマルゼンスキーと
スピード能力に傑出した馬を輩出している名牝系で
データ15と異なり当馬はその本流に近い。
中距離向けのスピード活性が高そうな気はする。

スピード C 距離 12-16
パワー C 気性
Sペース 普通 成長 早い
Hペース 苦手 爆発力
速度 ■■■■■■■■
持久 ■■■■
馬力 ■■
気性難・爆発
零細
クロス
N. D. 4×4
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊

 
71.フェリスタス15
2000万 (一口5万) 栗東 吉田厩舎
出産時母;9歳

トーセンホマレボシ ディープインパクト サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/6)
(■Lyphard/1)
(■Busted/1)
ノーザンテースト Northern Dancer
(■Victoria Park/1)
(■Mr. Prospector/1)
(■Secretariat/1)
フェリスタス Dansili デインヒル Danzig
(■His Majesty/1)
(■Nijinsky/2)
(■Hyperion/3)
Darshaan (■Mill Reef/1)
(■Tourbillon/4)
(■Never Bend/1)
(■Birdcatcher/-)
母母にフォーシンズ、
馬体だけで馬を買ってはいけないとDDKに知識を授け、
多額の代金を搾取した詐欺師である。

見るからに重そうな血統図はディープですら改善できなかった。
その子供にディープの子供を持ってきてもなんら変化は無いのではないか。

もうこの馬と血統には関わりたくない。
17.5万円+飼育代。
一目惚れの結果として得た被害額はでかすぎた。

ただ、希望が無いわけではない。
半兄はセレクトに上場、見栄えは良い可能性がある。
新参者の票をたくさん吸い上げて欲しい。

牝系
ダラマ系 F1-e
直系からノアノハコブネのみ。
他方に行けばドルチェリモーネ15と同じく
脇役牝系へつながっていく。

スピード C 距離 24
パワー C 気性
Sペース 苦手 成長 遅い
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■■■
持久
馬力 ■■
爆発
零細
クロス
N. D. 4×5
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊



 
ハービンジャー産駒
     ・ 
29.アドマイヤサンデー15
は母高齢のため候補に入りません

30.シャラントレディ15
1400万 (一口3.5万) 美浦 矢野厩舎
メス 出産時母;8歳

ハービンジャー Dansili デインヒル Danzig
(■His Majesty/1)
(■Nijinsky/2)
(■Hyperion/3)
Bering (■Sea-Bird/1)
(■Lyphard/1)
(■Northern Dancer/1)
(■Aureole/3)
シャラントレディ フジキセキ サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/6)
Le Fabuleux
(■In Reality/1)
Olympio Naskra
(■Spy Song/3)
Roberto
(■Raise a Native/1)
母は半兄に地方G1勝ちのカフェオリンポスがいる血統で
3代母Carmanettaの仔に米G1勝利があるように
細々とダート適性をつなげている血統である。
母自身も芝を勝ってはいるが結局はダート短距離を主戦としており
■Naskra、■Spy Songといった血の主張に屈した形になっている。

半兄(父ワークフォース)はシルクで募集されたが
2歳を迎えても成長を見せずはっきり言って微妙。
欧州中距離型で■Northern D.と■Native D.を持つ類似の当父との配合で
半兄と劇的な変化が出るようには思えない。
すっかり落ち目のハービンジャーだが、
馬格を活かしてダート血統に仕立て、無理ならモゴモゴ
初年度産駒のお目見え時にはその筋肉隆々に目を奪われたが
今年はさすがに、貧弱な母系を逆転させる爆発力には乏しい、
主張の弱い血統なことがバレたと思う。
こういう馬には手を出したくない。

牝系
Carmanetta(カーマネッタ)系 F2-f
直系と近縁には大した活躍馬が居ないが、
19世紀まで遡れば
別枝にディープインパクトのHighclere牝系が出てくる。
名牝の遠縁ではあるが傍流でほとんど影響はない、のでは。

スピード D 距離 16
パワー C 気性
Sペース 普通 成長
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■■■■
持久 ■■
馬力 ■■  
気性難・爆発
零細
クロス
全兄弟クロス 牝馬クロス
Alm 5×6×7
3/4クロス
ニックス 特殊


カスタリア15 セレクト行き
2000万? (一口5万?) 厩舎
出産時母;12歳

ハービンジャー Dansili デインヒル Danzig
(■His Majesty/1)
(■Nijinsky/2)
(■Hyperion/3)
Bering (■Sea-Bird/1)
(■Lyphard/1)
(■Northern Dancer/1)
(■Aureole/3)
カスタリア サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
Sadler's Wells Northern Dancer
(■Hail to Reason/2)
(■Fairway/5)
(■Owen Tudor/4)
去年の評価ではこの母には軽い馬のほうがいい、と書いた。
さて今年は、と見てみるとすっかり落ち目のハービン氏である。

カスタリア14の評価
 
馬格が立派になりそうな■Northern D.クロスと
スタミナ優位の■Hyperionのクロスが同居して
どう見たって「重い」血統図になっている。
ボトムラインの■Fairwayと■Owen Tudorのスピード因子が
それらを凌駕できるかどうか、だが
血統図全体を見る限りかなり苦しいと言わざるを得ない。
半兄メイショウサムソン産駒やクロフネ産駒と同じように
スピード不足に泣く可能性が高い。

この母の力を引っ張り出せるのは
短距離系のスピード種牡馬でOwen Tudorにクロスを張れる
ロードカナロア以外にないだろう。
この配合を数年以内に試していただくことを切望する。

スピード D 距離 20-24
パワー C 気性
Sペース 普通 成長
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■■■
持久 ■■■■
馬力   
爆発
零細
クロス
全兄弟クロス 牝馬クロス
Alm 5×6×7
3/4クロス
ニックス 特殊


クロノロジスト15 セレクト行き
1600万? (一口4万?) 厩舎
メス 出産時母;12歳 母優先

ハービンジャー Dansili デインヒル Danzig
(■His Majesty/1)
(■Nijinsky/2)
(■Hyperion/3)
Bering (■Sea-Bird/1)
(■Lyphard/1)
(■Northern Dancer/1)
(■Aureole/3)
クロノロジスト  クロフネ フレンチデピュティ Deputy Minister
(■Princequillo/4)
(■Fairway/5)
(■Icecapade/1)
サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/6)
Mr. Prospector
(■Royal Charger/2)
去年の馬は東京サラブレッドクラブで募集、1600万だった。
その姉と同配合である。

3代母ラスティックベルはRaise a Native 2×3(1/4+1/8)と濃いクロスに加え
Royal Chargerも1/8持っているスピードとパワーに優れた牝馬で
N.D.系を持たないことから
スピードとパワーを持たせつつ頑健さも保つ産駒を多く出し
その牝系は日本に大きく根を張った。

ラスティックベルとサンデーの配合で産まれた2頭の全姉妹のうち
姉フサイチエアデールは重賞で活躍するなど名牝に成長し、
妹インディスユニゾンは繁殖専用として育てられた。
母となった2頭ともN.D.仔系統でパワー優位の
父との配合で活躍馬を出している。
インディスユニゾンのほうが繁殖能力も数段劣るが。

エアデール&ユニゾンの2頭のみで萎んでいくのかと思いきや、
年の離れた妹ペルヴィアンリリー(父フレンチデピュティ)の産駒
アドマイヤエイカンが新潟2歳Sを制してこの牝系の再興をアピールした。
ラスティックベルにパワー因子のあるN.D.系と父サンデー系、
この組み合わせこそがスピードを生かす最良の配合である、と言えるのだが
この馬はどうだろうか。
N.D.系を濃くしてRaise a Nativeの血も再導入し
サンデーの血を奥に押しやっている。

この馬自身の競争人生が目標ではなく、
この馬の次世代への期待をかけての配合だったのだろう。
その期待に応えるかのように牝馬を産んだクロノロジストは
素晴らしいと牧場の皆様に褒められたにちがいない。
本馬にスピード豊富なサンデー系が配合される数年後のために
母優先を手に入れるべく本馬を買う、のは玄人の選択か。
デビューは上を見てもやや遅め、肉は多いが骨は脆そうで健康面には注意したい。
この牝系は早熟が利点なので早めの1勝、早めの引退繁殖。
狙いはそんなところだろうか。

スピード D 距離 16-20
パワー C 気性
Sペース 普通 成長 早熟
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■■■■
持久 ■■■
馬力
気性難・爆発
零細 
クロス
N.D. 5×5
全兄弟クロス 牝馬クロス
Alm 6×6×7
3/4クロス
ニックス 特殊
 
 



タートルボウル産駒

31.ジュモー15
2400万 (一口6万) 美浦 和田正厩舎
出産時母;9歳

タートルボウル Dyhim Diamond Night Shift Northern Dancer
(■Gallant Fox/3)
(■Habitat/1)
(■Red God/2)
Top Ville (■Dante/3)
(■Prince Chevalier/2)
(■ゼダーン/1)
(■Relic/2)
ジュモー タニノギムレット ブライアンズタイム Roberto
(■Graustark/1)
(■Caro/1)
(■Sea-Bird/1)
サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/6)
Nureyev
(■Sharpen Up/1)
母の属するフェアリードール牝系は
近年の馬だけみてもトゥザヴィクトリーとその仔、
サイレントディール、デニムアンドルビーとG1馬を何頭も輩出する
日本を代表する名牝系である。
半兄プロフェットが重賞を勝ってスピードを誇示しており
この母自身のスピード活性も高いと推測する。

半兄と同じく■Northern D.の派生種牡馬との配合だが
ハービンジャーの他の産駒が
中距離ですらスピード不足で勝ちあぐねている現状を見るに
■N.D.の塊であるハービンジャーとの配合であの強さを見せたのなら
それより軽いこの父との配合はさらに強さが活かされるはずだ。

この母や半兄を参考にすると極限のスピード勝負というよりは
重めの芝でパワーと瞬発力を活かす走りが得意と言える。
このあたりは母側の■Native D.の仔系統の影響も強いか。
スロー専用、短距離固定と条件は限られるが
半兄以上のパフォーマンスを発揮する素地は十分にある。

どうにも概念的な話ばかりになってしまう。
牝系のクロスとかないのかタートル君!


牝系
フェアリードール系 F9-f
トゥザヴィクトリーを輩出した超・名牝系で
ほかにもサイレントディール、デニムアンドルビーといった
スピードと瞬発力の豊かな活躍馬を出している。
ちょっと遡ればアパパネの属するAffiction牝系、
さらに遡ればベガ牝系の源流であるBlack Star牝系などが見られ
F9-fはとても勢いのある一族である。

スピード B 距離 16
パワー B 気性
Sペース 得意 成長 早い
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■■■■■■
持久
馬力 ■■  
気性難・爆発
零細
クロス
N.D. 4×5
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊 ボトム活性
3:1分配


32.メガクライト15
1600万 (一口4万) 美浦 小西厩舎
出産時母;12歳

タートルボウル Dyhim Diamond Night Shift Northern Dancer
(■Gallant Fox/3)
(■Habitat/1)
(■Red God/2)
Top Ville (■Dante/3)
(■Prince Chevalier/2)
(■ゼダーン/1)
(■Relic/2)
メガクライト アグネスタキオン サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/6)
(■Raja Baba/1)
(■リマンド/1)
El Gran Senor Northern Dancer
(■Buckpasser/1)
Graustark
(■Raise a Native/1)
母は度重なる故障と気性難を抱えながらもダートマイル近辺で3勝。
繁殖となってからもキャロットお抱えだが
子供はスピード不足で勝ち上がりに苦労している。

メガクライト14の評価

母父タキオンと母母父El Gran Senorの両方とも怪我に泣いた馬で
母も競争生活を考えても怪我のリスクは避けようがない。
産駒には常に故障の危機がついてまわり、
故障明けからは別馬のように弱くなる気性も困りものである。
この父の配合でも■Northern D.と■Turn-toの系統クロスと、
類似する■Danteの血の濃さが相まって
健康度はお世辞にも期待できない。

一世代手前ではアルナスラインの活躍が目立つ牝系だが
実は健康度の高かった馬はフジキセキとの配合だった。
そういった意味で■Northern. D.版フジキセキと私が呼んでいる
牧場がそんなこと言っているわけないんだよなぁ
この父との配合が、この母の産駒では一番期待できるのかもしれない…が。
格安の馬を慈善で買う皆様に購入をお任せしたい。

牝系
Neolight系 F9-c
直系はアルナスライン程度だが
近縁にTudor Minstrel、Fair Trialといった
スピードを誇る種牡馬がゴロゴロいて、
遠縁まで見ると多数の名馬がひしめいている。
大元はスピードの権化Lady Josephineの血であり
当馬は傍流だがその恩恵を得られる可能性はある。

スピード D 距離 16
パワー D 気性
Sペース 苦手 成長 早い
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■■■■
持久
馬力 ■■  
気性難・爆発
零細
クロス
N.D. 4×4
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊


72.アレキサンドリア15
2000万 (一口5万) 栗東 松下厩舎
出産時母;12歳

タートルボウル Dyhim Diamond Night Shift Northern Dancer
(■Gallant Fox/3)
(■Habitat/1)
(■Red God/2)
Top Ville (■Dante/3)
(■Prince Chevalier/2)
(■ゼダーン/1)
(■Relic/2)
アレキサンドリア サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
Kris. S Roberto
(■Princequillo/1)
Nureyev
(■ノノアルコ/1)
母は上記ケイティーズジェムと同じくKaties牝系に属し、
しかもその本流と言える快速系What Katy Didの仔である。
半妹にスリープレスナイトがおり、
大きな体躯とそれに似つかわしくない俊敏性と機動力はこの血統の特徴だろう。
母は期待を背負った馬だったが1戦のみで引退、
産駒は大した成績を残していない。
サンデーとRobertoの喰い合いでもっさりした鈍さが
遺伝に影を落としている印象が強い。

一方で、今年産駒がデビューするにもかかわらず
相変わらず「謎種牡馬」扱いの父だが、
その初物の1頭を持ち続けた私としてはちょっと傾向をつかんでいる。
■Dante、あるいは■Habitatといったスピード志向を強く持ちながら
■Northern D.の馬らしく大柄な馬体に完成する。
柔軟性を欠くが筋肉質なところもChop Chopの影響があり、
スピード強化型、早熟完成型のクロフネといったところではないか。
ノーザンダンサー版フジキセキ、と前にどこかで述べたが
芝を走れるがダートはさらに得意で瞬発戦向きと考える。

これまでの産駒は■Kingmanbo、あるいはゼダーン系カンパニーと
何かを模索したような、偏った配合が繰り返されていたが今年は傾向を変えてきた。
一世代前に目を戻せば
血統の中に父クロフネのG1馬スリープレスナイトがいるのだ。
この父の力を借りてWhat Katy Did牝系の再興を期待してもいいのではないか。

牝系
What Katy Did(ホワットケイティーディド)系 F7-f
Katies牝系のうち当馬の系統は特に短距離特化型。
同様のことはケイティーズジェム15でも述べた

スピード B 距離 12
パワー C 気性
Sペース 得意 成長 早熟
Hペース 苦手 爆発力
速度 ■■■■■■■■■
持久
馬力 ■■  
気性難 ■■
零細
クロス
N.D. 4×5
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊 ボトム活性




 ネオユニヴァース産駒

ヒカルアモーレ15
1600万 (一口4万) 美浦 勢司厩舎
メス 出産時母;12歳 母優先

ネオユニヴァース サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
Kris Sharpen Up
(■Tantieme/2)
(■Prince Bio/2)
(■Fair Trial/3)
ヒカルアモーレ クロフネ フレンチデピュティ Deputy Minister
(■Princequillo/4)
(■Fairway/5)
(■Icecapade/1)
Kaldoun Caro
(■Blandford/4)
(■Mill Reef/1)
(■Clarion/3)
半兄シュペルミエールは立派な馬体とスタミナを持ち3歳夏までに2勝、
厩舎が良ければクラシックに乗れていたであろう逸材である。
母母グレイトフィーヴァーの仔は上記ラフォルジュルネ15でも述べたが
健康度の高さと穏便な気性が持ち味で
産駒はサンデーの気性難を出さずに重賞でも好走し
キャロットクラブに多大な貢献をもたらしている。
当馬と同じ配合の姉が芝短距離で4勝していることからも、
小銭稼ぎ系ながら活躍は約束された配合と言って良いだろう。

あとは厩舎だけ。気性が良いとは言ってもネオユニの牝馬である。
あの厩舎が是正できるとは思えず、母高齢と同じくKim・NGの私にとっては
あの厩舎でないことだけを願っている。

違った。ひとまず安心。

牝系
Moonmadness(ムーンマッドネス)系 F1-p
上記アヴェンチュラ15の牝系と同じ。
向こうが主流なのに対しこちらは傍流で
スピード活性が劣るのは仕方ない。

スピード C 距離 16
パワー C 気性
Sペース 普通 成長
Hペース 得意 爆発力
速度 ■■■■■■
持久
馬力 ■■
気性難 ■■
零細 
クロス
全兄弟クロス 牝馬クロス
3/4クロス
ニックス 特殊
 
 

74.ラフィントレイル15
2600万 (一口6.5万) 栗東 池添学厩舎
出産時母;12歳 母優先

ネオユニヴァース サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
Kris Sharpen Up
(■Tantieme/2)
(■Prince Bio/2)
(■Fair Trial/3)
ラフィントレイル エルコンドルパサー Kingmambo Mr. Prospector
(■Nureyev/1)
Sadler's Wells
(■Seattle Slew/1)
Fabulous Dancer Northern Dancer
(■Mahmoud/2)
(■Caro/1)
(■Wild Risk/4)
母母ファビラスラフィンは傑出したスピードと器用なコーナーワークで
ジャパンカップをシングスピールに食らい突いて2着と健闘した。
あわや勝ってしまうのかと思わせたあのレースは
■Mahmoudの持つスピードがいかんなく発揮されたものだし、
日本の硬い芝向きの走りだった。

ラフィントレイル14の評価

母ラフィントレイルは微妙な競争成績ながら
半兄ブレイズアトレイル、全兄ジャイアントリープを出し、
母母のスピードを伝えていると言えるだろう。
ファビラスラフィンの仔ギュスターヴクライは
父ハーツクライで重賞を獲れるスピードを得たのだから、
恐らくはこの牝系に合うのは■トニービンの頑健さと固さである。

去年の評価の通り怪我のリスクは依然として高いものの、
今回の配合はネオユニヴァースと固めの種牡馬である。
■Caroを刺激しないので爆発的なスピードとまではいかないかもしれないが
■サンデー系統と■Mahmoud系統のクロスを際立たせて
クロスの無い■Northern D.が静座していてくれる、のなら
当馬の活躍も期待できるのではないか。
あとは厩舎!と願っている会員様は非常に多いと予測する。

牝系
La Fleche(ラフレーシュ)系 F3-e
直系はファビラスラフィンだが
近縁に大種牡馬サンデーサイレンスがいる。
なにかをトリガーとして突然変異的にスピードを得る血脈ではないか。

スピード B 距離 20-24
パワー C 気性
Sペース 普通 成長 早い
Hペース 得意 爆発力
速度 ■■■■■■■
持久
馬力 ■■
気性難 ■■
零細 
クロス
全兄弟クロス 牝馬クロス
Alm 6×6×7
3/4クロス
ニックス 特殊
 
 



その他の産駒

34.ミスティークⅡ15
1200万 (一口3万) 美浦 伊藤大厩舎
メス 出産時母;6歳

マンハッタンカフェ サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
(■Pharamond/2)
(■Teddy/5)
(■Hyperion/3)
Law Society Alleged
(■Bold Ruler/2)
(■Owen Tudor/2)
(■Birdcatcher/-)
ミスティークII Monsun Konigsstuhl (■Blandford/4)
(■Tourbillon/3)
Surumu
(■Aureole/2)
Sadler's Wells Northern Dancer
(■Hail to Reason/2)
(■Storm Bird/1)
(■Graustark/1)
母は輸入馬、半兄MawingoがG1(BRCドゥームベンC)を勝っているが
他に活躍馬がいるのかいないのかよくわからない。
超優秀な牝系だった。下記牝系参照。
初仔(父ハーツ)は本家で募集され今のところは順調、
当馬は父カフェに替わって当クラブ募集である。

母の血統図は一目見て激重の欧州血統だとわかるが
そこに長距離砲マンハッタンカフェを配合してドイツの血統を強調させる方法は
古くから本国ドイツで行われている手法である。
■Allegedと■GraustarkのRibot系クロスによる大爆発も期待できるし
■Owen Tudorを含むHyperion系クロスもあるので
実は短距離で快速系に化ける可能性もある。

ただし、上手くクロスが利けば、という注文付きになる。
父カフェのルージュバックの大爆発で注目を集めそうな当馬だが
アタリハズレの振り幅が大きな父なので盲目的に飛びつかずに
少なくとも半姉の経過を見たい……が、
そんな余裕も言っていられないか。

牝系
Admiring(アドマイアリング)系 F1-s
直系にシーキングザベスト、近縁にアメリカンボスと
中距離の重賞馬がいる。これだけだと地味血脈だが
そのさらに近い位置に凱旋門賞馬Allez Franceがいる。
このF1-sの源流はBig Hurry→La Troienneの直系で
欧州型のパワーとスタミナを伝える超名牝系である。

スピード C 距離 24
パワー D 気性
Sペース 苦手 成長
Hペース 得意 爆発力 特大
速度 ■■■■
持久 ■■■■
馬力
爆発 ■■
零細 
クロス
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊
 
 

35.カドリーユ15
1200万 (一口3万) 美浦 田中剛厩舎
メス 出産時母;5歳

ダノンシャンティ フジキセキ サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/6)
Le Fabuleux
(■In Reality/1)
Mark of Esteem Darshaan
(■Northern Dancer/2)
Halo
(■Herbager/1)
カドリーユ Dalakhani Darshaan (■Mill Reef/1)
(■Tourbillon/4)
Miswaki
(■Caro/2)
Sadler's Wells Northern Dancer
(■Hail to Reason/2)
Rainbow Quest
(■Lyphard/2)
母は2戦のみで引退。
気性は穏やかだが「仕上げ切れなかった」と厩舎は言い訳している。
母父Mill Reef、母母父Sad. Wel.、3代母父Rainbow Questでは
完成するのが10歳くらいになるんじゃなかろうかという
晩成血統な上に日本の馬場が合わないのは当然だろう。

カドリーユ14の評価

母側だけではなんの期待も出来ない、と、少なくとも私は考えるので
母側と父とのクロス活性で競争能力昇華を期待するしかない。
そこに、この種牡馬である。
■Darshaanと■Haloの組み合わせで
さらにMahmoudのスピード活性まで持ち、
世界的名牝と言われたGlorious Songの血を含み
自身もマイルで能力を見せ付けたこの父の
スピード源流を母全体で刺激しているのである。
Glorious SongからはRahy、Singspielと2頭も大種牡馬が出ているが
Rahyの父には■Wild Risk(-■Le Fab.)の血が含まれ、
Singspielには■Sad. Wel.の血が含まれている。
父と母の双方でGlorious Song血統の再現を狙っているのである。
去年よりもわかりやすく、狙いに行った配合である。

■Darshaanの濃いクロスと■Halo=■H. to R.の多数クロスは
怪我のリスクが高いと推測されるが、
それでも世界的名牝の片鱗を少しでもこの馬が受け継げば
価格以上の活躍はありうるのではないか、と密かに期待している。
■Darshaan-■Mill Reefがやっぱり日本に合いませんでした、という結果だったら仕方ない。
牝馬なので後世にも期待が残せる、という点でも良い。

牝系
Sunny Valley(サニーバレー)系 F1-l
何頭か前述した気性難と爆発力の血脈だが
バレークイーン牝系に入る手前で分岐した傍流で
勲章はエリンコートの優駿牝馬があるのみ。
とはいえ、デュランダルの血で優駿牝馬を勝ったので
この血脈も相当の力を秘めている可能性はある。

スピード B 距離 16
パワー D 気性
Sペース 普通 成長 晩成
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■■■■■■
持久
馬力   
気性難
零細
クロス
Dar. 4×3
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊

 
36.ファーストチェア15
1200万 (一口3万) 美浦 小島茂厩舎
メス 出産時母;11歳 母優先

ホワイトマズル ダンシングブレーヴ Lyphard Northern Dancer
(■Fair Trial/2)
(■Sir Gayload/1)
(■Fairway/5)
Ela-Mana-Mou (■Fair Trial/3)
(■Hyperion/2)
(■Bold Ruler/1)
(■Princequillo/2)
ファーストチェア ジャングルポケット トニービン カンパラ
(■Hyperion/2)
Nureyev
(■Hyperion/5)
サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/6)
(■エタン/2)
(■ノノアルコ/1)
牝系はケイティーズジェム15などでも述べた短距離得意のKaties牝系で
その中でも母母マイケイティーズはアドマイヤムーン、プレイといった
中距離の大物を産んだ亜型である。
マイル~中距離型の父との配合が当たった母母だが
当母は長距離砲ジャングルポケットとの配合で
仕上がりの遅さとスピード不足に苦しみ未勝利引退となっている。

一方の父側はホワイトマズル、短中距離の逃げを得意とする血統だが
その源は■Fairwayから供給するスピードと臆病の因子である。
ホワイトマズル自身はクラシックディスタンスで力を発揮したが
子孫は「スローを我慢する」ことを知らないのだろう
これはOwen Tudorなどにも見られる逃げ馬の気性である。

こうした短中距離のスピード血統がマイケイティーズと相性が良いのは
当馬の親族を見ても明らかで
ちょっとスピードが足り無そうな種牡馬ハービンジャーとの配合でも
半姉が現時点で2勝と結果を残している。
これは期待が出来そうな配合……だが、
こういうひねった配合はだいたい超人気の抽選会が待っている。

牝系
Katies(ケイティーズ)系 F7-f
ケイティーズジェム15でも概要は述べた。
当馬は短距離に向かう前の親系統なので
多少の距離融通は残しているか。

スピード B 距離 16-20
パワー D 気性
Sペース 苦手 成長 晩成
Hペース 得意 爆発力
速度 ■■■■■■■■■■
持久 ■■■
馬力   
爆発
零細
クロス
N. D. 4×5
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊 ボトム活性


37.マイティースルー15
2400万 (一口6万) 美浦 大和田厩舎
出産時母;9歳

ヴィクトワールピサ ネオユニヴァース サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/6)
(■エタン/2)
(■Prince Bio/3)
Machiavellian Mr. Prospector
(■Halo/1)
(■Busted/1)
(■Clarion/3)
マイティースルー クロフネ フレンチデピュティ Deputy Minister
(■Princequillo/4)
(■Fairway/5)
(■Icecapade/1)
Seattle Slew (■Bold Ruler/3)
(■Princequillo/3)
Mr. Prospector
(■Nasrullah/4)
母マイティースルーはクロフネ牝馬らしい走りで
芝のマイル前後を堅実に走り抜いた。
慢性的なキレ不足は生涯治らず、
父クロフネの加速力の悪さを
母父Seattle Slewがカバーしきれなかった印象がある。
■Princequilloが濃いにもかかわらず頑健で、
気性もそれほど悪くないのはクロフネの良さだろう。

マイティースルー14の評価

瞬発力勝負では分が悪いが総合力でなんとかする、のが
この父の特徴で、父母とも適性距離が似通っているし
その血統特徴もなんとなく似通っているように思える。
ヴィクトワールピサの良さはクロスによって引き出された■Haloの良さなので
本来なら母側に■Haloが来るのがベストなのだろうが、それは見当たらない。
しかしSeattle Slew→Bold Reasoning→■Hali to Reasonと影響力のあるところに
親系統■Hail to Reasonのクロスが含まれている。
ある程度の活躍は見込める中堅どころだろうか。

ヴィクトワールピサ産駒のアジュールローズはあまり人気を集めなかったが
外人騎手でプリンシパルSを勝ちダービーに挑戦した。
桜花賞を勝ったジュエラーにしてもそうだが、
豪腕騎手の助けを借りれば力を発揮できる素直な気性なのだろう。

この気性は、サンデー系の気性の悪さに辟易した会員様には魅力的だ。
血統図以上の人気を集めそうな気がしてならない。
  
牝系
タミーズターン系 F8-h
直系の末裔にConquistadol Ciero、親系統にWhirlawayと
名馬に挟まれた血脈で近縁にヒットザターゲットが出ている。
得意条件で力を発揮するタイプだが
近縁にスピード馬がいて活性は高そう。

スピード B 距離 16-20
パワー C 気性
Sペース 得意 成長 早い
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■■■■■
持久
馬力   
気性難 ■■■
零細
クロス
Mr. Pro. 4×4
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊

 

38.カサパサー15
1400万 (一口3.5万) 美浦 上原厩舎
出産時母;13歳
 
シニスターミニスター Old Trieste A. P. Indy Seattle Slew
(■Secretariat/1)
(■Herbagar/1)
(■My Babu/2)
Deputy Minister Vice Regent
(■Fair Play/5)
(■Hail to Reason/2)
(■Mr. Prospector/1)
カサパサー エルコンドルパサー Kingmambo Mr. Prospector
(■Nureyev/1)
Sadler's Wells
(■Seattle Slew/1)
Cassaleina (■Phalaris/5)
(■Princequillo/4)
(■Sir Gayload/2)
(■Grey Sovereign/2)
母は地方競馬で1走(1勝ではない)のみ、
母の半兄にフェブラリーS2着のストーンステッパーがいるダート血統である。
4代母Soverign Ladyまでたどると
別の枝から短距離G1馬のビリーヴが出ており
一応のスピード活性はありそうだが
当馬までの血脈はあくまで傍流にすぎない。

当馬と同血の全兄がダート短距離で2勝しているが
精一杯の活躍でその程度だろう。
■Nas.の血が濃すぎて馬を見る前から蹄の様子がわかってしまうような。
小銭稼ぎすら出来るかどうか。微妙である。

なぜこの馬が今更リスト入りなのかを考えると、ちょっとだけ面白い。
母カサパサーはパカパカファーム生産馬で馬主はハリー・スウィーニー氏。
そう、今年から一口馬主に参入を決めていた
「新・パカパカ馬主集団(仮名)」の募集馬に
当馬はもしかしたら挙がっていたのかもしれない。
ということは、今年の発足はなくなったのか。
この程度の馬では資金回収は困難と判断したのか。
新しいモノ好きの人間が期待していた新規参入だったが、
来年以降に延期されるのはさみしい限り。
既存クラブからたくさん流れて欲しかったのに
パカパカファーム、そのうらに見え隠れする巨大アラブ資金のグループには
引き続き頑張ってもらいたいものである。


牝系
Soverign Lady(ソヴリンレディ)系 F22-d
その仔Great Lady Mを通る牝系には
アメリカ年度代表馬Lady's Secretと
その末裔のビリーヴやキョウワハピネスなどがいて
かなりのスピードとスプリント能力を伝えるが
当馬は傍流Flip's Little Girl牝系で
目立った活躍馬はいない。

スピード C 距離 16
パワー D 気性
Sペース 苦手 成長
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■■■■■■■
持久
馬力
気性難
零細
クロス
Seat. Sl. 5×5
Mr. Pro. 5×4
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊 ボトム活性


39.シーズンズベスト15
1600万 (一口4万) 鹿戸厩舎
メス 出産時母;8歳 母優先

クロフネ フレンチデピュティ Deputy Minister Vice Regent
(■Fair Play/5)
(■Princequillo/3)
(■Bold Ruler/1)
Classic Go Go (■Fairway/4)
(■Never Bend/1)
Icecapade
(■Roberto/1)
シーズンズベスト ゼンノロブロイ サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/6)
Mr. Prospector
(■Icecapade/2)
Zieten Danzig
(■Habitat/1)
(■Red God/1)
(■Donatello/3)
母シーズンズベストはクラブ馬で3勝。
芝マイル近辺を堅実に走り、怪我も無かった。
ゼンノロブロイと快速血統■Danzigの掛け合わせで
スローを逃げ切るレースが多かった、らしい。

シーズンズベスト14の評価

この母も初年度はハービンジャー産駒だったが
2年目はクロフネに変更となっている。
半兄を見る限りさほど気性面は(まだ)問題にならなさそうだが
筋肉の豊富なパワー型に出ており先行力を活かすタイプだろう。
■Danzigの軽さではなく親系統■Northern D.のクロスの影響が非常に強い。
同じ■Northern D.でも、これは割り切って
パワー型のクロフネを使ったほうがいい、という牧場の判断だろう。
さらのこの母の良さが出る、はずなのだが
残念ながら牝馬に出てしまった……

去年の半兄が高値だったが、
牝馬でしかも廉価な父の産駒となれば値段は相応だろうか。
安ければ狙うのもアリか。

牝系
Blue Sash(ブルーサッシュ)系 F14-b
この族全体で見ても
ミセスマカディー→アドマイヤコジーンの系統がいるほかは
活躍馬がおらず地味な血脈である。
が、源流は世界的名牝Pretty Pollyでその底力は侮れず
隣のF14-c系は大種牡馬ノーザンテーストなどで
大繁栄を築いているだけに
当馬の牝系にも爆発力の期待はかかっている。

スピード C 距離 16
パワー C 気性
Sペース 得意 成長
Hペース 苦手 爆発力
速度 ■■■■■■■■■■
持久
馬力   
気性難
零細
クロス
N. D. 5×5
Ice. 6×4
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊


73.マチカネチコウヨレ15
は母高齢のため候補に入りません

75.ティフィン15
1600万円 (一口4万円) 栗東 石坂厩舎
出産時母;9歳

ヴァーミリアン エルコンドルパサー Kingmambo Mr. Prospector
(■Nureyev/1)
Sadler's Wells
(■Seattle Slew/1)
サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/6)
ノーザンテースト
(■Spy Song/2)
ティフィン トワイニング フォーティナイナー Mr. Prospector
(■Ribot/2)
Never Bend
(■Man o'War/2)
El Gran Senor Northern Dancer
(■Buckpasser/1)
Graustark
(■Raise a Native/1)
母はダートで1勝、
スピード能力は低めで500万で一杯一杯だった。
アルナスラインの半妹でスタミナはあったのだろうが
いかんせん実力が足りなかったのだろう。

ティフィン14の評価

同エラティス牝系のメガクライトともどもスピード不足に苦しみ
ダートや地方に活躍を求めている現状なので
この父との配合もダートを見込んでのことだろう。

父父エルコンドルパサーがSpecial牝系の凝縮であることは
いまさら述べるまでもないのだが、
さらに母側との牝馬クロスとして
▲La Troienne(Buckpasser)と仔系統▲Lalun(Never Bend)の
パワー系を2本揃えている。(割合の濃いLalunを評価する。)
ここに父母スカーレットインク系の馬格とパワーが加われば
相当な馬力のある馬になりそうである。
ボトムライン活性も含めた■Native D.の濃さから
距離の融通は利きそうに無いのでマイル近辺に限定されそうだが
母の代表産駒になれる素質をもしかしたら秘めているかもしれない。

半姉もダート配合だったが馬格と性別が悪かった。今年は待望の牡馬である。
値段次第では小銭ハンターの諸君がこぞって狙いそうな良配合ではないか。

牝系
Neolight系 F9-c
メガクライト15と同系。
大元はスピードの権化Lady Josephineの血で
スピードの活性は高い。

スピード C 距離 16
パワー A 気性
Sペース 苦手 成長 早い
Hペース 普通 爆発力 特大
速度 ■■■■■■■■■
持久
馬力
爆発 ■■
零細
クロス
N.D. 5×5×4
Mr. Pro. 4×4
RaN 5×5×5
全兄弟クロス 牝馬クロス
Lalun 7×5
3/4クロス
ニックス 特殊 ボトム活性
3:1分配
 

76.スウェアトウショウ15
1200万 (一口3万) 栗東 牧浦厩舎
メス 出産時母;7歳

ジャングルポケット トニービン カンパラ (■ゼダーン/1)
(■Bend Or/9)
(■Hyperion/1)
(■Preticipation/2)
Nureyev Northern Dancer
(■Hyperion/3)
(■Hyperion/4)
(■Hyperion/4)
スウェアトウショウ ディープインパクト サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/6)
(■Lyphard/1)
(■Busted/1)
ダンシングブレーヴ Lyphard
(■Sir Gayload/2)
(■Princely Gift/2)
(■Clarion/4)
母は女傑スイープトウショウの半妹で大きな期待を集めたものの
わずか1戦・タイムオーバーのみで引退繁殖入りとなっている。
競走馬に向かなかったのはその体質なのか、それとも気性なのか。
■Lyphard4×3の濃いクロスからはその両方の可能性が推測される。

Lyphard=■Northern D.系統と■Turn-toの血が濃いので
この父を選択したのは体質改善を期待して、だろう。
トニービンの孫カンパニーの仔が2歳夏に勝利するという
私にとって離れ業をやってのけた。
カンパ二ーは牝系のクラフティワイフ系が利いているから
ある程度の成長速度が期待できるが
ジャングルポケットは他に活躍馬の少ない一発屋牝系である。
成長が遅くなるのは仕方ない。
東京・京都、あるいは札幌と活躍馬場が限定され、
さらに長距離となると牝馬はオークス一本狙いになる。
長距離好きかつ安馬好きならば
購入候補に入れるべきなのだろうが… あまり魅力を感じない。
どうせならスイープの仔が良かったなぁ

牝系
セヴアイン系 F5-j
トウショウ牧場が脈々とつないできた牝系は
スイープトウショウで頂点を極めた。
同族から続くものがなく勢いは下降線である。
日本の在来牝系なので海外の血脈と和合性はありそうなのだが・・・?

スピード C 距離 24
パワー D 気性
Sペース 苦手 成長 晩成
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■■■
持久 ■■■■
馬力   
気性難
零細
クロス
N. D. 4×5
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊 ボトム活性


77.オーベルゲイド15
は母高齢のため候補に入りません

78.シシリアンブリーズ15
2400万 (一口6万) 栗東 音無厩舎
出産時母;7歳 母優先

ヨハネスブルグ ヘネシー Storm Cat Storm Bird
(■Secretariat/1)
(■Dante/3)
(■Tom Fool/2)
オジジアン Damascus
(■Royal Charger/2)
Mr. Prospector
(■Bold Ruler/3)
シシリアンブリーズ ゼンノロブロイ サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/5)
(■Mr. Prospector/1)
(■Icecapade/2)
Classic Go Go (■Fairway/4)
(■Never Bend/1)
Icecapade
(■Roberto/1)
母はダートの巨星クロフネの半妹で優駿牝馬にも挑戦した。
ある程度の末脚があったものの内蔵はやや貧弱で
結局早めに繁殖に上がっている。

サンデー系でも中庸的なロブロイを挟みつつ
ダートへの原点回帰を目指す配合なので、牡なのはとても良い。
■H. to R.のクロスで結局Robertoの緩く長い加速が強調されそうだが
それもダートなら好都合だろう。
父側にオジジアンを介した▲La Tro./8、
母側に■Never.B→Bimlechを介した▲La Tro./9を持ち
牝馬クロスによるパワーの強化も入っている。

物珍しさもあって会員の興味を集めそう。
抽選会まで到達しそうな人気の香りがプンプン漂う。

牝系
ブルーアヴェニュー牝系 F2-r
種牡馬クロフネを出したほかに目立った活躍馬はいない。
同族全体を見渡してようやくキストゥヘヴンが居る程度である。

スピード B 距離 12
パワー B 気性
Sペース 得意 成長 早熟
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■■■■■■■
持久
馬力 ■■  
爆発
零細
クロス
Mr. Pro. 4×5
全兄弟クロス 牝馬クロス
La Tro. 8×9
3/4クロス
ニックス 特殊


79.バイオレントハート15
2000万 (一口5万) 栗東 佐々木厩舎
出産時母;11歳

バゴ Nashwan Blushing Groom Red God
(■Wild Risk/1)
(■Busted/1)
(■Fair Trial/4)
Nureyev Northern Dancer
(■Hyperion/3)
Mr. Prospector
(■Halo/1)
バイオレントハート ダンスインザダーク サンデーサイレンス Halo
(■Teddy/6)
Nijinsky
(■Graustark/2)
Danzig Northern Dancer
(■Teddy/6)
Icecapade
(■Grey Soverign/2)
8月時点で追加された当馬だが
牝系はカサパサー15と同じくSovereign Lady牝系でダート短距離である。
母はビリーヴの半妹なのでこちらが本流だ。

全姉も地方落ちで成功した配合とは言えず、
短距離特化でいくならヘニーヒューズがいたのに…と思うが
牧場はAlmahmoud牝馬クロスによるスピード活性に期待しているのだろう。
■Haloのクロス、■Northern D.の濃さ、■Nas.のボトム活性、
■Teddyのパワー補完と■Graustarkの爆発力、
父の持つHighclere牝系にAlmahmoudクロス…と
血統図だけを見ると期待は大きいように錯覚してしまうが
いかんせん母の力が無さ過ぎる。

牝系
Soverign Lady(ソヴリンレディ)系 F22-d
カサパサー15で述べた牝系と同じ。
その仔Great Lady Mを通る牝系には
アメリカ年度代表馬Lady's Secretと
その末裔のビリーヴやキョウワハピネスなどがいて
かなりのスピードとスプリント能力を伝える。
こちらは本流でスピード能力に長けていることが予測される。

スピード C 距離 12
パワー C 気性
Sペース 苦手 成長
Hペース 得意 爆発力
速度 ■■■■■■■■
持久
馬力 ■■  
気性難・爆発
零細
クロス
N. D. 4×54
Near. 5×5×5
Halo 5×4
全兄弟クロス 牝馬クロス
Alm. 7×7×6
3/4クロス
ニックス 特殊 ボトム活性
 

80.Teddy's Promise15
2000万 (一口5万) 栗東 池添学厩舎
メス 出産時母;7歳

Lemon Drop Kid Kingmambo Mr.Prospector Raise a Native
(■Nashua/1)
Nureyev
(■Graustark/2)
Seattle Slew (■Bold Ruler/2)
(■Princequillo/3)
Buckpasser
(■Sir Gayload/1)
Teddy's Promise Salt Lake Deputy Minister Vice Regent
(■Fair Play/5)
(■Relic/2)
(■Eclipse/-)
Capote Seattle Slew
(■Nasrullah/2)
Alydar
(■Nijinsky/1)
外国産で母は北米G1勝利馬。
父は早熟マイラー傾向を出すが
父母系が超優秀でA. P. Indyを筆頭にアメリカ競馬を代表する牝系である。
父母とも軽快なダート馬なので当馬も同じく、だろう。
Seattle Slewの血の濃縮、■Native D.のボトム活性で
先行持続型になるのだろうが、ダートで大切なパワーを持っているかどうか。
小銭稼ぎ傾向にならざるを得ないと思うが
値段や馬体を見ないと購入意欲が湧かない。

去年も述べたが、当クラブの輸入馬の歴史はそのまま失敗の歴史である。

牝系
Hillbrook(ヒルブルック)系 F4-r
ブロードピーク15で述べたWater Cress牝系の親系統にあたり
ダートをパワーと瞬発力で駆ける「力強い」血脈である。
勢いある血脈でスピードの期待値が高い。

スピード C 距離 16
パワー D 気性
Sペース 苦手 成長 早熟
Hペース 普通 爆発力
速度 ■■■■■■■■
持久
馬力   
気性難・爆発
零細 □□□
クロス
S. Sl. 3×4
R. a N. 4×5
N. D. 5×5
全兄弟クロス 牝馬クロス 3/4クロス
ニックス 特殊 ボトム活性




地方馬は購入予定なし