夢の実現 北海道周遊編C
〜儲けた金は全額元に戻す〜

7月13日 午前9時

朝焼けのサロマ湖を右手に見ながら、出発。
しばらく走ると、水産加工工場を見かけた。

土産でも買うかぁ……

ふと、この旅の資金となった
馬券を当てたのを
しっかり目撃されてしまったアイツを思い出す。

いそじんさんと、みうみうさんに
カニを一杯ずつ購入、郵送。

私はホタテでがまんする。

一つ100円。
刺身とバター焼き。

ウマッ!!

これで
コンビニのおにぎりより安いだと!!
我が人生のホタテ史上最高の味だぞこれは。
新鮮で臭みが一切なく、
甘みと旨みがギュッと濃縮されている。


北勝水産
たぶん↑ココだった

午前10時から感動をありがとう。

サロマ湖を端まで走り終えると、
このまま海沿いに北上するか、
大雪山を登るように西の森に向かうかの分かれ道。

予定通り、西の山へ。
北海道最高峰を制覇するのである。
あと、狙いはその麓の「
幻の塩ラーメン
byゼロ円旅行
である。
ソース元が
いまいち信用できないが。

遠軽を越えて山道を進むと、
さびれた山間の町、上川へ到着。

ここにラーメン屋が……

どこにあるんだよ……

地図が
粗すぎてわからん。

同じところをぐるぐる回っていると、
地元の警察官に止められる。

何か
やっちまったか!?
と、少し焦ったが、親切に道を案内してくれた

そんなに
おバカに見えたのかしら私

そしてラーメン屋へ。

幻の塩ラーメンだそうで。
あさひ食堂さん

あっさり味、すりゴマがいいアクセント。
おいしくいただきました。

さて、今日のメイン
大雪山、三国峠を目指します

水墨画のような風景の中を
疾走します
層雲峡、ここの景色は素晴らしいですな
次回来るときの宿泊は
ここに決定ですね


三国峠。

森の上に道が浮かんでいます。
幻想的な光景です。

あと、一言。
寒すぎ。

三国峠を越えると、
今度はまっすぐの下り。
背中に大雪山。

士幌町に出たあとはさらに西に向かい、
じゃがバターなどの定番で体を温めたあと
ふいー 極楽過ぎる
サホロ町へ。


サホロユースホステルで本日宿泊

サホロ駅前のそば屋で適当に食べよう、と思ったら、
天ぷらそばを頼んだのに
あじフライとそばが出てきたのには参った。

……
フリーダムすぎないか?

だが、うまかった。不思議。

空いていたので相部屋ではなかった
自慢できなかったのが
大変残念である。



7月14日 午前5時

今日は長距離を走らなくてはならない。
予定では稚内に行ってから留萌まで降りる訳だから、
およそ600km。

朝霧の中を出発し、峠を越えると
富良野へ到着

美しいラベンダー畑
パッチワークの丘
メロンすいかじゃがいも

まだ開園していない公園の駐車場からパチリ

早起きしたので余分な人がいないのが良かった
この写真は自慢できるな

富良野から北に向かうと美瑛へ到着

一面の緑と青空。
のどかだなぁ……

ここからはしばらく退屈な道が続く。
北へ向かえど向かえど距離が稼げない
稚内が遠すぎる

まだかよ
と、道路標識に目をやると、あと80km とか

もう無理
ケツが痛い 
褥創手前

と、いうことで、最北端はあきらめて西の海岸線に到達

オロロンラインを途中から入り、
南下して留萌、黄金岬を目指す

この時点で今日のテント泊は中止。
温泉旅館を予約。

理由;
ケツが限界だから

そして、この時点で
ドン●ホ●テ購入の
一人用テント はこの旅で使わないことが決定した

無駄使いになってしまったな……

ゼロ円旅行」 推薦だったのにな……
雑誌に振り回されてるなぁ




留萌 黄金岬に着いたころには
すっかり夕暮れだった

黄金岬の何が黄金かって
海に沈む夕日がね

黄金なんですって

日が沈むまで
マウンテンデューとともに
ボーっと太陽の仕草を眺めていた

さて、留萌のメシで狙っていたものがあるんです

蛇の目寿司

雑誌
ゼロ円旅行一押しのデカネタ寿司屋だそうで

寿司屋に入り、
財布から
五千円を出してこう頼む。
これで食べられるだけ握ってくれ……ください

最後にちょっと噛んだけど
カッコいいぜ俺

若大将の目がキラッと光る
「苦手なものは、ありやせんね?」

わくわくしながら待っていると

まずは、
といって出されたのがコチラ

映っていません(右に見切れています)が、
左の皿と同じものもう一皿来てます

これにカニ汁がついてきた。

美味!
口の中でネタとシャリが
とろけるこの感じ
たまりません!!

海苔巻きまで美味いとか
どんだけ実力高いんだココ

大満足していると、
最後に小さめの
ウニ丼が!

とろけるウニ。
磯の香り。


たまらん……

満足満足 五千円を大きく超えた価値があったな

ドヤ顔の若大将
参りました 完全に

留萌の温泉で疲れを癒し、
幸せ一杯で就寝

D第5幕 都会、そして終点
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