ばんえい遠征 北海道編①
~雪原を行くよどこまでも~

 

平成21年 3月29日 朝11時 十勝空港

降り立った大地は白銀で。
人どころか建物もなくて。
まるで、一人っきりみたいで。
寂しくて。

何言ってるんスか病気ですか先輩

と、TNBにツッコまれる。

巨漢二人でシートに押し込まれて
暑苦しかった飛行機からようやく解放されたんだ、

この解放感を大事にしたい

…あとな 降りるバス停間違えて
30分歩くとか
さっそく
お約束を発動するのはやめたまえ…


肉牛の卸売り場。

ではなくて、
由緒ある十勝ばんえい競馬場。
今日は、年に一度の
ばんえい記念の日であります。

TNBの
「一生に一度は見ておくべきです」
という
強い熱意に押され、ここ、
クソ寒い十勝の大地へやって参りました。

隣のTNBはすでに一人の世界へ。
馬場に含まれる水分がどうだとか、
聞いたことない単語をつぶやいている。

要は乾き具合か。今日はパサパサですな。


ばんえい競馬の説明は
Wikipediaなどを参照のこと。
力強くそりを引いて、
鼻から白い息を吐いて坂を登るばん馬。

後ろからはこんな感じ。
騎手はバチバチ鞭を入れてます。
そりゃ大変だべなぁ
これは
応援するしかありませんな!

馬券的にはちっともなんですが…

ばん馬。で、でけぇ

さて、メインレースは。

トモエパワーの三連覇達成で決着しました。
斤量(?でいいのか?)が重ければこの馬しかいませんね
と、TNB自信の予想が的中しました。

俺の穴予想の牝馬はどこにいった…

レース前にみやげ物屋で
トモエパワーの使用済み蹄鉄とかを
買い込んじゃってるあたり、
本当に惚れ込んでいるんですなTNB
あとでこの品が重大な誤解を生むことになるが、それは次章で


そんなこんなで、
今回の競馬パートおしまいです。

異論は認めない。


十勝川温泉に移動。

「客がいないので
最上階スイートへどうぞ」

おいこら こちら
男二人だぞ
オーバースペックにも程がある


料理を堪能。
至福の時間。

巨漢二人とも、酒を飲まないので、
ひたすらに
を頼み続ける。

しまいには仲居が我々に
ムカついたのか、

水のポットを置いて去って行った。

スイートルームにポット。

この
シュールな光景を見ていただきたい。
……
全く合っていない。

ちなみに、厳正なる
先輩優先の結果、
座敷にDDK、奥部屋のベットにTNBが寝ることで決着した。

寒い露天と熱めの湯が
もうたまりませんでした。

北海道最高!!

「隣にいるのが男でなければ」
それを言うなTNB……


ハードスケジュールの明日のことは
あんまり考えないようにしよう。

気持ちよく寝る。

②帯広駅を発つ


  1. ばんえい記念2009