未知との遭遇 彦根編
~ケモノ乱舞~

2月6日 15:00PM

現場から幸運にも生還できたため、
詳細なレポートを送る。
ヤツのさらなる研究に役立てて欲しい。
              
親愛なる友へ  DDKより


「もうすぐ始まりますぅ」
私は猜疑心を振り払えぬまま、
声に導かれて入場した。

なぜこんなに人垣が出来ているのか?

既にこんなにも
犠牲者が出ていたとは。
恐るべき能力だ。
  
気を抜けば、
一瞬で心を持っていかれる。
  
私は大きく深呼吸をして、
デジタルカメラを構えた。

事前注意① 芝生に入らないこと
事前注意② 物を投げないこと 
事前注意③ 暴力行為の禁止 
  
やろうと思っていたことの全て禁止されてしまった…
  
と、人垣の向こうから、、、

人垣の向こうに
触角?を確認。
歓声とともに、ヤツは登場した。

推定身長140cm 太め。
四肢の可動領域が著しく小さい。

くっ、人気出るのがわかるぜ 正直カワイイ




つかみの挨拶。
キャーキャー言われやがってこの野郎・・・


危険だ!道具を出そうとしているぞッ!



・・・必死にアピールしているが、
裏返しだッ!ベタ中のベタだッ!


「ようこそ彦根へ」



「そろそろ客が飽きてきたみたいなので・・・」スタッフ会議


武器かッ!? ついに攻撃を開始か?



「あ 壊れた」
先頭の団子が串からハズれ、困る当人。

くそう やられそうだッ


「小道具壊すなよ」
スタッフより厳重注意を受け、反省したフリ


すぐにカブせるあたり、
こいつはわかっている


「直せないなら壊すんじゃないよ」
無表情が表す
狂気・・・



今度はそーっと、そーっと


次に取り出したのは…

きゃー かわいいー




メイン武器による演武です。
表の売店に売ってただろ それ



イレギュラーサイズ カイロ
…客が飽きているぞ なんとかしろ と
スタッフに八つ当たり


「おなかが空いたから 帰る」
「お前らがもっと盛り上げろ」
と、拍手を要求。

こいつめ・・・



最後のマラカスショー
リズム感 
抜群
芸達者すぎる
ぞ この生物


惜しまれつつ帰って行きました。


彦根にこのためだけに寄った、わけだが、
うん 
満足である。

冒頭と末尾が全くつながらないが、気にしないで欲しい。


  1. 鞍馬坂路①
  2. 彦根ゃん