キャロットクラブ募集馬評価2019~その他もろもろ~

へニーヒューズ

32.ピエリーナの18 牡 母7歳 4.5万/口 母優先

ダートの先行馬はノーザンの育成方針に合わないんですよ、我慢させずに行かせた方が良い種牡馬なんですからね、とTNB氏が述べていたが、今年の3歳馬アドマイヤレッド16(父ヨハネスブルグ)がまさにそういった我慢の効かない短距離馬で活躍しているのを見ると、この種牡馬はそういうものなんだろうと考えさせられる。となるとMr. Pro.系が欲しくなるところだがこの配合ではちょっと軽さが出ない気もするのだが、一応の母優先のために募集していただいたクラブの温情を鑑みて、権利のある皆様は買いましょう!そうすれば他の地方出戻り馬のOur Blood募集も可能性が上がりますよ!

77.リーチコンセンサスの18 牡 母12歳 5万/口 母優先

母のインディズユニゾン系からノームコア、その祖ラスティックベル系からライラプス、フサイチリシャールやビーチサンバといった名馬がゴロゴロ出ている名牝系だが、この名牝系と相性が良いのがアメリカンNorthern D.系のフレンチデピュティやクロフネである。ということは当然この父も好相性が期待されるわけだが、この牝系の中にあって活躍馬を出せていない母なのが気がかりではある。仔の体質が悪く疾病、怪我での引退が続いているので、父の変化で一発変化を狙ってみたい誘惑にかられている。

リオンディーズ

33.ピュクシスの18 牡 母8歳 6万/口 母優先

ややモッサリ系かに思われたエピファネイアが2019年夏に上々のスタートを決め、この血統のスピード能力を誇示している。その弟リオンディーズだが血統図を見る限りでは兄よりスピードがありそうだし、もしかしたら同父のルーラーシップよりもスピードは上かもしれない。さらにこの牝系、ロッタレース>フサイチパンドラからアーモンドアイが出ている「旬の牝系」である。この母自身は大した成績を残せなかったものの、父キンカメのスピードと母父シンボリクリスエスの頑健さがある上にTom Fool系のクロスを積んでいてこの価格とあれば、高値揃いのキャロットにあって超!格安のお買い得馬であろう。

34.ディアマイベイビーの18 メス 母8歳 5万/口 母優先

早熟血統が揃うオールザウェイベイビー牝系で母も2歳時の活躍がピークだったが、初仔の姉は全くいいところがなく引退。2番仔はデビュー前だがなかなかの調教時計を披露している。どうにもこの母が気に入らない……とサンブルエミューズひいきの私は去年のレポートでさんざん文句を書いたが、父もおそらく早熟気味だっただろうし、早熟傾向を活かせば勝ち上がりくらいは可能だろう。ただし、新規厩舎というのが早期勝ち上がりと真逆の傾向なので、それが心配。

父1頭の募集

35.ビアンカシェボンの18 メス 母8歳 2.5万/口 母優先

キャロットが600万という格安で競り落とした馬だが、再度言うが、600万である。これを1.5倍以上の値で売りつけ・・・いえなんでもないです。

36.ヒカルアモーレの18 牡 母14歳 9万/口

兄シュペルミエールとともに口取り写真に写るTNBは実に誇らしげであった。慢性的な脚部不安に加えK厩舎というハンデキャップを(いえなんでもありません)乗り越え屈腱炎のその日まで戦い続けた彼をTNBは忘れないだろう。シュペルミエール以外にも優秀な馬が揃っており、牝仔でこれだけの成績を残せるのなら牡馬に出た今回は期待は非常に高い。キズナ産駒はデビュー年の今年いきなり函館2歳Sを勝っているが、そのビアンフェにはCaroとPrincequilloの血が含まれており血の和合性や汎用性は高い気がする。ディープ後継種牡馬が居ない!と騒いでいる見る目のない貴方、ぜひこの馬は見逃していただきたい。この値段はお得な気がするし、パンフレットの目立たないところにいるような種牡馬ではないので、価値のわかる人だけで競合したい。

37.アビラの18 メス 母14歳 6万/口

父ジャスタウェイの産駒賞金額を見るとヴェロックス(父Monsun)、アドマイヤジャスタ(父エリシオ)、ロードマイウェイ(父ジャンポケ)、ラミエル(父Kingmambo)とまあわかりやすいほどにスタミナ血統の母が揃っており、大物を狙うなら異系のスタミナ血統であることがわかる。産駒を見る限りはスタートから出して行ったきりの単調血統っぽいので、スタミナ豊富な方が合うのだろう。ということでマイラーの母とは微妙ではないか。メスだし。

38.ピースエンブレムの18 メス 母12歳 4.5万 母優先

度重なる頓挫の上に1戦で引退した全兄、反省点を挙げるとすれば絞りきれなかった体重と動きの鈍重さ。いえいえ、そうではなくて、何より会員自身の過大評価だと思われる。どこかでウィクトーリア並の活躍馬が出てくるかもしれないが、少なくとも初仔ではなかった。さらに残念なことに、キレがないことがバレてしまったのでウォーエンブレムの遺伝は弱いと推測され、となるとこの配合のオカワリは要らなかったかなぁ・・・牝馬なので改めて期待してみるのは個人の自由だが。

39.マイティースルーの18 メス 母12歳 4.5万/口 母優先

調教で素晴らしく無茶な時計を出したマイティーキュートがデビュー前に脚を壊し未出走引退、この母の仔は足が弱いと書いた年のマイティースルー16は順調に2勝目を挙げ、我々同好会の運のなさの象徴的事例となっている。一方、鳴り物入りで種牡馬デビューした弟が思った以上に阿呆…で、当父に再度スポットライトが当たってもいいような気もしているが、当駒の潜在能力を引き出せるかどうか。値段は格安だが能力は高いと思う。あとは怪我のリスクだけ。

40.ヴェラブランカの18 メス 母11歳 3万/口 母優先

日本ダービーでディープブリランテに蹴散らされ、安田記念でジャスタウェイに沈められた馬ワールドエース君が当クラブでも募集されている。産駒デビューの今年、レベルが低かったとはいえクローバー賞を制するなど一定の成績は出している種牡馬だが、配合相手がこの母ではどうしようもない・・・といってしまっては失礼かも知れないが、決め手に劣る父と決め手を欠く母の組み合わせなのは事実である。

41.パーリーアヴェニューの18 メス 母8歳 4.5万/口

海外からの輸入牝馬だがGrey Sovereign系なのでトニービンの亜系とNorthern D.系の中距離種牡馬Anabaaの組み合わせである。Nas.系が主体でいかにも先行ダート型といった感じで、HaloはおろかTurn-to系の血が恐ろしく薄い。「サンデー系との相性を考えて将来のOur Blood狙い」で買う目的の人に注意喚起しておくが、2勝程度しないとOur Bloodに載らないパターンも多いことと、さらに恐ろしいことに、この馬が母になる前にそういう買い方をしている会員のモチベーションが切れやすいことである。

78.スペクトロライトの18 メス 母8歳 3万/口 母優先

結構な数のファンがいるのではないかと推測される父だが、当クラブからはこの1頭だけの募集である。母父ディープインパクトは重くなるリスクがある、と数週間前にどこかに書いた記憶があり、さらにAcatenangoもかなり重い。母も芝でのスピードが足りずダートの追い込み馬になっていたが、兄マジェスティックウォリアーで当駒にこの父なのだから母父ディープであってもダート馬の可能性を試そうとしているのだろうか。母父ディープが重くなると予測してスピード&パワー系のダート馬を配合!という実験作だと思われ、わざわざ当駒に手を出す必要はないかもしれない。

79.ピンクアリエスの18 牡 母11歳 5万/口 母優先

同期のキングカメハメハと一つ下のディープインパクトは逝去した。ハーツクライ、ダイワメジャーといった2番手の世代が生き残り次世代に能力を繋ごうとしている。ダイワメジャーはその馬格とパワーからダート系で華を咲かせるはずだという私の予言はノーヴァレンダ(モンプティクール16)で的中したが、この父はダイワメジャーにUnbridledのパワーを付加したパワー優位の短距離型で、デビュー年からオヌシナニモノが福島ダート短距離で後続を6馬身ちぎって勝利するという快走を見せた。この母は芝向きだが、トーセンホマレボシ(ディープ×ノーザンテースト)との配合で2戦2勝の仔を出しているのでスピードはありそう。個人的にはダートで大成してほしいところだが芝向きに出るとスピードが厳しいか?ハーツクライ>ジャスタウェイは若干萎み気味なので、ダイワメジャーの血にはぜひ期待したい。この馬ではなく、砂向きの配合で。

80.カラベルラティーナの18 メス 母14歳 3.5万/口 母優先

2017年募集の父全同血配合。その馬がどうだったかというと1戦走っていきなり骨折と、これで何度目だ、と愛のある母優先会員をキレさせる結果になっている。この馬を狙いに行く会員は母優先以外にいないだろう。ということで、今回は敢えてこの仔が走りそうな可能性について言及したい。過去の当母の産駒で何度も書いているとおり、この配合ではMr. Pro.とA.P. Indy=Seattle Slewでアメリカ名牝系▲Myrtlewoodのクロスを持ち、さらにNureyevとSeattle Slewで▲La Troienneのクロスも持てる。配合としてはダートのパワー型として面白い。実際に調教では素晴らしいスピードをみせており、骨さえ無事なら活躍はできるはずなのである。あとは、当馬がメスであることも見逃せない。ダート向きの配合とは言え、兄弟の牡は未勝利、メスは1勝していることからもこの馬もとりあえず1回は勝てる?!はずなのである。その後までは知らないが。

81.コードネームの18 牡 母19歳 7万/口

母高齢

82.シーズンズベストの18 メス 母11歳 4万/口 母優先

父の父ディープインパクトの急逝によりその後継種牡馬探しが始まったわけだが、TNB氏によればこのリアルインパクトとキズナの2頭の争いになるだろうとのこと。数年後には今年のダービー馬バローズが加わるはずだと私DDKは思うのだが。リアルインパクト産駒はデビュー年から毎週のように新馬勝ちを決め、将来が楽しみである、が、リアルインパクトの良さはディープ以外の血がアウトブリード気味で健康重視の配合になっている点だと思うので、あえてサンデーと掛け合わせるのは意味がわからない。そしてこの厩舎。この種牡馬に期待はしているので、来年以降に楽しみを延ばしたい。

83.ダンスウィズキトゥンの18 母8歳 4万/口

父はDanzigの旧来のイメージそのままの短距離馬でマイルも持たないスピード一辺倒の馬だった、らしい。母の父はアメリカ芝のリーディングをとった中距離馬でスタミナ豊富、らしい。これまたHalo系の影響が低そうな、芯の入らない血に思えるが関東のマル外よりはスピードはありそうだろうか。クラシックに向かう血統ではないので小銭向きとなるとレース選択の狭まるマル外なのが痛い。ご新規様向きか。

地方馬

84.プロミストスパークの18 牡 母19歳 14万/口

地方馬は購入予定無し

85.ビスクドールの18 メス 母20歳 12万/口

地方馬は購入予定無し

86.メガクライトの18 牡 母15歳 16万/口 母優先

地方馬は購入予定無し

87.カイカヨソウの18 メス 母8歳 16万/口 母優先

地方馬は購入予定無し

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