なにわ遠征 大阪神戸編①
~クサい街から異人街へ~

平成21年 12月5日 午後8時 梅田駅

サラリーマンの波に押し出されるようにして、
改札を出る。
この街はなんか苦手だ。

TNBと合流し、
梅田地下街で大阪名物「こなもん」をいただく。

お好み焼き。

モダン焼き

どっちもうまい。

「で、明日は何だと思う?」
隣の席から綺麗な標準語が聞こえてくる。
「エスポワール?」
「うーん、メビウス?」
「それはないな」


我々と同じ関東からの旅行者らしい。
「…ボンネビル」
「そうだね」
「ボンネビルレコードと的場文男。
これを見に来たんだ俺らは。」

……わかってるじゃないか君たち!

我らが?大井の重鎮、
的場文男が地方ジョッキーの選抜を勝ち抜いて
明日のジャパンカップダートに参戦するのである。
愛馬ボンネビルレコードとともに。

彼らには「逆転の枠単」など
言いつくせないほどの思い入れがある。
向かいで静かにウーロン茶を飲んでいるTNBも
思いは同じであろう。
あの
パンチパーマ
最初で最後の全国デビューかも知れん。

土曜競馬の段階で人気馬に乗って
ことどとく沈んでいるあたりも いかにも的場らしい。

明日も魅せてくれよ的場文男。

夜は大阪繁華街で。
カプセルホテルに宿泊。

風俗街の隣にあるサウナと宿泊施設ってのが
なんともなんとも。
ほのかにクサいのは あんまり考えないようにしよう。


②阪神競馬場→有馬温泉


  1. 大阪ジャパンカップダート2009