菊花賞遠征 三冠馬編②
~歴史の一幕に立ち会う~

 
2011.10月30日 5:00 AM
壁を隔てた向こうの部屋の目覚ましで目が覚める。
起きるつもりねーのかヤツは
じゃ 俺も寝る。

…と、ようやく目覚ましの音が止む。

昨日は、
競馬を観に行くなんてもったいない
京都を巡りたい
 などと
まったくの正論を述べていたTNBだが、
なんとか競馬には行く気になってくれたようである。


指定席確保 最上階のギリギリ
大学生のお子さんが増えましたねー


朝8時 入場
すがすがしい。

 
指定席 全景


パドック側より淀の街を臨む


パドック 綺麗な色です


新馬戦 やんちゃです

午前中から全然ヒットせず、
ひたすらに貯金。


昼くらいになると、
人が増えて混み合ってくる


晴れてよかった


カツカレー
勝ってないですが



さて、
まじめに競馬の話でもしてみようと思います。


オルフェーヴル

皐月賞、日本ダービーを制して、
3冠がかかったこの舞台

全く同じ血を持ったドリームジャーニーが
菊花賞5着で、その後中距離を中心に活躍したこともあり、
「長距離に向かないのではないか」という意見もあった。

バタバタと走るそのフォームから、
「気性が悪いので長距離は持たない」と
気性面を問題視する意見もあった。

なにより、騎手が3冠を獲れる器にない、という
批判的な意見が多かった。
先週の秋華賞で1番人気を3着に沈めるなど、
ここ一番で無難に乗ろうとしてコケる、
そういう池添騎手に3冠など早いのだと、隣のおっさん達は
鼻息荒く話していた。


ただ、日本ダービーをこの目で見た私は、
この馬こそが3冠であろうと信じていた。

今年はあの3冠馬シンボリルドルフが亡くなった。
3冠馬なのに「勝ち方がつまらない」などと酷評され
人気にならなかったのは、オルフェーヴルにも共通する。


パドックでの馬の出来も良い。
本質は中距離だろうけれども、
ブチキレなければ距離は持つ、はず。


必死で潜り込んだパドックの前列の、
私の目の前にオルフェーヴルが止まる。
ほとばしるオーラが見えるだろうか。


行ってこい池添。
もう武某とか、安藤某とかいう老兵の時代ではないんだ。


緊張がこちらにも伝わってくる。
秋華賞の失敗を生かせ。
4角手前で仕掛けるんだぞ。

騎手が小さく頷いたように見えた。


後ろから狙う安藤勝巳@ウインバリアシオン
不気味すぎる。



レースは厳しい展開になった。
逃げ馬がやや早めのペースで引っ張る中
オルフェーヴルは中団待機、
ウインバリアシオンは最後方。
一度目の直線の大歓声でやっぱりオルフェーヴルが掛かる。
が、池添騎手がなんとかなだめて加速はしない。
掛かったまま4コーナーへ。

正直、ここまで掛かったままレースをしてきたから
直線で伸びるだけの力は残っていないように思えた。
この馬がデビューのころに何度も経験した負けパターンだ。

が、
池添のリードで外目に出されたオルフェーヴルは
猛烈に加速し鮮やかに先頭に立ち、
そのままゴールに飛び込んだ。


池添3冠おめでとう!!






秋華賞の負けは忘れてやるわ

いまいち納得いっていないTNBとともに、
  

  
豆腐湯葉料理を食って、終了


人生で3冠馬見られるなんて なかなか出来ない体験ですから。
この馬の菊花賞のラップタイム見た?

この馬はまだまだ強くなる。
来年が楽しみです。


ザ・トリガミ


  1. 菊花賞2011①