TobeNai"B" 馬ツアー2016編
~岬と虹と温泉と~
 


今日は綺麗な青空が広がっている。

なぜまた空にいるんでしょうか?


「もう千歳周辺は飽きました」と言うTNB氏のために
プロペラ機で朝から飛んで、やってきました。


!中標津空港!
人生で最初で最後の訪問になりそうですね。
 

「レンタカーの方はこちらへどうぞ」と案内が入る。
あ、ポンコツの相棒がトイレにこもってましてね。
「おーい どうだ!?」と扉の外から声をかけると
「そんな急に言われましても、
朝のお勤めですので
すぐには切れませんよ!」と
キレ気味の返事。

じゃ、
置いていきましょう。

バスは無慈悲に出発。

レンタカー屋で説明を聞いていると後ろからTNBクマが到着。
集団行動の取れないヤツだな 相変わらず。

今年は中標津発ということもあって

車が選べず、仕方なくプリウスに。
本当はAE86が良かったんですよ
「僕はマニュアルは
運転できません。
先輩の運転する車には乗れません。
怖くて」
我侭な後輩で大変だな。

さて、このまま知床峠に向かう。つもりが、
TNB「野付半島行けるじゃないですか」
とドライバー都合により寄り道決定。


完璧に練り上げた行程が出発30秒で修正へ。


灰色の空の下、おっさん2人が往く。
……何もない原野なんですけど……

AM10:00

最果てに到着。


野付半島。
写真の中央付近にトド
(みたいな人)がいますよ


海のすぐ向こうには国後島。
霧で見えませんが。


きちんと返還してもらいましょう。


野鳥撮影会などを楽しんで、
T「あれ、珍しい鳥じゃないですか!?」
D
「どうみても木の枝だろうよ…」


観光バスの後ろについて羅臼へ。
現時点で予定より2時間遅れていますが
このあと修正は如何に!? 
無理だろうよ

AM11:30

道の駅らうす 知床食堂


D
「いやー 順調だね!」


T
「怖いくらいに順調ッスね!」


時間に縛られず味わう昼食は本当に美味かった
時計を何度見直しても刻みは正確だ。

時間通りの昼飯なのである!
史上初かもしれない。

あとは、悪天候の知床峠を越えるだけだ。
我々は
歓喜に沸いていた。

「あれは失望へのカウントダウンだった」
と、3時間後のTNB氏は語る。


食事のあと、知床の温泉を経由して峠越えである。
知床共同浴場、
「熊の湯」

ここは、昔にも寄ったことがある。
8年前参照
あまりいい思い出ではない。
が、あれから年月も経った。

あの時のご老体はもう居まい!
 
居たよ!

同じ場所に同じ様に鎮座していましたよ
説教しかしないご老体が!

体を洗わないで入るな!
洗面器を片付けろ!
何もわかってないなお前ら!
以前と全く変わりない、文句を浴びつつ
短時間の入浴。
場所や雰囲気はいいのに、本当にもう…
観光客用ではないのである。
「石鹸を持ってくるべきだったな」
「目の前でキラッキラに洗って見せてやれば良かった」
ま、仕方ないね。

熱めの硫黄湯で日々の疲れが癒された。

知床峠に向かう。
知床ウォークは
!霧のため入場禁止!

景観ゼロ!客もゼロ!

こればっかりは仕方ないね。


鹿との出会い。
前に会ったっけ…?

PM14:30



ウトロの街が見えてきた。
汽笛が聞こえている。
「知床観光船ですね 乗りたいなぁ」
TNB氏は一度乗ったことがあるらしい。

乗りたいな と思ったら
乗らないと気が済まないTNB氏。

知床観光センターへ突撃。

残念!たった今、船が出たところです!
さっき湾で見かけたヤツですね
野付半島の分?熊の湯の分?風雨の知床峠の分?
あと
30分到着が早ければ。惜しい!
順調に見えたプランにもこんな落とし穴が。

次の便まで
時間。

待つ?!と言い出したTNBを説得。
本日の宿、サロマ湖の夕陽を諦めるのか?
乗って帰ってきたら宿に遅刻ってレベルじゃねーぞ!
ここからサロマ湖まで何時間かかると思ってんだよ
イマイチ腑に落ちない様子のTNBを運転席に押し込み出発。
来年以降にしましょう。

PM15:00

TNB「このあたりに滝があるんですけど」
「前は
子猫の尿みたいな量でしたけど、今日はどうでしょうね」
と窓を開ける。

地鳴りのような轟音が響いている。

オシンコシンの滝。
前日の台風豪雨の影響で水量が凄まじい。


滝つぼから虹も垣間見えている。
これは大迫力。いい景色でした。

知床道路を西へ。サロマ湖を目指す。

雲は去り、あとには虹。緑と青に映えます。

PM15:30

ちょっと寄り道。


過去の北海道ツーリングでも
時間が足りず立ち寄れなかったスポット。


TNB「どこですか」

国道334号からちょっと入った道

通称 「天に続く道」
北海道らしい、まっすぐな道。
加速すれば天に飛び立てそうな、そんな道。

新たな感動、素晴らしい。

逆光でなければこう見えます。
(参考)


(参考)

さて、あと
80kmとか

寝言を言っているナビはほっといて、
夕陽までにサロマ湖を目指す。
TNB
「いつもギリギリですね」
TNB
「ただ、遊覧船は乗らなくて良かった」
ほら、言った通りだろう。

ここからが
遠いのである!


 

 

釧網本線をまたいでオホーツク海を臨む。


前のトラックから盛大な水しぶき
お漏らし?


さすがにドライバーの疲労がたまり、
TNBとDDKが
どちらも眠くなってきたころに、

PM17:30


到着しました。

ちょうど夕暮れ!
10年前にみた夕陽と同じ!
雲に隠れているけど。

 
温泉を堪能。
綺麗な夕陽、とまでは行かなかったけど、
今日一日をトータルで考えれば充実していたよな!

TNB「熊の湯が残念、ですかね」
DDK「おう、海外旅行の土産渡すの忘れてたわ。
ハワイの
ハーブ石鹸な」
TNB「
熊の湯の時に渡してくださいよ!」
いやぁ、すっかり忘れてた。すまんすまん

 
牡蠣!雲丹!
味も濃くて臭み無し!
これは極上です!


これは再来訪、決定ですな。


翌日

余裕を持って到着。
今回の行程320km。
時間的には余裕!!

ネタが物足りない?
同意ですわ。
0日目のvs台風がハイライトだった。

キャロットツアーで社員の挨拶、
「この度はこんな大変なときに
北海道にお越しいただいて…」


ホントだよ!


「僕は、リッチダンサー中毒かもしれない」 by TNB

ツアーの後TNBは濁流が渦巻く道央を目指し
旅立っていった……


ツアーの後が大変だったんスよ!!! by TNB

  1. キャロットツアー2016①