湿原探訪 馬ツアー2017編
~流されるオトコたち~


9:30 釧路たんちょう空港

 今年は釧路に降り立つ。
相棒TNBが組んだプランで、
私は着いていくだけなので実に気楽だ。
宿が「万」を下回る額、と言っていたので
寝床は
ボロ屋を想定しているが、
それもまた経験だろう。

レンタカーは予約しておいたぞ。

ドアに立っているのは店員さんです。
TNBではありません。


TNB「まーた外車の、しかも
緊張する高級車っていうね」
ドライバー頼んだぞ
こちらは助手席、気楽なものです。
やはりカッコいい車がいいじゃない!

10:20 釧路市内

まずは腹ごしらえです。と、やってきましたベタなスポット


釧路といえば和商市場、の


選んで乗せる
勝手丼でしょう。
その昔単身で来た事があったけど、
あの時は食べなかったような??

今度はお金ありますんで、遠慮なく!

2000円丼。
中トロ、サバ、後ろに隠れてサンマ、タコ、ブリ
さらに奥にサーモンとタイ、
海老とその下に赤身マグロ、おまけでタマゴ。
……雰囲気モノでも味は確かです。
美味しいね!



TNB丼。
全部をチマチマ自身で選んだ逸品。
美味しそう。それは良いんだ。

でも、ゆっくり選んだせいで
食ってる時間があと
10分しかないんですけど…
ぱぱっと平らげて奥地を目指す。



11:00

マーシュリバー釧路

体に似合わない!?アクティビティ好きTNBの推薦、
川流れ体験 
カヌー体験です。

D え、ひっくり返ったらどうするのよ?
T そうしたらネタが増えるでしょ?

いつも
ギッチリのタイトスケジュールだから、
今年は
自然に抱かれる優雅な時間を過ごしましょう
という、粋な計らい。

ベンツのレンタカーですか そうですエヘヘ
と、自慢しながら移動


さっそく乗船。

揺れる不安定な乗り物は基本的に得意のDDK、
バランス取りなら任せてくれ

ただ、隣の軽量級の家族の艇に比べ、
我々
超重量級2人の艇は動きが鈍い。
後ろの漕ぎ手様が大変そうだ。
運が悪かったですね、ごめんなさい


白樺の原生林を揺られながらすすむ。


ところどころに倒木あり。
避ける漕ぎ手のテクニックはさすが。


厚い雲の切れ目から青空。
風の冷たさは短い秋の到来を告げている。

重量級の我々にはこれくらいの気温がいいですな!
T 先輩さっきから全く漕いでませんよね?
D え、疲れちゃったもの。
T 後ろの漕ぎ手さんが辛そうなんです。
D ま、今から
痩せるから大丈夫


たんちょう?鶴? 
どっちだったっけ?
怪我して飛べず群れとはぐれたとか何とか。
心に傷を負った我々みたいなもんだな!
一緒にしないでください by TNB



少年の頃、トムソーヤの冒険を読んで
ミシシッピー川をカヌーで渡る主人公に憧れたっけ。
流されるまま大人になったけれども、
そろそろ
自分で流れを操りたい

T うまいこと言ったつもりでしょうけど
もう十分自由にやってますからね先輩は!



2時間弱?
あっという間の安らぎだった。


終点の岩保木水門。
明治開拓時代の遺構だそうです。


釧路湿原のカヌー。
仕事に追われた皆様にオススメですよ!



カヌーの人「ところで北海道にはどんな用件で?」
D「ええと、
仕事です」
馬は趣味というより本業に近いからね。

さて、カヌーの人に聞いた昼ごはんを目指す。

ザンタレ発祥の店 南蛮酊リンク

ザンギだそうですが、
正直、これを我々は舐めていた。

D 1人前で。
T 辛タレのハーフを。

……ハーフなんて、何を軟弱な!と思っていたら、

どん、と、TNBハーフが到着。
ハーフ???
1.5人前じゃね? と思っていたら、


どん。 DDK 1人前。
さっきのカヌーで 
痩せよう とか言ってたけど、
あれは 
です ごめんなさい。

美味しいですよ。そりゃ美味しい。
でもね、DDKとTNBで
少ないキャベツの葉を取り合うほどに
脂が襲いかかってくるのですよ。

鳥から揚げを3年分くらいは食べた感じ。
うーん 満腹。



さて、午後は腹ごなし。
湿原の展望台を目指してウォーキング。
若い彼の後ろ姿をお楽しみください。





どこに行くんだTNBよ…


視界が開けて展望台。
釧路湿原を見渡す。


湿原の、あの川を下ってきたわけですね。
見渡す限りの緑。そよ風。
曇りだけど、日差しよりはいいか。



さて、宿を目指す???

TNB「
宿に風呂があるかどうかわからない」と言い出したので
モール温泉を目指すことに。

いつの間にか砂利ダートに。
高級車が泥まみれ…
TNBは
「行けるかどうかじゃない、行くんですよ!」と
アクセル踏んで猛り狂っている。
ザンギの辛タレが胃腸にキているな、たぶん。

15:30 ホテルTAITO


入湯料 500円
 
十勝川のモール温泉も良かったけど、
この
ヌルヌル感が肌にこそばゆい
汚れがとれていく清清しさ。

車に戻ると、強烈な脂臭さが。
ザンギの香りが高級車に移ってしまった。
TNBが絶対GUSを発射したに違いない

ま、こうしていくうちに 時間が来てしまうんですが。

17:00 道東自動車道

山の向こうに日が沈んでいく。
ホテルに連絡しなくていいのか?

T 電話番号わからないんですよ

おう そのホテル 
本当に存在するんだろうなぁぁぁ

ベンツは暗いトンネルへ吸い込まれていった…

3.雲上階

  1. キャロットツアー2017①