愛知離島 芸術の冬島編①
~秘境ヲ往ク男達~


2012.2月某日

…………

仕事?なに言ってんの?




悪いな これが終わったら
俺は休暇なんだ




青い海美味い魚美しい女たち
シチリアっぽい島々が俺を待っている。



今回は、三河湾に浮かぶ漁師の島を目指します。
狙いはズバリ、

!ふぐ!
画像は参考です

これしか俺には見えない!
行ってきます!!



2012.2月10日 午前8時

高速道路を西に疾走する。

バイク小話を一つ。
時速60kmで走っているときに、
左手で空気を軽く掴んでみましょう。
そう、軽く揉むように。

それが女性の乳房の固さです(キリッ)




正直な感想から言っていい?




寒いわバカ


マジで体が凍ってしまうぞ
サービスエリアで手袋脱いだら
手が綺麗な青色なんですけど、
唇が黒に近い紫なんですが、
これは俺 死ねるな たぶん……


写真を撮ろうとしたら風でヘルメットが落ちる。
不吉すぎる。



こんな寒い思いをしてまで
朝早く出発したのには訳がある。

本日最初の目的地である
熱田神宮付近のひつまぶし
並ばずして食うためである。

寒いからゆっくり行くなどという、
軟弱な妥協案は採用しない!
急ぐぞ!

同日 11:30 熱田神宮前 あつた蓬莱軒神宮店

開店時間ピタリです 素晴らしい!!

カウンター開いてまして、
待ち時間ゼロですんなり案内されました。
なんたるラッキー


おおよそ30分。待った末に、
この旅最初の感動がやってまいりました。

ひつまぶし。
よく考えずに一半ひつまぶしを頼んでしまったが、
普通のひつまぶしと何がちがうかって
どうやら量だけの様子。
ああ、一半ってのは1.5人前ってことね。
どおりで俺のだけデカいわけですわ

一半、正解だな!

ひつまぶしはこう食べてください、と
メニューに書いてあります。


まず器を4分割。

①そのまま食う。(画像省略)


②ねぎ、わさび、のりと薬味をのせて食う。


③薬味をのせだしをかけて食う。

④好きな食べ方でフィナーレへ。
この流れなら当然③を2回目で。


いやはや、堪能しました。
勢いであっという間に食ってしまった。

うまいんだけど、味付けが飽きるよね。
それが残念。


さて、満腹になったところで
隣にある熱田神宮へお参り。


正門。
木製の鳥居が神秘的。
吸い込まれるように森の中へ。


平日だから、人がいない。
これは良い!


境内にも人がまばら。
企業の重役がお参りに来てる。


金色がところどころに使われているあたり、
名古屋人の気質を感じます。


綺麗な社で、
雰囲気ありますなァ


2月10日 13:30
熱田神宮をあとにして、
名古屋高速を南に下り知多半島を進む。

まだ船には時間がある。

知多半島の砂浜 千鳥ヶ浜にて休憩。

太陽がまだまぶしい。
ちょっとだけ暖かくなってきた かな。


ここの浜は日本で一番砂の粒が細かいらしい。


こういう場所でボーッとできる時間って、貴重です。
聞こえるのは波の音だけ。


絵画調のエフェクト入れてみた。
やっぱりお前はかっこいいよVmax。


夕陽エフェクト。
かっこいい。

いいカメラ買って良かったわぁ。
ちなみに、あまりにパシャパシャと撮っていたら、
前に居たベンツが居なくなってしまいました。
ざまあ リア充 爆発すべし

同日 15:00
さて、
そろそろ島を目指します。

本日のお宿は日間賀島。
あの下関にふぐを輸出するくらいのふぐ名産地。
と、タコも有名。

バイクは
持ち込み禁止
中では島民以外は原則徒歩かレンタル自転車です。
狭い島ですし、しょうがないです。


ということで、
港の近くの土産物屋に
有料でバイクを預け

高速船へ乗り込む。

10分ほどで向こうに見える島に着きます。




ようこそ日間賀島。
タコのモニュメントがお迎え。


モニュメントを裏から。
日がすっかり傾いています。


狭い道を入っていきます。
これはVmaxは進入できませんな


!!??


!!??

老若男女 全て 
ノーヘル!?

フリーダムだな
ポリスがいないのかこの島は。

……部外者の私は黙っておくことにしましょう。
画像はモザイク処理しています


本日の旅館 
中平さん
この島でおひとり様が泊まれるのは
ここともう一か所のみです by 日間賀島観光協会
わざわざメールして確かめたから間違いない

さて、夕食まではまだ時間がある。
荷物を置いて、島を散策しましょう。


土産物屋。タコが丸干ししてあります
子供が見たら泣きだすなこりゃ


海は透き通ってます
波も穏やかです。夏は潮干狩りできるとか。


朝の
クソ寒さから始まった一日が、
もうすぐ無事終わります。


海岸沿いには、私1人です。


プラプラ歩いていたら、島の反対側まで来ました。
島唯一の信号ですが、全く機能していません。
たまに
ノーヘル暴走バイクがすっ飛んで行きます。
生き急ぐな若者よ

どの口が言ってるんでしょうね



こちらにもタコのモニュメント。
こちらは東港です。
ちょっと歩き疲れた。
トシだなぁ。


島の寺に寄って帰りましょう…
と、路地に入ったところで迷います。
いつものこと、想定内です。


たこ阿弥陀如来
だれも居ない。当然かな。


路地の向こうに沈もうとする夕陽
道は狭いが、民家の密度は濃い。


島で唯一のコンビニ。
酒が中心でした。


みんな、ちゃんと看板読もうぜ……

 
マンホールは専用設計?
ふぐとタコ


海に沈む夕日と、本日最終便の高速船
夕陽エフェクトをかけたら若干クドくなった


ここまで順調。
立ち上がりはどうなるかと思ったけど。
ほぼ予定通りです。



まさか、ここからが闘いになるとは
この時は 全 く 考えていなかった … …


2月10日 午後6時

さて、夕飯です。
ふぐ刺しから開始。
この照り!この輝き!
 
ポン酢ともみじおろし。
あさつきを巻いて食べます。

はじける身の弾力!
しゃきしゃきです!

淡泊ながら美味しい!
これはたまりません。


 
ふぐの皮と岩ガキも頂きまして、


つぎに伊勢海老にアタックいたします。
贅沢極まった!!

食っても食っても終わらない。
これは旨みに潰される、と嫌な予感が


そうこうするうちに次は鍋に火が入ります。


プリプリのコラーゲン!
夢中でカブりつきますが、

ここまででもう相当
腹が一杯

  
海のダイヤモンドと呼ばれるふぐの白子と、
白身魚の煮物、ふぐのから揚げまで出てきた。


茶碗蒸し

ここまででおしまいかと思いきや、


さっきの鍋に米とたまごが投入され、
雑炊が出来あがりました。

さすがに、
ここまでで満腹。


雑炊は少し残りました。
大変申し訳ない。

おひとり様の量じゃねーって……

ふう、……
闘い疲れた……

風呂に入って、就寝。
なんかいろいろ疲れたが、
今年始まって
一番良い日だったかも知れない。

明日も秘境「芸術の島」へ。

②佐久島→蒲郡温泉

  
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