細道山越え 大井川鉄道編②
~冒険野郎の目覚めの思い出とともに~


2012 5月20日 午前9時

思い出の玉川の地を離れ、さらに奥に進む。
ここからは大人・DDKならではの旅になります。


この
圧倒的な自然
バイクが小さい。
道、狭い。

だって、

メインの県道が

崖崩れのため。
こんな感じ。


去年の台風で崖崩れしたって。
どんだけ直してないのって話。

迂回の
細道をガンガン攻め…
られない。
田舎の軽トラが農機を積んで、
ちんたらちんたら
まぁ、こればっかりはしょうがないよね
全舗装は嬉しい限り。


しばらく走ると、井川峠の頂点

富士見峠展望台。
<ぼッ> 誰もいません <ッち>
風が寒いですねぇ


井川湖。
ここからトロッコ列車が大井川沿いに走っています
それに沿って下っていきます
このへんから大量のバイカーとすれちがうようになりますが、

あの細い道をこんな大量で通れるのかな
事故らないようにね



下の鉄橋がトロッコ列車の線路。
湖の色がまた綺麗なんです。


トロッコ列車と茶畑。
色鮮やかですねぇ


大井川の上流でカヌーを見かけました
本川根町の観光かなぁと思ったら、
オリンピック選手を出した立派な競技だったようです
楽しそう。



午前10時 千頭駅


大井川をともに下ってきたトロッコ列車とは
ここでお別れ。

ここから先は列車が変わります。
大井川鉄道、
蒸気機関車でありますな。

子供の頃、親にせがんで
母と妹とSLに乗ったんですよ。
音がすごく格好良くてねぇ、
窓から入ってくるススも焦げくさくて
とっても興奮したんです。
で、トロッコ列車にも当然乗れるもんだろうと思って
列車に乗り込んで待ってたら、
母が 
財布(以下、大人の事情) とか言い出して
発車間際のトロッコ列車から慌てて飛び出したという。
当時は哀しかったですな。
帰りがこれまた
大人の事情で普通の電車だったのも
哀しかった。


そんな思い出の千頭駅です。
大人になって訪れると、こじんまりした駅でした。


Vmax & 井川トロッコ列車


行ってらっしゃい 山奥へ

しんみり思い出に浸ったところで、
カメラマンDDKは今回のハイライトへ向かう。




午前11時30分 道の駅 笹間渡

大井川鉄道の第一橋梁まで山を下りてきました。
ヤツの通過まではあと一時間

と、いうことで。

温泉ちょっぱやコース
いつもの通り湯船を撮ろうと思ったんですが、

SL待ちの
裸のお客さんで
芋洗い
状態。
ここは
自重させていただきます。
本来重大なマナー違反ですので


露天風呂からはSLの陸橋が見えます。
ちょっと遠いかなぁ

さっさと洗ってとっとと上がる。
混んでる温泉に用はない。
ザ ストイック

 
静岡茶コーラと新茶アイスを買って食べながら
場所取り。インコースのいいところを確保しました。

予定時間12:27まであと20分。


ちらほら待機している人もいますが、
なんとなく
常人とは異なるアレなオーラ
強烈なシンパシーを感じてしまいます

さっき俺も
這いつくばって草花を撮ってたからな…


ズームレンズスタンバイOK
フレーミングチェック良好
後ろの
砲弾カメラの邪魔にならないように注意。
プロ仕様か 鉄男ちゃんが……

後ろにぞろぞろ人が並んで各々がカメラを構えたところで、
遠くから聞こえる汽笛。

来ましたよ!


彼女が!!
森の切れ目の右の方ね


きゃー かっこいい!!


汽笛を鳴らし、爆煙を噴いてアピール
乗客が笑顔で手を振っています


徐々に近づいてきます
迫力凄え!
中の客いいなぁ……


そして真下から接写!
車輪の音デカイ!!
飛び散る蒸気と水滴!


アツッ!!
なんか降ってきた!!(たぶん熱された水滴)


うげほ ぐぇほ うえ
煙 すげ げふぉ ぶは


距離が近すぎてまともに吸い込んでしまった。
真下から狙うときは気をつけましょう。

今日の通過は上下一回のみ。
この鉄橋を向こうから来る姿は一回のみ。

綺麗に撮れたことを感謝いたします。
カメラの能力ハンパないな


兵どもが 夢のあと。
さあて、帰りますか。

小僧のころの思い出を辿る静岡の旅
ここに堂々の完結。


もし子供が出来たら、
ぜひこういう体験をさせたいもんだと。
こういう体験をさせてくれた友人や親に、
あらためて感謝をしています。



  
  1. 静岡山奥