キャロットクラブ募集馬2025評価ロードカナロア

キャロットクラブ募集馬2025評価ロードカナロア

投稿再開。
明日の会議資料は完成しました。
あとはこちらを頑張ります。

フィニフティ24 牡 母9歳

母の評価 
 ココシュニックの仔ステファノスが天皇賞秋などで善戦し、会員の熱い視線を集めて置いてその後が大したことない牝系である。(図;ゴールドティアラ家)
 私の一口権利馬ココファンタジアに至っては仔(2021年産・父ニューイヤーズデイ)が競争馬登録されないという事態も経験しており、それでも2023年産(父サートゥルナーリア)を買ってしまっているので祈りも込めて応援せざるを得ないのだが、一応フィニフティの仔は新馬戦勝利のあと重賞にも参加しているので頑張っていると言えるか。ココファンタジアの仔に関しては母父ステイゴールドの気性が悪さをしているとしか考えられず、成長力も低いので期待が薄い。母父ディープになった当駒はそれよりはマシで、さらに気性面での良化を期待してこの父なのだろう。上記の表の中でMr.Pro.系との相性が良いかと言われれば疑問だが、まあ、近年の中では一番気性がマシになるんじゃないかな……?多分、ね。
 言い訳になるが、血統図からはこの牝系の活躍はダートだろうと想像していた。2021年産のニューイヤーズデイは私の思惑通りの配合だと思っていた。ところが、幼駒ツアーで人が近づいてもほぼ寝てしまっていたような凡庸な牝馬を見て嫌な予感はがした。その後の募集取消の顛末を見て、血統図だけで馬は走れないと思い知った。
 この牝系に母父ディープがベストマッチとは言い難いと思うのだが、前述したステファノスの活躍があった以上はこの牝馬の配合を中心に芝ダート兼用の種牡馬で試していくことになるのだろう。どこかで芽吹いてほしいと願っているが、皆様はどうお考えですか。(あとで当牝系からもう一頭募集があります。)

リカビトス24 牡 母10歳

姉の評価 リカビトス23 
 最速の上がりを出せる馬は強い。最速の上りを出せる「牝系」は強い、とも言い換えることが出来る。柔軟性は天性の才能で、遺伝によって引き継げるからである。リカビトスも姉コルコバードも速い上がりを駆使して上級条件でも善戦を繰り返しており、姉コルコバードの産駒からは天皇賞馬ヘデントールが出ている。出遅れているせいじゃないのか?という無粋な指摘はやめていただきたい。心に刺さるので。(図;エンシェントヒル家)

 姉がG1馬を出したのだから妹も、と考えるのは当然で、産駒成績では今のところ劣っていようとも、依然として牝系への期待は高い。Mr. Pro.系のクロスが入るしこの父だし、短距離に寄るのは仕方ない。しかし、なるほど父母に含まれるCormorantと母母に含まれるProud TruthでRibotのクロスが出来るので爆発力の期待が持てるか。Dance Spell、Cox’s RidgeともにTurn-toの血が混じるので父にTurn-to系は避けたい。とするとこの父は正解だろう。
 姉コルコバードの24が父レイデ何某さんの牝馬で、言葉は悪いが「終わって」いそうな感じなので、当牝系に期待する会員様はこちらに殺到すると思われ、大激戦は必至だろう。健闘を祈ります。

クオウト24 牡 母8歳

 母の牝系は独最優秀繁殖牝馬を2回受賞しているSacarinaが居る。が、日本に持ち込まれたその後継たちは、ほとんど芽が出ず未勝利も勝てていない。当駒の兄姉2頭も未勝利勝てず、うーんあんまり、かなあ。兄クラリファイ(父Justify)は当駒と血統構成も似ていてStorm CatやMr. Pro.、A.P.Indy=Nasrullahのクロスを持っていたのだが未勝利掲示板程度なので、これは母のスピードが全然足りない。さすがにSad.Wel.のクロス持ちでMiswakiまで居るスタミナ極振りの馬は日本では流行らないだろう。父親のカナロアに似れば……という希望的観測をするのは自由だが、資金に限りのある私にはその余裕はない。

ダイアナブライト24 メス 母8歳

母の評価 チェリーコレクト16 
姉の評価 ダイアナブライト23 
 母は芝での勝ち上がりからダートへ転戦し地方重賞を獲り、高い馬体価格を回収した。ヨーロピアンが色濃く遺伝された先行型で、結局馬体も大きくはならなかったので大活躍とは行かなかったが、でもまあ、重賞獲れるって凄いことですよ。なぜか姉に続いてStorm Catの血が入る芝ダート兼用種牡馬と配合されているが、類似配合でも活躍馬は私には見つけられず、血統図の強みは無い。
 牝系Holy Moonから凱旋門賞2着馬のSea of Classが出ており、3歳牝馬ながら当時の最強馬Enableに首差まで迫っているので実質勝ちとも言ってよい。このSea of Classの父Sea the StarsがDanzigにMiswakiの組み合わせなので、狙っているとしたらこの配合への類似だろうか。似ているようで全然違う父にも見えるが、結果は果たして?!

プレインチャント24 メス 母6歳

 母はおフランスの短距離重賞馬。当駒は2番仔で姉は絹クラブ。牝馬が出る限りはクラブの持ち回りか。血統図にはNorthen Dancer系のバラエティ豊かな血が並ぶが、ヨーロピアンに寄っていくことは無く、姉の走法は力強めの短距離型だそうである。母譲りの短距離の遺伝が濃いならこの父は正解だろう。
 話はこれで終わってしまう。外国産馬を輸入してノーザン種牡馬を配合して募集するのは当クラブあるあるで、実は結構当たりも多い。牝系Funny GirlからEuthenia→マックアルイーン(父Blue Point)が出ていて、芝短距離で現在5戦3勝、3歳馬と考えると将来性はかなり期待できるので、近縁の当駒もスピードには期待してよいかもしれない。あとは、メスであることがどうか。牡ならば短距離向きのパワーや固さが備わるだろうが、メスではどうだろうか?短距離好きのロケット野郎にはぜひおススメしたい馬である。

(追加希望;なし)