2024年産再募集・特別募集
昨日発表で今日血統評価なら最速では!?と思いましたが
すでにYoutubeでは評価祭り。
出遅れましたが私の評価も載せておきます。
サンクテュエール24 メス 母7歳

こいつは凄い馬が来た!と持てはやされた母母ヒルダズパッションから、結局大物はYoshida(父ハーツクライ)しか産まれなかったのだが、仔はどれも高値で募集され飛びついた会員も多かった。ヒルダズパッションの父系はGone Westで中距離を先行しキレを欠く血統で、母父はSad. Wel.系の中でも早熟一辺倒のEl Prado、ヒルダズパッション自身の成績が偉大でも遺伝因子はショボい。ディープとの掛け合わせでは悪い部分が強調されたのか骨腱が弱くて早熟なマイラー、という出方が多かった。その中でも当母サンクテュエールがシンザン記念を勝利し一応は重賞馬になっている。
さて、ここにサートゥルナーリアである。Sad. Wel.のクロスを狙いに行っての配合は大いに歓迎したいところではあるが、このクロスがEl Prado経由に加え軽薄なGone West経由の米国の血も含まれているので日本向きのスパっと切れるような脚にはならない。El Pradoの母Lady Capuletは父Sir Ivor(→Sir Gaylord)に母父Tom Fool(→Bull Dog)、一方のシーザリオの母母父Habitatは父Sir Gaylordに母父Occupy(→Bull Dog)なのでよりこの非主流系・一辺倒なスピードが強調されてしまいそうだ。
おそらく見栄えは良い馬だろう。だがその筋肉はハリボテかもしれない。将来この馬が活躍したらとっても失礼な文章になってしまうのだが。(2025年夏の原稿を再掲)
カイカセンゲン24 牡 母6歳

母は南関東所属でロジータ記念を制した名牝。父ネオユニヴァースに母父ティンバーカントリーでMr. Pro.、あるいはその祖Native Dancerの血を反映した米国型スピード&持久力のタイプである。父ナダルはダート種牡馬としての地位は揺るがなくなっており、特にKris S.の遺伝で大型に出やすくパワーに優れている。Mr. Pro.系にRoberto系パワーの付与、というのはGoogle AIの答えを待つまでもなく好相性で、Roberto系種牡馬シンボリクリスエスの後継ストロングリターンやルヴァンスレーヴは牝系がMr. Pro.の要素が強い。
特にルヴァンスレーヴは父シンボリクリスエスに母父ネオユニヴァース、母母父ティンバーカントリーで、当駒はもうほとんどルヴァンスレーヴなのでは、と言えるくらいに血統は相似している。あとは牝系の力ということになるだろうけれども、ルヴァンスレーヴ>ダイナフェアリーに対する当駒>マチカネヤマザクラの比較だと、富士山vs近所の裏山、位の差がありそうなので、それでも期待してよいかどうか。去年カイカヨソウ24の項では結構な持ち上げ方をしたような記憶があるので、ちょっと楽しみかもしれない。
アヌラーダプラ24 メス 母7歳

名門シンハリーズ家の出身で、一つ上の兄が私の一口愛馬ガルヴィハーラ、その初仔である。ガルヴィハーラはダートのマイラーだったが当母はRahyのスピードを活かして短距離で活躍した。そこに父モーリスなので狙いは明確と言える。

シンハリーズの枝葉は大きく広がっておりモーリスとの配合も何度か試されているが、2018年産のストゥーティのチューリップ賞3着、ローズS4着程度が最高位である。Roberto系に範囲を広げても重賞勝利馬はおらず、2026年のチューリップ賞でアランカールが3着に敗北したことは記憶に新しい。というかシンハリーズの絶頂時の仔出しを超える後継牝馬が出ていないので、当牝系の既往を考えると当駒に過剰な期待はかけにくい。さらにポロンナルワの仔は膝に・・・いやこれ以上は言うまい。ガルヴィハーラが生涯苦しんだように、愛馬の苦しみを私も数年見てきたのだ。彼とともに歩んだ出資者の人だけが受け取った彼のメッセージを、私は今一度読み返さなくてはならない。
レイパパレ24 牡 母7歳

母レイパパレは私の一口愛馬で、デビュー後6連勝で大阪杯G1を奪取。当時の最強馬コントレイルを寄せ付けなかったのだからピーク期は相当強かった。その次の宝塚記念も先行持久力で勝負したが逃げ馬を捉えきれず最後は女帝クロノジェネシスに屈し、以後は善戦を続けたものの勝ちきれずに最後は怪我で引退した。
母母シェルズレイはクロフネ牝馬らしい一発屋根性の馬で度々重賞入着がある。やはり先行持久の馬だったのだろう。シェルズレイよりも少し距離が持ちそうなのがレイパパレなので、ディープの長距離適性がうまいこと効いていたと言える。レイパパレ購入当時考えていた私の持論「ディープとフレンチデピュティが好相性である」が正解だったと今では胸を張れる。さあ母父になるとどうだろうか。
サートゥルナーリアに欧州型の瞬発力や柔軟性の補完を期待するのは無理筋で、長い距離は持たなさそうな気もする。さらに母母父クロフネが瞬発力を削ったパワー型に寄りそうで心配はある。牝系のオイスターチケットと父側のスペシャルウィーク(→セントクレスピン)で日本古代の馬フローリスカツプのクロスが出来るが、うーん、この影響が強いとさらに瞬発力不足になりそうな予感もある……が、サートゥルナーリアに方向を誘導するクロスは歓迎であるとしておこう。
パワーの付加は歓迎する。クラシックというよりはマイル寄りの先行スピード馬に出そうな気もするが、成長の遅れで秋華賞に出られなかった母よりは成長が早めになりそうなのでぜひマイル王を目指してほしい。
……2025年の夏、私は確かに牧場のコメントを聞いたからな。
オーロトラジェ24 牡 母8歳

母はサンデーレーシング募集で未勝利。産駒ショウヘイ(父サートゥルナーリア)が日本ダービー3着で表舞台に立った血統であるが、その弟ノンブルドールが冬の小倉で勝ち上がっており当クラブとしても追加募集に乗せやすい「旬」である。
新種牡馬サリオスとの配合はどちらも「父サンデー系」×「母父ヨーロピアンのNorthern Dancer系」なので、まあまあな相似配合と言える。父側をもう少し深めれば「マイラー型ハーツ系」と「パワー型ステイ系」なので、微妙な差異があり互いの欠点を補っているようにも見える。それぞれの母父もまた「Nijinsky=パワー型」と「Nureyev=持続型」なので微妙に異なり、全体としてはややパワー寄りの鈍足方面ではなかろうか。父サートゥルナーリアのショウヘイは上手くスピードが引き出されて活躍したが、当駒はそこまでのスピード感はなさそうにも思える。一方で、父レイデオロのノンブルドールも勝ち上がれているので、この母には鈍足の父であっても素質を引き出せる懐の深さがあるのかもしれない。
ミュージカルウェイ牝系からブレイディヴェーグやミッキークイーンが出ているあたり、ロードカナロア=Mr. Pro.やウインドインハーヘア系統の種牡馬と相性が良いと無理やりこじつけることもできるが、当父とはどうかなぁ、と私は懐疑的である。
ドラムガール24 牡 母12歳

父はアメリカG1馬だが日本ではほぼ無名。父父ストリートセンスはちょっとだけ日本で繋養されていた時に地方G1馬ファッショニスタを出している。母父父Smart Strikeはどこかで聞いたことがある、が、手持ちの種牡馬辞典には載っていない。ああ、あいつだ、2003年の泥沼のJCダートを根性でアドマイヤドンに競り勝ったフリートストリートダンサーの父か。
というようにほぼ全ての血がアメリカで固められMr. Pro.の濃いクロスにちょっとしたSeattle SlewとTurn-to。Make Great America Again!という世界の流れか。先行ダートマイル、と走る場所が限定されそうではあるが、舞台は多いですからね。ダート路線も整備されているし、Mr. Pro.系外国産種牡馬の子たちも結構活躍しているし、問題含みのキャロ牝系を買うよりはセリ購入のこっちの方が楽しめる可能性はあると思いますよ、旦那様。
レッドソンブレロ24 メス 母12歳

母は未出走。超名牝スカーレットインク家で母の兄にはヴァーミリアンが居るなど活躍馬多数。スカーレットインクの別枝からダイワメジャーなどの芝の活躍馬も出ているが本流はCrimson Satanの流れを汲むダート系のこちらだろう。その牝系に輸入種牡馬ホットロッドチャーリー。北米型のパワー型Northen D.系でNas.系で持久力と、ベタで申し訳ないがクロフネ的なイメージだろうか。配合だけ見るとダートは走りそうな気がしてくる。
が、血統図を見ると先駆者は居た。母の初仔レッドパラス(父クロフネ・メス)は軽量級の馬体で未勝利1勝のみに終わり、その後の兄弟を見ても軽量級が多い。この種牡馬で馬格を、と願うのも、これまでの産駒の傾向を見ると違うような気がする。
去年の追加募集でメジャーエンブレムを持ち上げて結局未だに未勝利なので、私の血統評価がいかに無駄かと読者の皆様はわかっていただけていると思う。ダイワメジャーだヴァーミリアンだと騒いでみても、当駒の馬体には変化がないのである。馬格があれば、当然チャンスもあるだろう。地方募集だし。
以上、休み時間に書いたやっつけ評価です。
今年はもう買わないよ。予算が泣。
