2026年募集馬モーリス
アンフィトリテの25 牡 母10歳 母優先

2025年募集 マーズウェーブ
姉バシレイア(父ミッキーアイル)が短距離で2勝、スムーズに先行できたレースでは早い上がりを繰り出して勝てるので、それが出来るときと出来ない時があるのは馬の気性なのか、騎手なのか。まことにむず痒い悩みですが、これも醍醐味ですぞ、ルー君氏。
2025年募集のマーズウェーブ(父アドマイヤマーズ)も順調に育成が進みゲート合格>デビュー待ちになっており、成長力は問題ないようにも思える。今年もマイラーをつけてきて、もうこの牝系は短距離マイルで活躍してもらおうという牧場の意図が明確である。
父モーリス、母父キングカメハメハの賞金筆頭は母チェッキーノのノッキングポイントで3勝、ダービー5着の実績がある。チェッキーノの母ハッピーパスは父サンデー×母父ポッセ>Hyperionなので、アンフィトリテの母アドマイヤフッキーと血統構成が似ていると言えば似ている、こじつけだが。父モーリスの活躍馬にはジェラルディーナやノースブリッジなどの母側にNijinsky含みのお洒落ヨーロピアンが並ぶが、賞金一番手のジャックドールの母父はMr. Pro.系Unbridled’s SongでLe Fabuleuxを含むマッチョ米国血統である。とはいえジャックドールの母母にもNijinskyが含まれており、当駒にNijinskyの要素が欠けているのは弱点だが仕方ない。(Nijinskyのなぜ相性が良いのか、は血統マニアには有名なOmaha=Flaresの全血クロスだろうと考えるが、特にNijinsky>マルゼンスキーの血を含む場合にはLa Troienneの牝系クロスも発生するためである。)去年も血統図にSad. Wel.が居ないなどと文句をつけていたような記録があるが、当クラブの募集馬なのだからそういうものだ。我慢しよう。牝系再興という牧場の願いを背負っていると思うし、さらに会員のマイラー紳士たちの期待を背負う一頭になるだろう。
リュラの25 牡 母12歳 母優先 ヒストリックスター牝系


2025年募集 ウラノグラフィア
兄は公式コメントでネガティブな内容が並んでいるように見えるが、気性が相当にアレなのだろうか。だって母父ステイゴールドじゃん、と言われれば、それで終わり、なのだが。
モーリスの牡馬の成功パターンは母父がサンデー系「ではないこと」だが、当駒は思い切り外れている。牝馬の場合には母父ディープでジェラルディーナなどが居るので柔軟性という点で牝馬は問題ないのだろう。牡馬の場合にはそもそもモーリスの特性であるギアチェンジの脆弱さが強調されてしまうのだと思う。
母父ステイゴールドと父に含まれるダイナアクトレスは相似血で互いに良くも悪くも影響は出る。Sad. Wel.=Fairy Kingの同血クロスがあるので爆発力の期待はある。ただ、私個人の印象では、母優先馬ココファンタジアの仔たちが揃いも揃って「おバカ」なので能力を発揮できず勝ち上がれていないので、母父ステイゴールドは信用できない。母父ディープの方が良いよ、きっと。
サンブルエミューズの25 メス 母15歳高齢 母優先 ヴィートマルシェ牝系


サンブルエミューズ、ありがとう。血統評価を毎年書き始めるたびに感謝が湧く。サンブルエミューズが私に一口馬主初勝利をプレゼントしてくれたことを皮切りに、おそらくこれから私が生涯この趣味を続けていく未来を決定づけてくれた。ヴィートマルシェは私が大好きなフレンチデピュティ牝馬で、サンブルエミューズのあとも重賞挑戦クラスの馬を連発した。ダンシングブレーヴが柔らかいので牡馬はパワー不足気味だったが、メスではその柔らかさを瞬発力に転化して牝系からは世界制覇のマルシュロレーヌ、サンブルエミューズの子供からナミュール、ラヴェルの姉妹が出ている。配合をダート寄りにした後からは活躍馬が出ていない。あえて名前を除いていた牡馬バーデンヴァイラー(父ドゥラメンテ)はダートの重賞を勝っているが、父にはトニービンが含まれていて固さの補完があったからだろう。
今年の配合モーリスがどれに近いのか。モガミとダンシングブレーヴのLyphardクロス、あるいはダイワメジャーの母スカーレットインクとスクリーンヒーローの母母ダイナアクトレスのノーザンテーストクロス。スカーレットインクとダイナアクトレスはBull Dog系統を含む似た血統なので、こっちの要素を引けば瞬発力と言うよりは持続力かもしれない。ノーザンテースト含みのこの血統ならばオルフェーヴル産駒のマルシュロレーヌ!と言いたくなるが、いやそこまでは高望みませんよ、流石に。
本来なら母高齢で血統評価をバッサリ削除するところなのだが、私はこの牝系に期待している点がある。単に私が母優先の権利を持っているからではない。上の家族図、2012年まで毎年出産してきたヴィートマルシェは不受胎?が続き産駒が2年なく、2015年の産駒を経て2016年にマルシュロレーヌを出している。どうだろう。サンブルエミューズもまた、2022年以降2年連続で不受胎、今年は産駒を出してきた。一度母の業務を休んでから再始動した後のこの牝系の産駒は、とても期待が大きい。そう思えないだろうか。サンブルエミューズもナミュールも、3歳秋頃から成績が伸びずに古馬から爆発的に伸びる傾向があった。繁殖成績でも、競争時代と同じ「二峰性」を見せるつもりなのか。とても楽しみである。
まだまだ応援するぞ、サンブルエミューズ。
ショウナンパンドラの25 メス 母14歳

母ショウナンパンドラ!秋華賞とジャパンカップを獲っている名牝である。3歳春には成長が間に合わず、夏を経て本格化、秋華賞を獲ったあとにも重賞戦線を戦い抜きジャパンカップで牡馬の追撃を首差凌いで戴冠、というタフな馬だった。このジャパンカップ、2着ラストインパクトで3着ラブリーデイと、全体のレベルがどうかという疑問はあるが。当母の血統構成はディープ×母父フレンチデピュティだが牝系ゴールデンサッシュはステイゴールドを輩出した牝系でスタミナに優れると評価してよいか。かつて私はこの牝系のスピアザゴールド(父ネオユニヴァース、母キューティゴールド)を持っていたので多少わかっているつもりだが、気性の悪さがついてまわるのでスタミナ型と相性が悪い。牡の場合は特に。結局スピ金ちゃんはタマを取られた。しょうがないよね。
瞬発力が期待しにくい牝系でSad. Wel.もNijinskyも近縁には居ない。名牝系ではあるが母父ディープ、という一点だけでは強く推せる血統ではない。現に当駒の兄弟からも活躍馬らしい活躍馬は居ないので、いきなり当駒が強くなるような未来も想像しにくい。似たような血統構成のレイパパレの25と熱量の差が大きいが、それは筆者の思い入れの違いなので許していただきたい。
アンセランの25 メス 母7歳

前述したきらびやかな母たちの仔と比べると地味に映るが、まあ、リストの後ろの方というのはそういうものだ。母の兄にストロングタイタン、姉にギルテッドミラーが居て重賞馬の妹なのだが母自身は未出走。ケガか。当駒の全兄ジュンドラドラが未勝利を突破しまあまあなデキである。その上の姉アンソレイユ(父イスラボニータ)は1戦のみで骨折引退。ケガのリスクもあり、全兄はダート向き、というと、どうにも小銭稼ぎの香りが。牝馬なので瞬発力に秀でる可能性も、と期待してみても牝系にヨーロピアンは薄く、これは、うん、新規会員の呼び込み用ですかね。
7月が、終わってしまう。間に合うのか?
