キャロットクラブ2020募集馬血統評価 キンシャサノキセキ産駒
賞金獲得上位馬はダート転向の堅実組で、夢は見させてもらえるものの結局最後は小銭稼ぎ。馬主孝行なんです。
29.サダムグレンジュテの19 4万/口 メス
絹クラブの常連様が今年は当クラブ。これまで結果は出ていないが元々は米国牝系でダートは得意なはず。キンシャサの牝系F22-d Milan Millはキンカメの牝系F22-d Aimeeと同系で相性は良いのだろうと推測されるものの、今までさほどの結果は出していないようなので微妙。ダート向けなのは良いとは思うが、買うなら牡でしょうな。
74.レオパルディナの19 5万/口 牡
かつて一口2.5万だなんて平和で良い時代があったのだな、と感慨深い。低価格の母だったがOP勝利のあとで2歳重賞で2着。早々に購入者に恩返しして、早熟さゆえにそのあと勝てなかったものの健康に走り抜いた名牝の1頭と言える。さらに非サンデーなので今後の繁殖への期待も高く、これは良い買い物だったと思われる。特に母側にTom Foolの血が濃い上にスニッツェルの牝系F8-f Best in Show の血も入っているので、パワー・短距離型のサンデー系とは相性が良いのではと推測する。母としての活躍はこれからで、しかも牡で安価(母の倍額だが)。人気は高そうだし愛のある母優先会員様が多いと思うので競争は激化しそうだが狙いたい一頭である。
75.カイカヨソウの19 5万/口 メス
母は、私の記憶が確かならば地方入厩の募集馬を始めた元年?くらいの募集馬で、600万の超低価格ながら地方競馬で暴れまわり獲得賞金1億円越えの豪傑だった。当駒は2番仔だが姉は早くも地方新馬戦を勝ち上がっており、その姉よりも期待をもって中央競馬に持ち込まれた産駒と言える。パワー型のキンシャサに当然合うとは思うし、牝系のMachiavellianでF2-d Natalmaの血を補充しているのも良い。のではあるが、なぜだろう、当たりが見えている配合で微妙に高い値段なのが購買意欲をそそらない。