キャロットクラブ募集馬想定版血統評価2019~ハーツクライ~

リリサイドの2018

リリサイドの2018

クラシックで善戦程度に終わった全姉リスグラシューだったがエルザべス女王杯と宝塚記念を制覇し、女傑スイープトウショウに並ぶ名牝へと駆け上がった。後方追い込み一辺倒だった走法を先行脚質へ転換したことも父ハーツクライの経歴を彷彿とさせる。短距離で微妙だった半姉レイリオンから考慮しても、母リリサイドのスピードとスタミナを活かすには中長距離なのだろう。Mill Reefを刺激できるのが同Nasrullah系統の中長距離トニービンだ、と言えるし、母母母ミラーズメイトはトニービンとNasrullah系×Hyperion系の相似配合なのでさらにその刺激効果は高い。
と、こういうことをリスグラシューの評価で言えたのならばカッコ良かったのに、過去のレポートでは微妙な評価しかしていない。こういう2番仔を狙って失敗するパターンが多いDDKなので(クルミネイト、お前のことだぞ!)、走って当然の配合だが人気にもなるし面白みは低そう、と悔し紛れの評価に留めたい。

カニョットの2018

カニョットの2018

2015年産の全姉カラドゥラの評価で「おそらくスタミナ勝負の鈍足」と酷評し、未勝利引退までは予想通りだった。が、そのあとの川崎競馬で4連勝、まさかの母父系統譲りのダート馬だったということか。母カニョットはアルゼンチン牝馬だが父の系統は米国ダート馬でRaise a Native、Seattle Slew、あるいはその奥にいるTom Foolなどは2014年産の同父・母ヒルダズパッションでアメリカクラシックに挑戦したヨシダの類似系統であり実はダート適性があったのではないかと言われるとそう思えてくるから不思議である。ということはやはり牝馬に出たのが痛い。長距離、あるいはダート、どちらも牝馬での活躍は非常に難しい。この母は牡馬待ち、だが、牡馬が当クラブに来てくれるかどうかは祈るしかない。