キャロットクラブ2024募集想定馬・血統評価03

午前、午後、夜。仕事、仕事、仕事。
そしてこの暑さ。
持ち馬は全頭放牧。良いなぁお休みがあって。

・コントラチェック23
・シーリア23
・シンハライト23
・スペクトロライト23

本日ここまで。

コントラチェック23

母7歳 メス  

 母母リッチダンサーからは当母コントラチェックと当母の姉バウンスシャッセの2頭がフラワーカップを制する活躍を見せており、「準・名牝系」くらいの地位には居そうである。当クラブにはTNB氏を始めとしてリッチダンサーのファンは多く、当駒の成長を心待ちにしていることだろう。
 リッチダンサーの奥に眠るFairy KingはSad. Wel.と全兄弟クロスを作り、当母の姉バウンスシャッセの活躍を考えるとミスプロ系統との相性も良さそうだ。父母シーザリオならリオンディーズで良かったのではないかとも思えるが、そこは新種牡馬への期待と、種付け料の差と、クラブ会員の食いつきの差と、暴利価格でも売れるでしょうという目論見と、様々な大人の事情が見え隠れする。隆々とした筋肉を誇ったリッチダンサー一族だが、やや細身に映るこの父のシルエットにどこまで寄せていられるか。あるいは牝系の影響を抜けられずマイラーの善戦タイプになるか。どちらであっても金満会員による争奪戦は間違いないだろうが、どちらであってもおそらく活躍は見込めると思う。

シーリア23

母8歳

 父ドレフォンの産駒が活躍している馬場ってどこですか?と聞かれて、すぐ答えが出る会員は多くないのではなかろうか。早熟性を活かして早くから芝ダート問わずに勝利馬を出すが上級条件まで伸びることは少なく、地方重賞でパラパラと勝ちがある程度か。芝の上級条件でただ一頭ジオグリフが頑張っているが活躍傾向としては未だ謎である。
 傾向としては母が強ければ子も強い、という、存在感の薄い父になりそうだと言える。ジオグリフの母アロマティコは重賞の常連だったが、当駒の母シーリアはシーザリオの直仔だが条件戦を突破できなかった程度の凡馬である。母母シーザリオは偉大だが、母シーリアはたとえ血統的な評価が高かったとしても当クラブにおける母優先牝馬の枠に入れるほどの活躍だったとは思えない。当母の初仔ヴィンセンシオはデビュー前の評価は高いが、そもそも骨瘤で追加募集だったことを皆様忘れていないだろうか。という諸々の情報を集めると、当クラブに少数存在するVIPの方々への忖度で募集されている馬だと推測される。
 そういうの、私は嫌いです。遺伝子を残すべきもっと強い牝馬は居たはずです。

シンハライト23

母10歳 メス  母産駒;セブンサミット

 シンハライトに私が抽選落ちした過去は何度も書いてきているが、後悔は無い、と強がってみたものの、やっぱり悔しい、という気持ちに覆ってきた。レイパパレ、ナミュール、G1を獲る、というのは一口馬主という弱者であっても人生に強烈なインパクトを残す。もしかしたらシンハライトが私のG1童貞を奪ってくれたのではないか、と、自分の血統評価への意欲はもっと早くから強まっていて、今頃は萎んでいたのではないか、と、この血統表を見るたびに思い出す。
 シンハリーズ牝系が良家の血筋であることは疑いないが、以前にはスピードと引き換えに脆弱になるのではないか、と過去の評価で書いた。その想像は部分的に当たり、当駒の兄姉には競争馬になれなかった馬が存在する。競走馬になれた馬セブンサミット(1億円!)も2勝クラスで足踏みを続けており、母の競争能力が子に引き継がれているとは言い難い。これからの産駒に大物が眠っているのか、名牝が没落していくのか。2024年現在のトップ種牡馬であるエピファネイア、さらに言えばシーザリオの力でなんとかなるだろうか。Roberto系はモーリスと重複するが、セブンサミット程度の活躍に留まってしまうのだろうか。母のように切れ味で勝負するなら牝馬の方が良いからむしろメスで良い。
 先に書いたように、この母で私が初G1を経験していたならば、その後この血統を買い続けることになっていただろうから、競争馬が嫌いになっていた未来まで有りうる。巡り合わせというのは不思議なものだ。

スペクトロライト23

母13歳 メス  母産駒;ライトウォーリア

 父ニューイヤーズデイは輸入当初は芝での活躍を期待されていたが結局産駒は足元の固いダート馬が多かった、らしい。父父ストリートクライはダート用だが芝短距離でも、という性能で、父母父Dixie Unionの祖Dixieland Bandといえば長距離砲デルタブルースと思いつくがあの菊花賞は丁度20年前だったか。とにかく距離適性は短くなり活躍傾向はダートで堅実、という評価に固まりつつある。
 当駒の兄ライトウォーリアの募集時評価で「芝での再興を狙う」と書いてあって赤っ恥なのだが、ライトウォーリアは芝2戦未勝利であっさりダートへ転向し、地方転出してまで活躍し2024年の川崎記念を獲っている。他の兄弟も芝系の父では未勝利を勝てず、ダート系父馬で勝利を獲っている。しかも、ライトウォーリアの父マジェスティックウォリアーは血統図にDixieland Bandを持っており、ダートの中距離で戦えるスタミナと底力は、兄と同じく当駒も持っているのではないか。と、持ち上げて置いて、メスだが。

続きはそのうち書きます。