キャロット追加募集馬2024年度(2025年4月募集)

追加募集馬が発表されました。
やっぱり出してきましたねコントレイル産駒。
私はもう資金オーバーなので手を出しませんが、
アツい要望にお応えする形で、主にTNB氏にアオられて、
(×中央の募集馬について)
地方馬も含め全頭を評価しておきます。
なんの参考にもならないよ、きっと。

レディデラウェア23 牡 母6歳 武井亮厩舎 7000万

  母の半兄HootenannyはBCジュヴェナイルターフ優勝、当母もStorm Catのクロスを持ち早熟かつ軽いスピード血統ではないかと推測する。母の競争成績は定かでない(1出走未勝利?)が、初年度の産駒メレサンク(父ドレフォン、牝馬)は微妙なデキ。2番仔の当馬が牡馬なので改めて期待!と言いたいところだが、どうだろうか。父American Pharoahの活躍馬カフェファラオは母父がサザンヘイロー→Haloなので、サンデー系との相性が良い可能性はある。一方、メレサンクが微妙な理由はStorm Catのクロスの濃さにあると私は考察するので、サンデー系の中でもスピード因子をStorm Catに由来しているキズナ君は底力不足であまり良くないかもしれない。
 この金額、追加募集のトップに持ってくる広告塔、クラブ御用達の仲良し厩舎、どう考えてもご新規様用の馬だろう。当サイトをご覧いただいたような偏屈な皆様向きではない。手を出す必要はあるまい。

アナアメリカーナ23 牡 母16歳 奥村武厩舎 6000万

https://kol-racehorse-club.net/oldstyle/blood_2016callot.html#anaa

 以前にもこの馬の産駒は評価したことがある、と名前を憶えていた。過去のページ、ホームページビルダーを駆使して手書きしていた頃のページを読み返し、あの頃の私はとてもまじめに血統評価を行っていたのだな、と遠い記憶を羨むのだが、アナアメリカーナ16は結局1勝のみに終わってしまい私の予測は全く外れていた。今回はコントレイルである。かつて血統評価で書いていたように「American Postはリリサイド系(レイリオン、リスグラシュー)と同じで長距離志向」「La Troienne含みで重厚な血統が良い」という評価は変えない。さて今回はコントレイルである。
 この母にヨーロピアン血統またはトニービン血統が良いと考えるならコントレイルはあまり歓迎できない。コントレイルのFappianoと、母側のMr. Pro.を経由しないNative Dancerのクロスを作る配合の基本形は踏襲している。CaroのクロスもあってUnbridled’s Songをより強調する配合になっているので、スタミナというよりはパワー寄りである。
 以前のこの馬の評価から気が付けば7年も経っていた。マジかついこの間だと思っていたのに。母高齢だと気が付いたのが今この瞬間なので評価は書き残しておくが、若くて良い牝馬は他にもいますよ会員様。

ダンサール23 牡 母8歳 栗田徹厩舎 6000万

 母は高級クラブで3勝、募集額以上の賞金は稼いだが大舞台には立てず引退。母母アルゼンチン馬としてはスピード能力の期待の割には不完全燃焼だったか。この母の弟で菊花賞3着のサトノフラッグや桜花賞&阪神JF2着のサトノレイナスが出ておりやはりスピードの素質を裏付けている。さてこの配合にロードカナロアだが、母父のハーツクライのMy Bupers → La Troienneとクロスを作るので相性は良いと言える。いつでも発火する可能性を持つ南米血統で、今年マラコスタムブラダ23に手を出してしまった私としては当駒も応援したいところではあるが、クラシックを目指すような血統ではない割に値段が高すぎる。これなら10万上乗せしてマラコスタムブラダ23を1次募集で買っておいた方が良かったでしょう皆様。

エライヤ23 メス 母7歳 高野友和厩舎 6000万

 キャロット牝馬、高野厩舎、はい、ナミュールさん、レイパパレさん、こんにちは。父キタサンブラックの牝馬で(現時点で)一番稼いでいるのはラヴェルさんなので全方向を見ても当駒は当クラブ狙い、というか私の愛を集めに来ているようである。
 鞍に宝箱をつけているかのようなジンクスの良い馬だが、実際はどうだろうか。母父Siyouniの産駒シンエンペラーが活躍していて牝系への期待は高いか。ヌレイエフにデインヒルと重くなる要素満載な上にキングズベストとMr. Pro.系でも屈指の鈍重系なので父は軽い種牡馬にしたい、という私の願いは空しく重厚系キタサンブラック。父母父バクシンオーのノーザンテーストが邪魔なんですよね。走りだすと決め手を欠くような気がしてならない。末脚でいえば明らかにナミュール>ラヴェルで、ラヴェルがそれでも活躍出来ているのはダンシングブレーヴ由来の切れ味鋭い末脚が一応引き継がれているからである。この母にそれがあるだろうか。ジンクスだけで馬は買えない。高野先生には大変お世話になったが、ジンクスや占いで馬を選ぶようになったら私はこの趣味を辞めようと思う。

ポジティブマインド23 牡 母9歳 安田翔伍厩舎 8000万

 母はアルゼンチンの2歳G1を制覇、母の全兄パウリーニョも2歳牡馬G1を獲っており早熟性とスピード能力は疑いようがない。母父父Candy Stripesは当クラブ、もっと言えば盟友TNB氏の大好きな「南米の尻」クルソラ血統の根幹でありトップスピードと維持能力が素晴らしい。父コントレイルとの配合の基本であるFappianoクロスを積んでいて、これまで日本競馬の主流だったMr. Pro.クロスよりもより先鋭化している(Fappianoの血統分布がMr. Pro.に比べて少ない)のでこれまたスピードやパワーの遺伝は強そうに思える。
 ただし、ダートに行ってしまわないだろうか?という懸念を抱いた貴方は、だいぶ当サイトに毒されている。大丈夫、Candy Stripesがそんな不安を振り払ってくれるはずだ。さあ皆様、遠慮なく南米血統のスピードを体感しようではありませんか。    あ、皮肉ですよ?

メジャーエンブレム23 メス 母10歳 石坂公一厩舎 4000万

 母の走りは強烈だった。もはや暴力とも呼べるような逃げを武器に阪神JF、NHKマイルを勝ち美しい花火のように突如と消えて引退。負けた桜花賞もガイジンの謎騎乗で控えなければ、逃げていれば勝っていた可能性はあった。母系の豊富なスタミナを燃料に激しい気性を燃やし続け他馬のペースなど気にせずにスタートからゴールまで走り抜ける、そんな芸当が出来た馬なのである。「マジで史上最強馬なのでは」と考えていた私は、こんな繁殖成績の状態で再開するとは思っていなかった。
 繁殖成績の悪さの原因は明確である。牧場は父ロードカナロアでスピードの遺伝と気性の軟化を試していたに違いないのだが、(育成側からすれば育てやすい馬を作るのが目的なのは当然なのだが、)初年度産駒(父ルーラーシップ)がちょっとだけ逃げの片鱗を見せた後は次年度からのカナロア産駒は優等生的な先行バテのレースしか出来ていない。あの暴力的な逃げは再現できていないのである。私に言わせれば、馬への「敬意」が足りない。父レイデオロに変えてきたということは、カナロアの真逆である「狂気」を当母の仔に注入した、ということになる。レイデオロ牝馬の全体成績は気性の悪さが災いして散々だが、当馬に限って言えばその狂気が、母の姿の再現に絶対に必要なのである。
 精神論だけではなく、ちょっとインテリちっくなことを加える。シンボリクリスエスのRoberto、あるいはウインドインハーヘア牝系の重さがスタミナ保持と馬格に良い方に寄与すると思われるので兄姉よりも体幹は強くなりそうである。
 無論、上手くいかなければただの駄馬に終わる。リスクはあるが、ここまで書いてきた6頭の馬の中でどれを買うか、と私が問われれば間違いなくこのG1牝馬の仔だろう。(ただし、欲を言うのであれば来年のエピファネイアの仔の方がより面白い。)かつて姿に惚れた女性(牝馬)の仔だ、縁はないかもしれないが是非頑張ってほしい。

マハーバーラタ23 メス 母15歳 地方 2200万

https://kol-racehorse-club.net/oldstyle/blood_2016callot.html#mahaa

 兄にヒンドゥタイムズ、ハービンジャーとかけ合わせれば長距離に行けるタイプに出るが、当駒の父はパワー型ダート馬のドレフォン。父ヘニーヒューズの姉リアンクールの方がタイプは近いか。どこかで見たことのあるような名前だなと思ったらやっぱり当クラブに縁があった。その馬、母の姉マハービスタの産駒マハーラーニーのように、当クラブから売却後に突然覚醒して地方ダートで暴れ回る、という希望を込めて元マハーラーニー購入の会員が買うのだろうか。それとも、クラブの売却判断への悔しさや恨みを晴らすためだろうか。活躍しそうな素因はあるが、マハーラーニーは中央再転入後も中央では全く歯が立たなかった。地方ダートを狙う馬、と割り切ってしまうと、上級条件では結局中央馬がひしめいているわけで、この高額な馬体価格を回収するのは並大抵のことではない。

スーリーズ23 メス 母10歳 地方 2000万

 母の戦績は118戦7勝。いやはやご苦労様です。この後繁殖ですって。さすがに大変じゃない?と誰もが思う、その初仔がなぜか競りで1100万円。当クラブで2000万円。やはり早逝した父のプレミア価格か。TNB氏は気になっていると言っていたが。
 父マテラスカイは世界で最も堅牢なアメリカダート短距離の強豪を相手にBCスプリントで5着に食い込んだ経歴のある名馬で、無事なら第二のサウスヴィグラスとしてダート短距離路線を席巻するはず、と牧場やダート紳士は期待していたに違いない。わずか1世代を遺したのみだったが、その内の1頭を当クラブが競り落としたということだろう。
 母父ネオユニヴァースでDiesis=Krisの全兄弟クロス、バクシンオーでNasrullah→Red Godへの刺激、とスピード感溢れる魅惑的な配合だが、母自身の素質と繁殖前の疲弊はやはり気になる。馬体を見てからの判断になるだろう、と、結語はTNB氏と同じになってしまった。

クレスクント23 牡 母10歳 1800万

 こういう場合、個人馬主に売却した後の仔の募集では母優先は適応されるのでしょうか?名義が変わっているから多分ダメでしょうね。Danzigのクロス、クロフネに通ずるHold Your Peaceのクロス、Native Dancerのクロスとダートを走れる素因は揃っている。アドマイヤサンデーの一族でもヴェラブランカはハズレに思えたがヴェラアズールのジャパンカップ制覇で一族の誇りを取り戻して見せた。血統図的にはアツい一頭と言える。
 アドマイヤサンデーにはトニービンが一番合うと思うが、それ以外でも重めの血統が良い。Hyperionのクロスが活性の起点か、と考えていたが、探すうちに別の面白いクロスを見つけた。アドマイヤサンデー>ムーンインディゴのCaroである。トニービン類似のCaroクロスを父モーニンの牝系が持っており、父母のボトム同士のクロスは活性因子になり得ると思う。遅生まれだが多重クロスはとても面白い配合に思えるので将来を期待したくなる。

構想半日で書いたので薄っぺらですがご容赦くださいまし。
一日でこの量を書けるなら2025年募集馬も書けそうだな!(願望)