血統評価2026・スワーヴリチャード・ロードカナロア・サートゥルナーリア産駒

2026年募集馬スワーヴリチャード

レッドティーの25 牡 母12歳

2025年募集 ライナールビン 
 兄は1次募集で満口に届かず1.5次抽選に流れた。その後の成長は順調なようである。

 昨年のリオンディーズ産駒の別馬で述べた通り長距離系の種牡馬と当母の相性を試すべく当駒もこの配合なのだろう。繁殖成績は今のところデビュー馬が中央未勝利とさっぱりだが、ここから逆転できるかどうか。母父Sakheeは中央の勝ち上がりが1頭(ユメノサキ;父ヴィクトワールピサ)のみであり、現役時の能力の割に活躍馬を出せていない。残念。
 去年は母系のSad. Wel.、あるいはNijinskyへの刺激を狙った配合と評価したが、今年は別系統への刺激を狙ってきた。見ての通り、Rivermanである。父スワーヴリチャードの賞金順にレガレイラ、アーバンシックと並ぶが上位2頭はどちらも父ハービンジャー、現役馬で次点に挙がるサブマリーナが父A.P.IndyでNasrullah系はデインヒル系の爆発力には及んでいない。さすがにレガレイラの能力を求めるのは無理だろうけれども、短距離のスピードを求めるよりは中距離のスタミナ、父の適性を活かす配合は堅実な狙いだろう。
 いかんせん過去のデータで強調できる材料が乏しく、爆発力は期待できない。ただ、この成績の母にしては良い父を配合されているので、牧場側には狙いがあるのだろう。小銭稼ぎ以上の活躍が出来そうな馬体であれば、人気も低そうだし検討の価値もあるか。

エルカスティージョの25 メス 母7歳 母優先 アドマイヤサンデー牝系

2025年募集 イシュバランケ 
 母は慢性の脚部不安に苦しみながらも4勝。全12戦というキャリアの少なさが、如何にこの母を競争に使うのが難しかったかを物語る。この牝系で無事に繁殖まで上がれたのは喜ばしいことだ。
 母側にはNureyev=El Gran Senor=ラストタイクーン(トライマイベスト)と3本の類似クロスが入っており、特にNur.の血を持つ父の配合では事故率が高まる。サンデー系との配合を避けてきたのも事故を避けるためだったのだろうが、当父は久々のサンデー系、しかもトニービンへのクロス持ちである。Nur.の血を意図的に避けた感じはあるが、トニービンという固い血へのクロスがどう出るか。当クラブが誇るトールポピー・アヴェンチュラに貢献したジャングルポケットの血の再興を狙っているのだとしたら、その意欲は大いに褒めたい。事故のリスク上昇と同時に大きな一発を狙っているのだとしたら、競走馬への投資という射幸心を大いにくすぐられる。馬体を楽しみに待つべきだろう。

マラコスタムブラダの25

母高齢のため評価しません。

ロードカナロア産駒

プルメリアスターの25 牡 母13歳 母優先 リリサイド牝系

2024年募集 パシフィックドーン
2025年募集 ブレイズフォート
 リスグラシューを出した名牝系だが事故率が高く成長も遅め、牝系出身の高額募集馬が未勝利引退の危機であることは他の馬でも書いた。リスグラシューの姉の当母も当初の仔出しはまあまあだったが2022年産アラマンダ(父レイデオロ)が未勝利引退、2023年パシフィックドーンが(父ハービンジャー)がけがでデビュー遅れて3歳夏時点で未出走と、直近の繁殖成績ははっきり言って悪い。去年もこの牝系を評価する時に、スピードを求めず中距離で戦えるスタミナを補完すべきだ、と評価したような記憶があるが、当母にロードカナロアか、気性の軟化を狙った消極的配合に思える。母の妹リリフレアや弟ナイドルフで既に試したロードカナロアとの配合で未勝利や事故引退に終わっている既成事実を考えると、どうしても悲観的な未来が見えてしまう。
 一応、父の代表産駒アーモンドアイなどを見るに、サンデー持ちでSad. Wel.の血を持っている母との相性が良さそうではある。その配合に当駒は当てはまる。だからさぁ、母父ダイワメジャーのレイリオンさんよ、子供は当クラブに帰ってきなさいな!(レイリオンはリスグラシューの姉でDDKの持ち馬、この牝系に手を出すのが1年早かったんですわ。)

エクシードリミッツの25 メス 母13歳

 母父Exceed And Excelが父ディープ系と相性が良さそうだ、というのは既に今年書いた気がするが当父の相性はどうだろうか。母父に含まれるLomond> Myrtlewood牝系はMr. Pro.との牝系クロスを作るので相性は良さそうに思える。前の馬で書いたSad. Wel.の血は無いがDanzigの血は複数持っており、欧州寄りのNorthern D.系の要素は濃い。で、サンデー系を持っていない。距離を延ばす要素はないので牝馬だし活躍は短距離に限られるだろうけれども、血統図からは期待も出来そうな予感もする。
 当母の産駒エルムラント(2022産駒;父フィエールマン)、ジュジュドール(2023産駒;父レイデオロ)とも早い段階で1勝を挙げており、早熟性は高いようだ。どちらも短距離を走っているが、気性面で問題を抱え2勝目が遠いらしい。
 うん、激しい乙女は嫌いではない。こういう激しい気性を軟化すべくロードカナロアなのだろうが、どう評価するかは好みが分かれるところ。激しい気性のままが良かった、と思うのか、物静かな自閉的な図書館の少女が良いのか。ツアーでの顔つき次第で、もしかしたら私の財布の紐は緩むかもしれない。

マハーバーラタの25

母高齢のため評価しません。

サートゥルナーリア産駒

ドナウエレンの25 牡 母7歳

 去年はドナウデルタの仔が当クラブに来た。来ましたよね?クラブの報告によれば成長遅めで足元固まらず成長待ち、とのこと。同牝系の別の馬が当クラブにお目見えだが、去年の私の評価通り上位クラブからの押し出しによる当クラブの引き受けだろう。
 去年は購入をかなり迷ったが、やはり止めておいて正解だったかもしれない。上位クラブからの押し出しが必ずあるわけではないので、結局何らかのトラブルがあって上位クラブの募集に「載せられない」馬が当クラブにこぼれてくるのだから。
 血統図に目を向ければ、サンデーの多重クロスに重めのNorthern D.系が複数、サートゥルナーリアもここ数年で切れ味の低い凡庸種牡馬であることがバレているので、熟達した我々会員が敢えてこの馬を狙いに行かなければならない理由は何もない。

アーデルハイトの25

イリュミナンスの25

アヴェンチュラの25

いずれも母高齢で評価しません。

 

土曜夜は終わった。明日はコーチェラバレーさん、勝てれば札幌記念?ですよ!