全国見聞録 ~Vmax行脚論~
嵐が去って 北海道稚内編③
~最北端の赤と黄色の宝石箱~
牧歌的風景
2007年 9月11日 午前7時
ここまでの積み荷を自宅に発送し、
身軽になって山越えへトライ
大雪山もすっかり緑です
去年も通った天空にかかる橋
今年は走行中の写真とか撮れちゃうんです
文明の進化ってすごい
※安全運転を心がけましょう
さて、三国峠に到達しました
去年とは逆ルートになりましたが、
南からのアプローチの方が大雪山らしい風景は楽しめる
層雲峡を新鮮な気持ちで楽しみたいなら北から、
がいいと思いますが、
誰に向かって話してんだ俺
以上 誰が得するの?情報でした
去年も来た、上川のあさひ食堂
幻の塩ラーメン
今年は食べてる暇はないのでパス
ここから高速に乗り国道239号を経由して太平洋を目指す
……ここは日本でしょうか?
いいえ、ロシアの原野です
と言われても、今なら信じるかも知れない
興部(おこっぺ)周辺の風景
のどかすぎる。
ああいう暮らしは退屈なのかなぁ
でも うらやましい気持ちも正直ある
ぼんやり眺めていると、
後ろから直売所のおばさんが声をかけてきた
「ゆであがったで、一本いかがかね?」
もしや アレですか アレ
ちょうど買おうかと思ってたんですよ
参考参考
コレ。
ただ、バター乗せるのとか邪道
広告作る人はわかってないよ
塩だけでいいだろ ゆでたては!
一心不乱にかぶりつく
甘ェ~
東京に10本発送しておきました
去年も食べたんだけど、掲載を忘れてました
あと、トマトジュース
「すごいんだゾ」
そんなんで格式高い私の名産品コレクションに
名を残す気かね
もうちょっと主張していいよ君
まぁ、夕張トマトの方が美味かったがね
興部から海岸線を北上
右手に海を見ながら最北端を目指す
雲行きが怪しすぎる
道は気持ちいいが 風が気持ちいいを通り越して
寒い
半袖馬鹿野郎
両腕が凍りつきそうなため、
予防的にカッパを着て走行
迷彩服仕様とか
何を目指してんだ俺は
100km以上の移動の後、浜頓別へ到着
小休憩です
尿酸値無視のいくら丼
え、写りが悪い?
どん
かにおにぎりも追加しているあたり、
貪欲だねェ……
さて、何もない景色をさらに北へ
直線道路 エサヌカ線です
猿払(さるふつ)キャンプ場
「ゼロ円マップ」によると
大人気のキャンプ場だそうだが
もう俺は騙されない(キリッ
北海道各地の道の駅では、
こうした道路標識マグネット1枚100円が売っていました
収集癖をくすぐるじゃありませんか と
去年から大量に買ってますが
無駄使いですよね!
言われなくても十分わかってます
太平洋沿岸を走り続けること数時間。
今ようやく私は、
この地に立つことが叶った。
日本全国を制する(VMAXで走破する)
この原点を
今
踏んd
宣言とかもう寒いから
早くラーメン食ってホテルに行こう
一番らーめん
カニと生エビとホタテと
……おいまだエビが凍ってますよ
味はあえて語るまい
ただ一言、チベたかったと言っておこう
やはりこういう失敗も混じらないとな
北のモニュメント
これの小さい置物を買ったら
バイクに乗る時にオシリの肉にささって
ものすごい痛かった
いや、そんだけです
ラーメン屋の隣で発行してもらう
ついでにガソリンスタンドでももらう
何やってんだアイツと
白い目で見られても気にしない
……そんなに北海道最南端到達証明書を失くしたことを
根に持ってらっしゃるのかしら
あれはトラウマだ……
さて、あとは稚内を目指すのみ
稚内全日空ホテル
贅沢するんだ俺
長距離のあとはたぶん疲れてるだろうからな
と、高めを予約して正解
ただ、荷物を運ぶ人が
汚物でも見るような視線を送っていたのに
気付いてしまいました
だって泥だらけの迷彩カッパだもん
カッパをシャワー室で洗い、
夕飯を探して外に出る。
稚内のコンクリートトンネル?
有名なんすかね
治安がいいとは思えないが……
「ゼロ円旅行」によると
いい寝床とのことだが、
その意見には賛成できない
線路 最北端
いやはやよく頑張りましたよ俺
ちらちら写っている白いもの
そうです 雪です
完全な想定外
9月なのに雪が降るかよ
北海道ハンパないな
明日には溶けてくださいお願いします
駅前の食堂にて
カニ飯としじみの味噌汁
このホットな組み合わせをどれだけ待ちわびたか
体に染みわたる
濃厚なカニの味
むしゃむしゃ食べても、
味わって食べても
包まれる優しさ
そこに負けじと主張する
しじみの味噌汁
北の果てでイイものに出会えた
苦労して来た甲斐があったというもの
味の表現は若干美●し●ぼを真似ております あしからず
こうして、最北端を制したDDKは、
次なる獲物を探して
西へ旅立つのだった
その準備として今日はホテルで寝るのであった……
④世にも奇妙なじゃがポックル