日本馬術 世界で銅!
これは超絶快挙ですよ皆さん!
我々のお金(馬券)が競技の役に立ちましたよ!
父ニューイヤーズデイ
ウルクラフト23
母7歳 牡
父ニューイヤーズデイは輸入当初は芝での活躍を期待されていたが結局産駒は足元の固いダート馬が多かった、らしい。父父ストリートクライはダート用だが芝短距離でも、という性能で、父母父Dixie Unionの祖Dixieland Bandといえば長距離砲デルタブルースと思いつくがあの菊花賞は丁度20年前だったか。とにかく距離適性は短くなり活躍傾向はダートで堅実、という評価に固まりつつある。
母は芝マイル近辺で2勝、母母の親族に欧州G1馬Ungaroが居るが母の兄弟で目立った活躍馬は居ない。母の兄弟が地方の砂で勝利を重ねる馬が多いので、ダートへの適性を推測されてこの配合なのかもしれない。新設のダート3冠を見据えた期待の配合だとクラブは売り込んでくるのだろうが、それってどのダート種牡馬でも言っている…?と思った貴方、正解です。実績のない血統のダート馬を買うくらいなら当駒を買った方がまだ期待値は高いが、原付から軽自動車に買い替えたぜ!くらいの買い物でF1レースを勝とうというのは大言壮語が過ぎる。
スペクトロライト23
母13歳 メス 母優先 母産駒;ライトウォーリア
当駒の兄ライトウォーリアの募集時評価で「芝での再興を狙う」と書いてあって赤っ恥なのだが、ライトウォーリアは芝2戦未勝利であっさりダートへ転向し、地方転出してまで活躍し2024年の川崎記念を獲っている。他の兄弟も芝系の父では未勝利を勝てず、ダート系父馬で勝利を獲っている。しかも、ライトウォーリアの父マジェスティックウォリアーは血統図にDixieland Bandを持っている。一つ上の馬に書いた父の評価を思い出してほしい。父母父Dixie Unionの祖Dixieland Bandといえばダートの短中距離で戦えるパワーと底力は、兄と同じく当駒も持っているのではないか。ディープ×欧州血統にこの父、というパターンが2つ並んでいるが、この父の産駒を買うなら間違いなくこちらだ。母優先なのでクラブ会員との争いは避けられないが、砂の大物への期待はデカい。ただし、メスだが。
バイラオーラ23
は母高齢のため評価しません
父モーリス
エンジェルフォール23
母14歳 牡 母優先
母の引退後、産駒は各地を放浪して絹クラブやら個人馬主やらに散っていったがどれも成績を残せなかった。突如として当クラブ募集に舞い戻った2020年産のグランサバナ(父ドレフォン)がダートで3勝を挙げ、当駒が3年ぶりの募集である。
母は名牝トールポピー、アヴェンチュラの全妹だが1戦未勝利のみで引退。前述2頭の仔もそうだが骨幹が脆弱で、競馬に行くとほぼ必発で怪我をする。たまたま厄災をくぐりぬけたグランサバナが活躍しているが、もう大丈夫でしょうというには早くないか。同牝系の中でイマイチ感のあったヴェラブランカからヴェラアズール(父エイシンフラッシュ)が出て、そのG1制覇が2022年なので勢いそのままに当母にも期待の種牡馬が付けられたのだろう。エイシンフラッシュとの配合で一族に再び光が当たったので、せっかくならミスプロ系が欲しかった、か。どちらにせよ怪我のリスクはついてまわるが。
ポロンナルワ23
は母高齢のため評価しません
グリューヴァイン23
母11歳 メス 母優先 母産駒;ミッテルライン
母はダート短距離で3勝、上級クラスでは全く歯が立たなかったことを考えると真面目に走り切った限界だったということだろう。母母マルティンスタークの良くも悪くも素直な血が受け継がれている印象を受ける。当駒の姉ミッテルラインもダート短距離で堅実に2勝くらいだろうと思ったが些細なボタンの掛け違えで未勝利2着にとどまった。さすがに変速ギアが「ロー→トップ」ではなく、ギアが「無い」のはマズかったようだ。当駒の兄リューデスハイム(父ニューイヤーズデイ)が未勝利を勝ちその後も善戦を続けているように、父のスピードと軽薄さの有無が産駒の活躍にモロに影響している。どこまで行っても真面目な血だな。
という血統に今年はモーリスである。Roberto系で一応短距離向きではあるが軽いスピードには遠く、芝をワンペースでダラダラ走って雪崩れ込む種牡馬であるように思える。この傾向はきっと遺伝されるだろうし、Roberto系やNorthern Dancer系のクロスも絡まって、うーん、この血統に求めるのはそこじゃない感があるが。砂好きの紳士たちはまた買うのだろうか。値段も上がりそうで、私はちょっと手を出しにくい。
以上です。
初老ジャパン@馬術おめでとう!
その年で初老……では我々は…?