本州最北端 北東北編②
~ぼっち & ストイック~


2011年7月15日 AM4:00

「朝5時に秋田港に寄港。
寝過したら北海道。
祈りながら眠りについたせいで、
早く起きちゃって
全然寝た気がしない。

フェリー内もまだ暗い。
が、二度寝すると
確実にアウトなので、
船内を散策。


展望室には誰もいない
当たり前か。だって朝4時半だもの。


後方甲板より軌跡を眺める。
風が冷たい。


おはようVmax君
今日も一日頼むよ。


秋田港にて。朝6時。天候曇り。
3日目の
靴下が限界。履き替える。


まずは男鹿半島へ向かいます


見渡す限りの平原


男鹿半島へ向かう寒風山スカイライン
通称 なまはげライン

誰もいない…
一人ぼっちです
まぁ 
朝7時だしね


後ろには八郎潟


天候曇り 陽が登ってるんですよね?


山頂は閉鎖されてました 朝だし。


高原の中を疾走します


対向車すら来ない。
原始の森ですかココは


男鹿半島先端に到着しました
朝7時半


当然 駐車場には誰もいないし、
売店だけが開いている。

まだ腹も減らないので、石鍋料理はパスで。

大潟の干拓地を抜け、
バイパスから大館の
きりたんぽ鍋を目指す

が、

まずい

眠すぎる。


2日連続で睡眠時間3時間な上に、
変化のない直線道路が非常に
ヤバい

ブラックコーヒーも2分しか持たない。

ここは先を急ぐより命を優先します。
公園のベンチで1時間ほど仮眠。

ふう、生き返った
白神山地の南側はパス、

大館のきりたんぽ鍋……の店は、
どうやら
閉店してしまっていたようなので、
昼飯抜きで青森弘前を目指す。

青森と秋田の県境、矢立峠。

ここから高速道路で10分で弘前。
弘前りんごなどを地元に発送。


弘前に寄ったのは、ラグノオ本社が目的。
ここで「ながいもっくる」と「りんごスティック」を買うのが、
今回の職場のお姉さまからの
命題

「ながいもっくる」製造中止の衝撃情報が。
俺の命は終わってしまうのか……

りんごスティックと、
試食に感動したりんごチョコケーキなどを発送

言い訳はあとで考えようそうしよう


ふたたび山奥を目指す

この先は白神山地。
世界自然遺産のブナ原生林。

だいぶ山深くなってきました

7月15日 13:30

白神山地の奥地、グリーンビレッジANMONまで到達しました
いまいち情報がないのでここに書いておきますが、

グリーンビレッジANMONまでは
完全舗装です。
VMAXでも安心して来られます

ただし、途中の道が
クソ細い上に
大型観光バスがガンガン突っ込んでくるので
素人さんは注意が必要。
途中のダム建設現場の大型トラック
最高に
うざい

グリーンビレッジANMONの2メートル先から
未舗装です。

まずはメシだ 腹減った

りんごジュース
はぁ 生き返るわ


マタギメシ original を注文


たけのこ 山菜の炊き込み飯ですが、
バターで風味付けしてあります

意外な組み合わせですが、
シェフ天才ですか


観光地の食事とは思えないほどうまかった

 
椀物の舞茸天そばとりんごのシャーベット

舞茸の天ぷらが揚げたてな上に
風味豊か これはすごい


こんなところで美食に出会えるとは…感謝です


さて、腹もふくれたところで、
暗門の滝を見に行きます
歩いて山に入ります

事前情報としては、暗門の滝までは
渓流散策のイージーコース(往復1時間)と
森林踏破のハードコース(往復3時間)があるらしい

現在午後2時。
当然イージーコースで。
↑前フリ注意↑


大いなる自然


すげえなコレは

さて、分岐点に来ました。

えーと、



イージーコース(cannot use)
崖崩れ、落石のため


ハードコース(!welcome!)
どこからでもどうぞ

でたよ恒例

往復3時間とか 陽が暮れちまうじゃないか

ここで引き返すことにする。
早く宿で寝よう。

自然保護に心ばかりの寄付をして、


目的はほぼ達成
宿泊地の黄金崎不老不死温泉を目指す。


あと少しで今日のゴールだ
頑張ってくれ 俺の脳みそと愛機ちゃん


鰺ヶ沢から国道101号線に乗り、
日本海に沿って西へ。


途中の千畳敷海岸なんつうのも観ながら


太宰治ゆかりの地だそうで
どうりで荒涼としてるわけですな


このルートは鉄ファン人気の高い
五能線が並走しています

ずっと海を眺めながらの旅は楽しいでしょうな


途中の道の駅 ふかうらにて

名物 いか焼きを狙うも、
デズニー状態で客殺到のため
今回は回避します

どこでも沸いてきやがるんだよな……

しばらく走ると、さびれた集落の奥の
立派なホテルに到着しました


黄金崎不老ふ死温泉

ここは海岸に掘られた温泉が
イイ風情を出しているそうです

写真で見る限りはかなりいい具合かと

よし さっそく……


……芋洗い状態

しかも、他の入浴客がいる中で
オヤジたちがヌードで
記念写真撮影会を始める
始末

すごく
不快な気持ちになったので
早々に部屋に戻る

夕暮れ時にまた入りに来よう

さて、晩飯です。
ホテルの主人が獲った海産物です とか

豪華ってレベルじゃねーぞ!

食いきれるのか俺


  
海鮮丼、あわびステーキ、うに
 
しゃぶしゃぶと刺身盛り合わせ 
トロお前!!
  
さざえ壺焼き あわび煮物 にしん酢 焼き物
 
貝の味噌和え つるつる麺
これに茶碗蒸し、白米が付きました

最後にりんごデザート

満腹をやや超えました
充実しました ありがとうございます

宿泊プラン間違えたんじゃないかなと
不安になるくらいの豪華っぷり
明日の料金が怖い……



夕日がゆっくりと海に沈んでいきます
晴れていたらさぞや良い眺めだったであろう


良い時間だ
風呂に
再アタックする
今度こそゆっくり入るぞ

今度は客は少なくなっていたが、
中年夫婦が風呂に陣取っていた

混浴なので入ること自体は別に。
ただ、
缶ビールと缶チューハイを持ち込んで
夕日を見ながら酒盛り入浴

さすがに
ダメなんじゃないですかね

さすがの温厚な僕も怒りましたので
温泉を侮辱する輩は許すまじ!
ホテルの
従業員に苦情を言い
自室に戻る。


結局、今日は露天風呂は使わず、
内風呂で汗を流し、就寝。

メシがうまかっただけに、
露天風呂の客の行為が非常に残念だった

ただ、これが
人間の強欲な本来の姿なのかも知れない。
そう考えると、「不老ふ死」という人の欲を表した
この温泉のネーミングが実に面白く感じられた。

※読み返して不快になったので
転載時にこのページの文は一部削除しました


③竜飛岬→恐山

  
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