血統評価2026・キズナ産駒
ウィンターパワーの25 牡 母7歳

ミックスセール上場で当クラブが一声入札。うーん、怪しい。
母は欧州の短距離G1を勝っておりスピードは優秀。母父父のExceed And Excelの血から2024年皐月賞馬ジャスティンミラノ(父キズナ)が出ており、当駒の種付けもちょうどその頃なので、牧場の狙い通りの配合だったのだろう。Exceed And Excelの母父Lomondは父N. D.×母My Charmer、母父Princequillo>St. Simon、母系はMyrtlewood牝系でMr. Pro.やSeattle Slewに繋がるスピード牝系である。キズナの母父Storm Cat、その母父Secretariatの母父はPrincequilloで、欧州系のN.D.系にPrincequilloのクロスが入るパターンで和合性を高めているのかもしれない。とにかくExceed And Excelの血は母系に入ってディープ系、特にキズナとの相性が良さそうだ。
と、和合性を求めた意欲的な血統配合で、願い通りの牡馬。これが初手リザーブ価格で当クラブ=ほぼノーザンの主取り、ということは何らかのトラブルが周知されていた、と疑うのが自然だろう。私は素直には手が出せない。血統図はとても魅力的に見えるので、クラブ様の正直な発表と馬体のお披露目を待ちたい。
フォースターデイズの25 母5歳 牡

母は新馬戦快勝のあとに骨折判明。約1年の期間を空けた復帰戦は惨敗し、計3戦で引退した。母父Freudの馬は第一位がダートで複数勝利を挙げているが次点の馬は1勝馬で3位はTNB氏持ち馬のクイックモーション。日本では活躍できなかった。母フォースターデイズも仮に怪我が無かったとしても上級条件まで上がれたかは懐疑的である。
我々の胴元である社台ファーム様の肝入りで輸入されたブリックスアンドモルタルがコケて私も大損害を喰らったが、Storm Catはとにかく底力がない。クロスさせるとさらに瞬発力が減り先行バテのレースが多くなる印象である。母母父Freudは当ホームページでも「アメリカ西海岸をビーチサンダルで走っているようだ」などと偉そうに揶揄したような記憶があるが、欧州血統Kingmanを挟んでもStorm Catのクロスを強調してくるようだと尚軽さや貧弱さのイメージは拭いきれない。こういう母にはパワー系が良いと思うんですが、Fappianoさんとか。コントレイルさんとか。どうっすかね。とにかく当駒は芝勝負では厳しそうな気もするが、どうでしょう。
血統図以外で見ると、外国産馬で無理使いせず繁殖へ導入された若い牝、という考え方はできる。そして牡。期待通りじゃないですか。アツく期待しても良いと思いますよ。……いや、これが期待されていたなら当クラブでは無いでしょう。上級クラブが放っておかないはずです。当駒のデキで来年の産駒は上級クラブでしょうけど、当駒にだって、ヤンママのアドバンテージはあります、きっと。
アールブリュットの25 牡 母13歳 母優先 イグジビットワン牝系


2024年募集 パントルナイーフ
今年のダービーで接戦を演じたパントルナイーフの全弟である。もし兄がダービーを勝てていたら当クラブの士気も爆上がりだっただろうが、いやいや、2着でも爆上がりだろう。あのロブチェンに肉薄できた、というか、相手がロブチェンでなければ勝っていたのだから、兄を買えた皆様は大いに誇ってよい。そして当駒に思い切り期待をかけて良い。
母アールブリュットと父キズナとの相性はとても良く、パントルナイーフのほかにもパラレルヴィジョンがダービー卿チャレンジCを勝っている。1年空胎明けのキズナ産駒はパントルナイーフと同じで、牝系についてまわる怪我のリスクは仕方ないとしてもおそらくスピードとスタミナの両方を兼ね備えた競争馬が誕生しているだろう。
昨年はRobertoとキズナの好相性について書いたが、今年は別の視点から書いておきたい。たくさん書けばどれかが当たるからである。今年、私の愛馬バルセシート(マラコスタムブラダの25;父キズナ)がチャーチルダウンズCで3着になりNHKマイルCに挑戦、着順はともかく上がり2位と将来への可能性は見せた。このバルセシートは母側に南米経由のSad. Wel.とデインヒルの2種類のNorthern D.系を積んでおり、キズナに不足している底力を補強していると考えられる。バルセシートは末脚に頼らずせめて中段くらいからスムーズに競馬できれば……といつも思うのだが、騎手との相性もありますからね。仕方ないね。バルセシートよりもパントルナイーフの方が実績は上なので比較に挙げるのは失礼かもしれないが、母父マクフィは影響力の少ない血なので父キズナの活かし方としてはこれらN.D.系の血が大事になってくるのだろう。
イグジビットワンの仔が募集された際に、確か膝だったか繋ぎだったか、いかにも危なそうな気配を感じ(当時ツアーに参加していたTNB氏から指摘を受けたのを信じた)応募を見送ったが、この牝系の怪我のリスクも活躍も見込み(TNB氏の指摘)通りだった。人により考え方は様々だろうが、ダービー2着が獲れるのなら怪我のリスクも仕方ない?のでは。と、ダービーの惜敗とその後を見て、私は考えてしまう。分かりにくい締めになってしまったが、当駒も会員様達の大きな期待と大抽選会の宿命を背負っている。
マルシュロレーヌの25 牡 母9歳 母優先 ヴィートマルシェ牝系


2024年募集 マルシュボヌール
2025年募集 スタニスラス
マルシュロレーヌの初仔マルシュボヌール(父ドレフォン)は2026年6月時点で未勝利。小柄な牝馬でパワー不足は当然な気がするのだがダートでの初勝利を狙い続けるのだろう。高い買い物だったなぁ、と、ミーハーな私は猛省している。2番仔スタニスラス(父キタサンブラック)は40万/口とクラブ最高額を付けている。幼駒ツアーでは確かに素晴らしい馬体で、輝かしい未来を想像させた。母がそうであったように成長はやや緩徐で本格化は先だろうけれども、まあ、いずれ大きいところを獲るでしょう。たぶん。
という流れで3番仔だが、今度の父はキズナ、使い古された善戦マン血統で、初仔マルシュボヌールとはStorm Catが共通である。マルシュロレーヌ自身はパワータイプのNorthern D.(ノーザンテースト、Deputy Minister)を持っているのでスピード系のStorm Catを足せば良さそうにも思えるが、初仔を見る限り母系の良さを消してしまうような印象あり、理論と実際には乖離がある。2番仔の馬格や筋肉が父キタサンや母父オルフェの遺伝を我々にわかりやすく感じさせたので、3番仔がやや軟弱に見えてしまわないと良いのだが、どうだろう。
クラシック血統はいずれキズナ産駒が活躍、と毎年願うように買ってみるのだけれども、世間で言うようにまさに前哨戦血統というか、条件戦で強かったのに、重賞では……というパターンが頻発している。少なくとも、私の持っているコーチェラバレー、バルセシート(ともに母父デインヒル系)は後ろから差して届かずのレースばかりを繰り返しており、ハイペースについていけない上に勝負所での加速力が足りないので着狙いという楽しくない走りばかりを見させられている。緩い、とか、本格化待ち、と言っている方々もいるが、本質的にキズナはパワー不足なのだろう。キズナの産駒で皐月賞を獲ったジャスティンミラノは父系デインヒル系で、超ハイペースで早め先頭に立ったジャンタルマンタルをゴール前ギリギリで捉えた形だった。届いたから良かったもののジャンタルマンタルがもう少しこらえて残していればジャスティンミラノは噴飯ものだっただろう。差してきて伸びを欠くのはコーチェラバレーやバルセシートと同じ走り方、クセである。キズナ産駒がG1級にたどり着くためには、パワーの補充にMy Charmer>La Troinneの牝系が必要と書いている人が居た。確かに一理ある。だが、私はあくまでデインヒル系の柔らかさを付加してようやく今のキズナ産駒の活躍なのだ、と考えたい。私の持ち馬の2頭とも古馬になって活躍してくれれば良いのだけど、ここ一番でいつも勝てないのですよね。悲しい。
話は大きく逸れたが、つまりキズナとの組み合わせでLa Troinneが必要と考えるのであれば母父のオルフェーヴル>メジロマックイーン>メジロアサマ>スイート>La Troinneと、「ちゃんと居る」。一方で、牝系にデインヒル系のような柔軟さは無い。さあ、将来はどうなるか。
当駒も世界チャンピオンの仔として高額馬になるだろうし、人気を背負うだろう。この牝系が大好きな私は素直に応援するが、お金は出せない、でしょうね。
シーリアの25 牡 母10歳 母優先 シーザリオ牝系


2024年募集 ギャミニード
2025年募集 イモージェン
母はリオンディーズの全妹として大きな期待を背負ったものの2勝に留まり繁殖入り。初仔ヴィンセンシオ(父リアルスティール)が弥生賞2着と高い能力を発揮し牝系の力を誇示した。2024年産の幼駒評価で私は結構酷いことを書き散らしているが、ギャミニード(父ドレフォン)に関して評価は適正だったと言えるだろう。2025年募集のイモージェンについてもヤッツケ評価に留まっているが、さて今年の募集幼駒は「ついている」。これは真面目に検討しなければならない。
他の馬で述べているキズナと相性の良い血統は①Sad. Wel.などの欧州系Northern D.系、②Roberto系で、シーザリオ牝系は①Sad. Wel.を持っているしHabitatはTurn-to系でRobertoの類系である。相性は良さそうな牝系と言えるが、あとはサンデーのクロスがどうか、だが、父キズナの活躍馬の母は日本血統から遠い海外血統の馬が多いが、一番賞金を稼いだディープボンドにがっつりHaloが入っているから、まあ良いか。
シーザリオ牝系の能力を活かすにはガッチリマッチョ系の種牡馬だと言い続けて、スマートなキンカメ、優男のキズナ、と私の意志とは反対の配合を繰り返されている当駒だが、いよいよ期待の牡馬なので今回に限って言えば私は活躍を期待している。
プレシャライジングの25 メス 母15歳高齢

母高齢のため評価しません。が、Roberto、Sad. Wel.、Nur.全部入り。
本業忙しく、ペース上がりません。
気長にお待ちください。
