どんどんドレフォン。
どんどん書きます終わりません。
父ドレフォン
当父の産駒が活躍している馬場ってどこですか?と聞かれて、すぐ答えが出る会員は多くないのではなかろうか。早熟性を活かして早くから芝ダート問わずに勝利馬を出すが上級条件まで伸びることは少なく、地方重賞でパラパラと勝ちがある程度か。芝の上級条件でただ一頭ジオグリフが頑張っているが活躍傾向としては未だ謎である。
アメリカ型Northern Dancer系以外は零細血統が多く、Haloの血は近縁には見当たらない。母父のAwesome Againはダート馬で古馬になってからの活躍も期待出来て、AlydarやForliなどのクロスも成長力の増強に関係すると予測する。(ジオグリフの活躍はきっとこの影響が!と思ったらクロスなんてなかった、恥。)あとはサンデー系との相性次第か。
ベルディーヴァ23
母11歳 牡 母優先 姉;ベルシャンテ
当母は名牝ハルーワソングの後継で、主枝ハルーワスウィートと比較すれば傍流だが走る可能性はある、と初仔の血統評価では書いていた。その初仔ベルシャンテは未勝利引退、その下も未出走が続いており体質的な問題が懸念される。2022年産は募集されたが怪我で育成が遅れそうな印象である。
血統的には優れている可能性はあるしForliのクロスやBlushing Groomの存在もプラスに働くだろう。それでもなお繁殖牝馬としての能力に問題があるのかも知れず、当クラブではドレフォン唯一の牡馬だが飛びつきたいほどの魅力はない。
シーリア23
母8歳 メス 母優先
父の傾向としては母が強ければ子も強い、という、存在感の薄い父になりそうだと言える。ジオグリフの母アロマティコは重賞の常連だったが、当駒の母シーリアはシーザリオの直仔だが条件戦を突破できなかった程度の凡馬である。母母シーザリオは偉大だが、母シーリアはたとえ血統的な評価が高かったとしても当クラブにおける母優先牝馬の枠に入れるほどの活躍だったとは思えない。当母の初仔ヴィンセンシオはデビュー前の評価は高いが、そもそも骨瘤で追加募集だったことを皆様忘れていないだろうか。という諸々の情報を集めると、当クラブに少数存在するVIPの方々への忖度で募集されている馬だと推測される。(今頃になってシーザリオの母母系HabitatはTurn-to系だと気が付きましたが、ピンクにしていません。画像は作り終えたあとなのでもう修正しません。)
そういうの、私は嫌いです。遺伝子を残すべきもっと強い牝馬は居たはずです。
ダイアナブライト23
母7歳 メス 母優先 募集時母評価
姉ダノングレース、弟ワーケアとも重賞戦線で活躍し、当母も地方とは言えダート重賞を獲った。私が「豪華血統だ」と大騒ぎしていた当時の血統評価は正しかったが、牧場の値付けもほぼ適切で馬体価格をぎりぎり回収した、程度に収まっている。つまりクラブ手数料の分だけ、ゲフンゲフン。母側の血には(昔の)日本馬場に適性のあるエルナンド、ハービンジャーっぽいOratorio、ヨーロピアンで揃えた格式高い血統ではあるがディープとの相性がとても良かったかと言われれば疑問である。この血の組み合わせでダートに行くのか、とがっかり感さえあるだろう。
父ドレフォンも「もやっと」ダートの種牡馬なのでどちらも似た者同士、なのかもしれない。とはいえイタリア名牝のチェリーコレクトである。牝系を活かす父の良さが出ればもしかしたら爆発する可能性が、無いとも言えないような、なんとも言えない。目を引くようなクロスも少なく、頑張って地方重賞、くらいだろうか。とすると、メスなんですよねぇ……
エリティエール23
母9歳 メス 母優先 募集時母評価
母は中距離の条件戦を走り3勝。姉ルージュバックや弟ポタジェに比べれば地味に映るが、なかなか立派な成績である。初仔フルリール(父ロードカナロア)は一口10万の期待を背負って一度も馬券にならずに競争生活を終えようとしている。
配合で目を引くのがAwesome Againの近親クロスである。当駒は姉フルリールと同じくStorm Catの影響も受けるが、それよりもDeputy MinisterおよびBlushing Groomの影響が強くなりそうなので馬格や瞬発力は期待できるかもしれない。あとはディープとの相性になるのだが、姉が未勝利で終わってしまいそうな状況を考えると強くは推せない。姉10万、兄11.5万、と高額で推移しているのでこの馬も当然高額になるはずで、うーん、私は手が出せないかもしれない。
マリアライト23
母12歳 メス 母優先 姉;カルセドニー
「これがメスじゃなかったらなぁ」と姉の評価を締め括っているが、まさにその一言に尽きる。名牝マリアライトももう12歳を迎え、初仔オーソクレースが中長距離で奮起しておりG1で2着が2回と立派な成績を残しているが、怪我で引退している。その下の牝馬達は全く目が出ず散々な成績で、400kg行くか行かないかくらいの馬格で肉付きが悪いというのは結構致命的な遺伝な気がする。未デビューの2歳も育成が遅れ気味とクラブ発表からは読み取れる。Haloを含まない父が選ばれたが、Storm CatやAwesome Againの早熟性でどこまでキャサリーンパー牝系に回帰できるか。軽い牝馬だと、せっかくの適性がダートだったとしても悲観的な未来が見える。
マルシュロレーヌ23
母7歳 メス 母優先 母募集時評価
当母の募集時にはいかにも応募するような記載をしていたが、結局オルフェーヴルでは鈍重になりすぎて芝での活躍は望めないだろう、と種牡馬オルフェーヴルを軽視してしまった。付いていないメスだったことも決定打になった。ところが、オルフェーヴルは私の想像を遥かに超えていった。まさか日本にBCディスタフの栄冠を持って帰ってくるとは。私の評価で述べていたパワー系の増幅は正しかったのだ。さらに言えば、ヴィートマルシェ>ダンシングブレーヴのスピードも兼ね備えるパワータイプである。当母にアメリカ型のスピード種牡馬は大正解だろう。
母父オルフェーヴルの影響を受ければおそらく中型から大型になると思われ、Deputy Ministerのクロスも馬格の良さを遺伝させる。柔軟な筋肉と関節域の広さはこの母系の特徴で、さらにはディクタスとForliのGainsboroughの零細クロスも成長力の増強につながるはずだ。
いつものセリフ、「これがメスでなかったら」とは、当馬に関しては言いたくない。最終的にメスだったことで見送ったダート馬が、自分の予想を大幅に超えて活躍したのだ。私の理論は馬を見限るためのダメ出しではなく、優れた馬と出会うための予言である。
ブランシェクール23
母10歳 メス 母優先 兄;クールソリッド
母母モンプティクールの仔に全日本2歳優駿を勝ったノーヴァレンダがおり、余談だが持ち馬ガルヴィハーラの応援のために川崎競馬場に臨場していた私は自分の持ち馬が千切られる惨状を見てしまった。あのレースを勝てていたらガルヴィハーラの運命も変わっていたのか、いか、結局膝の爆弾がある限り大きくは変わらなかったのか、今となっては答えがない。
当母がノーヴァレンダの全姉ブランシェクールだが、クロフネ、ダイワメジャー(Spy Song系)などデカくなる因子が多すぎるのか、初仔ですら調整のうちに600kg近くになってしまっているようである。ダート系の種牡馬を試されているが2022年産に至っては募集すら無く、2021年産クールソリッドも地方募集だったので当馬が無事に中央募集に載るには関門はいくつもありそうだ。募集要項と馬体を見てみないことにはわからない。
以上になります。
ペースが落ちている(焦り)