有馬記念2004 祝勝会

第49回有馬記念
芝・右 2500m  サラ系3歳上 オープン 牡・牝 (指定) 定量
 

 
1 1 ゼンノロブロイ ペリエ
2 9 タップダンスシチー 佐藤哲
3 6 シルクフェイマス 四位
4 8 ダイタクバートラム 武豊
5 10 デルタブルース ボニヤ
   DDK TNB 
 


 
現地予想(やっつけ)
本命 ゼンノロブロイ
ロマン コスモバルク
現地予想(やっつけ)
本命 デルタブルース
保険 ゼンノロブロイ
 



 
 
      !大的中!祭りじゃああああ
 

 

 
隣のヤツに持ってかれた感があるが、
それでも3連複Hit!
しかも買い目がカブって200円分。
幸運すぎるぜ…



 タップが前で流れを作ったわけなんだが、強かったなぁ。凱旋門も体調万全ならもっとやれたはずだし、もし国内に残ればこれだけロブロイに好き勝手やられなかったろうに…来年に期待です。
 デルタは、今回はちょっとな。体力的なものかも。4角を回って直線に入ったときに前にいたまではよかったんだが、それから全然でした。本来は菊花賞みたいな競馬をしたかったんだろうけど……菊花賞がピークでジャパンカップは調子が下降気味で、今回はさらにアレだったのかも。でも、陣営的には満足の一年だったろうし、来年の春天が楽しみです。
 バルクは…レース始めに抑えたせいでなんかやる気がなくなったように見えたんだが。タップについていって前にいるべきだったと。切れ脚よりは粘りこみで行って欲しかった。また岡田総帥の作戦ミスか。ダービーといい今回といいあのヒトはホントにもう…
 バートラムは完璧な仕掛けだった。なんだかんだ言って、豊はやっぱりすごいや。シルクはデルタと同じ位置から仕掛けて前に出たんだから、力はあるよな。シルクに関しては、JCをパスしたのが良かったんじゃないかと。デルタもなんでそうしなかったのかと。結果論ですけど。
 ミラクルは…もう限界なのか。昔みたいに直線で突然現れる、みたいな競馬がベストなんじゃないかと。前にいったらタップやロブロイとの力差がはっきり出ちゃって、直線で沈んでいく姿がもう悲しくて。
 ドンは結局どうだったの?強かったような、ダートのチャンピオンなら複勝圏には来てほしかったような…


 正直、JRAの思惑通りにコトが進まなかったわけで、組織としてのJRAがどういう挽回を見せてくれるのか楽しみなんだが。

 地方からの夢ホース「コスモバルク」は期待を背負ったわりにGⅡ止まり。ダービー馬の「キングカメハメハ」は競馬人気の起爆剤になるかと思いきや、故障で引退。古馬最強に仕立て上げた「ゼンノロブロイ」は春天、宝塚とこれでもかっつうくらいにコケたためにいくら勝利を重ねてみても人気は一向に上がらず。50周年と銘打って気合を入れたJCには大した外国馬も呼べず。

最後の有馬記念ではあれだけ体調不良とか言われてたタップにいいようにやられて後ろは惨敗。万全ならロブロイになんて負けてなかった(はずだ)。


来年バルクは天皇賞とか言ってるらしいが、もう買わない。シルクとデルタ、あと外国馬。ドラマを期待するならミラクルか。ライスシャワー再び。

ドンがフェブラリーSを使うようなら注意でしょう。刺激が入ってまたダート王に復活するかも。しないかも。
さ、三連単ですか!?Hit!
なんかこんなカードをもらってご満悦。



 タップが逃げたペースは緩みないものとなり、前半は11秒台で中盤にちょっと遅くなって12秒台でしたが、それでも12秒台前半ですからねぇ。それに、終盤になってまた加速し、11秒台連発です。さすがに最後の1Fは12秒台でしたが、立派なラップです。海外遠征帰りで、60~70%のデキでここまで走れるんだから、相当強い馬だと思います。来年もどうやら現役続行のようなので楽しみです。
 展開的には、これだけ緩みないラップになったので位置取りの差はないように思えます。しいて挙げれば、後ろの馬にはつらかった展開だと思います(前にいても充分つらかったですけど…)。そこで、不向きな中山にも関わらず、後ろから追い込んできたハイアーゲームは強いと思います。次走で3着あたりに狙ってみるとおもしろいかもww
 で、我が本命デルタブルース。出遅れたのに追いかけて先団に取り付いたために脚を序盤で使ってしまいました。だから3~4コーナー付近でボニヤの手が動く結果になってしまったと思います。決してプラス18㌔の影響で負けたとは思ってません。むしろこのプラス18㌔はすごいと思ってます。新聞によると、栗東から出かけるときに計量したら530㌔だったらしいです。ってことは、輸送で全く馬体重が減ってないことになるわけです。この馬、いまだに成長しているのではないかと…。来年が楽しみです。でも、無理してほしくないですね。ダイタク、シルクは精一杯の、これ以上は望めない競馬をしたと思います。ならば、不完全燃焼だったデルタのほうが今後に期待が持てるのでは?と思いました。
 次に、前述のダイタクとシルクでは、ボクはシルクのほうが強いと思います。レースを見たら、4コーナーで絶好の手ごたえでしたからねぇ。もっと早く仕掛けてれば前をもっと追い詰められた可能性もありますけど、後ろからダイタクに差されてた可能性もありますし…あれが限界というところでしょうか。


 今回の有馬はスタミナというより瞬発力が問われたレースだったと思います。2000m寄りの適正が問われました。だからロブロイには有利だったわけです。2000m付近の瞬発力勝負ならすばらしいですからね。でも、ロブロイは2000mがベストだと思っていたのに…。


 デルタにはJCをパスして有馬1本にしてほしかったです。まだ3歳で来年以降もあるのに…。東京より中山のほうが他の馬といい勝負ができると思います。別に東京が下手ってわけじゃないですけどね。中山のほうがロブロイとかとの力差が小さくなるかなと。ボクは、菊花賞馬最強論者ですからw
 是非春は前哨戦を勝たず、天皇賞に行ってほしいものです。でも、ボクが本当に狙いたいのは宝塚記念なんですが…。阪神コースがどうかですが展開的には宝塚はデルタに最も向いてると思うんですよ。毎年、宝塚は上がりのかかる競馬になってズブズブの根性比べになるわけです。切れる脚はいらないわけで、デルタにピッタリです。ボク的には春天・宝塚連勝も夢ではないと思います。
 ミラクルは、展開が向かなかったと思います。上がりが35秒台で切れる脚がある程度必要とされましたから。あと1秒くらいかかっていればわからなかったと思います。位置取りももう少し後ろのほうがよかったかもしれません。あのペースで前にいたら前で競馬することに慣れている馬&本当に力のある馬じゃないとつらいです。今まで中団からマクる競馬をしていたミラクルにとっては厳しかったですね。あと、サッカーボーイの血も影響しているのかなと。ま、一番の要因は展開ですね。従来のレコードを1秒も更新するレコード決着にはついていけませんよ。
 ドンは、よく頑張ったと思います。こちらもミラクル同様、レコード決着になったのが痛かったです。ドンは7着くらいでしたが、それでも去年のシンボリクリスエスの当時のレコードタイムと同じかそれより0.1秒速いかくらいだったと思います。だから芝のスピードにはついていけていました。道中も中団にいましたし。ただ、やっぱりあそこまで速くなると無理ですね。芝でもちょっとズブい面が出てましたからスピード決着に持ち込まれるとつらいでしょう。でも、決して芝で走らないというわけではないと思います。
ダイタクバートラムも夏の小倉で北九州記念(芝1800m)を日本レコードで勝っているように中距離のスピード決着に対応する力は持ってました。

シルクは、みなさん先行・早め抜け出しで粘ってなだれ込む馬だと思っているようですが(ボクもそうだと思ってましたが)、実は瞬発力勝負に強いんです。この馬はかなり融通がきく馬で、中距離のスローのヨーイドンでも上がりに速い脚を使えますし(@日経新春杯)、ミドルペースからの先行抜け出しでも、後ろから来る馬になかなか抜かせません(@宝塚記念)。だから今回のスピード決着にも対応できる力はありました。意外とみなさんが思っている以上に強い馬だと思いますよ。

現時点では、来年の宝塚のイチオシはシルク&デルタですw