有馬記念2014 反省会



第59回有馬記念
芝・右 2500m  サラ系3歳上 オープン 牡・牝 (指定) 定量
 

 
1 4 ジェンティルドンナ 戸崎
2 6 トゥザワールド ビュイック
3 14 ゴールドシップ 岩田
4 2 ジャスタウェイ 福永
5 3 エピファネイア 川田
   DDK TNB 
 






1 トーセンラー  ★~無
今年も活躍は京都に集中、
馬場が緩んだ安田で想定以上の大惨敗は
この馬の非力さを顕しているように思う
中山の坂をいまさら克服できるとは思えない
能力的にも、ピークだった去年からすると
見劣りする

2 ヴィルシーナ  △
抜群の瞬発力はないものの、
スピードの持続力を生かして
ヴィクトリアマイルを先頭で走りきり
宝塚記念を3着に粘りきった
エリ女はいかにも休み明けといった体で試走程度
阪神で粘りきったその実力をもう一度評価したい
ペースに惑わされず
自身の走りが出来れば・・・だが、
鞍上にそれが出来るかどうか
ちょっと信頼しきれない部分もある

3 ワンアンドオンリー  無
皐月賞で敗退したあとにダービーを奪取
最後方からの追い込み馬だが
騎手が先行策を試したダービーでは
全体の流れがどスローになったことで上手く嵌った
が、タイム勝負に弱く
菊花賞、JCともに完敗
加速に距離が必要なタイプで東京向き、
中山は向かないか
今回エピファがペースを吊り上げるのは必至で
この馬の出番はなさそうに思える

4 ジェンティルドンナ  △~★
これだけの成績にもかかわらず中山は未挑戦
東京コースでの瞬発力勝負が最も得意で、
中山は向かないことは陣営はわかっているはず
本来の引退レースだったJCで若干コケたために
ここを再度設定したのだろうが、
好走を期待するのは酷ではなかろうか
内枠なのがちょっと怖い

5 ラキシス  無
上手いレース振りは認めても
エリ女はラッキーが重なった結果
一線級と混じって
同じようなレースが出来るかどうか
鞍上も強化とはいえ変更は望ましくない
中山も未経験
厳しいといわざるをえないか

6 トゥザワールド  △
ダービーの敗因は位置取り、
菊花賞の惨敗は距離+タイムと
どちらにもはっきりとした理由がある
中山コースは得意だし、このレースは
全兄が最も輝いた歴史がある
ただ、乗り替わりがまったくいただけない

7 ラストインパクト  ◎
中間が緩まない猛ラップの金鯱賞を
余裕の走りで勝ち
レコードタイムまで叩き出した
これは相当強いし、
急坂の中京でアレができるなら
中山でも相当強いはず
この馬を菊花賞から見てきた甲斐があった
密かに期待している菱田君なのが、
他の乗り替わりに比べて少し心強い

8 メイショウマンボ  無
去年までの強さは全く影をひそめ、
今年はヴィクトリアマイルの2着がピーク
このところ長い距離を使われているが
この馬は本来マイラーだと思うし、
気持ちが折れた牝馬はそう簡単に立て直せない

9 ウインバリアシオン  ○~△
猛ラップの金鯱賞は後方待機のままサヨウナラ
だが、斤量差が小さかったとはいえ日経賞では
ラストインパクトを瞬発力勝負で上回った
ステイヤー器質で中山2500mは一番の得意舞台
スローの長距離向きの流れになるかどうか

10 フェノーメノ  無
中距離でも粘れるだろうと想い続けて
結局最後まで裏切られ続けた秋 忘れません
古馬になってからのパンチ力不足は
いかんともしがたい
今年の秋からは完全にピークを過ぎた印象

11 サトノノブレス  △~★
この馬は中距離向きであると散々言ってきて
ピークが金鯱賞の2着
天皇賞は苛酷な競馬だったにしても
もうちょっと頑張って欲しかった
ここでの巻き返しは期待薄かもしれない
が、ちょっと期待 4歳馬だしね

12 デニムアンドルビー  無
TNBに騙された!っていうのは
言いがかりですが
東京の瞬発力勝負でしか力を発揮できない馬
加えて今年は全く精彩を欠いている
自信の無印

13 エピファネイア  ○
JCで突如覚醒した、ように見えるが、
あれの再現がこの騎手で出来るのかどうか
どうせ出来ないだろ と思っている人が多数
だと思われるが、実力は相当のもの
折り合わせるというより
前に行ってしまえばいいのでは
暴走して沈んだっていいじゃない

14 ゴールドシップ  △
日高の零細牧場から
世界へ羽ばたいたものの壁が厚すぎた
帰ってきてJCをパス
中山で好走歴もあるしその選択は
一見正しいように思える…
が、疲労とレース勘はどうだろう
強さは認めてもハイペースが弱点の馬なので
今回は本命までは推せない気がする

15 ジャスタウェイ  ◎
ペース不問、コース不問の万能型
距離がどうこう言われていたが
JCではその不安も払拭
有馬記念ではこういう馬が来るんですよ!
華麗に有終の美を決めて欲しい

16 オーシャンブルー  無
2年前の2着馬だが
このところは2桁着順ばかり
中山金杯を勝っているのが
不気味といえばそうだが
有馬の2着、金杯とも内枠の利があった
今回は消しで良い

僕はフェノーメノが穴です
エピファとかホントは
有馬記念が一番向いていたと思うんですが
なぜアイツに乗り替わりなのか!




金鯱賞
マイラーがポンと出て軽快に飛ばす
ラストインパクトは好位待機サトノノブレスはその後ろ
ウインバリアシオンは首を動かしてはいるのだが前に進んでいかない
4コーナーで早めに仕掛けたのがサトノだが、ちょっと早かった分後ろのラストに負けた
ラストインパクトは結構余裕があった感じでこれは強い予感



タ 
<連対条件>
・3歳馬
菊花賞勝利から直行
 該当なし
古馬G1勝ち 該当なし
当年中山で重賞を勝利し、
当年G1連対歴あり
 ○トゥザワールド

・4歳馬
前年の連対馬 該当なし
秋の混合G1で1勝以上 ○エピファネイア
生涯で混合G1を2勝以上 該当なし

・5歳以上
中山で生涯にG1を1勝以上 ○ゴールドシップ
当年芝2200m以上のG1を勝利 ○ゴールドシップ

・ヒモ向け
古馬オープン以上でレコード勝ち △ラストインパクト
当年天皇賞・JCのどちらかで連対 △ジェンティルドンナ ジャスタウェイ

 
調
 

 

 
トーセンラー 栗坂53.6-12.4 併せも追って軽く先着 前走程度○
   ;マイル④ 栗坂53.5-12.2 併走先着 動き軽快○
ヴィルシーナ 栗W83.6-11.8 併せてぐいぐい伸びる 体調良好○
   ;エリ女⑪ 栗W86.1-11.7 併せ タイムは出た○
ワンアンドオンリー 栗坂54.2-13.0 併せ先着もタイムは平凡△
   ;JC⑦ 栗坂53.2-13.2 併走も突き放せずモタれる○
ジェンティルドンナ 栗坂54.5-13.3 併走先着も動き重い△
   ;JC④ 単走53.3-13.0 単走軽め 足取り軽い◎
ラキシス 栗坂54.5-12.6 追ってキレがない 下降線か△
   ;エリ女① 栗W81.5-11.9 三頭併せの内で粘る○
トゥザワールド 栗W82.6-11.8 併せだが抑えきれないほどの手応え これは◎
   ;菊花⑯ 栗W83.8-11.7 併せて余裕の先着○
ラストインパクト 栗W83.7-12.1 単走軽め いつもどおり○
   ;春天⑨ 栗W84.7-11.6 調教駆けする○
メイショウマンボ 栗坂56.0-12.8 単走 馬体に迫力ない×
   ;エリ女⑫ 栗坂53.3-12.1 軽め◎
ウインバリアシオン 栗W82.4-12.2 併せたが抜くのに手間取る△
   ;宝塚⑤ 栗W81.2-12.8 5馬身を楽々交わす◎ 
フェノーメノ 美W83.8-13.1 単走だが迫力の走り いつもどおり△
   ;JC⑧ 美W84.0-12.9 軽く追って伸び鋭い○
サトノノブレス 栗W82.7-12.5 併せを軽く突き放す 絶好◎
   ;秋天⑧ 栗W83.0-12.2 併走で伸び良好○
デニムアンドルビー 栗W87.4-12.0 3頭併せの中で追い出すも抜け出せず△
   ;JC⑪ 栗W84.8-11.8 併せて併入○
エピファネイア 栗W80.6-12.4 単走やや軽めも猛時計○
   ;JC① 栗W70.0-11.9 単走伸び鋭い◎
ゴールドシップ 栗坂52.1-12.8 併せて相手がやる気無いものの楽に先着○
   ;宝塚① 栗坂53.5-12.2 首が高いが一応は先着△
ジャスタウェイ 栗坂54.9-12.9 併せの馬なり 力強い足取り○
   ;JC② 栗坂53.7-13.6 まっすぐ走れず遅れ×
オーシャンブルー 栗W83.6-12.1 単走もスピード感あふれる走り これは◎
   ;12有馬② 栗W83.6-12.6 併走遅れ×


 

 
◎ジャスタウェイ
前走でささやかれた距離不安を一蹴
有馬はより条件が向く舞台
調教でも仕上げてきました
これは文句なしの本命
できれば柴田先生を乗せて…
いやなんでもありません

○ラストインパクト
金鯱賞のラップは衝撃的
京都大章典も勝っているのに
東京のG1を無視してきたのは
有馬記念をとるためでしょう
菱田君、獲っちゃっていいんだよ!


ウインバリアシオン
去年の実績もあり安定しているのはこの馬
金鯱賞は全くレースにならず参考外
距離・コース適性はあるし、
鞍上を信じるのみ

サトノノブレス
金鯱賞は頑張っての2着
先に動いた分の瞬発力で負けた感じ
強い強いと言い続けてきた馬だし、
ここでも信じてみたい

エピファネイア
有馬特有のスローペースを我慢できるかどうか
元・主戦が難しい難しい言っていた折り合いを
どういう形でみせるのか 
うまく行くかなぁ?

ゴールドシップ
凱旋門は全く度外視しましょう
スロー向きかつズブめの脚は宝塚記念ではピタリ
有馬記念も得意条件のはずですが、
海外帰りでどうだろうか

★トゥザワールド
本来は斤量が有利な3歳馬
有馬記念が得意な血統 とくれば
思わず飛びつきたくなりますが
力は足りない予感
本格的に狙うのは来年でも少し期待して


現地パドックより

エピファ絶好
ジャスタもいいです
ゴールドは普通

フェノーメノとラストインパクトで
楽しい年末を迎えます
 



 
3連複1頭軸2本
15-(6,7,9,11,13,14)
7-(9,11,13,14)

ヴィルシーナとオーシャンブルーは泣く泣く切った
どっちも要らん!

皆様、良いお年を。

 
  ハズレ 
 

 

 
どスローでエピファも先頭に行かず。
直線まで抑えて完全にやる気なくした
騎手がKUSO
前目につけてちょっと抜けたジェンティ
これはもうしょうがない
っていうか、最後までこんな感じで
今年は盛り上がりませんでしたよ

①ジェンティルドンナ
お疲れさま
スローにしてもらって良かったね
もう顔も見たくない

②トゥザワールド
やはりにらんだ通りの中山専用機
来年の有馬も期待します
やった競馬はけっこう強いと思う

③ゴールドシップ
これも中山向き。
いちおう阪神も向く脚だが
スローペース専用。
加速がおっそい

④ジャスタウェイ
なぜそんなに後ろにいなきゃならんのですか
なぜ外をぶん回さなきゃいけなかったんですか
先生なら、先生なら
そんな乱雑な引退レースはしませんでしたよ!

現地に行ったTNB君 MMK君
お互いに会わなかったと思うけど、
ご両名ともおつかれさん。
ジェンティなんて1円も買ってない
どうあがいても当たりません。
当たるなら2、3着のワイドですが、
予想は全然ダメなので、それが当たっても
全く嬉しくないでしょう

どスローのK●SOレースのせいで、
最後の大一番がこんなK●SO結果に・・・
ま、スローになってもジェンティに向かないと
判断したのは僕なんですけど
内枠が良かったのでしょう

エピファ、もう少しでしたが、
早めに先頭に立ちすぎたかも。
気合は前走のほうがあったかも。
Gな名言  
平成27年1月4日。夕暮れの京都競馬場。
ジャスタウェイ引退式の入場曲に、
Mr.Childrenの「終わりなき旅」が使われた。
かつて騎手を目指した調教助手が、
彼の馬生をたたえて選んだ曲だった。

閉ざされたドアの向こうに何かが待っている。
種牡馬という新たなステージが、彼には待っている。

ジャスタウェイ 榎本優也調教助手
「またいつか、ジャスタウェイの子供を担当して、大きなレースを勝ちたいです」