KOL競馬同好会
GⅠ回顧録

予想よりも反省を充実させます。過去の結果はこちら↓
エリザベス女王杯 2016
  京都 芝 2200m
・・・・・

天候:晴 馬場:良

1 クイーンズリング M. デムーロ 2:12.9
2 シングウィズジョイ C. ルメール
3 ミッキークイーン 浜中
4 15 パールコード 川田
5 13 プリメラアスール
<予想>
前哨戦評価
府中牝馬S 35.8-33.9 瞬発戦  逃げに出たシャルールだが行く気がバリバリでこれは悪いパターン。2列目にクイーンズリングとマジックタイム、3列目にスマートレイアーが続く。直線で前を交わして絶好のスマート!と思いきや全く伸びず。衰えました。先行抜け出しの楽なレースだが上がり3Fは立派な値。1、2着馬が内を引いたら要注意。
クイーンC 36.5-34.3 瞬発戦  キャロット2騎が競り合って前へ。直線で抜けたシャルールだがあと一歩でマコトブリジャールの鬼脚に負けた。馬込みで揉まれながらも集中力を切らさず追い込んだレッドリヴェールに成長を感じた。が、引退…ここに来られていれば面白かったのでは。マコトブリジャールも屈腱炎。シャルールに期待がかかるが、前に馬を置いてさらにこれくらいのゆったりスローでないと厳しいのか?騎手乗り替わりだがどうするのか。
京都記念  中団の馬群の中から直線で突き抜けたタッチングスピーチ、勝ち馬は交わせなかったが伸びは際立つ。去年のエリ女3着、春からことごとく負け続けているが、タフなレースを使い続けているという事情以外にも斤量負けしている可能性が推測される。ムーアといえども、さて、どうか。

DDK「ちょっと待て その宝石は 本物か」
 牝馬の頂上決戦は、実は何度も名勝負を生んできた。3冠牝馬スティルインラヴを意地で差し返したアドマイヤグルーヴ、チャンピオンとして燃え尽きるまで戦い抜いたスイープトウショウ。単勝77倍と99倍がコンビで逃げ切ったり、外国牝馬スノーフェアリーが剃刀のようなキレを2年連続で見せ日本勢を圧倒したり。髪ふさふさ騎手が外一閃を決めたり、京舞妓ラキシスなんてのも居たっけ。
 結局、何が起こるかわからない難解なレースながら、終わってみれば不思議に感動できる、名レースの宝庫なわけですよ。……以上、全く予想に役立たない前口上でした。安易な結末を期待しないほうがいいと、つまりそういうこと。
◎クイーンズリング  楽なレースに見えてかなり優秀な勝利の前走。先行持続が持ち味で内を狙える枠と豪腕騎手なら無様なレースにはならなさそう。
◯パールコード  秋華賞2着から体調維持しての参戦。秋を迎えてぐっと良化した馬体、あと一歩及ばずの前走の雪辱なるか。
△ミッキークイーン 実績上位 最内が心配
△マリアライト 実績上位 高速馬場がどうか
△ヒルノマテーラ 差し脚強烈で京都が得意 ここで一発
△シュンドルボン 去年のデータ該当馬 差し脚に自信あり
★アスカビレン  地道に力をつけ、キレないけどバテない戦いが馴染んできた。加えて、地味だが大穴演出大得意の鞍上でこれは要警戒

TNB「タッチングスピーチをどう評価すべきか」
 内枠3頭が人気ですが、そんな簡単なレースではありません。去年は重馬場。スピードが殺されてパワー勝負になりました。今年は良馬場。スピードに秀でた馬が有利だと思います。我がクルミナルちゃんとも戦ったアスカビレンに期待をしています。
 去年も評価したタッチングスピーチ。京都外回り向きで去年の惜敗からも、例年ならベタな本命です。しかし、休みあけですが、京都外回りがベストでしょう。牡馬相手で戦ってきた経験を生かして。ムーアでこの人気なら買いではないか。ただ、調教がもう少し動いてほしい。去年はもっと動かなかったからいいのかもしれないけど。
 ミッキークイーンは捻挫あけ。坂路のみの仕上げがやはり気になる。しかし、それ以外は問題ないでしょう。マイルからの転戦とか関係ない。マリアライトはクラブのページでの経過をみると、やはり去年よりは状態がよくない。馬場も良馬場で頭では買えない。クイーンズリングは府中牝馬勝ちですが、その後の調教の本数が少ない。やはり反動があったか。距離云々は別に関係ないでしょう。去年もそこそこに来ているし。穴では、アスカビレンやシュンドルボン。シュンドルボンは去年も来ているが、去年のような馬場のほうが向いていた可能性も。

MMK「トランプ株が爆上げ中」
 エリザベス女王杯の連覇に挑むマリアライト…連覇の衝撃は、スノーフェアリーが凄かったなぁ。あれほどまでの実力があるのか?厩舎のコメントも自信なし。ただ、馬券に絡んでくると思うけど。
 今週のサインは、やはりアメリカ大統領がトランプ氏の勝利でしょうか。11月9日、290票を獲得して勝利。ラッキーナンバーは1と…外人騎手の9 シングウィズジョイが怪しい。ま、サインからだと、1,2,9,11が買い目ですかね。それとなく当たりそうなのが怖い(笑)
(1.2)-1.2.3.9.11.15 マルチの3連複

調教評価 データ
ミッキークイーン 栗坂52.0-11.9 絶好◎
マリアライト 美W13.2 単走、迫力ある◯
クイーンズリング 栗坂53.9-12.4 平凡△
ヒルノマテーラ 栗坂54.1-12.8 平凡△
メイショウマンボ 栗W12.0 走る気がない…×
プロレタリアト 栗W12.6 併せ、我慢調教◯
マキシマムドパリ 栗坂54.8-12.8 並走、伸び平凡△
タッチングスピーチ 栗坂53.9-12.7 並走、伸び平凡△
シングウィズジョイ 栗W12.0 並走、鋭い伸び◯
シュンドルボン 美W12.1 並走、鋭い伸び◯
デンコウアンジュ 栗P11.4 P追い…△
アスカビレン 栗坂52.9-12.5 単走、良い加速◯
プリメラアスール 栗W12.1 単走平凡△
シャルール 栗坂54.3-12.0 並走同入 平凡△
パールコード 栗芝11.6 軽め 一週前が秀逸◯
>3歳馬は
秋華賞で0.2以内
◯パール
混合条件戦連勝
該当なし

>4歳馬は
牡馬混合重賞連対
◯タッチ
混合1600万以上を勝利
◯アスカ

>5歳馬は
前年勝利
◯マリア


!大的中!「世相まで読む馬券!」
<反省>
DDK「来年だ来年!」
 逃げ馬が行って2番手にシングウィズルメール、これは絶好のポジション取られた!これは馬がバテることを祈るしかなくなった。パールコードも良いポジションで狙い通り。デムーロは出遅れ気味だがペースを読んで内からスルスル上げていったのが素晴らしい。スローで前残りになりそう、直線向いて懸念の通りシングウィズジョイが垂れない!むしろパールコードが伸びない!気分良く行かせたルメールマジック。狙い澄ました差し込みのデムーロに交わされたが連対確保で結局デムルメ馬券。
 ミッキーも内を掬われて慌てて仕掛けるようでは騎手の怠慢です。マリアライトは仕掛けてズブい、そんな後ろでは届きません。ズブズブのスタミナ馬なんでしょう。牡馬混合で輝くタイプで万能ではない。タッチングは私の考察通り馬に欠陥がある。
 日本人騎手と外人騎手の腕の差です。パールコードは来年期待。パールコードがこれなのだから、2013年産の牝馬はたぶん強い。来年が楽しみですよ。
TNB「全然進まないスピーチ」
 タッチングスピーチは全く進んでいかず。ズブイだけなのか、最後まで反応しなかった。完敗です。状態がもうひとつだったのかわかりません。パドックではよく見えただけに。
 シングウィズジョイはルメールと手が合ったんでしょうね。地方騎手みたいにがっちりおさえる乗り方は合わない。ミッキーはさすが。エンジンかかるのが遅かったけど、最後はいい伸び。この後はJC?いや香港か。マリアライトは不利はありましたけど、あれがなくてもどうだったか。有馬でまた一発…
 シュドルボン、アスカビレンはまだ力不足ですね。
 シングウィズジョイはエイシンフラッシュみたいな馬で。毎回、調教動いて、パドックでもいい気配で周回します。今回も、調教はよく動いていたけど、勝ったターコイズのときは調教イマイチだったんですよ。どう考えてもルメールが良かったとしか思えない。だからといって、次もルメールで好走するかどうかわかりません。
 タッチングスピーチのムーアのコメントがわからないので、ちょっと敗因はわからないですが、単純に馬が弱いってこと!?

MMK「歓喜の歌が響く夜」
 なんとか的中できました。3連単だったらと…よくある、タイムマシンがあったらなって感じです。サインでなければ買えなかったシングウィズジョイ。ルメールが最短の経済コースを回して残した結果でした。マリアライトは今回は叩き台で有馬くるのか?
 いやぁ、デンコウアンジュを密かに推してんですが大外ぶんまわし過ぎてレースに参加できてませんでしたね。来年、どこかのG1で輝きそうで要注意と勝手に思ってます。
 的中した時、馬券を持つ手が震えてました。サインとはいえ100倍以上の馬券はマツリダゴッホ以来かと(笑)何気に毎週当たってるので、体調に気をつけないと。


レース後血統講座
1.クイーンズリング  アメリカ大統領選にちなんだマンハッタンカフェ産駒、と揶揄されるがこの父の特徴はサンデーと爆発力系零細Allegedの組み合わせで、■Northern D.あるいは■Nas.の血量が少ないことである。その結果、母側にその2系統の濃いクロスを持ったときに産駒は爆発力を得やすい。クイーンズリングはその中でも京都大得意の■Rivermanを母側に3×4内包しており、さらに■Northern D.も4×6内包している。アメリカの富豪の運を借りなくても血統的には勝てる舞台だったと言える。
2.シングウィズジョイ  こちらもマンハッタンカフェ産駒だが母父シンボリクリスエスで遺伝力の都合から鈍足の母父の影響を強く受けている、と判断した。しかし、それは完全な早計だった。母の奥にいるリアルシャダイとシンボリクリスエスでこの母は■Roberto4×5のクロスを内包しており、Allegedの爆発力を引き出す素地はあった。が、ここまで凡走を繰り返していた成績が嘘だったかのようにゴールに雪崩れ込めたのは、この馬の鈍足を的確に判断できた鞍上ルメールのファインプレイだろう。
13.ヒルノマテーラ  マンハッタンカフェ産駒のうち、近走成績から狙い目はこちらだろうと考えたもののこちらは惨敗。母父Bload Blushで母母に含まれるNorhern D.も孤立しており母側に血の濃縮がない。展開が向かなかったのはもちろんだが、Allegedの良さであるスピード能力の高さの遺伝はこの馬にはあまり恩恵がなかったか。
Gなちょっと良い話
ゴスホークケンは2007年アメリカのブリーダーセールで藤田与志男氏に購入され、
2007年に朝日杯を制し同年の最優秀2歳牡馬を獲得し輝かしい活躍を見せた。
2008年NHKカップの前日にオーナー藤田氏が死去、翌日同馬も12着に敗れると
その後一度も勝利することなくひっそりと引退した。

種牡馬となったものの需要はほとんどなく、2016年までに産駒は6頭。
そのうち5頭が藤田与志男の妻・藤田在子氏の所有である。
活躍を夢見た夫の遺志を継ぎ、小さな規模ながら血を繋ぐ。

2016年11月13日福島記念。
当日晩のラフィアン晩餐会に備えて
堅牢なシフトを敷いたマイネル軍団の作戦をあざ笑うかのように
7番人気のマルターズアポジーが逃げ切り重賞制覇。
ゴスホークケン産駒の初重賞とともに
再びその血がスポットライトを浴びることになった。

藤田在子オーナー、おめでとうございます!

血を守るエピソードって、良いよね。


2016年結果一覧

牡馬クラシック etc
皐月賞
NHKマイルカップ
東京優駿
菊花賞
牝馬クラシック etc
桜花賞
優駿牝馬
秋華賞
古馬中長距離
天皇賞(春)
宝塚記念
天皇賞(秋)
ジャパンカップ
有馬記念
古馬短距離
高松宮記念
安田記念
スプリンターズS
マイルCS
古馬牝馬・ダート
ヴィクトリアマイル
エリザベス女王杯
フェブラリーS
チャンピオンズC
2歳戦
朝日杯FS
阪神JF