予想よりも反省を充実させます。過去の結果はこちら↓
天候:晴 馬場:良
1 | 3 | クイーンズリング | M. デムーロ | 2:12.9 |
2 | 9 | シングウィズジョイ | C. ルメール | |
3 | 1 | ミッキークイーン | 浜中 | |
4 | 15 | パールコード | 川田 | |
5 | 13 | プリメラアスール | 幸 |
前哨戦評価 |
府中牝馬S 35.8-33.9 瞬発戦 逃げに出たシャルールだが行く気がバリバリでこれは悪いパターン。2列目にクイーンズリングとマジックタイム、3列目にスマートレイアーが続く。直線で前を交わして絶好のスマート!と思いきや全く伸びず。衰えました。先行抜け出しの楽なレースだが上がり3Fは立派な値。1、2着馬が内を引いたら要注意。 クイーンC 36.5-34.3 瞬発戦 キャロット2騎が競り合って前へ。直線で抜けたシャルールだがあと一歩でマコトブリジャールの鬼脚に負けた。馬込みで揉まれながらも集中力を切らさず追い込んだレッドリヴェールに成長を感じた。が、引退…ここに来られていれば面白かったのでは。マコトブリジャールも屈腱炎。シャルールに期待がかかるが、前に馬を置いてさらにこれくらいのゆったりスローでないと厳しいのか?騎手乗り替わりだがどうするのか。 京都記念 中団の馬群の中から直線で突き抜けたタッチングスピーチ、勝ち馬は交わせなかったが伸びは際立つ。去年のエリ女3着、春からことごとく負け続けているが、タフなレースを使い続けているという事情以外にも斤量負けしている可能性が推測される。ムーアといえども、さて、どうか。 |
調教評価 | データ | |
ミッキークイーン 栗坂52.0-11.9 絶好◎ マリアライト 美W13.2 単走、迫力ある◯ クイーンズリング 栗坂53.9-12.4 平凡△ ヒルノマテーラ 栗坂54.1-12.8 平凡△ メイショウマンボ 栗W12.0 走る気がない…× プロレタリアト 栗W12.6 併せ、我慢調教◯ マキシマムドパリ 栗坂54.8-12.8 並走、伸び平凡△ タッチングスピーチ 栗坂53.9-12.7 並走、伸び平凡△ シングウィズジョイ 栗W12.0 並走、鋭い伸び◯ シュンドルボン 美W12.1 並走、鋭い伸び◯ デンコウアンジュ 栗P11.4 P追い…△ アスカビレン 栗坂52.9-12.5 単走、良い加速◯ プリメラアスール 栗W12.1 単走平凡△ シャルール 栗坂54.3-12.0 並走同入 平凡△ パールコード 栗芝11.6 軽め 一週前が秀逸◯ |
>3歳馬は 秋華賞で0.2以内 ◯パール 混合条件戦連勝 該当なし >4歳馬は 牡馬混合重賞連対 ◯タッチ 混合1600万以上を勝利 ◯アスカ >5歳馬は 前年勝利 ◯マリア |
レース後血統講座 |
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1.クイーンズリング アメリカ大統領選にちなんだマンハッタンカフェ産駒、と揶揄されるがこの父の特徴はサンデーと爆発力系零細Allegedの組み合わせで、■Northern
D.あるいは■Nas.の血量が少ないことである。その結果、母側にその2系統の濃いクロスを持ったときに産駒は爆発力を得やすい。クイーンズリングはその中でも京都大得意の■Rivermanを母側に3×4内包しており、さらに■Northern
D.も4×6内包している。アメリカの富豪の運を借りなくても血統的には勝てる舞台だったと言える。 2.シングウィズジョイ こちらもマンハッタンカフェ産駒だが母父シンボリクリスエスで遺伝力の都合から鈍足の母父の影響を強く受けている、と判断した。しかし、それは完全な早計だった。母の奥にいるリアルシャダイとシンボリクリスエスでこの母は■Roberto4×5のクロスを内包しており、Allegedの爆発力を引き出す素地はあった。が、ここまで凡走を繰り返していた成績が嘘だったかのようにゴールに雪崩れ込めたのは、この馬の鈍足を的確に判断できた鞍上ルメールのファインプレイだろう。 13.ヒルノマテーラ マンハッタンカフェ産駒のうち、近走成績から狙い目はこちらだろうと考えたもののこちらは惨敗。母父Bload Blushで母母に含まれるNorhern D.も孤立しており母側に血の濃縮がない。展開が向かなかったのはもちろんだが、Allegedの良さであるスピード能力の高さの遺伝はこの馬にはあまり恩恵がなかったか。 |
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Gなちょっと良い話 | ||
ゴスホークケンは2007年アメリカのブリーダーセールで藤田与志男氏に購入され、 2007年に朝日杯を制し同年の最優秀2歳牡馬を獲得し輝かしい活躍を見せた。 2008年NHKカップの前日にオーナー藤田氏が死去、翌日同馬も12着に敗れると その後一度も勝利することなくひっそりと引退した。 種牡馬となったものの需要はほとんどなく、2016年までに産駒は6頭。 そのうち5頭が藤田与志男の妻・藤田在子氏の所有である。 活躍を夢見た夫の遺志を継ぎ、小さな規模ながら血を繋ぐ。 2016年11月13日福島記念。 当日晩のラフィアン晩餐会に備えて 堅牢なシフトを敷いたマイネル軍団の作戦をあざ笑うかのように 7番人気のマルターズアポジーが逃げ切り重賞制覇。 ゴスホークケン産駒の初重賞とともに 再びその血がスポットライトを浴びることになった。 藤田在子オーナー、おめでとうございます! 血を守るエピソードって、良いよね。 |
牝馬の頂上決戦は、実は何度も名勝負を生んできた。3冠牝馬スティルインラヴを意地で差し返したアドマイヤグルーヴ、チャンピオンとして燃え尽きるまで戦い抜いたスイープトウショウ。単勝77倍と99倍がコンビで逃げ切ったり、外国牝馬スノーフェアリーが剃刀のようなキレを2年連続で見せ日本勢を圧倒したり。髪ふさふさ騎手が外一閃を決めたり、京舞妓ラキシスなんてのも居たっけ。
結局、何が起こるかわからない難解なレースながら、終わってみれば不思議に感動できる、名レースの宝庫なわけですよ。……以上、全く予想に役立たない前口上でした。安易な結末を期待しないほうがいいと、つまりそういうこと。
◎クイーンズリング 楽なレースに見えてかなり優秀な勝利の前走。先行持続が持ち味で内を狙える枠と豪腕騎手なら無様なレースにはならなさそう。
◯パールコード 秋華賞2着から体調維持しての参戦。秋を迎えてぐっと良化した馬体、あと一歩及ばずの前走の雪辱なるか。
△ミッキークイーン 実績上位 最内が心配
△マリアライト 実績上位 高速馬場がどうか
△ヒルノマテーラ 差し脚強烈で京都が得意 ここで一発
△シュンドルボン 去年のデータ該当馬 差し脚に自信あり
★アスカビレン 地道に力をつけ、キレないけどバテない戦いが馴染んできた。加えて、地味だが大穴演出大得意の鞍上でこれは要警戒