予想よりも反省を充実させます。過去の結果はこちら↓
天候:晴 馬場:良
1 | 12 | ジュエラー | M.デムーロ | 1:33.4 |
2 | 13 | シンハライト | 池添 | |
3 | 10 | アットザシーサイド | 福永 | |
4 | 5 | メジャーエンブレム | ルメール | |
5 | 17 | アドマイヤリード | 藤岡康 |
前哨戦評価 |
チューリップ賞 34.6-33.9 平均戦 逃げ馬・先行馬が大して争わず落ち着いた流れ。シンハライトとジュエラーは互いにけん制しあって後方待機。レッドアヴァンセは最後方、ちょっと気性の問題もありそう。内を突いたラベンダーヴァレイが去年のレッツゴーさんのように綺麗に抜け出すが外の2頭に力負け。展開不利の馬もいなかったし上位2頭をおびやかす存在はいない。この2頭は展開次第で逆になるパターンもあるかも、と見せておいて結局ディープ産駒の脚力の差だったりするのではなかろうか。 フィリーズレビュー 35.0-34.9 平均戦 やや強めのプレスがかかりながらもキャンディは余裕の逃げ。この辺はさすがに武豊。狙い済ましたソルが交わしてゴール。アットは反対に不完全に詰まった鼻先を捌ききれずに仕掛けが遅れて脚を余す。これも例の騎手F。キャンディがメジャーに突っかけるかどうか。必ずしも逃げる必要の無い馬に思えてしまうが積極策には絶好の枠。ソルも内枠で狙いは絶好だが、距離延長は無理目。 クイーンS 34.9-34.2 平均戦 綺麗に出て、走って、ちぎって、終わり。往年のダイワスカーレットを思わせる完璧な走法。特に直線を向いてからの力強い走りは完全に有馬記念のスカーレット。現時点でヴィクトリアマイルもとれるんじゃないかと思えるほどの完成度。穴があるとすればどスローの瞬発力勝負になってしまったときだが自分でペースを握れるこの馬とこの騎手ならもう失敗はしないだろう。 シンザン記念 内で我慢してシンガリのままだな、と思っていたジュエラー。外に出してから恐ろしい追い込み。コース取りも上手かったが末脚も素晴らしい。 エルフィンS レッドはやっぱり馬群に入れない競馬。気性に爆弾を抱えたタイプだが前が崩れたら怖い。Lyphardを強調している血は桜花賞でこそ、だが。 |
調教評価 | データ | |
キャンディバローズ 栗坂54.3-12.7 単走平凡△ ブランボヌール 栗坂53.5-12.7 単走平凡 ヨレる△ メイショウスイヅキ 栗W12.1 単走平凡△ ソルヴェイグ 栗坂53.9-12.9 単走タイム平凡ながら蹴りは強い○ メジャーエンブレム 美W12.0 併せ 余裕の先着で迫力の馬体◎ ビービーバーレル 美W12.5 併せ 鋭い加速で先着○ デンコウアンジュ 栗W12.1 単走平凡△ アッラサルーテ 美坂54.5-13.1 単走平凡△ ジープルメリア 栗坂53.4-12.5 単走 きびきび動くが最後まで持たず△ アットザシーサイド 栗坂59.8-12.4 単走馬ナリとはいえタイム悪すぎ× シンハライト 栗坂51.9-12.3 併せ先着 小柄な馬体だが蹴りは強い○ ジュエラー 栗P11.0 併せに楽に先着だがP追い…△ カトルラポール 美坂53.6-12.3 単走平凡△ ラベンダーヴァレイ 栗W12.1 併せに軽く仕掛けて先着 軽快◎ ウインファビュラス 美W12.9 併せ 置いていかれたが鋭い脚で同入○ アドマイヤリード 栗W12.2 併せ 意欲的な内容も馬に迫力なく△ メイショウバーズ 栗坂53.7-12.9 単走 蹴りはなかなか○ |
TR=トライアル <馬券からの除外条件> チューリップ 掲示板外かつ1秒差以上 ×ブランボ アドマイヤ フィリーズ0.6秒差以上 ×メイショウス カトル アネモネ 全部 ×アッラ メイショウバ 前走人気薄 ×アッラ カトル ラベンダー アドマイヤ 上記は安定して毎年正解 <連対できない馬> キャリア3戦かつTR敗退 △ジュエラ ラベン 芝マイル戦以上未経験 △ソル 11戦以上 (△カトル) 3連勝中 △シンハ 上記は毎回ハズレが混じる |
レース後血統講座 |
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1.ジュエラー 母バルドウィナはフランスの中距離馬で重賞も獲っている。初仔ワンカラット(父ファルブラヴ)がフィリーズRを勝って桜花賞で4着した後サンシャイン(父ハーツクライ)も桜花賞に出走している。父の持つスピードを引き継がせやすい当たりの輸入牝馬と言える。ただしどちらもG1の壁に跳ね返されていることからジュエラーの持つ末脚はヴィクトワールピサに拠るところも大きい。母父Pistolet Bleuは凱旋門賞3着があるがTop Ville⇒Dante系とMossbourough⇒Nearco系とPhalarisの因子の中では傍流でスピードの補助血統である。母母父TourangeauはBlandford系のスタミナを、母母母系はMatchem系とTeddy系なのでパワーを伝える要素はあるのだが、母父Pistolet BleuがHaloとMachiavellianの軽く鋭いスピードを引き出しているのかもしれない。バルドウィナの産駒に見られる臆病さ、外からのプレッシャーの弱さはこの馬も持ち合わせていそうなのでどこまでごまかしながら戦えるかだろう。 4.メジャーエンブレム 過去にも書いたがこの馬は桜花賞で終わる馬ではない。オペラハウスとRainbow Questならばスタミナ面でも並外れているだろうし、成長力もまだまだ残っている。母キャッチータイトル自身も2000m付近の馬だったしオークスも!……と考えるのが普通なのだが、オークスこそ瞬発力勝負になってしまうのでここは秋に期待したい。 10.デンコウアンジュ 今回は想定通りの惨敗。内を捌ける器用さは無い。母父マリエンバードはCaerleonにMill Reefと重い芝やスタミナ寄りの因子を持ち母母もサンデーにパーソロン系とスタミナ重視の配合である。ここにメイショウサムソンをつけてさらにさらに重い配合に……と思ったら2歳重賞を取れてしまうのだから、メイショウサムソン産駒に見られる「得意条件なら鬼のように強い可能性」を残す。スローペース、長い直線を最後まで伸ばしきるにはスピードに加えてスタミナが重要。東京芝では見限れない。 |
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Gな名言 | ||
父、祖父。鞍上とともに日本競馬に名を残してきた名馬が また一つ勲章をプレゼント。欲しかった桜を遂に戴冠。 ミルコ・デムーロ騎手 「(この血統は)僕の“家族”です。すごいうれしい。」 04年のアズマサンダースは完璧に仕上げてそれでも2着。 シルバーコレクターを返上し、厩舎全体が勢いに乗っていた。 藤岡健一調教師 「長年の借りを返したかった。名牝への道を歩ませたい。」 |
シンハライト、キャロ抽選で最優先落選してるんですよね。バツあり(当時の私は無し)で最優先の取り合いだったんだけど、その価値はあった。悔しい。メジャーエンブレムって大跳び気味?加速が緩いように見えてグングン伸びる、強さは走法にあるのかも。綺麗なレースが出来ないと加速を削がれる可能性もあるけど、前にいけるなら別に関係ないか。
◎ジュエラー 前走はどちらが勝ってもおかしくなかったが運が無かった。むしろ評価したいのはシンザン記念で、ここで連対は名馬の予感。本当に良くなるのは先でしょうけど。
○ラベンダーヴァレイ 前走は重め残りながら速い上がりで前を追い詰めた。経験は絶対的に不足しているが血統的には魅力が大きく調教も絶好でこれはもしかすると、もあるか?ないか。
△メジャーエンブレム どスローのキレ負けが心配、とはいえ他が小物過ぎ。普通に走れば負ける気がしない。奇策が通用する隙もない。あとは自身の気性だけ。…それが心配なんだ。
デンコウアンジュ 大本命を唯一叩き落した経験を持つがその後イマイチ。乗り方が安定しない、つまり騎手の腕のせいだろう。良い具合で負けたのでマークの薄まる本番はチャンス。でも本線はオークスだろう。
シンハライト 前回のレースを「勝ってしまった」ことが本番に響くかどうか。大舞台で必ずといっていいほど壁に跳ね返されてきたこの血統、今回それを打ち破れるかどうか。3強では最も凡走の可能性が高い。
ウインファビラス 休み明けが響いての凡走はこの血統なら仕方ない。牡牝混合重賞2着、しかも3着馬との馬体4馬身とくれば前哨戦を負けたくらいで評価を落とすわけにはいかない。
★ブランボヌール 岩田→三浦と激烈な乗り下がりだが、これは何か意図があるのか?内で我慢して着を狙うのが得意な鞍上なので3着狙いなら結構気になる。
固く固く収まる桜花賞。3連複ではどう考えても資金回収は不可能か。
三連複1頭軸2本 13-(2.5.7.12.15.16) 15-(5.7.12.16)