KOL競馬同好会
GⅠ回顧録

予想よりも反省を充実させます。過去の結果はこちら↓
フェブラリーS 2016
  東京 ダート 1600m
・・・・・

天候:晴 馬場:重

 1 14 モーニン M. デムーロ 1:34.0 R
 2 7 ノンコノユメ C. ルメール 1 1/4
 3 4 アスカノロマン 太宰 アタマ
 4 5 ベストウォーリア 戸崎  アタマ
 5 6
ロワジャルダン 横山典 クビ 
<予想>
前哨戦評価
根岸S 34.6-35.6 消耗戦  激しい前争いで直線で逃げ馬が沈む展開でモーニンが交わして楽勝。このスピードなら去年までのスロー展開を打ち破れる!が武蔵野Sで負けておりベストは1400。グレープはフェブS常連だがこちらは距離伸びたほうがいい。
武蔵野S やや重34.4-36.5 消耗戦  ノンコノユメは大外刈りを決めたがハイペース+やや重なので信頼は薄い。が、チャンピオンSも前が止まったところを突っ込んできているので勝ちはなくても馬券の可能性は十分。伸びきれなかったモーニンは距離不安残る。グレープはさらにズブくなっているが一応堅実。
東海S 37.8-36.8 瞬発戦  どスローからの瞬発戦、ただ前が残っただけ。着差ほどの力の差はないしこの展開ならリッキーも残るはず。ロワジャルダンは長い距離をゆっくり行かないと力が出せないのか?マイルへの適性は疑問。芝血統に見えるのだが?  

DDK「いい加減どスロー禁止!」
 2年連続、どスローで前に残ったコパノリッキー連覇。こういうレース展開が特殊なだけでちょっと脚の速い馬がいれば全然違うと思うんですよ。(枠決定後)コパノは内枠に入った。外から被せられるのが苦手でスタートもうまくないこの馬にとっては大きな試練だろう。
 ダートは能力よりも調子。チャンピオンズCを特に重視したい。別路線はマイル以上でいい成績かどうか。短距離馬は買いたくない。ただしモーニンは外枠なので実質1400くらい。ズルい。
◎ノンコノユメ  なんのヒネリもない予想だが、前日の雨で湿った馬場なら武蔵野Sの再現は十分可能。脚質はチャンピオンズCよりもこちら向き。一線級も居ないし順当だろう。
○タガノトネール  前に行く馬を外枠から狙いたい。武蔵野Sで差し込みに屈したあとはG1をすっぱり諦め根岸へ。ハイペースの展開で粘りを見せた。距離を伸ばして少し流れが落ち着くようならここでも粘り込み可能だろう。
△ホワイトフーガ  サンビスタ、アムールブリエ。フェブラリーSに登録したら面白かったであろう牝馬を撃破した実力。内枠でも積極的に狙いたい。
△コパノリッキー  全く無印にはできない。脆いかもしれないがそんなこと熟練の鞍上は承知のはず。勝ちはなくても無様なレースにはしないはず。
△モンドクラッセ  雨が残る!だとすると東海S組を無視するのは危険か。アスカノロマンは東京初で全くの未知数だがモンドクラッセは経験あって鞍上も心強い。
△モーニン  外枠を引いたからには外せない。しかし距離不安があるのも事実。ペースが上がったら前を捉えられない可能性高いと考える。
★グレープブランデー  この人気は舐められすぎ。走ったまま残す展開は望むところだし騎手も剛腕で去年よりも強い予感
ベストウォーリア  去年とほぼ同じ臨戦過程。ただ短距離を使ったあとの放牧明け。非サンデーの血統からもここで華が開く可能性少ないか?去年よりは力をつけていると評価し、ヒモ
グレープブランデー△を★へ、モンドクラッセ△追加。ベストウォーリア★を消去 以前もベストウォーリア消したような?
三連複軸1頭2本 7-(2.3.9.10.13.14) 13-(2.3.9.14) 計21点

TNB「勢力図の塗り替えに期待」
 例年通りなら芝血統のダート馬。そして勢力図を塗り替えるのは若い馬です。タルマエとサウンドトゥルーが出ないならなおさら若い馬にチャンスです。コーリンベリーがまともに出ればスローにはならなさそうですがハイペースにもならないでしょうね。そこそこ前に行った馬が有利です。武蔵野Sがいい基準ですが、ペースがそこまで上がらない恐れもあるかと。東海S組は要らないんじゃ?ロワジャルダンは気になりますが他は大したことない。と思っていましたが、DDK先生の指摘を受けて見直すとモンドクラッセの6走前(15年日野特別)のテンって凄く速いんですね。これは前に行って残せるのでは!?  人気がオカシイ。モーニン2番人気でホワイトフーガも人気になりすぎ。タガノとグレープ、モンドがこんなに人気がないなんて…僕が間違っているんですかね?これはひょっとすると大きなボーナスが…(笑  モンドクラッセの前残りをノンコが捕らえる展開ですね。
 DDK先生、ベストウォーリア消すとは… ノンコちゃんを軸ですかねぇ。馬場が軽いですね。同日未勝利戦ですら35秒台。ヒヤシンスステークスが1:35.4。コパノリッキーには厳しい。ベストウォーリアは2,3着の軸かな。すべて負かすならロワジャルですかね。ゴールデンチケットの下なので、スピードの下地はある。この馬場である程度の位置につけられるかどうか。あと鞍上のヤル気があるかどうか。タガノトネールとグレープブランデーはヒモ穴で。デムさんが来たらごめんなさい!!

MMK「新星モーニンの強さに一目惚れ」
 根岸Sはすごく強い勝ち方だった。モーニンは相当強いはず。ズブズブのダートでパワー勝負になると思う。若い馬中心で買いたい。ノンコ・モーニン・ベスト・アスカ・タガノ の3連系BOXで。DDK氏はグレープを推してるけど・・・要るかな?(笑
コーリンベリーが逃げ残りしそうな気もするんだよね。(当日に買い目を変更)
三連複BOX 3.5.7.8.9.14 計20点

調教評価 データ
調教 栗 重 美 稍重
パッションダンス 栗坂51.7-12.4 単走 タイムは優秀○
ホワイトフーガ 美坂53.0-13.1 単走 力強い踏み込みだがタイムは並△
コパノリッキー 栗W84.4-12.3 併せ 軽く仕掛けて楽に先着○
昨年① 栗W87.4-11.8 単走 伸び良い○
アスカノロマン 栗W83.2-13.4 単走馬なり 平凡△
ベストウォーリア 栗坂52.5-12.2 併せ 力強い登坂で先着○
昨年③ 栗坂53.5-12.4 併せ先着○
ロワジャルダン 美W66.9-12.7 併せ 馬なりで先着だか動き重め△
ノンコノユメ 美W69.3-13.6 3頭併せ 我慢の調教○
コーリンベリー 美ダ12.1 単走 重いWを嫌った?✖︎
モンドクラッセ 美W51.6-13.0 単走 馬なりも気合乗る○
グレープブランデー 栗坂52.3-12.2 単走 軽々しい動きが吉か凶か 吉でしょう◎
昨年④ 栗坂53.2-12.2 単走ヨレる△
スーサンジョイ 栗W82.9-15.0 単走 押しても動かず✖︎
マルカフリート 栗W89.1-13.8 単走 動き鈍重✖︎
タガノトネール 栗坂52.5-12.3 単走 軽快な動き○
モーニン 栗坂52.2-11.8 単走 重戦車のような迫力ある動き
これは◎
サノイチ 美坂52.4-13.8 単走 舌をしまえ 動きは平凡△
ローマンレジェンド 栗坂55.3-12.6 併せ 抜かす気が見られず同入✖︎
昨年⑤  栗坂51.9-11.9 一杯追い◎

<消し条件>
左回り連対5割以下
   +近走2戦6着以下

✖︎パッション ローマン

前走重賞3着以下で
   今回斤量増
✖︎ロワ マルカ

8歳以上で
  フェブラリーS勝利なし

✖︎パッション マルカ ローマン

JRA左回りダート3回以上
   走って3着以内なし

該当無し


・・・ハズレ・・・TNB「はいーデムーロ」
<反省>
DDK「どっちつかずの予想ではダメ」
 ペース読みはミドルからハイペースだったのでほぼ正解。コパノはこうなると全くダメなのは知ってた!ので思い切って切っても良かった。なんでグレープブランデーにこだわったのか。コパノが来ないならこっちも来ない。どっちつかずの予想では馬券を絞る意味がない。
 スタートからコーリンが飛ばし脚の速いモンドが追走。コパノは前に付けるがこのペースを理解できないはずはないのでTKさん困り顔。外からスーサン、タガノと重なりあうのでさらに前争いは激化。ペースが釣り上がる。コーナーから直線向いて力強く抜け出したモンド、後ろからノンコが来れば完璧!と思ったんですけど…前が残れなかったのはペースのせい?馬場のせい?狙い通りの展開だっただけに惜しかった。
①モーニン  二列目からの仕掛けが鮮やかすぎたしこのペースであの勝ち方なのだから恐ろしく強いのだろう。デムーロさんの騎乗も素晴らしいが馬自身も相当強い。根岸の衝撃をもっと信じて良かったのかも。
②ノンコノユメ  後方から差すも間に合わず。こういう馬なので複勝圏はあっても単勝では勝負できない。読み通り。ずっとこういう感じじゃないかな。
③アスカノロマン  前争いが激しくなるので脚の速い馬だけが残れるはず、と思ったらまさかの差し込みに脚質転換。3、4、5着はどれが来てもおかしくなかった。少しだけ仕掛けを我慢できた鞍上のファインプレー。
④ベストウォーリア  これも中団からの差し込み。ハイペースを読んでの前崩れ狙い。ちょっと足りなかったがスピードある馬なのでヒモにはしておきたかった
⑤ロワジャルダン  切っちゃったのは結果的には正解なんだけどチャンピオンズC重視って言うのならヒモ付けするべきだった。横山の乗り方はうまかったと思うが最後は底力が足りなかったか。
⑥タガノトネール  ⑧モンドクラッセ  前争いをした馬はこのへんに沈んだ。これで前で押し切ったモーニンは無茶苦茶強いってことだな。来年も連覇を!モンドは力負け。でも適性はあると思うし来年に期待。今年一発目としては我々には難解だったようですな。

TNB「モーニンはまさにデムーロマジック」
 前半3ハロン34.1秒の馬場を考慮しても速いペース。この時点でコパノリッキーにはとても厳しい流れ。モーニンは4コーナーで手が動いて、モンドクラッセがモーニンかわすかと思っていたのに、なぜか先にたれる…タガノトネールのほうが直線向いてもまだ余裕ありそうでしたが、ペースが堪えたか。モーニンも一緒に沈んでいいように思えますが。この辺がデムーロのおかげなのか。ちょっとね、初G1で斤量も2キロ増で…と2番人気で買いたくない要素満載でした。
 やはり時計早くなると若い馬が先着するんです。4、5歳くらいまでじゃないとね。そしてなだれ込みには強いアメリカ血統。このペースで行って伸びてしのぎ切るのはこの血統の真骨頂ですね。マイルまでと思いますけどね。ベストウォーリアは1歳年とった分ですかね。ロワジャルダンは予想通りスピードの下地はあった。一瞬勝つかと思いました。モーニンをかわせそうでかわせなかったのはこの軽い馬場への適性でしょうか。例年のもう少し重い馬場なら馬券内には入ったと思いますけどね。
 上位馬たちは反動が心配。これからの地方交流レースにこんなレースはないですからある意味参考外。ここを使わなかったサウンドトゥルー、ホッコータルマエは正解かもしれない。馬券的には2、4、5着のワイドボックスブっ込んでんだよ!アスカノロマンまで追いこんでくるなんて…

MMK「直感を信じるべき。…いつも言っているけど。」
 前走が強くてモーニン推していたけど距離不安から本命には出来ず。力差でノンコノユメが勝るので展開からも本命に。ヒモには前残り期待で先行逃げ馬を揃えたつもりだったが差し馬が伸びてしまって取りこぼしてしまった。安定の1、2、4着。もう少し前残りしてくれればな。

レース後血統講座
黒字)DDK  紫字)TNB
1.モーニン  父は早熟性に優れるヘニーヒューズで今年はキャロットでも募集されるはず。Storm Cat系で父父ヘネシーのヨハネスブルグ産駒は芝もこなしたがヘニーヒューズもアジアエクスプレスなどの芝の活躍馬を出しているし芝ダート兼用の血統と言っていいだろう。TNB氏のいう「芝でも使えるダート血統」は確かに正しかったと言える。アジアエクスプレスもモーニンも母側にCozzeneが居て父母のMedowlakeの祖Prince Johnとクロスを結び爆発力を生む。さらにモーニンはFappianoの血もひいているのでパワーにも優れている。これらのいいところが単なる早熟で終わってしまうのかどうか今後を注目したい。スピードがありすぎて距離は伸びないだろうし中京には向かない。
 ヘニーヒューズを芝をこなせるダート血統と言い出すと全部そうなってしまいます。やはりモーニンはコテコテのアメリカダート血統と捉えるべきでしょう。例年フェブラリーは芝の要素を求められますがここまで時計が早くなると逆に芝血統の軽さよりアメリカダートのように先行して踏ん張る血が生きるのかもしれません。ある意味持続力やパワーが求められるというか。もう少し時計が遅くて中弛みしてれば芝血統の瞬発力が生きたと思うんですよ。ラップみるとほとんど弛みなくて一昔前の安田記念みたいなラップなんですね。あの時代はサンデーが全然勝てなくてノーザンダンサーの天国でした。瞬発力がいらないという点ではそれに近いイメージなんじゃないかと解釈しております。ですから来年以降にはあまり参考にならないレースでしょうし今年のダート路線を占う上でも参考外です。極論をいえばモーニンはアメリカのレースなら活躍できそうですね。コーナーから手は動き出すのになぜかそのまま押しきるなんていかにもアメリカのダート馬っぽい。
2.ノンコノユメ  まず目を引くのが3代母ビューパーダンスでこの血統からハーツクライが出ているとおり大物を出す素地はある。牝系はLa Troienneにさかのぼり古馬になってから大成する血統である。父トワイニングは正直大したことない種牡馬だがその血に含まれるNever BendもLa Troienneの血を引いておりビューパーダンスの力を刺激することに成功している。圧倒的な瞬発力で今年一年はまだまだイケるはずだ。
 このアメリカンなレースでしっかりと上位に来たノンコはとても強いんじゃないかと思います。
3.アスカノロマン 他  父アグネスデジタルもこういうとらえどころのない馬だったがサウスポー気質の遺伝か左回りのダートは得意な産駒が多い。牝系のBorn a LadyはNorthen Dancerの半妹でそれに向かって代々Northern D.系が重ねられているのは意図的なのか?Northern D.系が凝縮した結果として今回のようなタフなレースで伸びきれたのか? わかりません。
 アスカノロマンは評価難しいですが血統からみたら瞬発力よりはアメリカン向きでしょう。ベストウォーリアはどちらかといえばモーニン寄り。ロワジャルは芝の要素が強いので最後垂れた。と考えられます。今後普通のレースならばロワジャルとノンコが中心でいいのでしょうね。
Gな名言  
ハープスターの阪神JFで「何で外に出さなかった!」と怒られ、レーヴミストラルの日経新春杯で「先生の好きな外を回しました」と笑いを誘い、   小倉大章典、師の最後の重賞で川田騎手が選んだのは内ラチだった。

小倉大章典優勝 川田騎手
「最後の重賞挑戦を任せてくれた。これだけ名馬に乗せて頂きありがとうございました」
松田博資調教師
「最後の重賞を勝てて嬉しいよ」
 

2016年結果一覧

牡馬クラシック etc
皐月賞
NHKマイルカップ
東京優駿
菊花賞
牝馬クラシック etc
桜花賞
優駿牝馬
秋華賞
古馬中長距離
天皇賞(春)
宝塚記念
天皇賞(秋)
ジャパンカップ
有馬記念
古馬短距離
高松宮記念
安田記念
スプリンターズS
マイルCS
古馬牝馬・ダート
ヴィクトリアマイル
エリザベス女王杯
フェブラリーS
チャンピオンズC
2歳戦
朝日杯FS
阪神JF