KOL競馬同好会
GⅠ回顧録

予想よりも反省を充実させます。過去の結果はこちら↓
有馬記念 2016
  中山 芝 2500m
・・・・・

天候:晴 馬場:良

1 11 サトノダイヤモンド C. ルメール 2:32.6
2 1 キタサンブラック 武豊
3 2 ゴールドアクター 吉田隼
4 4 ヤマカツエース 池添
5 8 ミッキークイーン 浜中
<予想>
前哨戦評価
金鯱賞 36.3-34.0 瞬発戦  緩い流れから粘りこみを図るパドルをヤマカツがチョイ差し。何の不利もないのに伸びないノブレス、中京のカチコチ馬場に負けたか。中山とは適性が違いすぎるように思えるが。
アルゼンチン共和国杯  
うまく先団に取り付いて伸びきったシュヴァル、着差以上に強い。その後ろをついてきたアルバートはいつものようにちょっと足りない。

DDK「自宅に閉じこもりです。」
◎サトノダイヤモンド  グランプリなら未来への希望を買いたい。菊は当然としてダービーも不幸な落鉄がなければ勝てていた。斤量も有利、鞍上も安心とあっては完璧。
◯シュヴァルグラン  JCを挟んだのが余計だが調教を見る限り本格化。何も出来ず終わった宝塚とは別の馬になっている、はず。休養明けの騎手がアレだが、それだけで人気落ちならチャンス。

キタサンブラック 仕方ない。普通に走れば強い。
サウンズオブアース 去年よりもデキは良い。
マルターズアポジー うまく逃してもらえれば、武士沢チャンス
アルバート タフな流れになりそうなので
★デニムアンドルビー すっかり放置されているが宝塚2着の実力馬
いつもの  11-(1.6.7.13.14.15) 14-(1.6.7.15)

TNB「府中で観戦です!」
 サムソンズプライドとマルターズアポジーがいるのがポイントですね。ノリが前に行くと思うんですよね。キタサンブラックからしたらだからどうしたってことかもしれませんが。
 アドマイヤデウスからワイドを買いましたが、単純に実力不足かもしれません。馬場がタフになることは間違いないし、重めの血統が来ていますよね。ディープには向かない馬場であるとは思います。サトノダイヤモンドには向かないと思うんです。だけど、適性なんか関係ないくらい強い馬である可能性はあります。斤量55kgはほんとに有利。ゴールドアクターも連覇までは難しい。調教が攻めすぎなので、今回テンション上がってしまうかも。
 デニムさんも狙いたいけど、6歳なのがね。ここにきて、アルバートやヤマカツエースも気になってきました。馬場がタフでペースが早くなる、あるいはロングスパートになるならば、持久力勝負になりますね。アルバートが来てしまうには相当なレースにならないといけませんがね。調教もいまひとつだし。サウンズオブアースはJCがメイチ。今回はおつりがどうか。シュヴァルグランもJCが余計。だと思うけど調教はいいね。
 しかし、穴がいないね

MMK「現地観戦です!」
 こちら中山競馬場、昼過ぎから一歩も動けません。これがDDK氏の言っていた「ゴール前の死線」なんでしょうか。
 牝馬の取捨選択に悩んでます。 ・調教が良いミッキークイーン ・宝塚記念で勝ったマリアライト ・直線勝負で来そうなデニムアンドルビー
 牝馬が有馬記念の馬券に絡むのはここ近年で、ジェンティルドンナ、ブエナビスタ、ダイワスカーレット、トゥザグローリーなど…やはり、名馬の名前が連ねてるのが気になる。マリアライトがラストランに究極仕上げしてこないかな?枠は不利だが期待はしてみたい。
 ヤマカツエースは中山に適正ありそうと思ったけど、距離適性は厳しそうっすねぇ。

 今年は荒れないと思うんですよね。
◎キタサンブラック 無理なペースでいかなければ頭でしょう
◯サウンズオブアース ミスター2着!ただ今年はデキが違う
△サトノダイアモンド 三歳世代に疑問がありますが、調教、体調が抜群
△ゴールドアクター 中山のスペシャリスト。ただ、2年連続で馬券内ってのは…
☆マリアライト ラストランに期待か?
キタサンブラックの単勝勝負で中山の直線叫ぶ予定です。  

調教評価 データ
キタサンブラック 見えない
ゴールドアクター 美W13.2 伸び鋭い◯
ムスカテール 栗坂54.4-13.0 見えない 同入△
ヤマカツエース 見えない
サムソンズプライド 美P P追い…×
サウンズオブアース 見えない 伸びは鋭い?◯
マルターズアポジー 美W12.6 体調万全◯
ミッキークイーン 見えない
ヒットザターゲット 栗坂53.1-12.5 見えない△
アドマイヤデウス 見えない
サトノダイヤモンド 見えない
サトノノブレス 見えない
デニムアンドルビー 栗坂53.9-12.7 単走 普通?△
シュヴァルグラン 見えない 一週前秀逸◎
アルバート 美W12.9 併走遅れ×
マリアライト 美W13.0 単走平凡△
3歳馬
菊花賞勝利から直行
◎サトノダイヤモンド
古馬G1勝ち 該当なし
中山重賞勝利かつクラシック連対 該当なし

4歳馬
前年有馬連対 該当なし
秋の古馬混合で1勝以上 該当なし
生涯でG1を2勝 該当なし

5歳以上
生涯で中山G1を1勝以上 該当なし
当年芝2200m以上のG1勝利
◯キタサン、マリア

ヒモ
秋の天皇賞かJCで連対 △サウンズ


!大的中!「名手の目に涙。」
<反省>
DDK「ほぼ全員が理想的な騎乗でアツい展開」
 ゲートを出てから敢然と先行するマルターズ、逃げ宣言実行もややスロー目で後ろがついてくる。キタサンは楽なポジション、その後ろにこれまた楽なゴールド。膠着した展開が動いたのは向こう正面、ぐいっと前に出たのがサトノダイヤモンド。スローを読みきって前で勝負をかけたルメール、わずかに仕掛けを早めた武豊と吉田隼人。横にサトノノブレスもついてきて外から被されないようにアシスト、(戦後に豊さんが言ったようなキタサンへのつっかけはなかったように思える)直線は3頭の叩き合いでこれは名勝負!
①サトノダイヤモンド  早めの仕掛けで坂で脚が鈍ったが、これは血統背景もあるので来年差し損ねのパターンがありうる。最後にもう一伸びできたのは55kgの恩恵だろうが、自分から相手を倒しに行った勇敢さは讃えられるべき。
②キタサンブラック  逃げ馬が居たとはいえペースはこの馬に有利。が、サトノの仕掛けに乗って早めに動いたために最後は脚が一杯だった。同斤量ならわからない、と言いたいところだが、相手はさらに強くなる予感も。
③ゴールドアクター  去年の覇者だが今年はJCで中途半端に走ってしまったためにいまいち迫力を欠いていた、ように思える。3強でコケるならこの馬、と思っていたがあれだけ綺麗にキタサンのあとをトレースされてはこの順位でも仕方ない。騎手が極上の騎乗で3着に導いた。

 TNB氏も言っていましたが、サトノダイヤモンドがもっと楽勝するかと思っていました。でも、そうさせなかった古馬2頭がとても強かった。凱旋門は、パワーの足りない馬では厳しいと思いますが、どうでしょう。これだけいいレースを見たあとなので未来へ希望を持っておきましょうか。


TNB「ダービーを、取り戻せ。」
 今年は3歳!なんといってもサトノダイヤモンドと愛馬が同じレースを走ったんですから。ダービーの負け分も乗っけて買いましたから。サトノダイヤモンドだけでなく、明け4歳馬にもっともっと頑張ってもらいたい。
 古馬勢は去年とメンツが変わらず強かったですが、メンバーが変わらないってのもなんだかね… ま、この一年の締めくくりにいい馬券といいレースでしたよ。

MMK「観戦代を多めに払ったということで。」
 馬連だけ獲りました。が、カチンコチンで帰りの電車代くらいしか出ません。午前のレースで当てておいて良かったです。
 真面目に競馬に取り組んだ、この一年の最後にいいレースが観られて良かったですよ。

レース後血統講座
2.キタサンブラック  父ブラックタイドは当馬の功績だけで嫁探しに困らないだろう。だが、当馬は母から得た先行力と持続力が上手く表現された奇跡の成功例であり、普通なら■N. D.や■Lyphardのクロスに引っ張られて凡庸なマイルの差し馬になっていてもおかしくない。これは、父ブラックタイドや母父サクラバクシンオーの主張の無さが「逆に」良かったのではないかと思わせる。社台が持ってきて「大失敗」の烙印を押されたジャッジアンジェルーチの■Nas.的な先行持続力が父側の■Bustedのスタミナと融合しているのがこの馬の屋台骨で、■Lyphardは最後の一押しを修飾しているにすぎないのかもしれない。何度も言うが、ブラックタイドとバクシンオーでこんな馬が出るはずがない。
3.ゴールドアクター  
同父のモーリスがあれだけのパフォーマンスを見せ、この馬もここまでやれるのだから来年以降Robertoの再興があっても不思議は無い。それはシンボリクリスエスでもブライアンズタイムでもなく、やはりスピードに適性の高いグラスワンダー系なのだろう。モーリスの母系もメジロ独特の重厚な血統だし、当馬の母も■Alydarでマッチョ系の血である。スクリーンヒーローの仔を狙うときにはこれらがヒントになるのでは。衰えが来ないのもグラスワンダーらしい特長か。
6.シュヴァルグラン
  この馬らしくない、というかこの騎手らしくない、コーナーに入る前から押し始めて強引に先頭を狙った騎乗は賛否両論である。が、着拾いでなく勝ちに行ったと私は大いに評価したい。ヴィルシーナもそうだったしヴィブロスもそうなるだろうが、ともかく■Machiavellianのスピードを最大限に生かすには早め先頭なのである。さらに、牝系Glorious Song(Devil's Bagと全同胞)もスピードと先行力を特長としているし、早めの仕掛けや先行力を身につけさせようとする陣営、騎手の努力は賞賛されるべきである。福永騎手の来年への抱負を見た気がした。
Gな名言
「Yes! ありがとうございます!」と明るく話し出したインタビューだったが、彼の目には夕陽を反射して涙が光っていた。常に人気を背負い、それでも獲った数よりこぼした数のほうが多い。彼の言葉は一年を象徴していた。

サトノダイヤモンド騎乗 C. ルメール騎手
「競馬は時々難しい。けど、今日は素晴らしいです。」


2016年結果一覧

牡馬クラシック etc
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