KOL競馬同好会
GⅠ回顧録

予想よりも反省を充実させます。過去の結果はこちら↓
桜花賞 2017
  阪神 芝 1600m
・・・・・

天候:曇 馬場:やや重

10 レーヌミノル 池添 1:34.5
6 リスグラシュー
14 ソウルスターリング ルメール
8 カラクレナイ 田辺
12 アエロリット 横山典
<予想>
前哨戦評価
チューリップ賞 34.2-34.6 平均戦  前がゆるゆると進んで有力馬は後方待機、ソウルは直線スムーズに外に出して楽勝。常にマークしていたリスグラだったが歯が立たず。ミスパンは着狙い。リプレイを見るとリスグラが蓋をしに行きたくて行けなかった様子が見て取れる。最後は無理しなかった?JFを見ても、チューリップの脚程度には思えない。戦略家の鞍上への期待もある。(…勝てるとは言ってない) カワキタエンカはマイルではスピード負け。
アネモネS 35.1-36.2 消耗戦
  例年通り、全部消し。ライジングリーズンが差し脚鋭ければ、と思ってましたが中山にありがちなもっちり決着。これはダメだ、買えない。
フィリーズレビュー  短距離志向が強いレースでここ経由して桜花賞に繋がった馬は近年居ないのでは。加えて浜中さんがやらかしてるのであまり参考にならず。で、やらかした本人は出走取り消し。
クイーンC 34.8-34.1 平均戦  レーヌミノルが正確な逃げで勝ちパターン、が、最後まで脚が持たないのはJFと同じで結局は1400の馬なのだろう。奇策が期待出来る鞍上だが果たしてどうか。アドマイヤミヤビは当然強い。ウインドインハーヘア牝系とサンデー系の掛け合わせでサンデー最後の砦はこの馬になると思われるが…

DDK「事前に4200万の単勝投票」
 お金持ちって、いるんですね。どうみても波乱予想のレースでしょコレ。
◎ヴゼットジョリー  ようやく馬に合う騎手が乗れる!阪神JFは後ろすぎて参考外。前走良いところにつけたがそれでもキレ負け。前に壁がない時のF騎手は期待できますよ!たぶん。
◯リスグラシュー  前走で何かをやろうとした鞍上に再度期待。それが出来なくても堅実なので馬券内はなんとかなる、かな?
△ミスエルテ  鞍上のブロックプレーに期待
△ソウルスターリング  仕方ない
△アドマイヤミヤビ  仕方ない
△ミスパンテール  未だに謎。が、前走好タイムだったのは確か。シンボリクリスエスの血ってたまにこういうの居るよね
★レーヌミノル  雨のペースで体力が持てば。鞍上の奇策にも期待!
3連複1頭軸  13-(1.6.10.14.15.16) 6-(1.14.15.16)

TNB「先行馬に注意」
 馬場が悪くなればなおさらソウルスターリングでしょうね。リスグラシューは限界が見えました。重ならゴールドケープ、距離が持たないか。一発なら先行馬でしょうね。ソウルスターリングが何かに差されるってことは無いと思います。
 オッズほど断然かと言われるとそうでもないような…?

MMK「うーん。一応は単勝勝負ですが。」
 そーやって人気に逆らうのは…道悪だからわからない!?
◎ソウルスターリング ○カラクレナイ
△アドマイヤミヤビ、ミスパンテール ☆ライジングリーズン
後方からグレーターロンドンのごとくカラクレナイが差し込む!!でも、ソウルスターリングの単勝が1.4倍あったら単勝にぶち込んでドキドキするかも…
単勝14  +三連単ソウルスターリング軸でフォーメーション 14-2.8.12.15.16 25点  

調教評価 データ
ミスエルテ 栗W51.5-11.6 スピード乗りよく軽快◯
ライジングリーズン 美W69.1-13.1 併走同入 平凡△
ジューヌエコール 栗W84.1-12.5 先行馬に追いつけず×
ベルカプリ 栗坂55.7-12.1 単走平凡△
リスグラシュー 栗坂55.1-11.8 併走先着 追えば伸びるがパワー不足か?△
ショーウェイ 栗W83.8-12.2 併走同入、我慢の調教◯
カラクレナイ 栗W83.0-11.7 単走いい伸び◯
ゴールドケープ P追い×
レーヌミノル 栗W83.2-12.1 単走平凡△
アロンザモナ 栗W71.1-11.5 併走同入 軽快な動き◯
アエロリット 美坂54.0-12.8 単走平凡△
ヴゼットジョリー 栗坂54.0-12.3 単走 力強い蹴り脚、これは◎
ソウルスターリング 美W67.5-12.5 併せ遅れ、動きは軽快◯
アドマイヤミヤビ 栗坂53.3-12.5 単走 力強い蹴り脚、これも◎
ミスパンテール 栗坂53.2-12.3 単走 筋肉質の素晴らしい馬体◎
ディアドラ 栗坂52.8-12.6 単走平凡△
カワキタエンカ 栗坂55.1-12.7 単走平凡△
フィリーズレビュー0.5秒以上敗退 ×ジューヌ ベル
アネモネS 全部 ×ライジング ショー ディア
前走6番人気以下の2勝馬 △ベル ゴールド ミス

…ハズレ…「応援したんだメジャー産駒!」
<反省>
DDK「阪神JFでは買っていたのになぁ」
 逃げ馬が飛ばす以外は平均ペースくらいだが馬場が重いせいで皆鈍重。中団内を取りたいソウルをがっちりマークして外に押し出すリスグラシュー、この武さん、今日はヤル気です。リスグラより後ろの、えーと、デムーロさん?何をやってらっしゃるのかな?コーナーでゴーサインのソウルについて行けないリスグラ、これは余裕かと思わせておいて先行馬が泥を散らしながら半ケツブロック!外に寄れそうで寄れないレーヌミノルにビビるソウルの気持ちが折れたところで外からリスグラとカラクレナイの強襲。ピッチ走法のレーヌミノルが戦略勝ち。これは池添君上手かった!リスグラはちょっと仕掛け遅れた分の敗北か、ただマークした相手には勝ってるのでこの騎乗も素晴らしかった。ソウルスターリングはもっとキレ味がいいと騎手は思ってただろうしJFでも実際そうだったんだろうけど、仕掛けた直後にちょっとビビったのが敗因?池添が後脚で泥を「狙って投げた」なら恐ろしい奇術だけど、それは偶然かなあ。
 レーヌミノルは阪神JFと同タイムで走っている。リスグラシューは0.4、ソウルスターリングは0.6JFより遅い。馬場と斤量増を考えればリスグラ、ソウルくらいタイムが落ちるのが普通で騎手側に問題があったとは考えにくい。経験の差、そしてここでベストパフォーマンスを引き出せた陣営と騎手の勝利だろう。ピッチ走法の勝利。
 誰も同意してくれないけど、かつての愛馬サンブルエミューズもああいう走り方だったなあ、と昔を思い出して感動しました。ダイワメジャー産駒にはこういう刹那的な生き方が似合う。2年後の短距離が楽しみですなあ。
今年はフィリーズレビュー組が1.4着。来年以降も無視は出来なくなりましたな。アネモネSは相変わらず全切りでいい。
 馬券は三連複で軸が入らねえ! という。福永さん…

TNB「輸送が苛酷だった」
 馬場のことを言われてますが、まずは、2-3歳牝馬に3回の輸送はキツいということでしょうか。あとは、チューリップ賞で走りすぎた。時計が早すぎでした。栗東滞在なら良かったのかもしれませんが、やはり状態は今一つだったのでしょう。敗因は、馬場だけではないと思います。
 最後の1ハロンはレーヌミノル止まってるのに、誰も差せなかったのが事実。ソウルスターリングもむしろ止まってます。リスグラシューもそんなにいい脚を使ったわけではない。ソウルスターリングは、今週の中山みたいな馬場なら荒れてても力出せるのでしょう。ヨーロピアンというより、アメリカダート的なイメージかな。
 オークスは、ディープの強い馬が出てきたらやられると思います。NHKマイルなら馬場傾向次第では鉄板。リスグラシューも瞬発力が足りないからなーフローラでフローレスマジックがどんなレースするかで変わってきます

MMK「何が起こっているのか?」
 WIN5良い所まで詰めていたんですけど、最後で終了。何が起こっているのかわからずポカンとしています。
 リスグラシューが毎回善戦するので、買うならこっちの複勝だったかもしれません。さて、オークスがどうなることやら。

レース後血統講座
2.リスグラシュー  英1000ギニー(桜花賞に相当)1着入線降着の母については別のページで散々話しているが、兄姉はどうにももっちりの先行凡馬でスロー戦粘りの一本調子タイプにしか出ていなかった。■Sad. Wel.、■Mill Reefとキレの悪い欧州血統と■Lyphardの瞬発力血統が拮抗しており別の父では欧州の鈍重さが出てしまっていた。しかし当馬はハーツクライの母母ビューパーダンスがLyphardのクロスと▲La Troienne牝系クロスで母側を刺激することによって瞬発力とパワーの賦活に成功している。(クラブ血統評価で、そうなるといいなぁ とつぶやいたことが現実となっている。)サンデーとBeringの▲Almahmoud牝系クロスの恩恵までは欲張り過ぎか。ソウルスターリングに瞬発力で勝ったという事実が重要で、距離延長もプラス。次戦に向けて順風満帆である。
7.カワキタエンカ  母はダート馬、母父■クロフネ、母母もダート馬、母母父■フォーティナイナーと歴代ダート馬を作ろうと重ねられてきた配合のはずなのにここに来て突然ディープ。チューリップ賞で権利を逃して諦めずに君子蘭賞を使ってまでここに参戦。暴走して着外に沈んで結局何がやりたかったのか?……陣営が活躍を信じて送り込んだように見えるが、それは妄想なのか?(ディープの種付け料の回収か?)去年のチェッキーノのように母側の血統特性を■ディープが飲み込んでいるタイプに見えないこともない?そうでもない?
12.アドマイヤミヤビ  ▲ウインドインハーヘア牝系、ディープインパクトの姪の母にハーツクライという配合。■Lyphardのクロスが効いて瞬発力勝負に強く、百日草特別楽勝、デイリー杯も楽勝と東京に特に強い。が、類似血統にロカ(同牝系、母父ダンスインザダーク、父ハービンジャー→■デインヒル)とどうにも前哨戦血統な気がしないでもない……展開が向かなかったにしてもあまりに不甲斐ない負け方を見ると次回こそ!と強気には推せない。
Gな写真

無事帰ってきた愛馬を、調教助手は抱きしめた。

本田優厩舎所属の中井仁調教助手は万感の想いで彼女のタテガミを撫でた。
彼が担当したフミノイマージン号。
7歳まで重賞戦線を戦い、2013年ヴィクトリアマイルで
5度目のG1に挑んだ彼女はあの日ゴールに帰ってこなかった…

中井助手はカメラを向ける記者に声をかけた。
「一緒に撮ってください」
誰と?と記者が聞き返すと胸ポケットから一枚の馬の写真を取り出し
「彼女と。フミノイマージンです」。

(デイリースポーツ紙より)


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